「…あれ?」
どうしよう、見つかったんだけど!?
目覚めた少女と目が合ってしまい、その場に固まってしまっていると目の前の女の子は彼の顔を見つめた後、彼の顔をペタペタと触り始める。
!?なっなん…
「…お人形?」
…そうだ!
ペタペタと触れば首を傾げてジロジロと観察する女の子にたいし、銀色の獣は身体を一切動かさず人形のフリをすることにし、彼女の気が済むまで触られ続けることに決めた。
・・・そうして数分後。
…どうしよう、ますます逃げられなくなった。
「…すぅ…すぅ」
彼女の隣で寝かされてしまい、しかも片方の腕で抱かれて眠りについてしまい、逃げることができなくなってしまっていた。
…どうしてこんなことに。
自分も気付けば彼女達の近くに来てしまったし、いまだに謎は尽きなかった。
片目で彼女を見る。
「…えへへ」
…可愛い。…いや待て!俺はロリコンじゃない!
抱いている腕はしっかりと彼を捉えている。彼の身体は機械でできているから硬くて寝ずらくないのかなと?思ったが嬉しそうな表情をしている分大丈夫そうだなと感じる。
だけど…
上の窓から陽射しが差し込んで来た。
あったけぇ…
どうやらいつの間にか朝の時間になっていたようで時刻もそれなりの時間になっていた。
「…ん…もう朝?」
続々と起きてくる子供達…ん?起きてくる?子供達?
「あれ…セレナが抱いてるのって何?」
一人の子が呟くと他の子達も一斉に此方の方に向く。あ~嫌な予感。
「カッコいい!」
一人の子が、足を引っ張る。
うぉ!?
「可愛い!」
もう一人の女の子が腕を引っ張る。
もっもげるぅぅぅぅ!
一緒に寝ていた女の子から無理やり引きはがされると腕、脚、尻尾をそれぞれ引っ張られる。
いっいやぁぁ…離してぇくれえ!
揉みくちゃにされていると騒ぎに気付いたのか先程の女の子も目が覚めたのか起き上がる。
「あっあれ?恐竜さんは?」
手元にいないのに気付いてキョロキョロと辺りを見渡すと、少し離れた所で銀色機械の獣が子供達に引っ張られていた。
「まっ待って!」
引っ張られている獣を助ける為に間に入ってやめさせて、引き止める。
「この子の腕が取れちゃうよ!」
そう言って銀色の獣を守るように抱きしめる。
…たっ助かった。
ふうっと自分の腕を見て動いてるのを確認すれば安心する。
その行動を見てしまい、子供達が更に興奮する。
「嘘!?動いた!?ロボットなの!?」
「凄い!ねぇセレナ!もっとその子見せてよ!」
「え?…え!?」
子供たちが詰め寄ってきて興味を示しすぎたのかまじまじと見ていてセレナと呼ばれた少女も何が起きたのか困惑し始めた。
書類1
項目3
……を起こす場合、暴走を視野にいれ、対処できない場合、処分しなくてはならない。