「おつかれさま、セキタンザン。任せたよ!ミロカロス!!」
ユウリが次に繰り出してきたポケモンはミロカロス。ホウエン以外ではちょっと珍しいポケモン。そしてみずタイプははがねタイプで相手するのが難しいタイプの1つ。ルカリオかメタグロスにかみなりパンチを覚えさせておけばよかった。
「戻ってルカリオ。任せた、メタグロス!」
交代して繰り出すのはメタグロス。正面から戦うのがメインのルカリオより手持ちの中で一番器用なメタグロスに任せるのが良さそう。
「舞い回ってミロカロス!」
そしてお互いのポケモンが出揃うとミロカロスはとぐろを巻いた状態から螺旋を描くように上に伸びてその状態を崩し、舞の動きに移る。そして一連の動きが終わるとそれまでより明らかに速くなった。
「地面に向けてれいとうビーム!」
そして今度は地面にれいとうビームを撃ち砂の地面がスケートリンクのように凍りつく。メタグロスは空も飛べるからあまり関係ないけどステルスロックも相まって後続がキツい。
「滑りながらハイドロポンプ!」
「躱しながらサイコキネシスで撃ち返せ!」
ミロカロスは凍りついた地面を滑りながらハイドロポンプを連射してくる。それに対してメタグロスは勢いが無くなってきたハイドロポンプをサイコキネシスで絡め取り撃ち返すことで対抗するが直撃していないため、どちらもあまりダメージが無い。
「ハイドロポンプに合わせてれいとうビーム!」
すると今までの連射できるように短く撃ってまた次を溜めるやり方と違い地面からメタグロスを通り過ぎるほどの高さまで届く勢いのハイドロポンプを放った。さらにハイドロポンプを放った直後に同じ軌道でれいとうビームを放ち、ハイドロポンプを凍りつかせた。
「上をとってアクアテール!」
そこをミロカロスが滑りながら駆け上がり、メタグロスを上をとると尻尾に渦巻く水流を纏い、メタグロスに叩きつけて地面に落とした。
それによって凍りついた地面に激突したことで、その場所の氷が砕ける。
「くうかんしん!」
尻尾を叩きつけて重力に引かれるままに地面に落ちて来たミロカロスに向けてメタグロスが腕を振るうと落ちてきていたミロカロスがなにかに殴られたように横に吹き飛ばされる。
「ミロカロス!───回転しながら周りにれいとうビーム!」
そして地面に落ちたミロカロスは体勢を立て直すとグルグル回りながら自分の周りにれいとうビームを放ち、氷の壁を作りあげた。
「りゅうのまい!りゅうのまい!りゅうのまい!」
「じしん!氷塊にサイコキネシス!」
さらに氷の壁の中で何度もりゅうのまいを積む。それによって少しづつミロカロスこうげきとすばやさが上がっていく。
メタグロスはじしんによってフィールドに張った氷と高く伸びる氷を砕き、それをサイコキネシスでミロカロスに向けて射出する。氷塊はいくつもミロカロスの体を撃ち抜く
「アクアテールッ!!」
しかし氷の壁から出たミロカロスは氷塊を受けながらもアクアテールを発動、再び渦巻く水流を纏った尻尾をメタグロス目掛けて振り下ろす。
「くうかんしん!」
それに対してメタグロス殴りつける動きに合わせて発生する衝撃波を発生させ、アクアテールに対抗する。
振り下ろされるアクアテールに衝撃波がぶつかり合うことで拮抗する中、メタグロスは次の動きに移る。体の一部を使用するわざを使っているため動けないミロカロスに対して衝撃波を放った後のメタグロスは自由に動ける。
「バレットパンチからしねんのずつき!」
1度距離を取り、そこからバレットパンチの勢いを利用して一気に近づいてその勢いを乗せて頭突きをぶつける。わざを出した状態で攻撃を受けたことで防御姿勢をとることも出来ず直撃したことで地面に強くぶつかり、そのまま少し滑って気絶した。
「おつかれさま、ミロカロス。行ってきて!アーマーガア!」
ユウリの3匹目のポケモンは黒い甲冑を着けたカラスみたいなポケモン。ガラルではメジャーな空を飛ぶタクシーとして活躍してるアーマーガアだった。
エアームドと同じはがねとひこうタイプ。ひこうタイプを持ってるからはがねタイプの弱点のかくとうタイプとじめんタイプが等倍か無効にされる。ルカリオもメタグロスも有効打が無い。
「戻ってメタグロス。行ってきて、クチート!」
僕はメタグロスを有効打があるクチートに交代する。出し惜しみしてる余裕は無さそうだ。
「絆を紡ぎ、進化を超えろ!クチート、メガシンカ!」
光の線が僕とクチートを繋ぎ、クチートの全身を殻が覆う。そしてその殻を破って姿が変わったクチートが現れる。
「コルスもメガシンカ使うんだね。アーマーガア、おいかぜ!」
