なおこの世界のチャンピオン達はこの人より余裕で強いです。
「・・・・・・バレットパンチ」
さっきから僕が乗ってるメタグロスを無視して襲ってくる無駄にガッツがあるフェアリータイプのポケモン達をバレットパンチで一撃で沈めながらルミナスメイズの森を進行中。
サイトウさんに買ってジムから出たあと街の路地裏とか自由に行ける家の屋上を回っていくつかのアイテムを拾ってから次のジムがあるアラベスクタウンに繋がるこの森に入ってきた。
「この森のフェアリータイプ無駄に好戦的なのほんと・・・・・・」
ベロバーとかギモーってポケモンがやけに襲ってくる。あとこの森地形が見づらい上入り組んでるから面倒極まりない。
「あー、この森出るのも入るのも面倒。空から戻ろうにも霧が濃いせいでそれも難しいしさぁ・・・・・・」
そう思って歩いてたらようやく出口が見えてきた所で目の前から同じようなことを言ってる人が歩いてきた。
その人の見た目はゴーグル付きのキャスケットを被って短めの丈のポンチョを羽織ったショートパンツの女性。
年齢は多分同じくらいか1個上くらいだと思う。
「ん?んん?銀髪に緑目・・・・・・ねぇ、君コルスって名前だったりする?」
ユウリはともかくミエラさんといいこの人と言いなんで僕の名前は知られてるのかな?
当初の予定では少なくともリーグに出るまでは知名度が足りないと思ってたんだけど。
「えぇ。僕がコルスですけど。会ったことありましたっけ?」
「いや、完全に初対面だね。けどそんな君に私は頼みたいことがあるんだ」
一応会ったことあるか聞いたけどやっぱり初対面だった。そして頼みたいこと?それ7割くらいの確率で厄介事を押し付けられるときの前フリじゃん。
「私の手持ちと君の手持ちでバトルして欲しい。今同期の中で話題になってる中で君とはまだ戦ってないからね」
そう言って今まで真顔だったのに一転して小さくも柔らかな笑みを浮かべる彼女。ふむ、ちょっと気になることを言ってたな。
「えっと、まず質問していいですか?」
「何かな?私に答えられることなら何でも答えよう」
じゃあまずはその同期の中で話題になってる人について。
「同期の中で話題になってるって言いましたけど他には何人いるとか、あと名前も分かりますか?」
「まず話題になってるのは私と君を除いて7人だね。名前はユウリ、ポップ、ビート、マリィ、ミエラ、スピナ、ネルケ。今のところビート以降は皆同じタイプが入ったポケモンだけを手持ちにしてるね」
ユウリとミエラさん、それにビートも入ってるのか。あと意外に注目度分散してるんだな。
「なるほど。では次に貴女の名前を教えて貰えますか?」
そして次に聞くのは名前。相手は既に知ってるけど僕は知らないからね。
「あっ、そうだね。忘れてたよ。私の名前はイデア、ドラゴンタイプつかっているただの旅人さ」
なるほどドラゴンタイプ統一か。前から来たけどフェアリータイプジムのアラベスクジムに勝ったのかな。
「質問がこれ以上無くなったら私の頼み事の答えを聞かせて欲しいんだけど」
ここまで話してわかったのは普通に理性と知性に秀でている大人びた美少女だった。突然バトルを挑んできたから
「バトルするのは構いませんよ。ルールはどうします?」
「君の手持ちは何匹?」
「5匹ですけど」
「なら5対5のシングルバトルね。場所はアラベスクタウンのポケモンセンターにあるフィールドで」
5対5か。ならどう足掻いてもあいつを出すことになるな。場所がここみたいな入り組んだ場所じゃなくて広いフィールドなのはありがたい。
彼女の後についてアラベスクタウンに入った。そしてポケモンセンターでバトルフィールドの使用申請をしてフィールドに立つ。
