がっこうぐらし!ー絶望、そして希望ー   作:三坂

40 / 59
穏健派と出会うことのできた学園生活部

いよいよ武闘派の内部事情について知ることになります



第三十九話 武闘派

鶴乃「はいはい〜おまたせ〜」  

 

 

あれから自己紹介を終えて、中に案内された学園生活部。その後一旦キッチンに戻った鶴乃がチャーハンを入れた皿を両手に持ちつつやってくる。

 

 

雪「こんなにたくさん‥」

鶴乃「ちゃんとご飯は食べないといざというときは動けないからね〜」ゴト

 

 

一人でみんなの分をせっせと運ぶ鶴乃。悠里や慈が手伝おうか声をかけたが「旅でお疲れだろうからゆっくりやすんで」と言われたためお言葉に甘えている。

 

 

小春「にしてもあの子手際がいいよね〜」

トーコ「だろ〜?彼女にはほんと助けられっぱなしだよ〜(汗)」

慈「見た感じ動きがいいところを見ると‥頭の回転は早そうですね」

アキ「さっすが教師をやってるだけあるね〜。実はあの子、性格では想像できないけどけっこう頭いいみたいだよ〜?なんせ学年の成績は常にトップだったらしいし」

圭「え‥!?そうなの!?」

日野「全然想像できなかったぜ‥‥」

美紀「由紀先輩とは真逆のタイプですね‥」

由紀「う〜‥酷いよみーくん‥」

 

 

そうこうしているうちに鶴乃が学園生活部全員分のチャーハンを出し終わり(太郎丸はドックフード)、お茶も用意してコップに注ぎ置く。

 

 

鶴乃「ささっ♪冷めないうちに食べて食べて♪」

トーコ「鶴乃ちゃんの作る中華料理はけっこう美味しいから食べたらビックリするよ〜?」

由紀「それじゃ!いただきます〜!」

「「「いただきます〜!!」」」

 

 

由紀の合掌に釣られるように一同は手を合わせてチャーハンを口に運んでいく。

 

 

日野「〜(モグモグ)おっ?こりゃなかなかいいな♪」

雪「ん〜♪おいひい〜」

胡桃「チャーハンは何度か食べたことあるけどここまで美味しいと思ったのは初めてだよ〜」

慈「うんうん♪なかなか良さげです♪」

悠里「あら‥♪なかなかいい味付けね♪」

瑠璃「つーねぇ美味しい〜♪」

美紀「うん♪この味は流石ですね♪」

圭「さっすが中華飯店の看板娘♪」

理琉「フム♪なかなかの味だぜ」 

小春「最高〜♪」

風「あ〜♪頬が蕩け落ちそうだわ〜」

由紀「ツルノちゃんが作ったチャーハン美味しい♪」

鶴乃「そう言ってもらえると凄く嬉しいよ〜♪」

 

 

みんなからの好印象な返答にイスの背もたれに寄りかかりつつ浮いた足をパタパタと動かしつつ嬉しそうに学園生活部を見つめる鶴乃。

 

 

トーコ「言ったでしょ〜♪鶴乃ちゃんの作る中華料理は一級品だって♪」 

ヒカ「美味しい‥よ」

アキ「何気に中華料理ってバリエーションあるから飽きないのよね〜。それに鶴乃ちゃんがたまにオリジナルメニュー考えてくれるし♪」

鶴乃「えへへ〜」

 

 

大学組からも褒められたことで思わず笑顔を大きくする鶴乃。だがすぐに切り替えて雑談に入る。

 

 

鶴乃「そういえば、そこの5人は私と同じ学生さんなんだね〜」

由紀「うん!そうだよ♪」

胡桃「でも、びっくりしたよ〜。まさか鶴乃ちゃんが私達の後輩に当たるなんてな〜」

美紀「私もですよ‥まさか同年代とは思いもしませんでしたし‥」

鶴乃「私もだよ〜♪でも、同じ年代の子がいてくれてすごく嬉しい〜♪」

トーコ「そうだ♪せっかくだし鶴乃ちゃんに勉強教えてもらったら?多分みんな勉強できる余裕なかっただろうし」

慈「それはいい案ですね♪ここの雰囲気になれてきたらやってみましょうか」

由紀「べっ勉強‥‥」

胡桃「くっ‥‥やはり逃げれないというのか‥勉強からは‥」

圭「‥‥」ソロリ

美紀「圭‥どこにいこうとしてた?」ボソ

圭「‥!?」ギクリ

鶴乃「大丈夫大丈夫♪単純にわかりやすく教えてあげるから〜♪安心して♪」

日野「おっおう‥」

雪「流石最強女子高生‥」

 

