がっこうぐらし!ー絶望、そして希望ー   作:三坂

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アンブレラの襲撃を受けたものの、そうなると急いだほうがいいということで学園生活部や穏健派は出発に向けた準備を急ピッチで進めることに


第四十四話 出発

アンブレラの襲撃からまもなく一同は明日の出発に向けて準備をすることになった。そのため慌ただしい日になりそうだ。

 

 

圭「とりあえずこの食料はどこに入れておけばいいかな?」

 

 

悠里「ダンボールに入れておいてくれないかしら?」

 

 

圭「はあい〜」

 

 

ヒカ「‥私も‥やる‥」

 

 

アキ「みんなごめんねぇ‥シノウの様子見ないといけないから‥」

 

 

由紀「大丈夫!大丈夫!私達にドンと任せといて!!」

 

 

瑠璃「なのだ〜!」

 

 

太郎丸「ワン!!」

 

 

慈「さっ‥!こっちは早めに終わらせましょうか!」

 

 

遠征分の食料を用意している由紀達は長持ちしやすいインスタント麺などの食料や水やお茶などのペッドボトルの飲料水をダンボールなどに詰め込んでいた。これほど食べ切れるのかというほどの量があるが、遠征となれば何日、いや何週間覚悟しないといけない分これだけでと足りないほどだ。

 

 

由紀「そういえば、胡桃ちゃんたちは?」

 

 

慈「ん〜、確か地下区域に取りに行きたいものがあるって言ってたような‥。それと雪さんと小春さんは駐車場のほうに‥」

 

 

 

 

 

 

――――――――――――

 

 

 

 

 

雪・小春組

 

 

小春「んで、なんで私達はここに来たのさ〜‥」

 

 

少し不服そうにしつつ雪のあとをついていく小春、そんな彼女をなだめながら足を運ぶ。

 

 

雪「実は鶴乃ちゃんから車の鍵貰ってね(見せる)」

 

 

小春「あ〜‥なんか言ってたね〜‥。ここまで来るのに乗ってきた奴って言ってたねぇ‥。でもわざわざ見に行く必要ある?」

 

 

雪「ん〜、必要ないなら取りにはいかないんだけど‥。前と違って乗る人が減るから鶴乃のやつでいいかなって。その分あのセレナはここに残しておいて万が一のときに使ってくれればいいし」

 

 

小春「なるほど‥よくよく考えたらここに残すやつもいるのか‥‥、というか‥鶴乃ちゃんまだ免許ないよね(汗)どうやって運転したんだろ‥」

 

 

雪「まっまあ(汗)別にいいんじゃないかな()咎める人いないし((」

 

 

小春「‥警察官のあんたがそれをいったらおしまいでしょうが‥(汗)治安を守る人とは思えない発言だわ‥(汗)」

 

 

雪「ソンナコトナイヨー」

 

 

そんなことを話していると敷地内の駐車場に到着、放棄された車が何台かある中で見慣れた白黒でレーダータイプ赤灯がついて、状態のいい車が止まっている。

 

 

雪「おっ、このパト都会じゃレアな180系クラウンロイアルサルーンじゃない。しかもレーダーパト仕様も来たわ〜。」

 

 

小春「‥やけに詳しいわね‥‥(汗)」

 

 

先程と違ってテンションアゲアゲの雪に若干引いている小春。まあ無理もない、ここまではしゃいでいる彼女を見たことがないのだから。

 

 

雪「そりゃ‥クラウンファンですから‥!」ドヤ

 

 

小春「ドヤ顔しなくていいから‥エンジンかかるか試しなさいよ‥‥」

 

 

雪「っとそうだった(汗)脱線しちゃいましたな‥」

 

 

脱線しかけた雪だったが小春の突っ込みで我に帰って急いでカギを開けて18クラウンのエンジンを始動させる。しばらくかけていないから動くかどうかわからないと鶴乃は言っていたがいざかけてみると案外素直にかかったのであった。

 

 

小春「おっエンジンは無事にかかったみたいね」

 

 