「いけ、ギルガルド!」
僕が繰り出すのはギルガルド。ラテラルジムで戦った時はニダンギルだったけど掘り出し物の露天にやみのいしがあったから買って進化した。進化したことで変化した特性で物理でも特殊でも攻防共に高水準のポケモンになった。
「いって、ドラパルト!」
それに対して彼女が繰り出したのはガラル地方の600族、ドラゴン・ゴーストタイプのポケモン、ドラパルト。ポケモン界でもトップクラスの能力を持つポケモンの1匹。
「ドラパルト、ひかりのかべ!」
「ギルガルド、かげうち!」
かげうちを指示するとギルガルド盾から刀身を出してブレードフォルムにチェンジする。しかしかげうちを使う前にドラパルトが一瞬でひかりのかべを作り出した。速いポケモンとは知ってたけど予想以上だ。
そしてかげうちがひかりのかべを作り終えたドラパルトに直撃するも効果抜群の技をくらったはずなのにさっきまでと変わらず、まるで効いてないかのように尻尾を揺らしながら浮かんでいる。
「ドラパルト、リフレクター!」
その硬さに困惑していると今度はリフレクターを発動した。両壁使える高速ポケモンとか能力が高すぎる。
「ドラパルト、ドラゴンアロー!」
そう言うとドラパルト頭から進化前である2匹のドロンチが飛び出し、ミサイルのようにギルガルドを追いかける。
「シャドーボールで撃ち落とせ!」
それはギルガルドが飛びながらシャドーボールをばら撒いて迎撃する。しかしドロンチミサイルは独立して動いているようで3次元的な動きでシャドーボールを回避しながらギルガルドを追いかける。
「2匹とも引きつけろ!」
時折挟み撃ちで迫ってくるドラメシヤミサイルをまとめて同じ軌道で追いかけてくるような逃げ方をするギルガルド。
「今だ!シャドーボール!」
そして2匹が横に並んだ瞬間、シャドーボールを放ちまとめて撃墜する。
「ドラパルトにシャドーボール!」
そしてドラパルト本体にもシャドーボールを放つ。壁でダメージ半減とはいえかげうちより威力が高いからさすがにダメージはあるはず。
「ゴーストダイブ!」
そう思っているとシャドーボールを放った側であるギルガルドが勢いよく地面に叩きつけられる。見ると傷1つ無いドラパルトが今叩きつけられる寸前までギルガルドがいた場所に浮いていた。
「追撃!ドラゴンアロー!」
そしてギルガルドが叩きつけられた場所に2匹のドラメシヤミサイルが放たれ、ギルガルドはそれを避けることが出来ず戦闘不能になった。
「いけ、クチート!」
2匹目に出すのはクチート。ドラパルトのドラゴンアローもゴーストダイブも等倍以下で受けられる上弱点も突ける。
「ゴーストダイブ」
「つるぎのまい!」
ゴーストダイブでドラパルトの輪郭がぼやけていきその姿が消える。そしてクチートはそれを見ながらドラパルトが攻撃に移るまでの間につるぎのまいを発動する。
そしてドラパルトが後ろから現れ尻尾を叩きつけようとしてくる。
「後ろだ!じゃれつく!」
しかしそれはクチートの大顎とぶつかり合う。両者共に相手のわざが直撃するのは防がれた。
「絆を紡ぎ、進化を超えろ!クチート、メガシンカ!」
出し惜しみは無しだ。2人のメガストーンとキーストーンが共鳴しクチートの姿が変わる。
「つるぎのまいを盾に突っ込んでじゃれつく!!」
通常周りに展開して舞った後に取り込む剣を前に展開して舞いながらドラパルトに突撃する。
「剣をドラゴンアローで貫いて!」
盾にしている剣にドラゴンアローが撃ち込まれるが剣は壊れず、クチートの間合いに入ったところでその体に取り込まれる。
