雪の姉妹との日常   作:Saint0504

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主はPCのカーソルを聖良さんにしてしまうくらい
聖良さんが好きです。



永人くんとSaint Snow2人が再会します。


1話 再会

==========

(聖良Side)

 

「(5年という月日は早いものですね)」

 

私、鹿角聖良は予定より早く終わった学校からの帰路につきながら

ふとそんなことを考える。

私には小学校のころから一緒にいた男の子の幼馴染がいる。

私が落としたハンカチをすぐに彼は届けてくれて、

そこから彼との縁が始まった。

理亞が小学校に入ってから、理亞のことを本当の妹のように

可愛がっていた。

あ、ちなみに理亞というのは私の妹のことです。

 

もう毎日といってもいいくらい一緒にいる時間は多かった。

でも、彼のお父様のご都合で彼は東京へ引っ越してしまった。

 

私も理亞も、毎日さみしくて泣いていた。

なにより私は彼が・・・

おそらく理亞も同じことを思っているでしょう。

いくら理亞でも残念ながらそれは譲れないですが・・・。

そうこうしているうちに、家に到着した。

「おや?お客様かしら?」

玄関へ入ると母さん以外の靴が置いてあった。

「・・・一応挨拶しておきましょうか・・・。

まったく、お客様が来るならあらかじめ言って欲しいです。」

私は母さんとお客様がいるであろう居間へと向かうのであった。

 

 

==========

 

(理亞Side)

 

この5年はあっという間だった。

5年前、仲良しだった幼馴染が突然東京へ引っ越してしまった。

私が小学校に入学する前に姉さまから話は聞いてたから

私もどんなやつか会ってみたいと思っていた。

いざ会ってみると、あいつは私を自分の妹みたいに仲良くしてくれた。

私も本当に兄ができたような感じですごくうれしかったし、

毎日が楽しかった。

 

「永人・・・元気にしてるかな・・・」

私はふとつぶやく。

多分姉さまもおんなじこと思ってるかもしれないけど、

私はあいつが昔から好きだった。

この気持ちはずっと変わらない。

いつからかは分からない。でも好き。

「・・・会いたい・・・永人・・・」

 

その願いがすぐに叶うとはこの時の私は思ってもいなかった。

 

==========

 

聖良が帰宅する30分ほど前・・・

 

俺はさっそく茶房へと向い、インターホンを押した。

「宮野永人です。」

『ちょっとまっててね永人くん。』

すぐにドアは空いた。

中からは雪さんが出てきた。

「お久しぶりです、雪さん。」

「まぁまぁ、大きくなったのね永人くん!ほんとうに久しぶり!」

雪さんは俺の頭をなでる。

そいうえば昔からよく雪さんには頭なでられてたなぁ。

「・・・2人はまだなんですよね?」

「えぇ、2人ともまだ学校から帰ってないから、

びっくりさせるにはちょうどいいでしょう?」

「はい、2人に会うのを楽しみにしてたんで。」

雪さんは相変わらず若々しい。

俺の母さんと同い年くらいのはずなのに、

見た目は20代くらいに見える。

「ささ、こんなところで立場話もなんだし上がって上がって!」

「お邪魔します。」

俺は雪さんのお言葉に甘え、居間へと上がる。

「本当に帰ってきたんだな・・・」

「5年ぶりね、お帰りなさい!永人くん!」

「はい、ただいまです。」

やっぱりこの人の前だと自然と笑みがこぼれてしまう。

俺にとってはもう一人の母親同然だからな。

「ちゃんと作っておいたからね!永人くんの好きなあんみつ!」

机には俺が昔から好きだった雪さんのあんみつが置かれる。

「うわぁ、懐かしいです。昔もこの部屋で3人でよくあんみつ食べてたっけ。」

「そうねぇ、よく最後の一口で3人で喧嘩してたのよねぇ。」

俺はあんみつを食べながら雪さんと思い出にふける。

すると、雪さんの携帯が鳴る。

「あら、聖良ったら予定より早く終わったみたい。」

「え」

聖良が帰ってくる。

5年ぶりに会える。

「聖良・・・!」

 

待つこと10分・・・

 

ガララ・・・

 

「!」

「あら、帰ってきたみたい。」

足音は確実にこちらに近づいてくる。

俺はなぜかものすごく緊張している。

なんせ5年ぶりだから。

 

「母さん、お客様が来るなら事前・・・に・・・!」

戸を開けた聖良と目が合った。

「聖良、覚えてるでしょ?宮野永人くん。

両親の仕事の関係で、彼一人でこっちに戻ってきたのよ。」

俺と聖良に少し沈黙が流れる。

「よ、よぉ、元気だったか・・・?」

すると聖良は思いっきり抱き着いてきた。

「せ、聖良?」

「本当に・・・本当にあなたなのですね・・・?永人。」

「あ、あぁ、俺だよ聖良。久しぶり。」

「まぁまぁ、私はお邪魔なようだし、出るわね♬」

雪さん・・・気を使ってくれたのか。

まぁ、このままでもいいか5年ぶりの聖良だし。

「なぁ聖良、そろそろ離してくれるか?」

「もう少しこのままで・・・ダメですか?」

まだ離れてくれないようだ。

仕方ない。

満足するまでこうさせてやろう。

 