雪「ガソリンの余裕もありそうだし、これなら行けそうね。とりあえず、車あっちに持っていくから乗っていきなよ♪」

 

 

小春「んじゃそうさせてもらおうかな〜。にしても警察車両に乗るなんて初めてだよ‥。」

 

 

雪「まあ小春ちゃんたちは軍にいたもんねぇ(汗)」

 

 

そんなことを話しながらエンジンがかかった18クラウンをゆっくりと発進させて定位置へ移動させるのであった。

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――

 

 

 

 

地下区域

 

 

理琉「ナァ‥教えてくれないか?どうして俺らをここに呼んだのか」

 

 

地上では準備に追われている中、理琉・日野・風・鶴乃・胡桃・美紀はトーコに連れられて地下区域へとやってきていた。

 

 

トーコ「実は君たちに見せたいものがあってさ、あの件もあるしここで使わないと行けないかなって思って」

 

 

理琉の質問に答えつつ、先導するように地下区域の廊下を歩く桐子。

 

 

鶴乃「そんなところがあったんだ〜」

 

 

トーコ「あ〜(汗)鶴乃ちゃんには言ってなかったね‥」

 

 

美紀「‥でも‥、わざわざこのタイミングで見せるほど重要なんですか?」

 

 

トーコ「当たり前さ、今後同じようなこと‥最悪高校のときより激しくなるのは必須だろうね‥。あったからってそう変わるとは思えないけど‥ないよりかはマシさ」

 

 

そんなことを話しつつ歩いていると地下区域一階の奥、食料庫の隣の壁に手を当てる桐子‥すると押した壁の部分が音とともに押され、中からパネルか出てくる。

 

 

日野「オイオイ‥かなりしっかりした隠し部屋だな‥」

 

 

胡桃「高校よりしっかりしてるぜ‥」

 

 

風「相変わらず準備がいいことで‥‥」

 

 

高校よりも入念に施された隠し部屋に繋がるパネルが出てきたことで驚きに包まれる三人。桐子は慣れているのか、ポケットからコードが書かれたメモ用紙を取り出して撃ち込んでいく。

 

 

理琉「‥‥」

 

 

トーコ「きっとこの先役にやってくれると思うよ。生き残るためにも‥、ボクにはこれくらいしかできないし‥」

 

 

そう言った直後、ある壁の一区画が一段後ろに下がって横にスライドする。完全に開いてから暗闇に包まれていた部屋に明かりが灯り内部が見えてくる。

 

 

日野「‥コイツは‥」

 

 

トーコ「そうさ、ここはランダルコーポレーションの支援して建設された建物、高校と災害用放送局にあるならここにもあると思ってね」

 

 

部屋一面に広がる光景を見て一同は驚愕する。彼らの視線に映り込んだのは明らかに軍隊が所有するような銃火器がたくさん置かれていた。

 

 

風「‥ここだけ気合入りすぎじゃない‥?」

 

 

高校や災害用放送局に比べて気合いの入り方の違いに思わずやれやれという表情になる。武器の種類としては

こんな感じだ。

 

 

FIM-92 スティンガー(地対空ミサイル)

 

ジャベリン(対戦車ミサイル)

歩兵携行式多目的ミサイル

 

 

機関銃

M249 SAW(5.56×45mm)分隊支援火器

 

M60(7.62×51mm NATO)汎用機関銃

 

擲弾

Mk19(40mm×53)自動擲弾発射機

 

その他にもM4カービンなど、アメリカ陸軍で使用されている銃火器が揃っているようだ。

 

 

日野「軍隊‥レベルまではいかないがなかなか豪勢な武器だな‥‥」

 

 

胡桃「‥だがこれなら万が一のときに役に立てるかもしれないぞ‥」

 

 

鶴乃「だね‥!これならアイツらなんかに負けないもん!」

 

 

理琉「‥‥あぁ‥」

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――

 

 

それから武器を何往復かして地下から持って上がり、他のメンバーに見せておくことに。

 

 

慈「こっこれが地下にあったんですか‥!?」

 

 

圭「‥‥」(開いた口が塞がらない)

