がっこうぐらし!ー絶望、そして希望ー   作:三坂

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アンブレラの無線を傍受した学園生活部は

巡ヶ丘支部から脱出することにした。


第四十九話 幕開け

そして翌日‥‥

 

 

由紀「んにゅ‥‥」(目が覚める)

 

 

朝の日差しがカーテンの隙間から差し込んで来たことで目を覚ます由紀。すこしもぞもぞしつつ布団から起き上がる。

 

 

由紀「もう‥朝‥か‥」

 

 

 

 

 

理琉「みんな急いで支度してここを出るぞ‥持っていけるもんは車に積み込んでおけ」

 

 

それから一同はいち早くここを出るために支度を進めここに置いてある食料や弾薬を持ち出せるだけ持ち出し車に積込んでいく。

 

 

胡桃「積み込み終わったぜ」

 

 

日野「んじゃさっさとここを出るか‥‥」

 

 

雪「えぇ‥‥」

 

 

準備を完了したのを確認して忘れ物がないか確認してから3台に別れて車に乗り込んで出発、アンブレラ巡ヶ丘支部を後にする。

 

 

それから数時間後‥

 

 

 

美紀「そういえば‥この次の目的地の宛はあるんですか‥?」

 

 

日野「どうだろうな‥‥とりあえずはアンブレラの奴らにバレないところがあればいいんだが‥‥」

 

 

鶴乃「ここまでになるとは思わなかったからね‥‥」

 

 

とりあえず脱出できたのはいいもののこの先どうするのか学園生活部は頭を抱えていた。ワクチンを手に入れたとしても所詮はサンプル‥完全な完成形ではないため治療薬としてはまだ使えない。それに生物兵器を倒したことでアンブレラからは完全にマークされて全力で潰しにかかる勢いだ‥。つまり何が言いたいのかというと詰みかけているのだ。

 

 

小春「そうなるとあんまり長く放浪できないね‥‥アイツらの追跡もあると大学にも戻りにくいし‥‥」

 

 

圭「んも〜!!どうすればいいのさ‥!!」

   

 

なにかいい案がないか考えていたが全く案が出てこない。出てきたとしても失敗することは確実だということはわかりきっていた。 

 

 

由紀「ん‥?待って!車停めて!」

 

 

そんな中異変を感じ取ったのか由紀が突然声を張り上げて、それにステアリングを握っていた雪・日野・理琉は驚いたが速やかに車を止める。

 

 

バババババババ!!!

 

 

椎子「どうらや‥お出ましのようだな‥‥」

 

 

そう言って窓から上空に睨みを効かせる椎子、その直後に大きなローター音とともにアンブレラのマークをつけた数機のヘリが通過していく。

 

 

美紀「早速お出ましですか‥‥飛んでいく先からすると‥‥」

 

 

雪「えぇ‥確実にさっきまで私達がいた巡ヶ丘支部でしょうね‥‥。昨日の無線を傍受して良かったわね‥」

 

 

昨夜のボーモンが傍受した無線がなければ完全にアンブレラと鉢合わせになり戦闘になっていたのは確か。この先のことを考えると弾を温存できたのはかなりデカい。

 

 

小春「うわ‥‥アパッチとかコブラもいるじゃん‥‥。やっぱり確実にやりに来てる‥」

 

 

理琉「イヤ‥それだけじゃねぇ‥」

 

 

高校での戦闘の際に嫌というほど見た戦闘ヘリ、それがここでも出会ったことに思わず嫌な表情になる小春。しかし理琉がそれを否定してそのヘリの後続を確認する。

後続からやってきたのは輸送ヘリ、しかしその下にフックで吊り下げているのは明らかに装甲戦闘車。しかも1両ではなく何台も‥‥

 

 

雪「‥‥‥これ‥私達たどり着けるのかな‥‥」

 

 

鶴乃「‥‥‥」

 

 

通過していく輸送ヘリを眺めつつ雪の表情が曇りポツリとそんなことを口に出す。そんな彼女にどう返したらいいのか一同はわからずにいた。‥いや‥答える余裕もないであろう‥。

 

 

由紀「大丈夫‥なんとか‥なるよ‥きっと‥」

 

 

理琉「由紀ィ‥‥」

 

 

しかし由紀はそんか葛藤を引き離すように首を振ってなんとか我を保つ。理琉は由紀の頭のを撫でることしかできなかった。

 

