果たしてどうなるのか!
第五十一話 賭け
それから翌日‥‥
理琉「とりあえず高校に戻るにしてもどうするか‥そンでそのあとの行動について‥だな‥」
起床して朝ごはんを食べた一同はこの先の行動を入念に計画していた。
日野「そうだな‥。外にはアンブレラの野郎がウロウロしてるし‥なにより彼らもいるときた‥‥」
雪「仮にワクチンができたとしても交渉する方法がないと行けないし‥‥」
理琉「それについては問題ないゼ。ボーモンを使えば奴らの司令基地や軍に繋がるはずだ‥だがそれには中継地点がいるんだよな‥‥」
美紀「その中継地点っていうのはどうすればいいんですか?」
理琉「普通の電波塔ではダメだからな‥使うだとすれば‥‥ここか‥‥」
そういって机の上に広げた巡ヶ丘市内の地図のある場所を指差す理琉。その先には陸上自衛隊巡ヶ丘駐屯地と書かれていた。
雪「そうか‥!陸自基地なら高出力の通信器あるからそれを使えれば安定した通信ができる‥!」
小春「なかなかいい案じゃない?っとそうなると陸自基地に向かって手動で動かさないといけないのか‥」
理琉「システム自体はボーモンを使えば問題ないぜェ。幸いボーモンの入っているスマホはオレのと由紀が持ってる椎子のスマホにはいってるからそれを差し込めばあとは自動的にしてくれるから問題ないはずだ。だが問題は‥」
由紀「誰が行くか‥ってことだよね?」
そう基地でシステムを起動させることは問題はない。だがそれよりも問題なのは誰が陸自の基地に向かうか‥高校とはすこし離れた位置のためなにかあった際は援護ができないということだ。すると雪が手を上げて名乗る。
雪「‥それなら‥私が行くわ」
圭「え‥大丈夫なんですか‥?それは‥」
雪「大丈夫よ♪こうゆうのは戦闘に向いてる子が行ったほうがいいって‥」
美紀「そうゆう問題ではなくて‥‥!」
雪「‥‥?」
最初は何を言われているのかいまいちわかっていなかった雪だが美紀に指さされた先に視線を向けるとそこにはなんとも言えない複雑な表情をした日野の姿が‥
美紀「‥こうゆうことを言うのはなんですが‥‥目的が通信施設とバレれば激しい戦闘になるはずなんです‥‥。もしかしたら‥帰れなくなるかもしれないんですよ‥?‥そうですよね‥?日野さん‥」
日野「‥‥気持ちの代弁サンキュな‥。今更なんだって思うかも知んねぇが‥‥本当の気持ちをいえば一緒に行動したいが‥‥」
雪「祐也‥‥」
今までに見たことがないような複雑な表情を見せる日野。そんな彼を見て昔の自分とは違うんだと思わされた雪は静かに、歩み寄って抱き寄せる。
雪「‥大丈夫‥安心して‥‥絶対死なないから‥‥祐也をおいて先に行かないから‥‥約束する‥」
日野「雪‥‥」
雪「だから‥祐也も約束して‥?絶対生き残ること‥」
日野「あったり前だ‥‥俺もお前をおいていかねぇよ‥」
雪「約束‥だからね‥?」
日野「もちろんだ。約束する‥!」
そんな二人を見て染み染みとしてくる学園生活部、だがそれに負けまいと胡桃や鶴乃が手をあげる。
胡桃「決めた‥!アタシも行くぜ!」
鶴乃「私も!」
雪「えっ‥!?でっでも‥今まで以上に危険かもしれないよ‥?」
胡桃「今更何言ってるんだ‥♪私達は様々な苦難を乗り越えて来たじゃないか!これからだってやっていける!」
鶴乃「そうそう♪それに一人より三人いたほうが行動範囲広がるでしょ?」
雪「まあ‥そうだけど‥(汗)」
理琉「本当に大丈夫かァ?別に俺が行っても‥‥」