 

なんかんや楽しそうな雑談をしているうちにチャーハンを食べ終わり、片付けに入る一同。

 

 

胡桃「そういえばさ、鶴乃って放浪してたときにここの大学生存者と出会ったんだよね?」

鶴乃「そうだよ〜?」

胡桃「ということは、武闘派って言う奴らとあったことあるのか?」 

鶴乃「うん〜。チラッとね、トーコさんに連れられて2つの縄張りの間にある会議室に来たときに全員ではないけどあったよ〜」

胡桃「‥どんな、感じだった?」

鶴乃「ん〜‥なんて現したらいいんだろ‥。イマイチよくわからないな‥」

胡桃「やっぱそうだよな‥、サンキュ♪教えてくれて」

鶴乃「あんまし役に立てそうな情報なくてごめんね〜‥(汗)」

胡桃「気にするな♪それだけでも充分さ♪」

 

 

片付けも人数がいるためあっという間に終わり、学園生活部はトーコ達に個室寝室に案内される。

 

 

由紀「わ〜♪」キラキラ

 

 

目の前に広がる、たくさんの個室部屋を見て目を光らせつつキョロキョロする由紀。

 

 

美紀「先輩‥はしゃぎ過ぎです‥(汗)」

圭「でもこうゆうもいいよね〜、パンデミック後は部屋のスペースがあまりなかったからこうゆうこともできなかったし♪」

悠里「新鮮ですね〜♪」

瑠璃「わあい♪」

日野「ったく、個室なんていつぶりなんだろうな‥」

雪「だね〜」

胡桃「っと〜どうせお前らは一緒に寝るんだろ?」

日野・雪「「‥‥//」」

慈「これなら周りに気を使わなくても良さそうです♪」

風「こりゃいいわね〜」

小春「んで〜?あんたはどうするの〜由紀ちゃんと一緒に寝るの〜?」

理琉「ウルセェ‥//」ボソ

 

 

そんなこんなしているうちに部屋の内訳が決まりそれぞれと扉には由紀お手製の名札が貼られることに。

 

 

由紀「よし♪こんなもんかな?」

トーコ「オッケーオッケー♪いいセンスしてるじゃん♪なかなかいいよ♪」

由紀「いや〜照れますな〜」テレテレ

慈「いいんですか‥?こんなにたくさん部屋を贅沢に使って‥」

アキ「別にいいよ♪むしろ部屋があまり過ぎて困ってたから丁度いいって思ってね♪」

日野「本当に助かるぜ〜」

 

 

その後長旅で疲れてるだろうから今日は休んでというトーコの提案に甘えさせてもらい学園生活部はそれぞれの個室に入っていく。

 

 

由紀「そじゃ♪おやすみなさい〜」

「「「おやすみ〜(なのだ〜)(ワン)!!」」」

 

 

 

深夜12時前‥

 

 

日野「ふぁぁ‥‥」

 

 

眠たそうにしつつトイレから出てくる日野、それから早く布団に潜って寝たいために自室に少し速歩きしているとこちらに歩いてくる人物に気づく。

 

 

日野「ん?あれは‥」

 

 

月明かりしか入ってこない中よくよく相手を確認して声をかけに行く。もちろん、相手も日野に気づいてやってくる。

 

 

トーコ「ありゃ?日野さんじゃないか〜」

日野「トーコさんでしたか‥、それよりどうしてこの時間に起きているんですか?もしかしてトイレとか‥」

トーコ「あ〜いや(汗)そうゆうのじゃないんだよねぇ‥。」

日野「ん?」

トーコ「実はさっき武闘派の連中とあってきたのさ」

日野「ぶっ武闘派の連中と!?」

 

