がっこうぐらし!ー絶望、そして希望ー   作:三坂

48 / 59
いよいよタイラント

そしてハンターとの戦いの幕があげられます!

バイオハザードの歴代主人公達を苦しめてきた生物兵器

学園生活部はどう切り抜けるのか!


第四十七話 追跡者

雪達がタイラントと遭遇した同時刻‥‥‥   

 

 

日野「ここが二階か‥ひとまずは問題なくこれたな‥」

 

 

胡桃「だな‥ここだと休めないから緊張しっぱなしだぜ‥」

 

 

階段を降りて周囲を確認しつつ、二階へと足を踏み入れる理琉達。構造としては一階ほぼ変わらないためにしっかり見ていないと迷いそうになるぐらいだ。

 

 

日野「んで‥研究室ってどのへんだ?」

 

 

椎子「地図によればこの先ですぐのところだな」

 

 

日野の質問に歩みつつ地図を確認して答える椎子、それから少し歩いたところで理琉の足が止まり、右手をあげる。

 

 

日野「‥どうした‥?」

 

 

理琉「なんか物音がするぜェ‥‥警戒しろォ‥」   

 

 

なにやらこの先の十字路の左側の部屋から何らかの異変を感じ取ったのか銃口を向ける。それにつられて日野や胡桃も同じように構えて少し待機、そしてゆっくりと角へと近づいていく。

 

 

「がぁぁぁぁ!!」

 

 

理琉「‥!!止まれェ!!来るぞ‥!!」

 

 

突然研究所内に響き渡る奇妙な叫び声、理琉が注意を促すために叫んだ直後角から筋肉むき出しで人間と爬虫類の間のような見た目のハンターが飛び出してくる。

 

 

日野「なんだよコイツは‥!!」

 

 

理琉「オレが知るかァ!そんなことボヤく暇あるならさっさと制圧するぞ‥!!」

 

 

日野「わかってるよ!胡桃!椎子さんは任せたぞ!」

 

 

胡桃「あいよ!椎子さん!絶対離れないように!!」

 

 

椎子「あっあぁ!」

 

 

理琉と日野が引き付けている間に間を縫うように胡桃は椎子を引き連れて研究室へと向かう。ハンターもそれを確認したがひとまずは理琉達の相手をすることにして勢いよく飛び掛かる。

 

 

理琉「これでも喰らいやがれクッソタレが!!」

 

 

そう理琉が言い放った直後、彼のウィンチェスターM1887と日野の20小銃から弾丸が射出。迷いもなくハンターの腹部へと飛んでいく。

 

 

「!!!!??」

 

 

ハンターも気づいてはいたが飛びかかったことで対応できずもろに弾丸を喰らい弾き飛ばされる。すこし離れたところで倒れ込むがなんとか起き上がろうとする。だがその前に理琉がデザートイーグルをハンターの頭部へ突きつける。

 

 

理琉「せっかくならよぉ‥コイツの弾を味わってみるか‥?うますぎてすぐ逝くぞォ!!」パァァン!!

 

 

 

 

 

 

胡桃「そろそろだ‥!」

 

 

椎子「‥!見つけたぞ‥あれだな‥!」

 

 

 

理琉と日野がハンターと戦闘している間、胡桃と椎子は研究室まで全力で走っており目の前には目的の部屋が見えてきていた。

 

 

椎子「理琉君達が抑えている間に回収しなければ‥!!」

 

 

胡桃「もちろんd「がぁぁぁぁ!!」危ない‥!!」

 

 

先を急ごうとした直後突然隣の扉が蹴り飛ばされ、先程と同じ声とともにハンターが飛び出して椎子に襲いかかろうとする。

 

 

椎子「何‥!!!?もう一体いるのか‥!?」

 

 

椎子もこれは想定外の事態だったのか完全に不意をつかれる形になってしまっていた。このまま襲われそうになった直後‥‥

 

 

胡桃「させるかよ!!」

 

 

体が反射的に動いた胡桃は素早くシャベルを取り出して

椎子とハンターの間に立ちふさがる。そしてハンターの攻撃をシャベルで防ぎなんとか踏ん張る。

 

 

胡桃「椎子さんは今のうちに研究室に‥!!」

 

 

椎子「すまない‥!恩にきる‥!」

 

 

自分を助けてくれた胡桃に感謝しつつ自身は目的の研究室に滑り込むのであった。

 

 

「ガルルルル‥」

 

 

獲物を取り逃がし、さらには邪魔されたことで怒ったハンターは次の標的を胡桃に定めていた。

 

