がっこうぐらし!ー絶望、そして希望ー   作:三坂

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いよいよ第三話
今回からもう一人の視点があります。 
それは誰なのか‥!
お楽しみを!


第三話せいあつ

階段を降りつつ下を覗く日野、幸い奴らがいる様子はない。それを確認しつつゆっくり降り三階廊下を確認する。

 

ー三、四体ってところか‥ー

 

廊下にいるのは教師だったなにか、生徒の姿が確認できてないとすると。奴らはどうやら生前にそって行動してるらしい。

 

「少ない今がチャンスか‥、胡桃いくぞ」

 

「了解‥!」

 

ーーー

 

パパパ!

グシャ!

 

静かな廊下に響き渡す銃声となにかが潰れる音、最後の奴らを倒し終えてあたりを見渡す胡桃

 

「こんなものかな?」

 

「だな、少なかったから思った以上にスムーズに制圧できた」

 

銃を降ろしながら周囲を同じく見る日野

 

「とりあえず今のうちにバリケード作っておくか。

胡桃、みんなを呼んできて階段にバリケード作ってくれ。俺はこいつらを処理しておく」

 

「あいよ〜」

 

そう言って階段を登っていく胡桃を見つつ、日野は死体を処理することに‥。

 

ー不本意だが‥、このままにしておくよりかはいいか‥ー

 

とは言っても三階におく場所はないため仕方なく窓からあまり目につかないところに遺棄する。

一応感染のリスクの可能性が無きにしもあらずなのでビニール手袋で死体を退かし、飛び散った血をモップ等で掃除していると、呼びに行っていた胡桃がみんなを連れて戻ってくる。

 

「連れきたぜ〜」

 

「サンキュー、とりあえず佐倉さん。みんなと協力して机などでバリケードを作ってもらえませんか?」

 

「わかりました、日野さんはどうするんですか?」

 

「少し二階の様子を」

 

「気をつけてくださいね‥?」

 

「わかってるよ、胡桃〜。ちょっと二階行くからついてきてくれ」

 

「了解〜」

 

そう言って二人は二階に降りていくのであった‥

 

そして数時間後‥

 

結局あのあと、生徒だった奴らが登校してくるまでに購買部のある部屋を確保することに成功。経緯は二階に降りてきた二人だが、あまり奴らがおらず胡桃の提案で購買部までのルートを制圧することに。制圧後はもちろん入ってこれないようにしっかりと机やロッカーなどでバリケードを作成。その後に購買部に入って物品の確認をする。

 

「うひょ~、こりゃたくさんあるな♪」

 

部屋に入ってダンボールなどの確認をしながら胡桃が目を光らす。 

 

「購買部は何回か使ったことがあるが、まさかここまで揃ってるとはな〜」

 

「俺のところはこういうのはあったのは知ってたがあんまし使ったことがないからなぁ‥(汗」

 

「ひとまずは、食料の心配はなさそうだな〜」

 

「これでとりあえずは安泰か‥、よしダンボール持って上がるか」

 

「うん」

 

そう言ってダンボールを抱え一旦上に上がる。

 

「あっおかえりなさい〜ってそれはもしかして‥!」

 

「あぁ!見た感じいけそうだったから二人で購買部の方も制圧して来た。」 

 

「くるみちゃんお手柄!」

 

戻ってくるとみんな二人を出迎え、想像以上の戦利品に大喜びしていた。

 

「とりあえずまだま残ってるから運ぶの手伝ってくれないか?」

 

「えぇもちろん、悠里さん。この手帳使ってダンボールの中身チェックしてくれないかしら?」 

 

「わかりました。由紀ちゃん手伝ってくれる?」

 

「うん♪もちろん♪」

 

慈の指示を受けて、それぞれ行動に移す四人。ダンボールを運ぶのを手伝ったり物品の整理をしたりと、忙しく動いてるのであった‥。

 

ーそして‥夕方ー

 

「「いただきます〜♪」」

 