胡桃「駄目だ‥!お前は由紀を守らないといけないからな‥!大切な仲間なんだろ?もし由紀になんかあったら容赦しないからな‥!」
鶴乃「そうそう♪大切なお嫁なんだから♪」
由紀「‥‥//」
理琉「おっオウ‥//それも‥//そうだな‥//」
止めようとした理琉だが逆に鶴乃と胡桃のダブル攻撃を受けて由紀と一緒にお顔真っ赤状態になっていた。とりあえず切り替えさせるために一度咳払いをしてから話を続ける。
理琉「とりあえず話を戻すぜェ‥、その通信設備を起動させることができれば無線機は遠方まで使える。」
胡桃「電源とかは?」
理琉「非常用発電施設があるはずだからそれを使えはばいいゼ」
鶴乃「オッケー!」
理琉「それと同時にオレらは高校に戻って交渉材料の用意だ。いくらアンブレラといえど中身は人間、終わりのないパンデミックに疲弊しているのは向こうも同じはずだ。そこにワクチンをちらつかせれば内部崩壊は確実、そうじゃなくても各国の軍が動き出すはずだ」
小春「こっちも意外と責任重大だね‥‥」ドキドキ
理琉「その交渉役は由紀に任せたい」
由紀「ふぇ?私?」
圭「‥でも‥交渉役なら理琉さんとか小春さんが適任なんじゃ‥‥」
圭が疑問に思ったことを質問する。確かに彼女の言うとおりこのメンバーの中で一番そうゆうのに詳しいとなれば軍にいた理琉や小春が適任のはず。それなのになぜあえて由紀を選択したのか不思議に思っていた。
理琉「もちろン、選んだ理由は何個かある。だが一番はやはりこうゆうのは由紀が向いてると思うんだ」
美紀「‥というと?」
理琉「由紀は隠すのが不得意だからなァ‥だから本音を聞きやすいから信憑性があるんだ。」
胡桃「確かに‥♪由紀は隠し事下手だもんな〜」
由紀「うぅ‥褒められてるのか褒められてないのか‥」ショボン
なんとも言えない感想に思わずしょげてしまう由紀、そんな彼女を宥めるように理琉は彼女の頭を撫でる。
理琉「だがァ、裏を返せばそれだけ信用されてるッてことだ。安心していいぜ」
由紀「マー君‥‥うん!私頑張るよ!」
鶴乃「その息だよ!由紀先輩!」
雪「大変だと思うけど頑張って‥!」
日野「頼んだぜ‥!人類の希望さん!」
みんなからのエールを貰って、更には理琉からも応援されたことでやることを誓った由紀。
美紀「それなら‥私達は由紀先輩を守らないと行けないですね‥!」
圭「オッシャァ!!燃えてきたぁぁ‥!」
胡桃「あぁ!なんとしてでもこの戦いに勝つぞ!!」
理琉「決まりだな、んじゃ最終確認をするぞ?雪・胡桃・鶴乃の三人は陸自基地の通信設備の起動。その間に俺たちは高校に戻って治療薬の準備だ。由紀と小春が用意して交渉している間に俺たちはアンブレラの奴らを足止めするぞ」
雪「任せて!」
胡桃「了解‥!」
鶴乃「頑張るぞ〜!!」
日野「こりゃ忙しくなるぜ‥」
美紀「わかりきってたことじゃないですか‥♪」
圭「やってやろうじゃない!」
由紀「‥やろう‥!」
太郎丸「ワン!!」
小春「理琉!やるよ!私達特殊作戦群‥いや!学園生活部の実力を!!」
理琉「ったり前だ!!誰だろうと止められねぇぜ!!」
そして作戦会議が終わり次第駐車場に集まり、出発前の最終確認を行っていた。主に言えば弾の配分や例の重火器、それから車の燃料の補充などをしていた。
日野「こんなもの‥かな?」
雪「そうね‥、予想外のことがなければいいけど‥‥」
日野「まっそれは実際に起こってみないとわからないな‥‥」