 

 

胡桃「へっ‥相当なお怒りモードだな‥」

 

 

これはしばらく逃してくれなさそうだと直感した胡桃、彼女もまた狙いをハンターに絞り、シャベルを構える。

 

 

胡桃「悪いが化け物相手でもアタシは引かないぜ‥?走るのは得意なもんでな‥!」

 

 

しばらく睨み合っていた二人だが、直後ほぼ同時に両者地面を足で蹴り弾かれたように飛び出すのであった。

 

 

 

椎子「よし‥!中には誰もいないな‥!」

 

 

研究室に滑り込んだ椎子は素早く中に誰もいないことを確認してからワクチンを保管するためのケースを棚から取り出し、ゴム手袋をしてから冷凍保管庫を開けてワクチンのサンプルが入ったガラス筒を手に取る。

 

 

椎子「コイツが‥人類を救うかもしれない希望か‥‥。なんとしてでも守り抜かなければ‥」

 

 

そんなことをつぶやきながら、素早くワクチンサンプルをケースにしまい込んで他にもなにかないか調べるのであった‥。

 

 

 

 

―――――――――――――

 

 

 

二階オフィス区画にて

 

 

小春「‥これは‥不味いかも‥」

 

 

待機中暇なためなにか他に情報がないかオフィスのデスクで調べ物をしていた小春が偶然にととあるものを発見する。

 

 

ーT-103型TYRANT及びMA-121型HUNTERの管理体制についてー

 

この二種類はアンブレラ社で開発されたGウィルスを使用した生物兵器で強力な個体でもある。よって管理体制は厳重に行うべし。尚この二種類の保管場所は地下研究所にて厳重に保管されている。使用コードはアンブレラ本部及び聖イシドロス大学地下区域にある解除コードを使うこと。

 

 

ボーモン「アンブレラ ハ セイブツ ヘイキ ノ カイハツ ニ チカラ ヲ イレテイル ミタイ ダヨ。ソノ ナカ デ カンセイタイ ノ タイラント ハンター コノ ニシュルイ ガ ココ アンブレラ シブ ニ ホカン サレテイル ヨ 」

 

 

小春「‥こうしちゃ‥いられない!早くしないと理琉達が!」

 

 

ボーモンの会話を聞いた直後、コピーした書類を持って弾かれたようにオフィスを飛びだして待機組がいる仮眠室へ向かい、勢いよく扉を開ける。

 

 

小春「みんな大変だよ‥!!」バァン!

 

 

美紀「どっどうしたんですか‥!?いきなり駆け込んできて‥」

 

 

小春「それはとりあえずこれを‥!!」

 

 

いきなり飛び込んできたことに驚いている一同、美紀がどうしたのかと聞いてくるが話すより見せたほうが早いと小春は判断してコピーした先程の書類を見せる。

 

 

鶴乃「これは‥‥!」

 

 

圭「何‥これ‥!タイラント‥ハンター‥生物兵器‥!?」

 

 

小春「この生物兵器が地下区画に保管されているみたいなの‥!!前までは管理をする人がいたからいいけど今はいない‥つまり‥」

 

 

美紀「‥いつ化け物達が解き放たれてもおかしくない‥!!」

 

 

鶴乃「‥こうしちゃいられない!早く知らせないと!!」バッ

 

 

圭「あっちょ!?鶴乃ちゃん!」

 

 

美紀と小春の言葉を聞いていてもたってもいられなくなった鶴乃は弾かれたように休憩室を飛び出していく。それを慌てて追うように圭や小春も飛び出していき、美紀とそれに続こうとするとボーモンが反応する。

 

 

ボーモン「アンブレラ ノ セイブツヘイキ アイテ スルナラ トナリノ ヘヤノ ジュウデン キキ ニ ホカン シテル スパークショット ヲ ツカッテ。キット ヤクニ タツヨ」

 

 

美紀「っ!これか!」

 

 

ボ―モンに言われて急いで扉を勢いよく開けて中に滑り込む。すると丁度開けた先に充電スポットがあり、そこにはスパークショットと書かれた武器が置かれていた。

 

 

ボーモン「ソノ スパークショット ハ ドンナ セイブツ ニモ キク キョウリョクナ デンリュウ ヲ 二ードルカートリッジ カラ デンキョク ヲ シャシュツ シテ デンリュウ ヲ ナガシテ クレルヨ。 アテタ セイブツ ハ シビレ ヲ オコシテ シバラク ウゴケナク ナルヨ。ケド ツカイスギタラ ワイヤーガ キレヤスク サイハッシャ マデ ジカン ヲ ヨウスルヨ」

 

 

美紀「説明ありがとうボーモン!‥これなら!」

 

 

ボーモン「ブウン ヲ イノルヨ」

 

 

説明をしてくれたボーモンに感謝を述べながらスパークショットも持ちつつバレットを背中にかけて仮眠室を飛び出して後を追う。

 

 

 

 

 

鶴乃「見えた‥!エレベーター!」

 

 

その頃美紀よりも先に言っている鶴乃達はあと少しのところでエレベーターに着こうとしていた‥しかし‥

 

 

バリィィィン!!!