 

 

由紀「なんか‥すごい‥(語彙力)」  

 

 

小春「‥相変わらずどうやっこんなの持ち込んだのよ‥‥」

 

 

雪「本当‥用意だけはいいんだから‥‥」

 

 

瑠璃「すごいのだ〜」

 

 

ヒカ「トーコ‥よく見つけたね‥」

 

 

トーコ「いやぁ‥まさかとは思ってなんとなく探してたら見つけちゃって‥」

 

 

アキ「それでも見つけられるのは凄いよ‥‥」

 

 

シノウ「‥本当だね‥」

 

 

リセ「こうゆうとき、トーコは本当に頭が活性化するよね〜」

 

 

トーコ「むっそれはどうゆうことだよ‥」

 

 

大学組の雑談で一同が笑いに包まれて和やかになる。それから3台に分けるように重火器を積み込む作業を本格化していく。

 

 

雪「‥でもいいの?重火器全こっちにくれて‥一つくらい持ってたほうが‥」

 

 

トーコ「いいよいいいよ(汗)どうせ持ってても宝の持ち腐れになるだけだし。ある程度使い慣れてるメンツが多い方に割いたほうが効率はいいしね」

 

 

一様大学が狙われないという保証はないため重火器を一つくらい持っていたほうがいいんじゃないかという雪の提案を首を左右に振って断る桐子。むしろ使ってくれという雰囲気を見せている。

 

 

雪「まあ‥それならお言葉に甘えさせてもらうよ♪」

 

 

トーコ「あぁ♪」

 

 

由紀「二人共〜!積み込み終わったから戻るよ〜!!」

 

 

話が終わると同時に由紀から声をかけられたため二人は足早に戻っていくのであった。

 

 

 

ーその日の夜‥食堂にてー

 

 

トーコ「せっかくだし遠征に加わる新メンバー紹介するよ〜」

 

 

由紀「新メンバー‥?」

 

 

一同が食堂で夕食を食べていると、突然桐子からこんな提案を受けて由紀が首を傾げる。

 

 

トーコ「そそっ、元理学棟の生徒で今は彼らについて研究しているんだ。ちょっとぶっきらぼうだけど‥きっと役にたってくれるよ」

 

 

理琉「彼らの研究をしているのか‥こりゃ興味深そうだぜ‥‥」

 

 

風「どんな人なの?」

 

 

トーコ「まあまあ‥急かさない急かさない‥(汗)とりあえず入ってきていいよ」

 

 

そう言って桐子が視線を扉に向けて声をかけると、奥から白色長髪の少しぶっきらぼうそうな女性が白衣を着て出てくる。

 

 

?「ったく‥、別に明日でもいいじゃないか‥」

 

 

トーコ「まあまあ〜、この先共にするんだから挨拶はちゃんとしないと〜」

 

 

少し面倒くさそうに桐子と話してから学園生活部へと視線を映して話し始める。

 

 

?「君たちが学園生活部だな‥?話は桐子から聞いている」

 

 

雪「あなたがアイツらの研究をしているって人?」

 

 

?「あぁ、その考えで会ってる。私は青襲椎子、元聖イシドロス大学の理学部の生徒だった‥。だが今はその理学棟で彼らの研究をしている。」

 

 

日野「ほう‥研究ねぇ‥」

 

 

椎子「そうだ、それで話を聞く限り君たちはいろいろと苦労しているようだね」

 

 

小春「まあね〜‥なんせランダルの奴らとやりあうし‥。お前にアンブレラ共がここにご来店してくるわ‥散々よ‥」

 

 

風「でも、裏を知っちゃったらあとは引けないから手がかり探しつつここに来たって訳」

 

 

椎子「なるほど‥‥」

 

 

胡桃「んでもそれだけじゃ進展しないからアイツらの本拠地に乗り込むわけさ」

 

 

椎子「‥‥それは面白そうだ‥、もしかしたら治療薬が見つかるかもしれないな‥。決めた、私も連れて行ってくれないか?これでも彼らの研究はかなりしてきた‥。きっと役に立てるはずだ」

