ポケットモンスター 鋼ノ栄光   作:怪猫蜜佳

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主人公の手持ち新ポケお披露目。なんか書けたので更新


3,VSルリナ

 昨日はいきなり同期のジムチャレンジャーにバトルを挑まれた。片方は鉱山で戦ったトロッゴンだったがもう一匹は知らないポケモンだった。最終的に何とか勝てたが最後のはどうだんとニトロチャージがぶつかり合った時の現象が気になる。

 そして相手、シンプルな服装で一見大人しそうな普通の女の子かと思えばバトル中やふとした時の表情の変化が映える多分年下か同い年に見える僕より一回り小柄でどちらかと言うと可愛いタイプに分類されるような人だった。

 

 バウタウンに着いたのは夜になる前だったからポケモンセンターで一泊して夜を明かした。昨日のバトルでルカリオはともかくとしてヒトツキくらいのポケモン達はもう少しバトルでレベルを上げてもいいかもしれないってこともわかったから今日はそれを先ず済ませよう。

 

 今日はバウジムのジムリーダールリナに挑む。けどその前に空を飛ぶタクシーを呼んでワイルドエリアに向かう。

 

 午後からバウジムに挑むことに決めてそれまでの午前中はワイルドエリアで修行することにした。

 

 ワイルドエリア駅側の草むらで草むらから出てるポケモンにバトルを挑んだり、草むらが無いところをゆうゆうと歩いている主のようなポケモンを避けつつ光の柱が立つ巣穴でダイマックスポケモン相手にバトルを挑んだりして気づいたら午後どころかもう夕方になっていた。

 

 それで結局バウジムに挑むのは明日の朝イチに繰り越してその日はポケモンセンターのベッドで泥のように眠って次の日の朝を迎えた。

 

 早朝からバウジムに挑み、ジムトレーナー達はルカリオのかみなりパンチで吹き飛ばしながらターフスタジアムのウールー運びから一気に難易度が上がったような気がする水仕掛けのギミックを攻略して何とかゴールに辿り着いた。

 

『本日のバウスタジアム第一の挑戦者は、背番号303!ここまで1匹のみ、しかも全て一撃でジムトレーナーを一掃して来た期待の超新星、コルス選手!対するはジムリーダー、ルリナ!両者使用可能なポケモンは3体までのシングルバトルです!』

 

 スタジアムの中心で僕の前に立つのは紺色と青が混ざったロングヘアーに褐色の肌が特徴的な少しツリ目の女性。身につけるユニフォームは前世で見た事あるユニフォームの中では陸上選手の物に近い気がする。

 レイジングウェイブ・ルリナ。ターフスタジアムの時と同じように実況の名乗り上げと共に歓声が上がる。

 

「朝早くからご苦労さま。貴方のことはヤローくんから聞いてるわよ。私のミッション、控えめに言っても難しいのに良くクリアしたわね。貴方、なかなか冴えた頭脳の持ち主なのね」

 

「いえ、あの仕掛けは難しかったですよ?ジムトレーナーを倒してからも少し迷いましたし」

 

「あら、そうなの。それでもまぁまぁ早い方よ。だけどその冴えた頭でどんな作戦を繰り出そうとも私と自慢のパートナーが全て流し去ってあげるから!」

 

▽ジムリーダーの ルリナが 勝負を しかけてきた!

 

 左足を頭上まで上げてまるで野球のピッチングのように大きく腕を振り抜いて豪快に投げられたダイブボールから飛び出したのはトサキント。水の無い場所でも空中に浮いて泳いでいるあたりポケモンの不思議を感じさせる。

 

「打ち砕く、ルカリオ!」

 

 こっちが出すのはガラルに来てからユウリとのバトルで初めてバトルに出したルカリオ。拳を打ち鳴らして気合十分。

 

「ヒトツキじゃないのね!」

 

「先ずはグロウパンチ!」

 

 トサキントに向かって駆けたルカリオが力を込めた拳で殴り掛かる。

 

「くっ、アクアリング!」

 

 しかしトサキントが展開した水のベールによってそのダメージは少しづつではあるが着実に回復される。

 

「マッドショット!」

 

 迎え撃つように放たれるのははがねタイプの数少ない弱点の一つであるじめんタイプのわざ。

 

「グロウパンチでそのまま打ち払え!」

 

 しかし力を込めていた拳を横に薙ぐように振るい直撃コースだった弾は打ち払われる。

 

「そのま決めろ、グロウパンチ!」

 

 そしてトサキントが間合いに入ったところでグロウパンチを打ち込んだ。これで攻撃3段階上昇等倍と言えど簡単には受けきれない。トサキントは戦闘不能になった。

 

「素早い上に高火力、ならこちらも相応のポケモンを出すまでよ!行きなさい、カマスジョー!」

 

 次に出てきたのは口の先が鋭利に尖った細い、槍のようなポケモン。

 

「この速さに着いてこれる!?じごくづき!」

 