その後簡易キッチンなどがある生徒会室を拠点とし、今はみんなで夕食をとっているようだ。

テーブルにはインスタントラーメンなどやココアなどがありパンデミック直後からようやくまともな食にありつけた。ちなみにどうやって湯を沸かしたのかというと

この巡ヶ丘学院は災害などに備えてか貯水タンクや太陽光パネルなど。異様に設備が整っているのだ。

 

「くぅ〜!久々にカップ麺美味しいと思ったぜ♪」

 

「おいひい〜(ズルル」

 

「丈槍さん、喋りながら食べては駄目ですよ?」

 

「えぇ〜、めぐねえのケチ〜」

 

「これが若さの源か〜」

 

「日野さんも充分若いような‥(汗」

 

みんなリラックスし、食事を取りつつ雑談をしていた。

 

「それにしても、二人には感謝だねぇ〜

もし二人がいなかったら、ここまで進めなかったもん♪」

 

由紀がカップ麺をすすりつつ二人にお礼を述べる。

 

「いやいや〜、お礼なら日野さんに言ってくれ。彼のお陰でここまでスムーズに行けたんだ。私だけならあそこまで行けなかったよ‥」

 

「いや、胡桃もけっこう役にたったぞ?

やはり近距離が得意なやつがいるといろいろ助かるよ」

 

「そうか?///」

 

あまり褒められるのになれてないのか少し赤面になり俯ける。

 

「(コッホん)とっとにかく///

りーさん。物品の整理の方はどうだ?」

 

少し咳き込んで、悠里に質問を投げかけると手帳を開いてテーブルの真ん中におく。

 

「ひとまず、食料は上の菜園とここにあった非常用食料、日野さんがくれた食料、購買部のやつと職員室の食料を合わせれば2週間ぐらいって計算かしら

もう少し詰めれば2週間半は持つかな?」

 

「ひとまずは大丈夫だが‥、先のことを考えたら遠征にも行かないと行けないな‥。」

 

「そうですね‥、天候とかも考えると早め早めの行動がいいかしら‥。」

 

「それに奴らが入ってこれないように、ここの校舎を制圧してバリケードも作らないと‥、それに武器も調達する必要あるし‥」

 

「遠征に行くなら車とかもいるよねぇ‥」

 

「俺のクラウンは四人乗りだからなぁ‥。佐倉さんの車も合わせれば全員乗れるが‥」

 

「そうなると車も確保しないと行けないですね‥」

 

「くぁてやることがてんこ盛りだ‥」

 

話しているうちにやることがどんどん出てくるため

ため息が溢れるメンバー

 

「ひとまず今日は早めに寝ましょう、あっあとシャワー開いてるから暗なる前に早めに入ってね〜」

 

「了解〜、じゃあ浴びてくるか〜」

 

「女性陣が入ってから行くか、そこまでは片付けしとくよ。」

 

「すみません(汗)わざわざ」

 

「いいよ、どうせ手が空いて暇だし」

 

「じゃあお願いします〜」

 

そうして女性陣はシャワーを浴びに行くのを見送り

日野はシャワーがあくまでコップの皿洗いなどや、片付けをしているのであった‥。

 

ー同時刻‥巡ヶ丘市内のとある一軒家にてー

 

電気が途絶え辺り一帯が日が落ちるとともに暗くなってくる。光源があるとすれば、道路で事故を起こした車のランプ、放置された緊急車両の赤色灯、そして月の明かり。昼に比べて活発ではないとはいえ、人間ではない人が町中を徘徊している‥。

そんな住宅街の外側の一軒家に一台の車が止まっていた。だが車だけなら他の家にも在る放置車両だろう。

しかし止まっている車は日産新型セレナの警察車両

外観も少し汚れているものの、それでも人の手が行き届いているのがわかる。

そもそもなんの変哲もない一軒家にこんな車がある時点でお察しだろう‥。どうやらこの家の中に持ち主がいるようだ‥。

家の中、リビングに当たるところだろう。そこでは警察の制服を着た女性と、巡ヶ丘小学校の制服を着た少女が

丁度夕食をとっているのだろう。

電気が途切れているため、ここに来るまでに見つけたランタンと携帯のライトで照らしつつ外に光が漏れないようにシャッターとカーテンを閉めている。それに加えて日が落ちてきているため少し暗いのだが、外に声が出ないようにしながらも明るい会話が響く