積み込み作業をしている学園生活部のメンバーを見つつふとそんなことを話す二人。すると雪が日野手をそっと両手で握る。
雪「それじゃ‥ちょっとの間お別れ‥だね」
日野「あぁ‥‥必ず帰ってこいよ?もしお前がいなくなったら呪うからなぁ」
雪「プッ‥なによそれ‥♪本来逆じゃないの‥♪」
激しい戦闘がこの先待っているようには見えないそど雪はリラックスしており日野も表情が緩む。
日野「んじゃ‥改めて‥だな」
雪「うん‥♪」
二人は向き合ってピシッと背筋を伸ばしてほぼ同じタイミングで乱れない敬礼を送り合う。
日野「武運を祈る‥!」
雪「あんたも‥ね!」
その様子を二人のそれぞれ後ろで見ていたメンバーも釣られるようにお互いの武運を祈る形でしばらく敬礼しあうのであった。
―――――――――――――
そして出発準備ができた3台は周囲に奴らがいないことを確認してからホテルの駐車場を出発。途中まで同じルートを走っていたがある交差点で雪達を載せた車は右折、理琉達はそのまま直進していくのであった。
胡桃「今日はなんか静かだな‥‥?」
上空を見上げつつ、珍しくヘリの音が聞こえないことに不思議そうに空を見つめる胡桃。
雪「‥そういえばそうね‥‥なんか不気味だわ‥‥」
雪も同じことを思っていたのか上空をチラッと確認する。昨日まではヘリの音が聞こえたのに今日は異常なまでに聞こえないのだ。
鶴乃「もしかして‥あれかな?飛ばしすぎてメンテしてるとか‥‥ってそれはないか‥‥」
一瞬仮説を立てた鶴乃だがすぐに首を振って否定する。そこまでアンブレラがバカじゃないというのは彼女自身もわかっているようだ。
雪「‥祐也たちも気づいているでしょうね‥。とりあえず向こうも無事でいてほしいけど‥‥」
なんとか無事でいてほしいと願いつつ彼女達は目的地の陸自基地へと向かうのであった。
「‥‥‥」
しかし‥陸自基地方面に走っている18クラウンを上空から監視する一機の無人機が‥‥
春井「いたわね‥」
気づかれないように急行しているヘリの機内では無人機から寄せられた中継映像を春井とウェスカーが確認していた。画面には市街地を走行する白黒のパトカーが‥‥
ウェスカー「‥一台だけか‥‥どうやら分散したようだな‥‥。だが‥一体どこに向かってるんだ?」
春井「‥‥(地図を確認)この位置関係だと‥‥おそらく陸自基地に向かってますね‥‥」
ウェスカー「‥‥待て‥たしかその基地は通信設備が豊富だったよな‥」
春井「はい‥?そうですが‥って‥まさか‥!」
ウェスカーの発言で彼女達の目的がわかったのか春井の表情が驚きに変わる。二人が考えた最悪のシナリオは通信設備を復旧させてアンブレラの悪事を国連軍にバラすというものだ。
ウェスカー「こうしてはいられない‥‥とりあえず残り2台の発見と排除は他の部隊に任せて我々は彼らを止めに行くぞ」
春井「もちろんよ‥それに‥アイツもいるんだし‥ね?」
そう言ってGPSが表情されているマップにはクラウンやヘリとは違った反応がゆっくりと動いていた。
春井「ヤツの目標を彼女達の排除で設定するわ」
ウェスカー「あぁ、それで頼む」
彼の指示を受けて春井はタッチパネルを開いてとある画面を開いて操作をしていた。そんな彼女を見つつウェスカーは再び外へ視線を移す。
ウェスカー「何を企んでいるのかは知らないが‥‥そうはさせないぞ‥‥私の新世界を邪魔するものは誰であろうと排除する‥」
―――――――――――――――――
美紀「‥‥(双眼鏡で上空を確認中)‥‥とりあえず今のところはいませんね‥‥」