対するアーマーガアは力強く羽ばたいて風を起こし、自分と味方の動きを後押しする風を発生させる。それによってこっちはおいかぜの効果が切れるまで相手に近づこうとする度向かい風に邪魔される。
「姿勢を低くして走りながらつるぎのまい!」
姿勢を低くして走ることで風の抵抗を受ける面積を減らし、同時につるぎのまいをすることで攻撃力を上げる。
周りに剣を浮かべ、走る途中で舞の動作を入れることでつるぎのまいを発動させたクチートに周りに浮いていた剣が同化するように重なった。
「下からほのおのキバ!」
そして2つの大顎の牙に炎を点し、頭上のアーマーガアに振り上げる。
「てっぺき!」
しかし当たる前にてっぺきが差し込まれたことで防御力が上昇し、直撃したのにも関わらず悠々と空を飛んでいる。
「もう1回てっぺき!続けてボディプレス!」
そして空を飛んでいる状態で2度目のてっぺきを発動し、防御力が高く、またぼうぎょランクが上がっているほどダメージが増すわざを使ってクチートに突撃してきた。
「躱してつるぎのまい!」
それを躱そうとするもおいかぜによって上がっていたスピードにさらに落下の勢いも加えられた一撃を完全に避けきることは出来ず、ギリギリで片方の大顎を体の前に出して盾にすることが出来たが、翼が当たった事でクチートの体は吹き飛ばされた。
「クチートッ!」
大顎を地面に叩きつけることで勢いを殺して着地したクチートだったが効果抜群のわざな上に速度が乗っていたのもあってダメージは大きい。
「アーマーガア、ぼうふう!」
そしてそんなクチート目掛けておいかぜの時の比じゃないくらい強い風が放たれる。
「クチート、しけんえんぶ!」
それを前にクチートは手に炎の短刀を持ち、周りに炎の剣を浮かべて舞う。その直後クチートに炎の剣が刺さるようにして同化し、火球のように、殻のようにクチートの周りを体から吹き出した炎が覆った。それはぼうふうが直撃しても吹き散らされることは無く、ぼうふうが止むのと同時に炎が弾け、中からメガシンカとはまた違う姿になったクチートが現れた。
大顎は片方が炎の塊になりメガシンカ時のように成長した体の周りに炎を服のように纏っている。
「えっ?!なにそれそんなの私知らない!?」
と、炎を纏って変化したクチートの姿を見たユウリが叫ぶ。それも当然、僕も初めて見たしそもそもこんな姿のクチートは僕が生きてた頃の前世には存在しなかった。
「つるぎのまい、さらに続けてほのおのキバ!」
「ボディプレス!!」
炎の大顎が実体のある大顎を覆い、通常の2倍近いサイズになった大顎がその牙を剥く。
ボディプレスで突っ込んできたアーマーガアを咥え込んで受け止めると、その全身に炎が広がる。
「ぼうふうで離脱!」
無事な翼で風を起こして引き剥がそうとするも炎を纏った大顎はガッチリ咥えているまま離さない。メガシンカ時の特性の効果に加えて発動した特技によって変化した姿のタイプ───この特技を使用した時、必ず攻撃力が2段階上昇し、この特技を使用したターンから数えて3ターンの間自身のタイプに"ほのおタイプを追加"し、姿が変化する───も合わさって通常のほのおタイプを遥かに凌駕する威力を誇る。
てっぺきを積みきったとはいえ先にほのおのキバを1度受けた後にきゅうしょを除いた最大火力で効果抜群のわざを受けて無事に済む訳もなく。わざの発動が終わって放り投げられたアーマーガアは気絶していた。
「ありがとう。戻って、クチート。任せた、メタグロス!」
デメリットが発動する前にクチートをボールに戻す。そして繰り出すのはメタグロス。ユウリの次のポケモンは分からない。
「おつかれさま、アーマーガア。行ってきて!サーナイト!」
ユウリの4匹目はサーナイト。最後はラビフットの進化系かな?そしてサーナイトはまさかの色違い。淡い青と白の綺麗な色合い。
「行くよ、サーナイト!光を纏い昇華せよ!メガシンカ!」
そう思っていたら髪を手で払ったユウリの耳にキーストーンのイヤリングが着いていた。そしてそこから伸びる光がサーナイトの首から伸びる光と繋がり、クチートの時と同じようにその姿を殻が覆う。
そして殻が割れると下半身のスカートのようだった部分が白から黒に変わってドレスのように広がり、胸の結晶が2つになっていた。
「サーナイト、シャドーボール!」
メガシンカしてすぐに両手のひらを胸の前で近づけ、その間に紫色の球状エネルギーを発生させてメタグロス目掛けて飛ばしてきた。徐々に膨張しながらあまり早くない速度で飛んでくるが余裕で躱せる。
「躱してバレットパンチ!」
お返しに銀色の光を纏った拳で殴りつけた。サーナイトは特殊わざの火力は高いけど物理防御が薄い。
「みらいよち!みらいよち!みらいよち!」