 

 

 

 

 

それからしばらくしてヘリの列が通り過ぎていたのを確認してから再び3台は走り出していく。

 

 

日野「ひとまずここで休憩するか‥‥」

 

 

美紀「そうですね‥‥」

 

 

圭「疲れたぁ‥‥ヘリのせいでなかなか休めなかったですからね‥」

 

 

長距離ドライブで疲れたことと、宛がない移動が長引くことは流石に不味いということで一度整理することを目的で目に止まったコンビニの駐車場に車を止める。

 

 

理琉「ったく‥‥気が抜けないっていうのはなかなかキツイな‥‥」

 

 

由紀「うん‥‥」

 

 

胡桃「大学に来るまでの道のりよりキツイぜ‥‥」

 

 

終わりの見えない逃避行のためか一同の疲労困憊の具合が表情で見て取れる。しかしとりあえずは落ち着けそうなため警戒しつつすこしリラックスする。

 

 

日野「ひとまずこの中探索すっか‥食料はまだストックあるけど‥この先のことを考えると絶対足りないよな‥」

 

 

雪「えぇ‥そうね‥‥。それじゃ私と日野、鶴乃ちゃんで中見てくるから外お願いできるかしら?」

 

 

胡桃「おう!任せときな♪」   

 

 

小春「何かあればすぐに呼ぶね」

 

 

鶴乃「ほいほい〜♪んじゃ!いってきます!」

 

 

外の見張りは理琉達に任せて日野以下三人はコンビニ内の探索を行うために銃を持って建物内に入って行くのであった。

 

 

 

 

キャンピングカー車内にて 

 

 

椎子「‥‥」

 

 

その頃椎子は一人車内のテーブルにパソコンをおいて作業をしていた。その隣にはケースに入ったワクチンのサンプルの姿が‥

 

 

ボーモン「土着菌 巡ヶ丘 コレガ アンブレラノ ツカンデイタ ジョウホウ ダヨ」

 

 

椎子「巡ヶ丘‥土着菌‥‥やはりどこで聞いたことが‥‥」

 

 

どうやらボーモンの言っていることがほかのメンバーよりも引っかかっているようで持ち帰ったアンブレラのデータを隅から隅まで調べていた。

 

 

椎子「1968年の男土市で起きた突然の人口半減‥これもランダルが最初に起こしたパンデミックという報告がまさかアンブレラにあるとはな‥しかし‥なぜ‥このパンデミックは感染が広がらなかったのか?」

 

 

1968年、巡ヶ丘市のぜんしんである男土市で発生した正体不明の人口半減事件‥。この書類にはこの事件はランダルコーポレーションで起きたウィルス漏洩事故が原因と書かれていた。しかしなぜか感染は市外に広がることがなく市内も壊滅的な被害は免れたのか‥それはアンブレラやランダルコーポレーションでさえもわからずにいたのだ。

 

 

椎子「だが‥このワクチンができれば治療も可能‥。だがアンブレラはあと少しのところで躓いたってことか‥‥。」

 

 

本来ならアンブレラはワクチンは開発していなかったのだが過去に起きたラクーン事件や各研究所で起きたウィルス漏洩事故を受けてその対処方法として開発していたのだ。しかしいくらアンブレラでもワクチンを作ったことがなかったため研究が頓挫、さらにそこに追い打ちをかけるように今回騒動を受けて研究が完全にストップしていた。

 

 

椎子「‥まさか‥な」

 

 

ポツリとそんなことをいいながらワクチンのデータととある情報を解析するのであった。 

 

 

コンビニ内にて‥‥

 

 

日野「この声‥いるな?」

 

 

雪「えぇ‥いるわね‥これ」

 

 

鶴乃「はい‥」

 

 

店内に入ろうとした直後中から聞こえてくる複数のうめき声を確認した直後、三人は素早く銃を構える。

 

 

鶴乃「見たところ‥6体ほどですかね‥?」

 

 

日野「俺は奥の二体をやるから‥雪は真ん中‥鶴乃は手前をお願いできるか?」

 

 

雪「オッケー‥!」

 

 

手分けして倒すために事前に話し合って三人は一旦分かれてゾンビを倒すことに。

 

 

鶴乃sidebar

 

 

日野さんや雪さんと分かれた私は、手前を彷徨いていたゾンビ?っていうのかな?そんな奴らにゆっくりと近づくいていく。ただBerettaの弾はアンブレラの生物兵器との戦闘でかなり消費してしまった‥、一応巡ヶ丘支部でかなり補充できたけどこの先のことを考えたらあんまり使いたくない。

 

 

鶴乃「なら‥!とりゃぁ!」ブン!!