日野「そうか、サンキュな」
圭「ここまでいないとなんか違和感あるねぇ‥‥」
理琉「なンか策略でもあるんだろォ‥奴らが大人しくしてるハズがねェ‥」
小春「やっぱりそうだよねぇ‥‥絶対どこかで必ず来るよ」
由紀「‥気が抜けないね‥」
太郎丸「ワフゥ‥‥」
やはりこちらもこの状況がおかしいと感じ取っており、人数がいるぶんを活用して周辺警戒を密にしつつ高校へと向かっていた。
ブロロロロ
由紀「‥この音‥‥」
明らかに自分たちの車の音ではないものが近づいてきたことを察知して急いで後ろに視線を向ける由紀。するとそこには黒色のシボレータホが数台ほどこちらに曲がってくる。エンブレムにはあのアンブレラのマークが‥‥
由紀「マー君!!みんな!アイツら早速来たよ!」
小春「もう!?」
理琉「やっぱりかァ!!相変わらず動きはいいもんで!!」
日野「理琉!お前が先行しろ!俺が後ろに行く!」
そう理琉に伝えるとステアリングを右にきって進路をずらしてから白煙が出るほどのフルブレーキでキャンピングカーを先行させる。それを確認するとステアリングを左に切ってキャンピングカーの背後につく。
美紀「射撃の用意はできてます!!」
圭「私もだよ!!」
助手席や後部座席では射撃の用意ができたのか美紀と圭がそれぞれバレットやHK416を構えつつ日野に促す。
日野「おそらくけっこう揺れるが大丈夫か‥?って聞かなくても大丈夫だよな!」
美紀「走行中でも当てる自信はありますから♪」
圭「私達のコンビを見せつけて上げましょう♪」
日野「よし!その息だ!頼んだぜ!!」
そうこうしているうちに向こうの窓が空いてアンブレラの兵士が身を乗り出しつつこちらに銃口を向けて射撃してくる。
圭「早速来ましたか!!」
こちらも負けじまいと窓からすこし身を乗り出して美紀はバレットで、圭はアサルトライフルで射撃を開始する。
美紀「フゥ‥‥」カチ
ドォォォォン!!
互い避けながらの射撃になるため照準がぶれまくりなかなか弾が当たらないはずだが、そんな中で美紀が放った一発の弾が迷いもなく先頭を走っていたタホのエンジンに命中、直後エンジンルームから黒煙を拭き上げつつバランスを失いスピン、そのまま後続の一台を巻き込んでクラッシュする。
圭「ナイス美紀!!」
美紀「今のはタイミングが良かったですね‥‥でも次からは難しいかも‥‥」
日野「いや‥むしろそれでいいぜ。おそらく相手は今の射撃でこっちを警戒してより不規則な動きになる。その分射撃の精度も落ちるだろうよ」
そんなことを話しつつ、2台は高校に向けて疾走。アンブレラの車両もそれを追うように追いかけていくのであった。
雪「ついた‥!!ここだ!」
道中特に問題なく陸自基地の巡ヶ丘駐屯地に到着した雪達、車を中に滑り込ませて停めて降りる。
胡桃「やっぱりいるか‥!」
やはり自衛隊の基地となるとゾンビもそれなりにおりそのほとんどがここの隊員のようだ。迷彩服をきた彼らがうようよいた。
鶴乃「でも!この程度なら突破はできる!三人で息を合わせれば!!」
雪「えぇ!そうね!」
それぞれ二丁拳銃Beretta、89式、M4の銃口をゾンビの集団に向けて一斉に射撃開始。的確に頭部を撃ち抜いて倒してゆきヘルメットを被っているゾンビには守られていない部分を撃ち抜いて倒していく。
雪「よし!これなら‥!」
特に乱れることがなく進むことができているためこれなら行けると確信した雪。しかしそんな思いも次の瞬間に潰れてしまう。
ガァァァァン!!!