 

 

圭「なっ‥!?」

 

 

突然エレベーター前の窓ガラスが本来なら地下にいるはずのハンターが割れて勢いよく飛び込んでくる。それを見た三人は反射的にBerettaやHK416、グロック17を構える。

 

 

小春「コイツが‥例の化け物‥」

 

 

圭「タイミングが良すぎますね‥‥。それだけ‥この化け物が賢いってことでしょうか‥?」

 

 

鶴乃「でも‥ここで手こずってたら‥「みんな!」美紀ちゃん!?」

 

 

どうしようかあぐねていたところに美紀がスパークショットを持ちつつ駆け寄ってくる。

 

 

美紀「クソ‥やはり簡単には行かせてくれなさそうですね‥」

 

 

圭「うん‥、ってところでその武器は何?」

 

 

ふと圭が美紀の抱えているスパークショットに気付いて尋ねてくる。

 

 

美紀「あっこれ?これはさっきボーモンが役に立つから持っていってって言われて持ってきたの。強力な電流が流れて相手の動きを抑えるかわりに乱用はできないけど‥‥」

 

 

小春「なるほど‥んじゃ!美紀!ここは私達に任せて先行きなよ!」

 

 

美紀「え‥!?でも‥怪物の切り札‥」

 

 

鶴乃「恐らく地下にはコイツよりも強いヤツがいるはずだよ!!だから!こんなのに使うより温存してたほうがいいって♪」

 

 

圭「私のことは大丈夫だから‥美紀!お願い‥!」

 

 

美紀「‥‥わかりました‥!!ここは任せます!」

 

 

そう言って三人に任せる形で美紀はハンターの隣をすきを見て通過、エレベーターへと向かう。もちろんハンターも追おうとしたが‥

 

 

ダダダダダ!!!

 

 

「!!!!?」

 

 

美紀のもとにはいかせまいと鶴乃達が一斉に射撃開始、何十発の弾がハンターの背後に吸い込まれる。それで追うのは無理と判断したのか諦めて標的を鶴乃達に向ける。

 

 

小春「まさか‥久しぶりの戦闘がこんな化け物とはね‥!!なんかワクワクしてきたよ‥!」

 

 

圭「奇遇ですね‥!私もです!意地でも倒してやりましょう‥!!」

 

 

鶴乃「おっしゃー!!協力プレイだ!一斉に攻撃すれば倒せるよきっと!」

 

 

狙い通りと言わんばかりの表情を浮かべた三人は、再び射撃を開始。ハンターとの激しい戦闘の火蓋を切るのであった。

 

 

 

―――――――――――――――

 

 

 

美紀「はぁ‥はぁ‥ついた‥!」

 

 

激しい銃撃戦を聞きながら息を切らしつつエレベーターの前に到着する。

 

 

美紀「地味に重いね‥この武器‥。いや‥バレットも持ってるからか‥」

 

 

そんなことをぼやいていたいるとエレベーターが到着して扉が開き中に入る。それからエレベーターが閉まると一旦スパークショットを床において無線機を取り出す。

 

 

美紀「地下だから‥繋がればいいけど‥‥」 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

ダダダダダ!!

 

 

雪「あ〜もう!何なのよこいつ!!」

 

 

由紀「‥ダメ‥!全然効かないよ‥!!」

 

 

あれから距離を取っては射撃を繰り返しているが全くと言っていいほど効果があるようには見えない。一応頭に射撃をすれば多少怯むもののそれでも倒すまでには到底及ばずにいた。  

 

 

雪「いったいどうやったら弾丸防げる肉体を作れるのよ‥!!‥いや!違う‥たぶんこれ防弾チョッキ来てるわね‥!」

 

 

少し射撃をし続けたあとようやく攻撃が効かない原因を突き止める。そう、このタイラントは全身に黒いコートを身に纏っているがそのコートは耐爆防爆防弾使用という、このタイラント特有のアーマを着ているのだ。元々はタイラントの体の制御をするために着させているものだがそれを防弾などにすることによってさらに防御力をアップされているのだ。