そして2つの大顎から放たれる攻撃がとうとうドラパルトの体を捉え、ドラパルトがギルガルドにしたように、地面目掛けて落下した。
これでようやく1匹目を突破、そう思ったその時、
「だいもんじ!!」
下から放たれた火球が大の字に広がり、クチートの体を飲み込んだ。
「クチート!?」
そして炎が晴れるとメガシンカが解けて全身に火傷を負ったクチートが倒れていた。ここで唯一のフェアリータイプであるクチートが倒れるのは痛い。
そしてドラパルトはそんなクチートを見下ろすように空中に浮いている。しかしそんな一見余裕そうに見えるドラパルトも負担が溜まっているようで最初と比べて高度が低くなっていて顔を少し顰めている。
「お疲れ様。ゆっくり休んで」
倒れたクチートをボールに戻し、3匹目のボールを手に取る。
「いけ、ルカリオ!バレットパンチ!」
3匹目に繰り出したのはルカリオ。そして場に出すと同時にバレットパンチの指示を出す。
それを聞いたルカリオはボールから出ると同時にその拳を銀色に輝かせ、ドラパルトの体に叩き込む。浮いていたことでさらに高く吹き飛ぶドラパルト。それを見ながらコルスはさらに指示を出す。
「とどめだ、ボーンラッシュで打ち落とせ!」
「リフレクター!」
助走をつけて力強く地面を踏み込み、一気に跳躍したルカリオが短い骨型棍を両手に持ち、クロスするようにドラパルトに叩きつけた。その寸前にリフレクターが貼られるもそれごと打ち落とす。そして再びドラパルトは地面に激突し、気絶した。
「ほー、まさかドラパルトがやられるなんてね。お疲れ様ドラパルト。いって、カイリュー!」
2匹目のポケモンは初代600族のカイリュー。
「先手必勝、ルカリオ!れいとうパンチ!」
手に薄い水色の冷気を纏いカイリューに殴りかかる。
「受け止めて」
しかしそれは少し地面から離れているカイリューによって片手で受け止められた。しかも踏み込みありのれいとうパンチを受けたのに空中で微動だにしていない。
そしてカイリューからオレンジ色のオーラーが発され攻撃力と特攻が2段階ずつ上昇する。
「じゃくてんほけんか!」
効果抜群のわざを受けたポケモンの攻撃と特攻が2段階ずつ上がるという前世のレートガチ勢も使用する使い方次第で火力が化けるアイテム、弱点保険。
「その通り!カイリュー、ルカリオを掴んで!」
唐突なガチアイテムに驚愕しているとカイリューはかみなりパンチを受け止めた体勢からルカリオを抱き抱えた。
ルカリオは抜け出そうともがくがカイリューの拘束からは抜け出すことが出来ない。
「りゅうせいおとし!」
そしてルカリオを抱えたカイリューが空高く飛び上がる。そして地上からギリギリ目に見える距離になると1度その場で停止しそこから地面目掛けて一直線に突っ込んでいき地面スレスレでルカリオを離し地面に叩きつけた。
「━━ッメタグロス!」
すぐにルカリオをボールに戻して4匹目の手持ちポケモンであるメタグロスを繰り出す。
「れいとうパンチ!」
4倍弱点のこおりタイプのわざであるれいとうパンチ。がんせきふうじと入れ替わりで覚えたそれを大きく振りかぶった剛腕で放つ。
「りゅうのまいで躱してほのおのパンチ!」
しかしそれは紫のオーラを纏ったカイリューに舞いながら躱され、お返しと言わんばかりに攻撃力が3段階上昇した状態から弱点であるほのおタイプのわざをくらった。
「バレットパンチ!」
超火力の弱点タイプのわざをくらってなおメタグロスは倒れなかった。そして持たせていたじゃくてんほけんの効果でカイリューと同じく攻撃力と特攻が2段階上昇する。
さらにそこから反撃として高速の拳がカイリューを襲いここに来てようやく攻撃がカイリューに直撃した。