 

 

鶴乃「もっちろん!天才がたくさんいれば問題はすぐに解決できるよ〜♪」

 

 

理琉「ンじゃ‥改めて‥明日はよろしく頼むな‥!」

 

 

椎子「こちらこそだ‥お互い全力を尽くそう‥‥」

 

 

理琉と椎子がそれぞれ手を握り返して笑みを浮かべつつ挨拶をするのであった。

 

 

 

 

 

――――――――――――

 

 

 

 

 

 

翌日‥‥

 

 

 

由紀「よっしゃ♪張り切っていくぞ〜!」

 

 

美紀「先輩元気過ぎです‥‥なんで早朝なのにそんなテンション高いんですか‥」

 

 

めっちゃテンションアゲアゲの由紀を呆れつつ眠たそうに目を擦る美紀。ちなみに現在時刻は午前5時、周囲が明るいといえどまだ普段なら寝ている時間だ。いやなんで普段はゆっくり寝てるのにこんな日に限って早起きなんですか由紀さん()

 

 

由紀「だっていよいよだよ‥!!遠征‥!!楽しみでしょうがないよ‥!!」

 

 

圭「由紀先輩‥元気ですねぇ‥(汗)」

 

 

椎子「‥あの子は普段からあんな感じなのか‥?(汗)」

 

 

慈「どうなんですかね‥(汗)」

 

 

その元気さはあの椎子でさえも苦笑いになる始末であった。彼女の質問にどう答えたらいいのか‥慈は首をかしげるしかできずにいた。だがそんな二人を置いていくかのように鶴乃や瑠璃が反応する。

 

 

鶴乃「おっしゃぁ!頑張るぞー!!」

 

 

瑠璃「みんな頑張るのだ〜!」

 

 

悠里「るーちゃんまで‥(汗)」

 

 

そんなこんなしているうちに遠征組の出発用意ができて次々と車に乗り込んでいく。

 

 

ちなみに乗車メンバーはこんな感じ

 

 

17クラウン:日野祐也 直樹美紀 祠堂圭

 

 

キャンピングカー:黒田理琉 丈槍由紀 青襲椎子 狭山小春 太郎丸

 

18クラウン:湯月雪 由比鶴乃 恵飛須沢胡桃

 

 

慈「みんな、気をつけてね〜!」

 

 

胡桃「めぐねぇやみんなもな!私達がいない間はここは任せたぞ!!」   

 

 

雪「風さん‥!あとはお願いします!」

 

 

風「えぇ!任せなさい!!ここはしっかりまもっておくわ!!」

 

 

トーコ「椎子さん!あとのことはよろしくね!」

 

 

椎子「わかってる‥この子たちと一緒に手かがりを掴んでくるさ‥」

 

 

悠里「あとはお願いね‥!!」

 

 

美紀「はい!必ずいい情報を掴んできます!」

 

 

圭「おっしゃ!燃えてきた!!」

 

 

小春「そんじゃ♪」

 

 

由紀「だね♪挨拶はしっかりしないと♪みんなで合わせていくよ〜せぇの!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「いってきます!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

挨拶が終わり全員が乗車したのを確認したあと、日野の17クラウンを先頭に続いて理琉のキャンピングカー、雪の18クラウンが出発、開いている門を通り抜けて目的地であるアンブレラ巡ヶ丘支部へと向かうのであった。

 

 

ーみんな‥あとはお願いしますね‥!いい情報を持ち帰ってくれることを‥そして‥‥ー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

慈「無事に帰っきてください‥‥!必ず‥!」

 

 

 

 

  

 

 

 

晴天に包まれた青空を見上げつつ慈は真剣な表情でそう口に出すのであった‥‥。




それぞれの思いを胸に‥‥
いよいよ学園生活部はアンブレラの拠点に向けて出発しました。 


はたして彼は真相に‥そして人類の希望にたどり着けるのか‥‥


いや‥‥恐らく今までにない厳しい戦いが待っているということを知る由もないだろう‥




次回より新章スタートです!
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