 

トーコの口からまさかの言葉が出てきたことに思わず声を上げかけすぐに音量を下げる。

 

 

日野「おいおい‥大丈夫なのかよ‥それ‥、武闘派とは仲良くねぇんだろ?」

トーコ「まあそうなんだけどね〜、でもだからって仲間割れするほどじゃないさ。会うときはあうし必要な情報交換だってするんだから」

日野「なっなるほどな‥、それで今日呼ばれた内容は‥」

トーコ「君達のことでさ〜、やっぱ入れたときに見られてたらしくてそのことについて聞かれたさ」

日野「まっ‥バレずに行くと自体が難しいから仕方ないよな‥。どんな感じに話したんだ?」

トーコ「えっとね〜」

 

 

 

遡ること三十分前

両縄張りの間にある会議室にて‥

 

 

トーコ「んで、わざわざこんな時間に呼び出してどうしたのさ」

 

 

これから眠ろうとしてたときに呼び出されたため少し不満そうな表情を見せつつ向かい側にいる人物に視線を飛ばす。その中で真ん中に座っているのが武闘派のリーダー頭護貴人(とうごた たかひと)、金髪で釘バットを持っているのが特徴的だ。そしてその右側にいるのが神持朱夏(かみじ あやか)、長髪で少々目つきがキツイ女性だ。貴人の左側に立っているのが右原篠生(みぎはら しのう)、こちらはサイドテールでおとなしめの女性だ。

 

貴人「そんなもの、お前はわかってるんじゃないか?そっちに警察を含めた人数と一匹の犬が来たそうじゃないか」

朱夏「前の件もそうだけど、あんまり勝手に人を入れ込まないでよね。それに見つけたもんは平等にするって言ってたじゃない」

トーコ「それとこれとは話が違うでしょ‥、それにあの子達は渡せないよ。武闘派の君達のことを少しばかりか警戒してるから」

貴人「ふん、またお前が変なことを吹き込んだのか?」

トーコ「吹き込んでなんかないよ、とりあえず伝えることは他にはないかな。またなに情報が入ったら報告するよ」

貴人「あぁ、そうしてくれ。」

トーコ「っとこんなもんかな、それじゃボクはこの辺で」

 

 

そう言い残して席を立つトーコ、するとそれにすぐさま篠生が反応して扉を開けてる。

 

 

トーコ「サンキュ、ありがとねシノウ」ボソ

篠生「えぇ‥」

 

 

小声で軽く話したあと、会議室をあとにするトーコであった。

 

 

貴人「へっ‥」

 

 

だがその様子を少しばかりか気に入らなさそうな雰囲気で見つめている貴人であった。

 

 

そして‥時は戻り

 

 

日野「なるほどねぇ‥そんなことがあったのか‥。やっぱ武闘派は評判悪そうだね〜」

トーコ「一部信頼してる子はいるんだけど‥ほとんどと奴らは気に入らなくてねぇ‥」ため息

日野「‥あんたも苦労しているな‥(汗)」

トーコ「そりゃそうさ‥、でも仲間割れしてる状況じゃないしなんとかうまくやってるところさ」

 

 

トーコの表情を見るからに、いかに武闘派の連中に手を焼いているのがすぐにわかる。だが彼女の言うとおり仲間割れしている場合ではないためなんとかうまいことやるしかない。

 

 

日野「まっそうだよな‥、でも警戒はしといたほうがいいぜ?ソイツら‥多分ろくなこと考えないだろうし」

トーコ「そうだね‥、君達の件もあるし可能な限りアイツらをマークしておくよ」

日野「んじゃま、お休みだな」

トーコ「あぁ‥♪また明日」

 

 

そう言って分かれた二人はそれぞれの自室へと足を運んでいくのであった。そんな中でも日野は頭の中でトーコの言ってたことを考えているようだ。

 

 

ーこりゃ‥一度みんなに言っておかないとな‥ー




武闘派の動きに注意を向けることにした穏健派と学園生活部。そんな中でいよいよ新たな場所での生活がはじまります!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。