「空に飛び上がって急降下の勢いを乗せてほのおのパンチ!」
ルカリオを投げ落とした時のように空中に飛び上がるとその腕に炎を纏い急降下する。
「れいとうパンチでカウンター!」
そしてメタグロスの顔にほのおのパンチが直撃した。しかしそのカウンターとしてカイリューにとって4倍弱点のタイプであるれいとうパンチが突き刺さる。
「はねやすめからりゅうのまい!」
互いに上と下に吹き飛ばされた所でカイリューがはねやすめを発動し地面に着地して体力を回復させる。更にそこから2度目のりゅうのまいを積む。これによって攻撃力が4段階、特攻と素早さが2段階ずつ上昇し、攻撃力が3倍に、特攻と素早さが2倍になる。
「これでトドメだ!カイリュー、かりゅうのてっけん!」
地面を踏み込み、両手に炎を纏わせたカイリューがメタグロスに迫る。まるでバシャーモのように炎を後ろに噴出させ、2段階上昇した素早さからさらに加速していく。
「バレットパンチで止めろ!」
それに対してメタグロスは先制わざであるバレットパンチをすくい上げるように放つ。しかし胴を抉るように放たれたバレットパンチは炎を纏う腕で受け止められ、そのままカイリューがメタグロスの爪を掴んで引き寄せ、にぎりこんだ腕を上から叩きつけた。
それによってメタグロスも気絶した。次でコルスの手持ちは最後。それに対して相手はまだ体力が全て残っているポケモンがあと3匹も残っている。
「・・・・・・この地方での初陣、そして最後の砦。任せた、ボスゴドラ!」
最後のボールから出たのはボスゴドラ。地響きを鳴らして地面に降り立ち、その巨体で眼下のカイリューを見下した。
ギルガルド ♂ Lv42
特性:バトルスイッチ
わざ:キングシールド
かげうち
シャドーボール
アイアンヘッド
もちもの:ふうせん
クチート ♀ Lv43
特性:ちからずく(ちからもち)
わざ:つるぎのまい
じゃれつく
ふいうち
ほのおのキバ
もちもの:いのちのたま(クチートナイト)
ルカリオ ♂ Lv43
特性:せいしんりょく
わざ:はどうだん
ボーンラッシュ
バレットパンチ
れいとうパンチ
もちもの:たつじんのおび
メタグロス Lv45
特性:クリアボディ
わざ:しねんのずつき
じしん
バレットパンチ
れいとうパンチ
もちもの:じゃくてんほけん
ドラパルト ♀ Lv64
特性:すりぬけ
わざ:リフレクター
ひかりのかべ
ゴーストダイブ
ドラゴンアロー
だいもんじ
もちもの:ひかりのねんど
備考:おくびょうな性格。
カイリュー ♀ Lv68
特性:マルチスケイル
わざ:ダブルウィング
げきりん
ほのおのパンチ
りゅうのまい
※
はねやすめ
もちもの:じゃくてんほけん
【特技】
特技:りゅうせいおとし『かくとう』タイプ
分類:そらをとぶ+しんそく+たたきつける
効果:威力100(最大200) 命中100(必中)
相手を掴んで飛び上がり、一気に急降下して相手を地面に叩きつける。飛び上がってから叩きつけるまでの高低差が大きいほど威力が上がる。
相手が接触技を使用し、それを自身が耐えてから使う時、この特技は必中になる。
特技:かりゅうのてっつい『ほのお』タイプ
分類:げきりん+ほのおのパンチ
効果:威力100 命中100
両腕に炎を纏い、バシャーモのようにそれを後方に噴出させる事で加速しげきりん相当の力で殴りつける。げきりんと違い1ターンしか持続せず、混乱もしない。
10%の確率で自身がやけど状態に、30%の確率で相手がやけど状態になる。
備考:ようきな性格。タイプ一致わざ以外にも高火力なわざを特技として備えている。