吹き飛ばされたサーナイトは空中で体勢を整えると両手を掲げ、周りに3つ、サイコパワーの球体を発生させた。
「連続でマジカルフレイム!」
そして赤と青が紫にならずに混ざっている色合いの火球を連射する。シャドーボールに続いてまた弱点タイプのわざだ。
「ひたすら回避!撃ち終わったところにバレットパンチ!!」
それをメタグロスは縦横斜めに旋回も加えた3次元的な動きとスピードに緩急をつけることで避け続ける。
「マジカルフレイムにシャドーボールを混ぜてそのまま連射!」
弾速の遅い代わりに段々と膨張して逃げ場を無くすシャドーボールと目立ちやすい色で速度も標準的なマジカルフレイムが混ざって展開されることで回避する隙間が徐々に少なくなってきた。
「メタグロス、くうかんしん!」
それを特技による衝撃波でまとめて吹き飛ばすことで無理やり突破口を作ってそこを通ることで回避する。
「ハイパーボイスとサイコキネシスで動きを止めて!マジカルフレイムの向きを変えて撃ち込んで!」
回避したものの音波とサイコパワーで二重に動きが阻害され、スピードが落ちた。さらに残りのマジカルフレイムをサイコキネシスで最初に撃ち出した方向から速度を落としたメタグロスがいる方に軌道を修正し、再び放たれる。
「くうかんしんッ!!そして両手でれいとうパンチを打ち合わせて!」
マジカルフレイムの一部を再び特技を使用することで吹き飛ばし、れいとうパンチを打ち合わせることで形成した氷塊を前に押し出して盾にすることで突破する。
「うんうん、やっぱりコルスなら超えてくると思ってたよ!やっちゃえサーナイト!」
しかし突破したところでユウリがそう言うと、突然メタグロスにドドドと複数の衝撃が加わり、飛行中の体勢を崩すとそのまま残りのマジカルフレイムが直撃した。
「みらいよち、みらいよち、みらいよち。最大火力でシャドーボールに続けてマジカルフレイム!」
そして地面に落ちたメタグロスに対してさらなる追撃が加えられる。どちらも弾幕として撃っていた時より大きく、メタグロスが落ちた場所に何にも妨げることなく着弾し、土煙を上げた。
そしてその煙が晴れると、当然の如くメタグロスが戦闘不能になって倒れていた。
ミロカロス ♀ Lv48
特性:ふしぎなうろこ
わざ:ハイドロポンプ
ねっとう
りゅうのまい
れいとうビーム
※
とぐろをまく
りゅうのはどう
アクアテール
もちもの:
【裏特性】
『ひょうどかっそう』(氷土滑走)
自身がこおりタイプの特殊わざか特技を使用した時、自分のすばやさランクを1段階上昇させる。
【技能】
『りゅうじゃのまい』
トレーナーの「舞い回って」の指示でとぐろを巻いた状態になりそこから即座にりゅうのまいに移行することでタイムラグ無しにとぐろをまくとりゅうのまいの2つの技を使用することが出来る。
サーナイト ♀ Lv49(メガ個体)
特性:シンクロ(フェアリースキン)
わざ:ハイパーボイス
サイコキネシス
シャドーボール
マジカルフレイム
※
エナジーボール
みらいよち
もちもの:サーナイトナイト
【裏特性】
『まだんのしゃしゅ』
物理わざの威力が0.8倍に、特殊わざの威力が1.2倍になる。みらいよちをターン経過無しで発動することが出来る。みらいよち発動時、相手とのタイプ相性を無視してダメージを算出する。どのタイプの相手にも等倍のわざとして扱われる。
『しゅごせいれい』
体力が残っている味方のポケモンと交代して場に出た時、出た直後に受けるダメージを半減する。トレーナーの残りのポケモンが自身のみの状態で場に出た時、ぼうぎょ、とくこう、とくぼうを2段階ずつ上昇させる。
【特技】
特技:サイコストーム
分類:サイコキネシス+10まんボルト+マジカルフレイム
効果:威力100 命中100(全体攻撃)
炎と電撃をサイコパワーで操作する。2つを回転させて威力を増した状態で相手にぶつける上、範囲が広いためダブルバトルでも活躍する。
この特技のダメージは『エスパー』『ほのお』『でんき』の3タイプのうち最も相性がいいタイプのものとして扱われ算出される。
アーマーガア ♂ Lv49
特性:ミラーアーマー
わざ:ドリルくちばし
アイアンヘッド
ボディプレス
てっぺき
※
おいかぜ
ぼうふう
もちもの:ゴツゴツメット
【裏特性】
『クロガネのつばさ』
ほのおタイプのわざか特技を受けた時、自身のこうげきとぼうぎょの能力値ランクを1ずつ上昇させる。
相手を直接攻撃するわざや特技を使用した時、自分のぼうぎょとぼうぎょランクをこうげきの数値として扱いダメージを算出する。
【技能】
『■■■■ー■ー■■』