今回からアラベスクジム戦開始です。
マスターさんに勝利し、カフェで英気を養ってアラベスクタウンに着いた。はがねタイプはフェアリータイプにとって弱点になるからタイプ相性だけで見れば余裕がありそう。
ルミナスメイズの森よりさらにメルヘン感がある街の奥にあるスタジアムの前まで行くとちょうど入り口の扉が開いて人が出てきた。
そして出てきた人と目が合う。
「「あっ」」
ドアから出てきたのは前にバウタウンからエンジンシティに行く途中にある第2鉱山で会ったミエラだった。はがねタイプと同じでフェアリータイプの弱点を突けるどくタイプの使い手だからこのジムはあんまり苦戦してなさそう。
「コルスも今からジム戦?」
目が合って少しするとミエラが軽く首を傾げてそう言ってきた。顔が整ってる人がゴシックロリータみたいな服でそれをやると表情の変化が薄くても絵になるのずるい。
「そうだよ。ミエラは勝った?」
「うん。ついさっき勝ってきた。これから私は次のジムに向かうからコルスも頑張って追いついて来てね」
質問に答えてからこちらからも質問を返す。答えは予想出来てるけど念の為。そしたら案の定もうジムリーダーに勝った後だった。そして次のジムがあるスパイクタウンに向かうと言って微笑みながら小さく手を振ってアラベスクタウンの出入口の方に去っていった。
見た目は年下っぽく感じるのに今のはちょっとお姉さん感あった。あとミエラの今みたいに一目で分かるような笑みは初めて見たかもしれない。
そして彼女と別れてジムに入りジムミッションに挑む。中に入るといかにも魔法使いや魔術師、魔女と言われて思い浮かべるような見た目をした老齢の女性、ポプラさんがいた。
曰くこのジムではこれまでと変わってアトラクション要素は無く、次のジムリーダーの選ぶオーディションも兼ねていてバトルしながらクイズに答えて勝てば突破する方式らしい。
万が一選ばれても辞退する気でいよう。あくまでも僕が好きなのははがねタイプ。フェアリータイプも嫌ってるわけじゃないけどはがねタイプの方が優先。
そんなわけで先ずは1人目、
「私はジムトレーナーのコト!問題!フェアリータイプの弱点はどくかはがねか?!」
これは余裕。自分がメイン使うタイプで突ける弱点と逆に突かれる弱点くらいは当然覚えてる。正解は両方だけど
「はがね!」
「正解!」
個人的にここははがねって答えたかったところ。そして正解したらなんでかわからないけど、僕のメタグロスの攻撃と特攻が1段階ずつ上がった。これがフェアリータイプの不思議パワーか。深く考えるのは意味が無い気がする。
次は2人目、
「私はジムトレーナーのチヨ!問題!さっきのトレーナーの名前はコト?ココ?」
「えーっと、ココ!」
「正解!」
少し謎問題って感じがするけど人の名前は一応覚えてるからまぁ、ね?
正解したら今度はすばやさが1段階上がった。はがねタイプにすばやさアップは美味しい。
そして最後の3人目、
「私はジムトレーナーのタチ!私が毎朝食べているものはカレー?オムレツ?」
「流行のカレーでしょう?」
「不正解!最近、チーズオムレツに目がなくて・・・・・・」
今度はメタグロスのぼうぎょととくぼうが1段階ずつ下がった。
・・・・・・いやまあ、一撃で倒してるから問題ないんだけどさ。さすがにこの問題は理不尽じゃない?これ知識勝負のクイズじゃなくて2択運ゲーじゃん……
少しだけクイズにげんなりしながらも3人のジムトレーナーに勝ってスタジアム中央まで辿り着いた。
そしてそこでは先にいたポプラさんが杖を突いて待っていた。
『本日のアラベスクスタジアム午後最初の挑戦者は、背番号303!もはや知らぬ者の方が少ないはがねタイプ使いのコルス選手!
対するはジムリーダー、ポプラ!両者ともに使用ポケモンは4匹までのシングルバトルです!』
そして実況の人のアナウンスを聞きながらスタジアムの中央に向かって歩いていく。
「今更だけど名乗るかね。ジムリーダーのポプラさ。クイズに答えたアンタのリアクションを見せてもらったよ」
「最後のアレはちょっとどうかと思いますけど」
「まあ、元気がよくていいことさ。最後の試練はあたし・・・・・・相棒のポケモンにどんなふるまいをさせるのか、ちょいと見せておくれよ」
▽ジムリーダーの ポプラが 勝負を しかけてきた!