 

 

由紀「でも‥!それがわかったとしても‥どうやって倒すんですか‥!?」

 

 

雪「‥っ‥!(ピピピ!!)!」

 

 

どうすればいいのか、必死で知恵を巡らせているとポケットに入れていた無線機が鳴り響く。それに気付いて無線機を取り出して通信に出る。

 

 

美紀「良かった‥!繋がったみたいですね‥!」

 

 

雪「美紀ちゃん!?それに背後の音からして‥もしかしてエレベーターにいるの?」

 

 

美紀「はい‥!地上で小春さんが生物兵器がこの地下施設にいることを知って‥!それで伝えようかと‥!」

 

 

雪「‥あいにくだけど‥、すでに会敵しちゃってるのよね‥」

 

 

そう言って視線を向けた先には交信中の雪にかわり射撃している由紀の姿が‥しかしその攻撃も怯むことなくタイラントは迫りくる。

 

 

美紀「‥間に合いませんでしたか‥‥」

 

 

雪「今来てるんでしょ?ついたらすぐに引き返して‥。コイツの相手は埒が‥」

 

 

美紀「いえ‥、今地上でも変な化け物相手に鶴乃ちゃんたちが戦ってるので‥ここで引き返すわけには‥。」

 

 

由紀「上でも‥‥」

 

 

美紀「でも大丈夫です‥!ボーモン君から秘密兵器を貰ってきたので‥!」

 

 

あちこちで化け物が出現していることを聞いて少し暗い雰囲気になっていた由紀。しかしそれを励ますかのように美紀が声をあげる。

 

 

雪「秘密兵器‥?」

 

 

美紀「はい!スパークショットという電極を放って電流を相手に流し込むというスタンガンみたいなやつですかね‥?アンブレラが対生物兵器の一つとして作り出した武器みたいです。これを使えれば相手の動きを止められると思います‥!」

 

 

雪「なるほど‥!それなら‥行けそうね!そのスタンガンと‥美紀ちゃんのバレットを合わせれば倒せるかも‥!んじゃ!早速反撃と行きましょうか!」

 

 

由紀「うん!」

 

 

美紀「わかりました!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

胡桃「おらぁ!!(ゴギィィン!!バァァァン!)」

 

 

「!!??」バタッ

 

 

ハンターと激しい接近戦を繰り広げていた胡桃、しかし隙を掴んだ胡桃が素早く背後に回り込んで首元にシャベルをひとつき、からのM4で頭部に至近距離の弾丸を喰らわせてようやく倒すことに成功する。

 

 

胡桃「はぁ‥はぁ‥‥」

 

 

しかし胡桃自身も損耗が激しく、シャベルを地面に立ててようやく立てる状態にまで息が上がっていた。

 

 

胡桃「くっそ‥‥はぁ‥はぁ‥あれだけ‥体力には‥自身が‥あると‥思った‥けど‥キツい‥モンが‥あるな‥」ヨロ

 

 

一瞬倒れそうになるもなんとか体制を保って壁によりかかる胡桃。しかしそんな彼女に追い打ちをかけるかのようにもう一体のハンターが姿を表す。

 

 

胡桃「ったく‥勘弁‥してくれ‥」ハァハァ

 

 

ただでさえ満身創痍なのにもう一体が現れたことに参った表情をしつつシャベルを構えて身構える。しかし激しく動く体力はすでに残っていない‥。

 

 

ーどうにかして‥やり過ごさないと‥ワンちゃんかけるか‥?ー

 

 

しかしそんなのをお構いなしのハンター、は襲いかかる体制に構え直後飛び出そうとした‥が‥

 

 

ババババ!!

ドォォォン!!

 

 

背後から銃声が響くとともにハンターの頭部に何十発もの弾丸が放たれ生々しい音が鳴り頭部を失ったハンターはそのまま倒れ込んでしまう。

 

 

理琉「ったく、大丈夫か?胡桃」

 

 

胡桃「ったく‥遅いぜ‥。二人共‥‥危うくこっちがミンチになりかけるところだったよ‥」

 

 

日野「わりぃ(汗)こっちも手間取っててな‥」

 

 

弾丸が飛んできた方向に視線を向けると、あっちのハンターも片付けたのか理琉と日野がやってくる。そして研究室にいた椎子も目的のものを見つけたのか出てくる。

 

 

椎子「かなりの激戦だったようだな‥」

 

