一体‥かれらはなんの目的で‥‥
聯弥がU.S.Sに始末されたと同時刻‥‥
武闘派会議室きて
タカヒト「‥遅いな‥アイツ」
時計に目を移し、なかなか戻ってこない聯弥を不思議そうに首を傾げる。
アヤカ「どうせ、ヒビって進んでないんじゃないの?」
タカシゲ「いや‥いくらアイツが気が弱いからってそこまではないだろ‥」
そんなこんな話していると篠生が席を立つ。
シノウ「‥ちょっと私‥見に行ってきますね‥心配なので‥」
タカヒト「それなら全員でいこう、もし高上の身になにかあったらいけないからな」
釘バットを用意して席を立つ貴人、残りの二人もそれぞれ武器を持ち武闘派メンバーは仲間を迎えに行くのであった。‥それが‥悪夢になるとも知らずに‥
パパパパ
鶴乃「ん‥?」
まだ早朝というだけあり、一同がまだ眠りについている中、僅かな音に反応した鶴乃が目を覚ます。
鶴乃「‥今の音‥銃声‥?」
音からして武闘派のテリトリーの建物からのようだ。なにか胸騒ぎがしたのか勢いよく飛び起きて着替え始める。
ガチャ‥
鶴乃「‥‥(チラ」
いつもの勝負服、そして2丁拳銃と鉄扇を太もものホルダーや腰につけつつそっと扉を開けて廊下の様子を確認する。すると何部屋かの扉が同時に開き
日野「なんだ‥お前らも起きてたのか‥?」小声
理琉「それはこっちのセリフだよ‥、ということは‥お前らも感じたんだな‥?異変」
胡桃「当たり前だ‥、なんか胸騒ぎがするんだよな‥」
鶴乃「みんなもそうなんだ‥」
どうやら、異変を感じ取ったのは鶴乃だけではなく日野や理琉、そして胡桃も同じようなことを感じ取ったらしい。四人は寝ている他のメンバーを起こさないようにそっと部屋を出て移動する。
理琉「うっすらだが聞こえたんだ‥銃声がな‥」
日野「俺もだ‥‥、しかもその音は武闘派のテリトリーのほうから聞こえたし‥」
胡桃「そもそもアイツらは銃を持っていない。なのにどうして銃声が鳴るのか‥」
理琉「考えられるだとしたら二つ、アイツらが何ならかの方法で銃を手に入れたか‥第三者が侵入して武闘派とやりあってるか‥」
鶴乃「第三者‥‥それなら‥!早く助けないと!」
弾かれたように飛び出した鶴乃が二階の窓から勢いよく飛び出す。
日野「あっちょ!?」
まさか二階から飛び出すなんて思いもしなかった三人、慌てて日野が止めようとしたが時すでに遅し。そのまま下へと落下していく。
鶴乃「ほっ!よっ!」
普通の人なら怪我をしていてもおかしくない。しかし鶴乃は落下地点の近くにある街灯の柱を掴んである程度速度を落としてから地面に着地する。
胡桃「ったく‥意外と無理するタイプなんだな‥(汗)ヒヤヒヤさせやがって‥」
中庭に降りてそのまま武闘派の建物の方に走っていく鶴乃を見て思わず苦手をしてしまう胡桃。そして改めて彼女の実力に驚くのであった。
理琉「あの子一人にはさせられねぇ‥!俺たちも行くぞ!!」
日野「もちろんさ!」
胡桃「おう!」
理琉の掛け声にシャベル、そして背中にM4カービンを背負った胡桃と20小銃を持った日野が答える。それを確認した自身もウィンチェスターM1887のリロードを行い、別ルートで鶴乃を追うのであった。
大学敷地内
ホールにて
タカヒト「くそ!何なんだよ!コイツら!!」
タカシゲ「逃げるぞ!!アイツら‥銃もっ‥」パパパパ
バタリ
アヤカ「なっ!このやろ!!」
タカシゲが撃たれことで逆上したアヤカがバール片手にレバンへ襲いかかる。
レバン「ふん!甘い!!」ガッ!