ボールに1度視線を向けて下から投げたボールから繰り出されたのはマタドガス。それもよく知ってるのとは違うガラルマタドガス。頭が煙突みたいになってる。そのタイプはどくとフェアリー、はがねタイプで完封できるような組み合わせ。
「行って来て、メタグロス!」
ガラルマタドガスも見慣れてるマタドガスと同じで特性にふゆうがあるからメタグロスが1番相性が良さそう。
「メタグロス、バレットパンチ!」
「マタドガス、おにびだよ」
高速で近づき殴りつけるもおにびを入れられた。うちのメタグロスには効かないけど初手から相手を妨害するタイプの補助わざを切ってくるのは他の地方ならともかく盛り上がりを重視するガラル地方のジムリーダーにしては珍しい。
「もう一度バレットパンチ!」
そしてもう一度バレットパンチを打った所さっきより目に見えてマタドガスのダメージが少ない。マタドガスの特性はふゆうじゃなかったみたいだ。こうなると少し面倒になってくる。
「マタドガス、かえんほうしゃに続けてあくのはどう」
今度は2つある頭のうち大きい方からかえんほうしゃが、その後に続くように小さい方からあくのはどうが放たれた。
この間習得した裏特性でかえんほうしゃは無効化できたけどあくのはどうが直撃した。エスパータイプのメタグロスには効果抜群だ。
「メタグロス、フォールンインパクト!」
「このまま決めさせてもらうよ。マタドガス、連続でかえんほうしゃ!」
さらにそうポプラさんが指示を出し、かえんほうしゃが2発続けて放たれる。そして動きながらあくのはどうとかえんほうしゃを放ったことでフォールンインパクトは外れた。
「地面に向けてれいとうパンチ!そして氷を壁にして空中に回避!」
それをれいとうパンチで発生させた氷の壁によって1発目を防ぎ溶けた氷の奥から2発目が飛んでくる前に回避する。
「メタグロス、もう1回フォールンインパクト!」
そしてメタグロスが腕を振り下ろすとそれに合わせて降ってきた不可視のエネルギーがマタドガスを地面に叩きつけた。
「ワンダースチームだよ、マタドガス」
マタドガスが浮き上がると口と煙突部分から不思議な色の煙が吹き出し、メタグロスを覆い尽くした。
「サイコキネシスで吹き飛ばしてバレットパンチ!」
自分を包む煙をサイコパワーで押しのけ、拳を振り上げる。しかしその拳はマタドガスではなくメタグロス自身に当たってしまった。
「おやおや、運がいいねぇ。あくのはどうに続けてかえんほうしゃ」
ワンダースチームの追加効果で混乱したことで効果抜群わざがどちらも直撃した。直前のじゃくてんほけんによって上がった攻撃力による自傷ダメージもあってメタグロスはボロボロの状態。ここは1回ボールに戻して交代しよう。
「戻って、メタグロス。行ってきて、ルカリオ!」
そうして僕が次に繰り出すのはルカリオ。マタドガスはすぐに決める。
「ルカリオ、ボーンラッシュ!」
両手に短い骨型の棍棒を形成して殴り掛かる。しかし浮いているため2度、3度と連撃は回避された。
「連続でかえんほうしゃだよ!」
そしてルカリオのボーンラッシュが届かない高さから交互にかえんほうしゃが放たれる。
「ボーンラッシュ再形成、避けきれないのを防ぎながらはどうだん!」
コルス腕を横に振るという身振り手振り付きで出した指示を聞いたルカリオは両手に持っていた棍棒をブーメランのように回転させて投擲する。
そしてその直後左手に長い棍棒を形成し、それを回転させて盾にすることで避けきれないかえんほうしゃを防ぐと棍棒を持っているのとは逆の右手にはどうだんを構えて放つ。
「はどうだんを撃ちながら近づいて間合いに入ったらバレットパンチ!」
さらにマタドガスにはどうだんが直撃すると今度は両手から交互にはどうだんを撃ちながらマタドガスに向かって近づく。
そして真下に来ると拳に光を纏って跳躍し、手を伸ばせば届く距離になると上から下に振り下ろすように殴りつけた。
マタドガスはそれをくらってそのまま地面に激突すると衝撃で土煙が発生し、煙が晴れるとどちらの顔も気絶していた。
「次だよ、クチート」
「ルカリオ交代、行ってきてメタグロス」
そして次に繰り出してきたのはクチート。それに対してこっちはルカリオを戻してメタグロスに交代する。
「さてまずは最初の問題だ。あんた・・・・・・あたしの通り名を知ってるかい?」
「・・・・・・魔術師?」
「おや、正解だよ」
交代した直後にジムリーダー戦最初のクイズが出された。けどそれに正解したことでメタグロスのすばやさが上がった。これなら余裕を持って間に合う。
「じしんの後に地面に向けて全力でれいとうパンチ!」