 ボディパージを積んだヒトツキと同等かそれを超えるほどの速度で突っ込んできたカマスジョー、受け止めるのが間に合わず強かにルカリオの体に激突して吹き飛ばした。

 

「それなら、はどうだんで迎え撃て!」

 

「アクアジェット!」

 

 水を纏いもはや青い線にしか見えないような先程以上の速さに達したカマスジョー、しかしトロッゴンの突撃を回避したように跳躍して通り過ぎたカマスジョーに向けてはどうだんを放った。

 それはまっすぐ通り過ぎて止まった後次の行動に移る前だったカマスジョーに直撃し、そのままカマスジョーは戦闘不能になった。

 

「最後の1匹じゃないの、隠し玉のポケモンなのよ!いきなさい、カジリガメ!」

 

 最後のポケモンは立派な顎をしたカメのようなポケモン。みず・いわタイプのカジリガメ。いわタイプと複合になってる事ではがねタイプのわざが等倍で通る。

 

「スタジアムを海に変えましょう!カジリガメ、ダイマックスなさい!」

 

 ボールに戻し巨大化させて下から上に放り投げ、腕を組むルリナの後ろにダイマックスしたカジリガメが現れる。

 

「交代だ、クチート!」

 

「私達からのおくりもの、全力で受け止めてよ!ダイストリーム!!」

 

「避けてつるぎのまい!」

 

 放たれた極太の水の柱を避けたクチートは避けながら周りに剣を浮かべて舞う。そして舞い終えると周りに浮いていた剣がクチートと同化し攻撃力が2段階上昇する。そしてダイマックスわざの追加効果でスタジアムに雨が降り出した。

 

「もう一度つるぎのまい!」

 

「くっ!ならダイアースよ!」

 

 地中に潜ったカジリガメが地面を隆起させながらクチートに迫るがクチートはさっきまでとは違いその場で舞い踊る。

 

 そしてダイアースが直撃して地面から出たことによる土煙がクチートとカジリガメの姿を隠す。

 

「撃ち抜け、じゃれつく!!」

 

 ズドンという大きな音と衝撃が響き衝撃波によって土煙が晴れるとよろけながら倒れ込み気絶したカジリガメとその前に立つクチートが居た。効果抜群のわざをくらいながらも耐え、その圧倒的な火力を持って一撃でダイマックスポケモンを沈めたことが分かる。そして倒れたカジリガメはボールへと戻って行った。

 

「なっ・・・・・・!なんたることっ!!自慢の最強メンバーなのに、まとめて押し流されちゃった!・・・・・・完敗ね」

 

 思い切り頭を掻きむしりながら悔しそうな表情を見せたかと思うと、すぐ冷静な状態に戻った。何この人、なんか感情の幅大きすぎて面白いんだけど。

 

「ふぅ。手合わせしてわかりました。あなた達のチームにはジムチャレンジを勝ち進み、チャンピオンに挑むに足る素晴らしいスピリットがあります。あなた達・・・・・・ジムバッジを受け取るのにふさわしいのよ!」

 

 そう言って握手を交わした。相手が防御面で相性不利な上に、弱点じゃないタイプのポケモンの攻撃でも弱点を突かれることがある。色んなタイプのわざを揃えてダイマックスでそれらの威力を上げてくる。

 やっぱりわざ範囲は大切だと実感した。

 

 けど僕のことを推薦してくれた師匠とトウガンさん、そしてこれまで正式なジム戦では無いとはいえ戦ったことがあるジムリーダーの人達に恥ずかしくないように、そして何よりはがねタイプの良さを知らしめるために必ずジムチャレンジを制覇するって目的を再認識することも出来た。

 

 バウタウンとエンジンシティの間にある第二鉱山に行ったりまたワイルドエリアに戻ったりしてほのおタイプのジムに挑むとしようと決め、バウスタジアムから出ていった。

 

 

 




トサキント ♀ Lv27
特性:すいすい
わざ:みずのはどう
   アクアリング
   マッドショット
   うずしお
もちもの:なし

カマスジョー ♀ Lv28
特性:すいすい
わざ:アクアジェット
   かみくだく
   うずしお
   じごくづき
もちもの:なし

カジリガメ ♂ Lv30
特性:がんじょうあご
わざ:シェルブレード
   じならし
   かみくだく
   こおりのキバ
もちもの:なし

クチート ♀ Lv33
特性:ちからずく
わざ:つるぎのまい
   じゃれつく
   ふいうち
   ほのおのキバ
もちもの:いのちのたま
備考:いじっぱりな性格、暴れることが好き。色違い個体ということで同族から迫害され、1人になったところで今度はその希少価値から人間に狙われ、ゆっくり傷を癒す暇も無く、負担が溜まって倒れていたところをコルスに発見され介抱される。
 最初はコルスのことも警戒していたが時間が経つにつれて心を開いていった。パーティ最高火力。
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