雪「‥‥!?」
突然目の前にいたゾンビが左右に吹き飛び壁に叩きつけられる。なにが起こったのか理解が追いついてない三人、しかしなにが原因かはすぐに判明した。
鶴乃「なに‥あれ‥?」
ゾンビの集団を吹き飛ばしたところにはすこし濃い目の白色の肌で胸元に筋肉が目立っている明らかに人間ではないサイズの怪物‥長い手の先には大きめの指が‥
胡桃「なんだよこいつ‥‥!!まさか‥こいつも生物兵器なのか‥!?」
雪「‥‥まさか‥コイツってアンブレラ支部の地下施設で遭遇したタイラント‥!?」
どこかで見たようなと思い記憶を辿るとそれは一発でわかった。そう、地下施設で遭遇したタイラントだ。それにバイオハザードを知っている読者の皆様ならすでにおわかりだろう。このタイラントは通常版の強化版であるスーパータイラント、アンブレラ支部戦でダメージを受けすぎたために覚醒したのだ。
胡桃「待っ待てよ!?タイラントっていうのは黒いコートとか帽子つけてただろ!それに見た目が全然違うぞ‥!」
雪「私だって信じられないわよ‥!でも雰囲気的におそらく私達と遭遇した同じタイラント‥!でも確か美紀がトドメを刺したはず‥」
胡桃「こんな忙しいときに現れやがって‥‥!こっちは急いでるってi‥‥「よっと!」鶴乃!?」
悪いタイミングで現れたことに思わず焦りを見せてしまう胡桃。だが雪&胡桃とスーパータイラントの間に割って入るように鶴乃が立ちふさがる。
鶴乃「ここは私に任せて先にいって!」
胡桃「バッバカお前!?何言ってるんだ‥!こんな得体のしれない化け物に一人は無謀すぎる‥!せめて三人‥‥「わかってるよ!」!?」
必死に説得しようとした胡桃を一言で遮る鶴乃。それから満面の笑みを見せて二人に顔を向ける。
鶴乃「確かに無謀かもしれない‥けど!ここで誰ががやらなきゃ世界は救えない‥いや!みんなの努力が報われないんだよ‥!!」
雪「鶴乃ちゃん‥‥」
鶴乃「それに前にも言ったけど♪私は最強女子高生由比鶴乃!誰であろうと負けないもん‥!」
そう言って二丁拳銃を再び構えてタイラントに向けて射撃を開始。攻撃してくることから標的を三人から鶴乃に変更、視線を向ける。
鶴乃「ここは私に任せて先に行って!!そんであとは任せたよ!!」
雪「ありがとう‥!感謝するわ!!」
胡桃「すまねぇ‥!!あとは頼む!あと死ぬんじゃねぇぞ!!」
鶴乃「もっちろん!!」
二人がその場から立ち去ったことを確認しているとタイラントの大振り攻撃が頭上から降り注ぐ。
鶴乃「ほっ!!」
しかしその攻撃を難なく横に移動して避ける鶴乃。避けた反動を利用して体制を立て直す。
鶴乃「生物兵器だろうがなんだろうが‥!私‥いや!私達はとめられないよ!」
そう言い放ち、勢いよくタイラントに向けて突撃していく。それに答えるようにタイラントも鶴乃に向かい突っ込んでいくのであった‥‥。
雪「案内地図によればここを上がれば‥‥!!」
建物内に入った雪と胡桃は急ぎ足で廊下を疾走、通信司令部がある二階の階段へとたどり着く。
胡桃「んじゃアタシは隣接してる発電機器がある建物に行ってくる!!」
雪「お願い!!」
そしてここで二手に別れ雪は二階の通信司令部へ、胡桃は隣接している非常用発電施設へと向かうのであった。
ー隣接している発電施設建物にてー
胡桃「あった‥!!これだ!!」
部屋に滑り込んで中に誰もいないことを確認してから操作パネルの元へ駆け寄り近くにおいてあったマニュアルを見つつ操作する。