 

 

一旦拳銃をしまって腰から扇を2つ取り出す。それからコイツらが気づいていないうちに素早く隠密に接近、背後から勢いよく首元を切りつける。

 

 

「ぁ"ぁ"ぁ"!!!」

 

 

急所を攻撃されたことでかなり大きなうめき声を上げてたあと、不気味なダンスを踊りつつその場に倒れ込んでしまう。それでちゃんとトドメを刺したか確認する。

 

 

鶴乃「大丈夫そう‥」

 

 

バババババババ!!

ドサッ!!

 

 

ほかの二人も制圧し終わったのだろう、背後から銃声とゾンビが倒れる音が聞こえてくる。とりあえず一旦合流するために日野さん達のところに戻ることに。

 

 

 

 

 

日野「おっ‥ここ意外と食料残ってるじゃないか」

 

 

商品棚を見つつ笑みを浮かべる日野、彼の視線の先には何個かおいてあるインスタント系などかかなり残っていた。

 

 

日野「まあ何個か減ってるから一応他に生存者は来てたみたいだが‥多すぎて持って切れなかったってとこか‥」   

 

 

とりあえずキャンピングカーから持ってきた空のダンボールにインスタント系の食べ物を詰め込んでいく。

 

 

雪「こっちにも長期保存の効くお菓子あるよ〜」

 

 

お菓子コーナーの方を探索していた雪の方も残ってたのか声が聞こえてくる。そして飲料水の方の探索をしていた鶴乃の方も‥

 

 

鶴乃「こっちの飲み物けっこう残ってたよ〜」 

 

 

バックヤードから声が聞こえるとともに台車に飲料水の箱を載せた鶴乃が出てくる。

 

 

日野「どうやら、ここは当たりみたいだな‥探索したがいがあったぜ‥‥」

 

 

雪「そうねぇ‥この先こうゆうことは確実に減っていくでしょうし‥‥回収できるだけしておくほうがいいでしょう」

 

 

鶴乃「みんな喜ぶよきっと〜これだけあれば♪」

 

 

日野「それじゃそろそろ戻るかね〜。みんな待ってるだろうし」

 

 

食料や飲料水の入った箱を台車に乗せて一同の元へ戻るのであった。

 

 

 

―――――――――――――

 

 

日野「ただいま〜」

 

 

理琉「おッお帰りだぜェどうやら目当てのモンは見つけた見てェだな?」

 

 

雪「まあね〜。何体かいたけど特に障害にならなかったわ〜」

 

 

由紀「これならしばらくは大丈夫そうだね♪」

 

 

美紀「久しぶりにいい報告が聞けました‥(汗)最近暗めのことしかなかったので‥」

 

 

圭「あ〜‥(汗)」

 

 

そんなこんな話ながら車に食料や飲料水などを運び込んで台車は邪魔にならない隅っこに片付ける。それが終わると一同は車に乗り込んで3台は再び出発する。

 

 

理琉「っととそういやァ日野達に今後について話してなかっなァ?」

 

 

するとふと思い出したのか理琉が突然声をあげる。それを聞いて日野達も思いだす。

 

 

日野「そういやぁそうだったな‥?んで決まったのか?」

 

 

理琉「仮見てェなもんだがな。ひとまずは身を隠せる場所に最適な地下駐車場がある巡ヶ丘地下駐車場に向かうことにした。」

 

 

美紀「地下駐車場なら比較的目立ちませんし‥‥あそこなら落ち着いて話し合えると思います。」

 

 

雪「まっ現実的に考えるならそうよねぇ‥‥」

 

 

小春「だよねぇ‥‥相手は軍隊のようなもんだし‥いや正確には軍隊だけど‥‥」

 

 

攻撃ヘリや装甲車を持っているとなれば地上の施設では危険にさらされる可能性がぐんと高くなる。そのため比較的目立たないような地下施設に退避する必要があったのだ。

 

 

胡桃「とりあえずは当面それが目標だろうな‥変に大学戻ってめぐねえ達を巻き込むわけにはいかないし‥」 

 