アヤカ「がっ‥!?」
レバン「そんな動きで俺をよく倒せると思ったな!」グサ
アヤカ「ぁ‥」バタリ
しかしいくら戦闘経験のあるアヤカでも、所詮は一般人
エリートクラスのレバン達に勝てるはずもなくあっさりと返り討ちされ、ナイフでトドメを刺される。
シノウ「そ‥んな‥」
タカヒト「‥こんなとこで死んでたまるか!」
あまりの惨状にいくら冷静な篠生でも答えたのか足が震えて動くことができない。それを置いていくような感じで貴人が逃げ出そうとする。
「逃がすかよ‥!」
だがそれさえも逃がすはずがなく、レバンの隣にいた隊員が発砲。何十発の銃弾を喰らった貴人は篠生の目の前に倒れる。
「ダウン確認‥残り一人」
レバン「大人しくしてりゃ拘束だけで済ませてやるぜ‥‥?」
シノウ「ひっ‥‥」
明らかに普通の人間のオーラではない異様な空気に思わず後ずさりしてしまう。手にはアイスピックを持ってるがどうやっても勝ち目がない。
「ったく‥手こずらせてくれましたね‥」
レバン「まあいい、結果的にうまくはいった‥あとはハンクが地下から戻ってくるのを待つだけ‥」
「んじゃ‥その前にこの小娘をさっさと拘束するか‥」
そう言って最後尾にいた隊員が拘束用のロープを持ってゆっくりと歩み寄ってくる。だが恐怖が最大達したため思わず篠生はアイスピックを投げつける。
「がっ!?」腕に刺さる
「このガキ!!」ガス!
まさかまだ抵抗してくるのかとは思わなかった隊員たちだがすぐに篠生の動きを止める。
シノウ「はっ‥離して!!」
レバン「ふん!何いってんだ‥!せっかく生き延びさせてあげようとしたのになぁ‥、残念だよ」スチャ
そういっておでこに銃口を突きつける。それを見た篠生はここで殺されると思い反射的に目を瞑る。すると‥そこには今までの記憶が走馬灯のように広がっていた。
シノウ「‥‥(ごめん‥レン君‥私も‥そっち行っちゃうかも‥)」
彼女の目からは涙が頬を伝って地面へと落ちていく。そんな篠生を見つつレバンの指がトリガーにかけようとしたとき‥
パァン!!!
レバン「ぐぉ!?」
突如背後から一発の銃弾が飛来、それは迷いもなくレバンの右腕に命中し彼は思わず声をあげ武器を地面に落とし撃たれた箇所を抑える。
鶴乃「らしくないね‥!弱い者いじめなんて‥!」
「誰だ!!」
銃弾が飛んできた方向へ別隊員が銃口を向けると、そこにはBeretta二丁拳銃を構えた鶴乃の姿が‥
シノウ「あなたは‥確か‥」
レバン「ふん!新手か‥まあいい!やれ!」
篠生は見覚えがあるのか、少し表情が明るくなる。しかしそんなとこはお構いなしか撃たれたことを恨んで部下に射撃合図を下すレバン。
ドドドドドド!!!
その号令に合わせて各員一斉に射撃開始、何百発の鉛玉が鶴乃目掛けて飛んでいく。だが彼女はそうなることをわかっていたため素早く遮蔽物へ体を滑り込ませる。
レバン「そんな二丁拳銃で俺たちと殺りa‥「ベギィィ!!ドドド!!」!?」
高みしかけていたレバンだったが突然背後からとてつもない音が聞こえて慌てて振り向く。
理琉「ヨォ‥まさかあんたから来てくれるとは思わなかったゼ‥?アンブレラの皆さん」
その視線の先にはさっきまで射撃していた隊員達が血を流して倒れており、その後ろにはシャベルを構えた胡桃と銃を構えた理琉・日野の姿が
レバン「くそ‥!いつの間に‥」
胡桃「それはこっちのセリフだ‥。勝手に人の家に上がり込んどいて」
日野「これが普通の世界なら不法侵入だぞ‥あんた」
レバン「コイツら‥」
鶴乃「もらった!!」
レバン「なっ!?」ガス
理琉達に視線が向いている隙に鶴乃が一気に距離を詰めてくる。それに気づいたレバンはすぐさま銃口を突きつけようとしたが反応が全く追いつかず懐に潜り込まれ扇で一撃入れられた直後壁に叩きつけられる。
レバン「がっ‥‥貴様‥」睨む
鶴乃「さぁいろいろと話してもらうよ!!なんでここに潜り込んだのか!そしてあなた達の目的も‥!」
理琉「もちろん‥アンタに拒否権はねぇゼ?とことんまで吐いてもr‥(パパパパ!!)!みんなかくれろ!!」
たっぷり吐かせてもらおうとした理琉だったが突然聞こえてきた銃声に咄嗟の判断で隠れるように指示を出す。一瞬驚いていた三人だがすぐに体を動かして遮蔽物へ隠れる。