胡桃「えっと‥‥これがここで‥あとはこうすれば‥できた!」
案外すぐに電源設備は始動して発電機が動き始める。それを確認してから無線機を取り出して部屋を出つつ雪に繋ぐ。
胡桃「電源は繋がったぜ!!あとはそっちで操作するだけだ!」
雪「わかったわ!こっちはあと少しで着く!」
胡桃「そっちは頼んだぜ!!こっちは鶴乃の援護を‥‥ッ!」
話しながら角を曲がった直後背後から右手を掴まれる。反射的に振り払い素早くM4を向けようとしたが‥
胡桃「がっ‥‥!?」
強烈な蹴りを入れられアサルトライフルは中を待って遠くに飛ばされてしまう。なんとか体制を立て直しつつ胡桃は背中に背負っていたシャベルを取り出して構える。
ウェスカー「ここまで来たことは褒めてやろう。流石だな‥。だが‥それもここまでだ」
胡桃「へっ‥!まさかボスみてぇなやつと会うとはな!どうする?今からでも遅くはないぜ?素直に降参してくれたら痛くはしないぞ」
ウェスカー「ふん‥その程度で私がビビるとでも思ったか?散々計画を邪魔してくれたもんだ‥。ここで蹴りをつけてあげよう。」
胡桃「へっ!偉そうによく喋るやつだぜ‥!!」
ウェスカー「さぁ‥‥今度こそ終わりにしようではないか‥‥そして‥私が新世界の神になるのだ‥」
そういうと自身にGウィルスを打ち込む。するといきなり右手が変異して触手が出てくる。
胡桃「お前らの企みなんて認めない‥!アタシとシャベルが直々に教育しなおしてやるよ!」
しかし変異したウェスカーを見ても一歩も引かない胡桃。しばらく睨み合ったあと二人は弾かれたように飛び出すのであった。
雪「‥!!ここだ!」
通信司令部へとたどり着いた雪は扉を開けて中に入る。そして理琉から借りたスマホとあるパソコンをUSBケーブルで繋いでボーモンを起動させる。
ボーモン「ピピ キドウ シタヨ アクセス カイシ スルネ」
雪「よし‥これなら‥!!」
差し込んでおけばあとはボーモンがやってくれると言うことでここの操作は彼に任せて雪も鶴乃の援護のために向かおうとする。
雪「銃声はまだしてるから大丈夫‥な「っと行かせないわよ」!?」
突然どこからか声がしたかと思えば廊下の窓から勢いよく春井が入ってきて立ちふさがる。
春井「久しぶり‥ね?雪」
雪「え‥その声‥‥もしかしてハルちゃん?」
聞き覚えのある声を聞いて視線をゆっくりと春井の顔に向ける雪。どうやら知り合いのようだ
雪「どうして‥ここ‥に‥って‥」
なぜ彼女がここにいるのかわからなかった。それもそのはず、春井は雪の同期で一緒に警察官を目指していた。それに人一倍正義感が強かった彼女なぜここにいるのか‥しかしそれも腕についているアンブレラの紋章を見て理解する。
雪「ハルちゃん‥‥なんで‥」
春井「‥‥」
雪の疑問に対してすこし考えてから彼女は口に出していく。
春井「‥ごめん‥‥私は‥やらなきゃいけないことがあるの‥‥」
雪「やらないと‥いけない‥こと?」
今の春井の表情は前の彼女とは違い何か決心した表情になっていたのだった‥。
二手に別れたあと無事目的地に到着した雪達三人。
しかしそれを発見し待ち伏せしていたタイラントやウェスカーが立ちふさがってしまう。
胡桃や鶴乃が応戦している間に起動させることに成功した雪‥‥しかしその彼女の前にかつての同期‥春井が姿を現す。
なぜ‥警察官に憧れていた彼女はアンブレラに入ったのか‥?