 

圭「‥うん」

 

 

そうして3台は青空満天の下荒廃した巡ヶ丘市内を警戒しつつ走っていた。その車内では外の様子を見るものや銃のチェックをするものや本を読んだり喉が乾いてお茶を飲んだりとそれぞれ自由に過ごしていた。

 

 

理琉「ン‥?」

 

 

小春に運転を変わってもらいウィンチェスターやデザートイーグルの整備をしていた理琉だったがなにか気づいたのか顔をあげる。

 

 

由紀「どうしたの?マー君」

 

 

理琉の異変に気づいたのか読んでいた本をテーブルに置いて由紀が彼の元へやってくる。

 

 

理琉「イヤ‥‥‥ローター音が聞こえたような気がしてなァ‥」

 

 

小春「え?ローター音?」

 

 

彼の言葉に首を傾げつつチラッと上空を確認する小春、しかし見ている範囲ではヘリなどは確認できない。

 

 

小春「どこにもいないよ?」

 

 

理琉「そうかァ‥‥?」

 

 

由紀「あっもしかして遠くを飛んでるヘリの音が聞こえたとか?」

 

 

小春「そうじゃない?というかきっと理琉疲れてるのよきっと、最近休めてないみたいだし。このタイミングで休んだら?」

 

 

理琉「マァ‥そうかもなァ‥‥ンじゃそうさせてもら‥‥小春!!左に避けろォ!!」 

 

 

小春「え!?」

 

 

突然大きな声を理琉が出したことで驚きの表情を浮かべる小春。しかし腕は反射的に動いてハンドルを左に切る。

 

 

ドゴォォォォォォン!!!

 

 

キャンピングカーが左へ避けた直後、先程までいた場所にどこからか飛んできた対戦車ミサイルが着弾、激しい土煙をあげる。

 

 

由紀「キャァァァ!!!」

 

 

ミサイルが着弾した衝撃でキャンピングカーが激しく揺れた衝撃で思わず悲鳴をあげる由紀。

 

 

胡桃「なっ‥!?」

 

 

鶴乃「‥!?」

 

 

突然キャンピングカーが進路を変更したと思えば頭上からいきなり現れたミサイルが地面に着弾、激しい土煙が上がったことに驚きを隠せない胡桃や鶴乃。それは雪も同じだったが反射的にハンドルを右に切ってなんとかギリギリで避けることに成功する。

 

 

日野「なんだなんだ!?何が起こって‥」

 

 

美紀「ふたりとも!!あれを!」

 

 

圭「あれって‥!?」

 

 

突然後ろで爆発が起こり何があったのか状況が飲み込めない日野と圭、しかし美紀は上空を指さしたことでそれは判明する。

 

 

日野「‥くそったれ!」

 

 

思わず大声を吐き捨てつつアクセルを更に踏み込む日野。日野が向けた視線の先にはキャンピングカーの影から姿を表した機体下に備えた30ミリチェーンガン・そして左右の翼下に吊り下げた対戦車ミサイルのヘルファイアが特徴的なアパッチ戦闘ヘリ。側面には嫌というほど目に入るアンブレラのマーク。

 

 

圭「‥こんな早く見つかるなんて‥!!」

 

 

小春「こっこれどうすんのよ!!?」

 

 

雪「とりあえず逃げるわよ!!こっちには対抗手段が‥‥いや!ある!」

 

 

ミサイルを外したことで次は30ミリチェーンガンで射撃をしてくるアパッチの攻撃をなんとか左右にステアリングを切って回避していた雪があることを思い出す。

 

 

雪「日野!!確かあんたの車に地対空ミサイルのスティンガー積んであったわよね!」

 

 

日野「‥!!そうか!美紀!確か後部座席の開いてる方にスティンガー積んであったはずだ!!」

 

 

美紀「!これか!」

 

 

圭「はい!!」

 

 

日野に言われて後部座席に視線を向けるとそこにはスティンガーが立てかけられているのが確認できる。後部座席にいた圭からスティンガーを受け取ったあと助手席の窓を開ける。

 

 

美紀「‥でも相手は軍隊並の実力を持ってる‥となれば‥この攻撃も避けられるかも‥なら!」

 

 

しかしスティンガーの弾は装填されている一発のみ、それを外せば反撃の手段がなくなる。それならと思ったのか美紀はおいてあった無線を取り、

 