 

胡桃「あぁ‥‥お陰でヘトヘトだよ‥。んで‥目的のもんは手に入れられたのか‥?」

 

 

へたり込んでいたため、日野に手を貸してもらいつつ立ち上がり椎子にワクチンのことを聞く。

 

 

椎子「あぁ‥、みんなのお陰でこの通りサンプルは手に入れた‥」

 

 

理琉「コイツがそうなのか‥、とりあえずさっさと戻ろうぜェ。みんなをまたせちゃ悪いし」  

 

 

日野「それもそうだな」 

 

 

こうしてワクチンのサンプルを手に入れた理琉達はエレベーターで待たせている雪達と合流すべくエレベーター乗り場へ戻るのであった。

 

 

 

 

―――――――――――――――――

 

 

 

雪「さぁ!化け物!あんたのご所望の獲物はここよ!!」

 

 

89式で射撃しつつタイラントを誘導する雪、ちなみに由紀は美紀と合流するためにエレベーター乗り場へと向かっていたのだ。 

 

 

「ウガァァァ!!!」

 

 

突然怒号を発したと思えばタイラントは右腕を大きく振り上げて、雪目掛けて振り落とす。

 

 

雪「甘い‥!!」 

 

 

しかし何事もなかったかのように雪は左に避けてその振り落としをかわす。そして振り落としによって隙が出来たタイミングで頭目掛けてSFP9ハンドガンでワンマガジン叩き込む。

 

 

「‥!!!」

 

 

いくら倒れないとはいえ、先程から頭に撃ち込まれたことにより流石のタイラントも苛立ちを見せる。しかし雪はそんな状況を逆手に取り逆に意識をこちらに向けさせるように誘導する。 

 

 

美紀「雪さん!!」ブン

 

 

エレベーターホールの近くまできた瞬間美紀の声がした直後、何かを投げる音が聞こえてくる。それと同時にタイラントが再び拳を振るう。

 

 

ガァァァン!!

 

 

しかしそれもなんの苦もなく避けた雪はその反動を利用して美紀がこちらに投げてきたスパークショットをキャッチ、拳を振るったことで動きが止まったタイラントの頭部に照準を合わせる。

 

 

雪「あんたの弱点は一撃の隙が大きいことよ‥!!」

 

 

そう言い放った直後、トリガーを引いて一射目のデンキョクを頭部目掛け放つ。タイラントの頭部に命中した直後物凄い電流が流れ出す。

 

 

「‥‥!!!」

 

 

今まで攻撃が通じなかったタイラントでも電流には勝てなかったのか頭部をビリビリさせつつ動きが止まる。そしてトドメと言わんばかりに二射目も発射、2つの電極から流れ込んでくる電流で完全に動かなくなる。

 

 

バチチィ!

 

 

雪「くっ!不可がかかりすぎたか‥!」

 

 

だがタイラント相手に電極を流し込んだことでスパークショットが完全にイカれてしまう。だが電流は流れており感電しないように持っていた手から離す。

 

 

美紀「避けてください!!」

 

 

美紀の退避合図ともに横にズレる雪、直後バレットで狙いをつけていた美紀がトリガーを引いて発砲、7.62mmの弾丸が空中で螺旋状を描きながら迷いもなくタイラントの頭部へと飛んでいく。速射でも当てられる技術を持つ彼女からすれば止まっている目標に当てるなど造作でもないこと。弾丸は外れることもなくタイラントのこめかみに命中、そのまま貫通する。

 

 

バタァァァン!!

 

 

頭部を撃たれたことで抜け殻のようにタイラントは前のめりで勢いよく倒れて動きが止まる。

 

 

由紀「やった!!」

 

 

それを見て安堵したのか由紀の表情が明るくなり安心した表情になっていた。

 

 

雪「ナイス♪美紀ちゃん!」 

 

 

美紀「えへへ‥♪」

 

 

 

それからタイラントの動作停止を完全に確認してから一同は理琉達と上で戦闘している小春達との合流をするためにエレベーターホールへと戻るのであった。

 

 

 

 

 

しかし‥タイラントは完全に動作を止めていないことなど彼女達は知る由もなかった‥。もう一つの秘密を隠していることも‥‥




なんとか地下組はタイラントやハンターの撃退に成功


そしてワクチンのサンプルも無事に入手して地上で戦闘している小春達と合流を目指すのであった‥。


しかし‥まだ悪夢はおわっていないことを彼女たちはまだ知らない‥。 


そして‥アンブレラの実力はまだまだあると‥
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。