ハンク「レバン‥!こっちだ‥!早く来い」
レバン「すまねぇ‥!恩にきるぜ!」
射撃音のする方向には地下区域の探索を終えたハンクがおり牽制射撃でレバンのピンチを助けつつ誘導していた。
ハンク「何があったかは知らん‥。だがその話は後だ‥、さっさと引くぞ」
レバン「わかってる‥!」
そう言って撃たれた右腕を押さえつつ、閃光手榴弾を投げて二人は素早く退散する。直後五人の足元で爆発、激しく閃光に包まれる。
理琉「クソ!アイツら閃光手榴弾持ってやがった!!」
日野「タイミングわりぃときに来やがって!」
鶴乃「何も見えない〜!というか‥眩しいよ〜!?」
胡桃「あぁもう!せっかく追い詰めたのに‥!」
シノウ「見えない‥」
反射的に目を腕などで被せて閃光を見ないようにしつつ耐えること数秒後、視界が晴れるとそのにはやはり二人の姿はいなかったのである‥。
理琉「‥流石は精鋭兵‥ウマいこと交わしがったな‥」
胡桃「だな‥(ガシャガシャ!)ってヤバ!」
突然響いてくる音に気づいて慌てて外へ視線を向けた胡桃の表情に焦りが見える。どうしたものかと理琉達も外へ視線を向けて自体を把握する。
日野「銃声につられて奴らがきやがった‥!」
敷地外の道路には先程の戦闘につられてやってきた彼ら達が塀を叩くようにたくさん群がっていた。門もしっかりバリケードはされているがさっきから揺さぶる音が聞こえてくる。
鶴乃「あわわ!?ヤバイ!ヤバイよこれ!」
雪「祐也!!みんな!」
小春「すっごい銃声聞こえたけどどうしたの!?」
先程の戦闘で起きてきたのか、雪達が武器を持って慌ててやってくる。
胡桃「アンブレラの奴らが大学に乗り込んでいた!!」
トーコ「さっ早速かよ‥」
日野「そのせいで武闘派はこの子以外だ‥‥」
アキ「‥!シノウ!!」
篠生に気づいたのか昌が慌てて駆け寄って思いっきり抱きつく。
シノウ「アキ‥‥(ギュ)」
アキ「‥酷い怪我‥もしかしてアイツらにやられたの‥?」
シノウ「うん‥武闘派のみんなは‥私以外やられちゃった‥レン君も‥」
アキ「そう‥か‥(ギュ)」
怖かったのだろうか‥篠生の頰には涙が流れており、昌はそれを静かに抱きしめていたのであった‥。
日野「あ〜‥感動の再開中で悪いが‥」
理琉「スマねぇが今はあとにしてくれ‥」
日野と理琉に言われて、一同は外へ視線を向けるとそこには今も塀に群がる彼らがいて一瞬感動になりかけた空気はすぐに引き締まる。
由紀「あわわ‥一杯いるよ‥」
悠里「どっどうするの‥!?」
ヒカ「けっこう‥ヤバい‥‥」
胡桃「とりあえず何があったか後で詳しく話す!今はコイツらの対処だ‥!」
風「オッケー!」
圭「わかった!」
美紀「狙撃なら任せて下さい!」
慈「私もやります!」
トーコ「んで具体的には何するの!」
理琉「ひとまずは門の警戒を突破されないように強度を上げるぞ!変に射撃すればそれこそ音で寄ってくる!可能な限り近接武器で仕留めるかサプレッサー付の銃に限定だ!しばらくしてればアイツらは興味をなくす!」
雪「持久戦ね!やってやろうじゃない!」
―――――――――――――――
レバン「イテテ‥」
ハンク「派手にやられたな‥お前らしくないぞ」
撃たれた箇所を応急的な手当をしているハンク。傷口が痛むのかレバンは少し顔を顰める。
ハンク「あと三分で回収ヘリか到着する。細かい手当てはあっちに戻ってからだな」
レバン「すまねぇ‥あれは完全に油断してた俺のミスだ‥。まさか民間人が銃を‥」
ハンク「いや‥それは違うな‥」
レバンの言葉をハンクはすぐさまに否定、それを聞いて彼は不思議そうな表情になる。
レバン「どういう意味だよそれ‥」
ハンク「お前は気付かなかったのか?アイツらの服装‥。変な服と学生服を聞いていた二人は銃を持っていて運動神経はいいが民間人なのは確実だろう‥。それでもう一人は服装からして巡ヶ丘警察の生き残りだろう‥。だが問題なのは残りの一人だ。」
レバン「残りの一人‥‥なるほどな‥お前の言いたいことはわかったぜ。」
ハンクの言ってる意味がようやく理解できたのか彼は笑みを浮かべる。
レバン「それより、例の書類は回収できたのか?」