 

美紀「理琉さん!!少し手伝ってほしいことが‥!」 

 

 

繋げた相手は理琉、彼に経緯を説明すると彼も笑みを浮べて頷く。

 

 

理琉「なるほどなァ‥!もちろんだゼ!やってやろうじゃねぇか!」

 

 

 

 

――――――――――――――

 

 

「こちらアパッチ02!目標確認!!現在追跡中!」

 

 

「了解!相手の銃の射程に入らないようにしながら確実に始末しなさい!!」

 

 

同時刻、3台を発見したアパッチは速やかに本部に報告。春井の指示を受けながら射撃を続ける、そして隙を見ては対戦車ミサイルを打ち込んで確実にやろうとする。

 

 

「へっ!ちょこまかと避けても無駄だぜ!地上車両がヘリから逃げるなど不可能に近い!たとえ地下道に立て籠もっても部隊を送り込めばいい‥!それに‥」

 

 

そう言って視線を向けた先の画面に表示されているGPS反応が‥‥

 

 

「アイツらもバカだよな‥!支部のケースには社外への持ち出しを阻止するためにGPSがついてるんだよ、つまりコソコソしててもバレるってことさ!」

 

 

副操縦士も笑みを浮かべつつ全力で逃げている3台に視線を向ける。今のところは避けれているがこんな状況が続くとは思えない、いずれかはトドメをさせるとパイロットの二人は思っていた。

 

 

「っと!早速キャンピングカーの動きに隙が出てきたぜ!」

 

 

「それなら!最初の獲物はキャンピングカーだな!あのデカブツはいい目標だぜ!」

 

 

操縦盤のタッチパネルを弄り、画面に写ったキャンピングカーへと狙いを定める副操縦士。ロックオンが完全に完了すると発射ボタンを押そうとする‥。

 

 

ガギィィィん!!!

 

 

「なに!?」

 

 

ロックオン画面に写っているキャンピングカーから閃光が発したと思えばヘリになにか当たる音が響くと同時に非常アラームが鳴り響く。

 

 

「どうした!?何があった!!」

 

 

「くそ!ヘリの動きがコントロールできねぇ!?コイツは後部ロータやられやがった!」

 

 

操縦士が必死に操縦桿を握っているがヘリはゆうことを聞かずに動きがおかしくなりコントロールを失う。 

 

 

 

 

 

理琉「へッ!!ザマァ見やがれってんだ!こっちに対抗手段がないと思ってたか!」

 

 

閃光した場所にはキャンピングカーの天井についている屋根窓から天井に登りデザートイーグルでアパッチの後部ロータを破壊することに成功した理琉の姿が

 

 

理琉「美紀ィ!!今だ!!」

 

 

美紀「わかってます!」

 

 

ヘリがコントロールを失ったことを確認し、3台は車を止める。そのうちの17クラウンの助手席窓からスティンガーの照準器で狙いを定める美紀の姿が

 

 

美紀「‥発射!!」カチ

 

 

そう叫んでトリガーを引く、それと同時にスティンガーにこめられていた地対空ミサイルが轟音とともに射出対戦ヘリに向けて勢いよく飛んでいく。

 

 

「ミサイルが‥!!ミサイルがこっちに!」

 

 

「だめだ!コントロールを失った以上避けることができません!!」

 

 

「もはや‥ここまでか‥!」

 

 

最後にパイロットがそう言い放った直後、美紀が放った地対空ミサイルが着弾、対戦ヘリは激しい爆風に包まれ周囲にはヘリの部品が燃えながら散乱。残骸が建物に墜落していくのであった‥。

 

 

 

日野「ふぅ‥‥」

 

 

あれからなんとか逃げ切ることに成功した一同は今夜を凌ぐために比較的状態のいい公民館で休むことに。

 

 

理琉「とりあえずはァここで休むかァ‥‥」

 

 

雪「なんか今日はやけに疲れたわ‥‥」

 

 

小春「同意ぃ‥‥」

 

 

やはり戦闘となれば疲労のたまり具合は尋常では無い。それぞれの表情には疲れの表情がちらほらと見えているし終わりの見えない戦いの最中というのもあるだろう。

 

 

圭「んじゃ入口しっかり施錠して寝ましょうか‥‥」

 

 

由紀「おやすみ〜‥‥」   

 