「ジャンプでじしんを躱してから足元にがんせきふうじだよ」
交代したことでじゃくてんほけんによる攻撃と特攻の上昇が元に戻った代わりに混乱も解けた。そしてじしんを放つことではがねタイプが入っているクチートの弱点を突く。
じしんはジャンプで回避され、れいとうパンチによる地面の凍結も自分が使ったがんせきふうじの岩を足場にすることで回避されたが、全力のれいとうパンチによって所々にこの後から足場にも出来そうな氷柱が発生した。
「かみくだくだよ」
「振り回して地面に叩きつけて!」
「そのままほのおのキバだよ」
岩を足場に跳躍したクチートによってメタグロスの腕が大顎で挟み込まれるとさっきクチートが出した岩に叩きつけるように指示を出す。しかしその前に挟み込んでいた大顎から炎が発生し、かみくだくの後にほのおのキバと連続で、しかも至近距離から効果抜群のわざを受けたことでとうとうメタグロスが倒れた。
「お疲れ様、メタグロス。行ってきて、ルカリオ!」
気絶したメタグロスをボールに戻してルカリオを繰り出す。
「問題!あたしの好きな色は?」
「え?・・・・・・ピンク?」
「残念、人には求めるがあたしはそうじゃないよ」
交換と同時に出された次のクイズに答えると出たばかりのルカリオのぼうぎょととくぼうが下がった。ていうか人には求めるけど自分は違うとか何その理不尽。
「くっ、ルカリオボーンラッシュ!」
そしてそのまま指示を出し、骨型の棍棒を形成して振り回す。しかし大顎で弾かれるか回避されるかで中々当たらない。
「・・・・・・れいとうパンチで迎え撃つんだよ!」
そしてその指示を聞いたクチートのれいとうパンチとルカリオのボーンラッシュが何度もぶつかり合うとそれによって少しずつ棍棒が凍りついていく。
「1度距離を開けてから棍棒を地面に叩きつけて!そしてまた棍棒を形成して横薙ぎに振った後しんくうは!」
クチートがれいとうパンチを出した直後に下がることですスカらせ、直後に力強く棍棒で地面を叩くことで大きな音を発生させるのと同時に土煙を発生させて姿を隠す。
「顎を振って煙を飛ばしな」
クチートが大顎で風を起こして土煙を吹き飛ばそうとするもそれによって煙が晴れるより早く長い棍棒を手に煙の中から飛び出すと棍棒を横に大きく振る。そしてそれを見たクチートが反射的にジャンプして避けたところに向けてしんくうはを叩き込んだ。
それによって吹き飛ぶクチートだったが途中で大顎を強く地面にぶつけることによってその反動で勢いを殺し、メタグロスが作った氷柱の上に着地する。
「一気に近づいてボーンラッシュ!」
ルカリオがクチートに一気に近づくと両手に短い棍棒を形成して叩きつけるように振り下ろす。
「アイアンヘッドだよ!」
それに対してクチートは大きく振りかぶった大顎に光を纏わせてぶつけることで衝撃を相殺しようとする。
そして2匹のわざが激突し、空気がビリビリと震えた。
「ルカリオ、氷を足場にジャンプ!」
至近距離でわざがぶつかり合ったことでどちらも動きが止まっていた状態から先に動きだしたのはルカリオ。近場の氷柱を駆け上がり跳躍する。
「ルカリオ!はどうだんッ!!」
そしてコルスの叫ぶような指示と同時に両腕を左右に広げ、それぞれの手のひらの前にはどうだんを形成する。その大きさは通常のサイズより大きい。眼下のクチートはこれまでのわざによるダメージが蓄積しているせいか最初より明らかに動きが鈍い。
「最後の仕事だよ、ステルスロック!」
そしてそれを腕を大きく振ることで投げつけるようにしてクチート目掛けて放つ。ステルスロックを展開するのにギリギリで間に合うも1発目が当たると動きが止まり、そのまま2発目も直撃しそのまま気絶し、戦闘不能になった。
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毎度恒例登場ポケモンのデータ紹介
・マタドガス(ガラルのすがた) ♂ Lv46
特性:かがくへんかガス
わざ:ワンダースチーム
くろいきり
おにび
ちょうはつ
※
あくのはどう
かえんほうしゃ
ヘドロばくだん
もちもの:くろいヘドロ
ずぶとい性格。2つある顔でかえんほうしゃとあくのはどうを同時に使ったりかえんほうしゃを交互に使うことで連射したりできる。
・クチート ♀ Lv47
特性:いかく
わざ:じゃれつく
アイアンヘッド
れいとうパンチ
かみくだく
※
がんせきふうじ
ステルスロック
ほのおのキバ
もちもの:たつじんのおび
ゆうかんな性格。がんせきふうじとステルスロックで後続に有利な状況を作った上で交代することも可能。