ハンク「あぁ‥コレだ」
そう言って機密文書と、書かれた書類をケースから取り出して表を見せる。
レバン「‥ふむ‥なんかいかにもヤバそうなオーラ全開だな‥‥。っと‥これに付いてるのはUSBメモリか‥」
ハンク「あぁ、恐らくかなり大切な情報が入っているだろうな‥。わざわざ金庫に保管していた」
レバン「というか‥わざわざ大学に隠すとか‥上は何を考えているんだ‥?」
ハンク「それは俺にもわからん‥、俺たちは与えられた任務を遂行するだけだ」
―――――――――――――
日野「‥なるほどな‥。わざわざ大学まで来たのはこの為だったか‥」
あれから彼らが侵入しないようにバリケードの強化をして警戒していたが、それが落ち着いてきたためシノウの手当てをしているアキと小春、リセを残して一同は地下区域へやってきていた。そしてそう口に溢した日野の視線の先には開いた状態の隠し扉の姿が‥‥
雪「中身は空っぽ、なんか金庫とか鍵のついた棚があるけど開けっ放しでなにもないからこれから何か回収したのかも‥!」
美紀「本当に何も残ってないですね‥‥」
圭「これが属にいうすっからかんって奴だね」
室内からは探索をしていた雪達の声が聞こえてくる。それを聞いて理琉は視線を後ろに向けて桐子に話しかける。
理琉「この部屋があったことは知らなかったのか?」
トーコ「だね‥、地下区域はヒカが見つけてくれたから知ってたけど‥まさかこんな隠し部屋があるなんて知らなかったよ‥」
慈「まあ‥、あからさまに隠してありましたしね‥。知ってる人じゃないと気づかないかも‥」
慈の言うとおりこの部屋があった場所は明らかに念密に隠されるように作られておりあらかじめ把握していなければ誰も気づかないようにしてあったのだ。
由紀「うぅん‥一体なにを保管してたのかな‥」
胡桃「まっ‥わざわざ精鋭兵?送り込んできたんだし相当の機密書類だろう‥」
悠里「今のところはそれが有力かしら‥‥」
瑠璃「う〜‥‥」(話においつけてない)
日野「ピッ!)日野だ、そっちの様子はどうだ?」
日野が無線機の電源を入れて現在穏健派テリトリーの建物、ある部屋で手当している小春達につなげる。
小春「ひとまずは応急治療は終わったよ〜。多少怪我とかしてるけど問題ないレベル。今はゆっくり寝てるよ〜」
スースーと寝息を立てて寝ている篠生の隣では昌が両手で彼女の右手を握って看病しており、その横ではリセが本を読みつつ容態を見ていた。
日野「そっか‥ひとまずは大丈夫そうだな‥‥」
小春「んで、何かわかった?地下区域調べて」
日野「アイツらが、ここに乗り込んできた目的は地下区域にある隠し部屋から何らかの情報を入手するためだ。どんな内容が書かれてたかはわからねぇが恐らくかなり重要な書類だろうな‥」
鶴乃「それで‥これからどうするの?」
小春との通信の途中に鶴乃が今後の動きについて尋ねてくる。普通なら予定通り進むはずだがアンブレラの襲撃のせいでそうもいかなくなってしまったのだ。
風「アイツらが乗り込んできた以上‥予定を変更せざる負えないんだけど‥‥」
雪「それだと‥逆に時間がかかって余計にチャンスを失いかねないわ‥」
雪の言うとおり、ここで予定を伸ばせば今後の動きで確実にこちらが不利になるのは事実。チャンスを逃さないための判断が必要になる。
理琉「予定は変更なし、このまま行く」
日野「だな‥下手に伸ばせばそれこそ返って危険になる‥‥。無理は承知で動くしかないな‥‥」
胡桃「やっぱりそうなるよな‥。それなら、早いうちに準備しておかないと」
鶴乃「よっしゃ~!!最強女子高生の出番だ〜!頑張るぞ〜!」
こうして一同は明日の出発に向けて大忙しで準備を始めるのであった。そんな中理琉はアンブレラ特殊部隊の遺体から回収した物品を眺めていた。
ーまさか‥こんなガチムチ連中を連れてくるとはな‥‥だが‥なぜここに機密情報を隠したんだ‥?ここよりも本部のほうが安全に見えるが‥‥‥‥ー
ー何を企んでやがる‥アンブレラー
武闘派はシノウを残して全滅、予想よりも早く仕掛けてきたアンブレラに驚きを隠せない学園生活部。
一体隠し部屋から何を盗んだのか気になってはいたがとりあえず準備をするために一同はうごくのであった。