 

とりあえず明日に備えて寝ることにした一同、毛布を引いて横になるとあっという間に深い眠りにつくのであった。

 

 

 

 

 

一人を除いては‥‥

 

 

椎子「‥‥」

 

 

公民館のとある部屋で一人ワクチンが入っていたケースを眺めている椎子。その中に赤く点滅する信号の姿が‥‥

 

 

椎子「道理で動きがいいと思った‥‥」

 

 

そうボヤキつつ視線を横に向けるとそこにはスヤスヤと寝ている一同の姿が‥‥    

 

 

椎子「‥このGPSがあるのはまずいな‥‥。かと言って‥壊せばバレてしまう‥‥。それなら‥‥」

 

 

ふとそんなことをいいながらメモ用紙を取り出してなにやら書き留めている。そしてボーモンを起動してあるデータを吹き込ませ、それが終わるとワクチンを別のケースに入れて保管。GPSかついているケースを持って外に向かう。

 

 

椎子「‥‥いずれ‥こうするしか方法がないときは覚悟していた‥‥。(チラッ)この子たちは‥人類の希望だ‥守らなければ‥‥」

 

 

そう言って公民館を出ようとしたが‥が‥

 

 

由紀「椎子‥さん?」

 

 

背後から声をかけられて慌てて視線を向けた先には玄関に佇む由紀の姿が‥‥

 

 

椎子「‥君は確か‥‥」

 

 

由紀「まさか‥一人でかけ抜け‥?」

 

 

椎子「いや‥そうじゃないが‥‥」

 

 

由紀「‥じゃあどこに行く気だったの‥?」

 

 

椎子「‥‥」

 

 

なんとかいい言い訳がないか探していた椎子だったが結局いい案が浮かばず観念してそのことを話す。

 

 

椎子「‥‥ということだ‥」

 

 

由紀「‥‥でも‥一人で抜けがけはめっ‥!だよ?」

 

 

意外と話せばわかってくれるかと思っていたがしかし由紀はそこをどこうとしなかった。

 

 

椎子「‥君もわかっているだろう‥‥。このままでは誰かが犠牲になりかねない‥‥だったら‥」

 

 

由紀「だからって自分だけが犠牲になろうなんて思っちゃダメだからね?」

 

 

椎子「‥‥しかし‥‥」

 

 

由紀「しかしもこけしもないよ‥!学園生活部はみんなが揃ってこそ学園生活部なんだよ‥!だから一人でも抜けちゃ駄目だし何かあったらすぐに相談だよ?」

 

 

椎子「‥‥本当君は強いな‥‥」

 

 

一瞬ゴリ押しで行こうかと思ったが由紀の説得に折れて諦めることに。

 

 

由紀「んじゃ♪みんなを起こして伝えないと‥!」

 

 

そう言って由紀はくるっと回ってみんなのいる寝室へと向かおうとする。それに続いて椎子も進もうとした‥が‥‥

 

 

椎子「っ!!危ない!!」ガバッ

 

 

背後から突如として殺気を感じた椎子がかばうように由紀に覆いかぶさる‥。その直後‥‥ 

 

 

ダダダダダ!!!

 

 

突然外から銃声が聞こえたと思ったすぐあと、何発のも弾丸が二人に襲いかかる。

 

 

由紀「椎子さん!ねぇ!なにやってるの!?」

 

 

守られながら必死で声をかける由紀。しかし椎子は耐えるので精一杯で一言も答えない、しばらく撃たれ続けたが銃声が止まる。

 

 

由紀「椎子さん‥!!」

 

 

攻撃が止んだことを確認してから再び呼びかける由紀、しかし椎子はなにも答えることがなくその場に倒れ込む。

 

 

由紀「え‥‥」

 

 

しかも倒れた椎子の周囲の床には血の海が広がっているのを見て由紀の表情がこわばる。

 

 

春井「あら?一人生き残っていたのね?」

 

 

突然声が聞こえてきて恐る恐る視線を向ける由紀、彼女の目に映ったのは複数の特殊部隊‥そして春井やレバン、ウェスカーの姿があったのだ。




アンブレラの戦闘ヘリの攻撃を受けがらもなんとか撃退

しかし‥GPSによって居場所を突き止めたアンブレラの奇襲によって椎子が負傷してしまう‥。

果たして‥彼女達の運命は‥!?
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