 

「おいしい〜♪(もぐもぐ」

 

「カップ麺しかなかっからごめんね(汗」

 

「ううん(首を振り)、とってもおいしいよゆーおねぇさん♪」

 

「あぁ〜‥天使の笑顔‥」

 

楽しそうに話しているのは若狭瑠璃、そうあの若狭悠里の妹で巡ヶ丘小学校に通っていた。あのパンデミックが発生した日、担任の先生に抱えられて体育館に避難、途中で先生は奴らに噛まれるも振り切り、体育館入口までいく。絶対出ないようにと言われ、瑠璃を体育館に入れ、鍵をかけ、自身は奴らの気を引くために囮となってどこかに行ってしまったのだ‥。

その後体育館にあった飲料水とランドセルに先生が入れてくれたお菓子などで生きながらえていた‥。

そして瑠璃を助けた先生は別れたあと、奴らを振り切りつつ最後の希望にかけ110番をかけたのだ。本来ならこのタイミングは既に電話回線がパンクしており、繋がることはないが‥。偶然かいなか奇跡的に繋がり、彼は瑠璃のことを可能な限り話し助けてほしいという思いを無理を承知で回線が切れるまで頼んだ。

それを聞いたオペレーターが、1番近かった車両に救助を指令。そうそれが今一緒にいて瑠璃の笑顔に癒やされてる彼女、湯月雪。

巡ヶ丘警察学校の訓練生でパンミックにより人員増強で巡ヶ丘警察署に配属。当時は避難誘導をしている最中に司令部から救助指令が出たため現場に急行。

小学校は既に奴らがうようよいだが裏口から侵入、体育館前に滑り込み、扉を叩いて開けてもらい、助けに来たことを伝えつつ抱きかかえ車に載せ、間一髪で脱出できたのだ‥。

いくら警察とはいえ、警戒されるかな?と思っていた雪だが彼女は疑いもなくあっさりと信用してくれ、今ではお互いあだ名で呼ぶほど仲がいい。

 

「よし〜、そろそろ寝ようか〜」

 

「はぁい〜、ゆーねぇ一緒にねよ〜?」

 

「いいわよ〜」

 

そう言いつつ二階に上がり部屋の一室に布団を引きつつ持ってきたランタンの電気を消して二人仲良く布団に潜る。

 

「ねぇ‥ゆーねぇ?」

 

「ん?どうしたの?」

 

寝ようとしたときにふと瑠璃が話しかける。

 

「‥みんな‥どうなっちゃったのかな‥

これから‥どうなるんだろう‥」

 

「‥‥」

 

瑠璃の疑問に雪は答えることができなかった‥。突然終わりを告げた日常‥、その衝撃は小学生の彼女にはつらすぎる現実だ‥。

 

「実はね‥私‥お姉ちゃんがいるんだ‥。巡ヶ丘学院ってところに通ってるの‥。とっても頼れて優しいお姉ちゃんなんだ‥。」

 

瑠璃の話しを、聞くに連れて徐々に胸が締め付けられるような感じになる。無事ならそれでいい、しかしこの状況だ‥。会えるかもわからない、最も酷い場合最悪の形で再開することになるかもしれない‥。

 

「お姉ちゃん‥大丈夫かな‥(ポロポロ)」

 

「‥(ギュッ)」

 

話しながら涙を溢す瑠璃をしっかり抱きしめる‥。

 

「大丈夫‥、きっと無事だから‥それに‥私が守ってあげる‥。」

 

抱きしめつつ撫でながら答える雪、彼女も突然の日常の終わりに衝撃を受けていた‥。だが訓練生でも警官として彼女を守っていこうと決意を胸に刻むのであった‥。

 

「じゃあ‥おやすみ‥」

 

「うん‥」

 

泣きつかれたのか、ゆっくりと寝付く瑠璃。それを確認しつつ自身も眠くなりスースーと寝息を立てて寝始めるのであった‥。




ここで登場した新キャラ
湯月雪
年は日野と同じ20
彼とは違いまだ訓練生
何気に運動能力が頭おかしいくらい高い
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