機龍になって拾われました   作:白黒犬カッキー

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研究所から脱出しスニーキング

…機龍…俺の…名前?

 

「キィ~…」

 

その名を呟くが聞こえてくるのは金属同士が擦れるような鳴き声でしゃべる事はできなかった。

 

…でもこの名前、どこかで…

 

代わりに彼の中で新たな疑問が生まれた。【機龍】とゆう名前だ。

彼の名前なのだからとゆうわけではなく記憶の中にこの名前を見た事があったのだ。

 

…!ゴジラ。

 

資料を見ていくと自分と似た姿…いや自分の身体のモデルとなった姿の怪獣【ゴジラ】を見つける。

 

…対ゴジラ用にしては小さいけど…!

 

パチパチ…

 

もう少し資料を見ようとするが謎の音が聞こえ中断して周りを見ると近くで火の手が上がっていた。

 

…なんで!?…あっ

 

そこにあったのは先程自分が吊るされていた場所、そして自分がレーザーで焼き切ったコード、そこからバチバチとでてる火花そして…

 

…オイルが漏れてそこから引火して…!

 

どこからか漏れていたのかオイルが流れていてそこで火花がそこに引火し、出火してしまったようだ。

 

…なにか消すものは…オワッ!?

 

火の回りが激しく、爆破が起こりその爆風により彼を吹き飛ばす。

 

…っくやばい!早くここから出ないと…

 

どうにか体勢を取り戻して、部屋から出ようとする…が一瞬振り返りあるものを見る。

目線の先にはさっきまで見ていた自分の事が記されていた資料。

 

……これ以上は無理か。

 

もう既に資料に火が燃えており手遅れだと思い、諦めてその部屋を後にする。

その後部屋をでてちょうど自分の身体に対してちょうど収まる通路に入りその奥を進んでいく。途中自分の似たような場所が見えた気がしたがチラッと見るだけでそのまま走り抜けていく。

小さい身体だからなのか目の前の出口も遠く感じていたが、数分でたどり着き外に出る。

 

明るい陽射しが差し込んで暖かい光が…………包み込むことは無く、外は真っ暗な夜の世界だった。

 

…でっか。

 

でてきて最初に思った感想は最初の時と一緒で周りにある自分より高い木と同じくらい高さの草に囲まれていてやはりでかいと感じていた。

そう思いながら進んでいたところ、後ろの方で大爆発が起きたのに気付く。

 

……もうちょっと調べたかったな。

 

燃え上がる研究所を見て彼はその場にペタリと座り込み、その光景を眺めていて数分。

 

…あっ!

 

何か気付きその場を離れ、走り出す。

 

……この辺でいいかな?

 

近くの茂みに隠れてひょこっと顔をだして見つめる先に数台の車と消防車がやってきていた。

そしてそこから降りてきたのは黒服の人たち数人と白衣を着た如何にも博士ですみたいな人であった。

どうやら研究所の方を見て他の者に指示を与えてるようであった。

 

…もしかしてこれ…さっきの研究所の関係者なのかな?

 

白衣の男が指示を出している中彼は、このままついていけば何かわかるかもしれないと歩き出そうとするがある事に気付いてその足を止める。

それは‥‥

 

…あれ?もしかして今の自分の姿見せるのって危険なのでは?

 

今の自分の姿を再確認する。そこまで大きくわないが成人男性での膝辺りまであるロボットが突然やってきたら怪しさ1000%で捕まってしまうと思い更には研究所を燃やした犯人だと思われてしまう(いや燃やしたけれども)。

 

そんなことを思い、彼は接触することを避け、彼らが乗ってきた車を見る。

 

 

「それでは行きましょうか」

 

白髪の眼鏡をかけた白衣の男が車に乗り込み運転席に座っている職員に声を掛け車を走らせていく。

 

…………ウギギギ。耐えろぉ…

 

車の下に上手く潜り込んだ彼は爪を立てて固定させ、車に張り付いてその後を追う事にした。

 

それから更に数分が経過する。

 

 

…やっと着いた?…

 

車が止まり、白衣の男達が降りていき時間をおいて自分も降りて車の影に隠れて覗き込む。

目の前にはどこか別の研究所だろうかそれらしき建物が目の前に見えて何処か侵入できないかその全体を見る。

 

……うーん。何処から入ったほうがいいかな…お?此処なら入れそ。

 

全体を見て、ちょうどよさそうな通気口を見つけ、通気口を開ければスルスル

と中に入っていき奥に進んでいく。

 

…めっちゃ暗い…

 

それもそのはず通気口に明かりを入れるとこなんてそうそう無く奥に進む度に暗く、前が見えなくなってくる。

 

…こんなことならライト持ってくるんだった。…いや持てないや。

 

ハァっとため息をついて更に奥に進んでいく。

しばらくすると奥の方に下から微かに明かりが差し込んでくる。

その明かりの方に向かって行き、覗き込むように見るとそこにはいくつもの布団があり、そこに沢山の子ども達が静かに眠っていた。

 

…あれは…もしかして孤児ってやつなのか?でも女の子ばっか。

 

よく観察していると同じような服を着た女の子しかいないことに気付き疑問に思った。

ドクン…

 

…え?

 

眺めていると突然彼の中に何かが動いた気がした。

なんだ?と自分の体を見るが何も感じず、冷たい金属音が響くだけだった。

気のせいだと思ってもう一度見ると、いつの間にか自分はそこに降りて二人で一緒に眠っている子をを眺めていたのだ

 

…え!?いつの間に!?

 

いつの間に降りて此処にいたのかわからず考えていると…

 

「ん…お姉…ちゃん?」

 

一緒に眠っていた子が視線を感じたのか目を覚ましてしまいそして

 

 

「…」

 

……

 

二人の目線が、合ってしまった。




書類1
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