 

10分後

 

俺は聖良から解放された。

「5年ぶりだな、聖良。」

「お久しぶりです永人。大きくなりましたね。」

それはお互い様なのだが、

聖良はいろいろな意味で大きくなっているので、あえて俺は何も言わないでおく。

言ったら理亞に殺されるな多分。いや、逆もしかりだろうけど。

「いつこっちに帰ってきたのです?」

「実はこっちに戻ってきたのは今日なんだ。しかも・・・。」

「しかも・・・?」

「俺の家ここの隣。」

「えぇ!?」

そりゃびっくりだわな。

疎遠になってた幼馴染が隣に引っ越してくるなんざどんな低確率だよ。

「俺も最初みたときびっくりした。ところで、理亞はまだ帰ってこないのか?」

「多分そろそろ帰ってくると思いますよ?」

 

ちょうどそのとき、戸が開いた音が聞こえる。

「帰ってきましたね、ちょっと出迎えてくるのでここで待っててください永人。」

「お、おう。」

理亞は俺を見たらどんな反応をするのかな?

さすがに姉妹そろっておんなじことはしないと思うけどな。

 

「理亞、おかえりなさい。」

「ただいま・・・誰か来てるの?」

「えぇ、来ていますよ、あなたのよーく知っている人が。」

「?」

 

「お、来たか。」

俺は無意識に身構える。

そんな必要はないんだけどな。

 

「理亞、どうぞ入って。」

聖良に連れられ、理亞が部屋に入ってくる。

「え・・・?えい・・・と・・・?」

「よ、理亞。久しぶり。元気だったか?」

「・・・」

理亞は沈黙している。

「?理亞?」

俺、もしかして忘れられてる?

それならショックだぜ。

と思っていたら。

「うぅ・・・!」

まさかの姉と同じことをしてきた。

しかもこっちはダイレクトアタック。

「うぉ!?理亞!?」

「バカ!バカ永人!!ずっと・・・ずっと会いたかったんだからぁ・・・!」

俺を見るや否や理亞は泣き出してしまった。

「・・・ごめんな、さみしい思いさせたみたいだな。」

「理亞・・・。」

 

 

==========

 

「寝ちまったな。」

「泣きつかれてしまったようですね。」

理亞は俺に抱き着いたまま眠ってしまった。

「なぁ聖良。」

「なんですか?」

「・・・俺も眠くなってきた・・・。」

こっちまでの移動の疲れてと、理亞の寝顔を見ていたら

俺まで眠くなってきた。

「・・・永人、よかったらどうぞ?」

聖良が手でポンポンと膝を示す。

「いいのか?」

「えぇ、あなたも移動で疲れているでしょう?

少し休んでください。」

「悪い。んじゃ少し休むわ。」

俺は聖良の膝の上に頭を乗せ、眠りについた。

 

==========

(聖良Side)

 

「2人そろってよく眠っていますね。」

私の膝の上で理亞に抱き着かれた永人が寝ています。

「本当に帰ってきてくれたのですね・・・。」

私は永人の頭をなでる。

5年たっても寝顔も、私たちを受け止めるやさしさも変わってない。

1個下の弟のような幼馴染・・・。

「帰ってきてくれてありがとうございます。」

寝ている永人の唇に自分の唇を重ねる。

「じー・・・。」

「!?理亞!?」

いつの間に起きていたの!?

「姉さま・・・。やっぱり・・・。」

永人に抱き着いたままじーっとこっちを見る理亞。

「理亞・・・これはその・・・///」

「大丈夫、分かってる。私も一緒。」

「え?」

すると、理亞は永人の唇に自分の唇を重ねた。

「理亞!?」

「私も永人が好き。昔から。それは姉さまも同じでしょ?」

「うぅ・・・///そうですけど///」

私だって永人が好きだけどよりによって理亞もだなんて・・・

「多分、永人は昔から鈍感なところあるから全然気づいてない。」

「あぁ・・・。」

そうだった。彼は昔から鈍感なところがあるのを忘れていました。

「だから、永人に意識させるしかない。

すぐには無理かもしれないけど、努力すればきっと報われる。」

「理亞・・・そうですね。でも、私はたとえ理亞でも永人は渡しませんよ?」

「それは永人次第・・・って言いたいけど私も姉さまに永人は渡したくない。」

ここまで私に対して強気な理亞は初めて見ました。

「ところで姉さま、時間。」

「時間?・・・あっ・・・!」

時計はすでに夕方6時を指している。

今日の夕飯当番は私じゃないですか!

「私としたことが・・・!永人!起きてください!」

 

==========

 

「永人!起きてください!」

「んぁ・・・?」

俺は一体・・・?

そうだ、理亞を見てたら眠くなって寝てたんだった。

「おはよう聖良。」

「おはおうございます・・・そうではありません!」

「ど、どうしたんだよ聖良?」

「夕飯当番が自分だったからあわててるの。」

理亞はいつの間にか俺の隣に座っていた。

・・・なんか近くないですかこの娘?

「て、もうこんな時間じゃないか。俺も夕飯の買い出しに行かないと!」

「ごめんなさい永人!あと、久しぶりに会えてよかったです!」

「お。おう。」

聖良は大急ぎで買い出しに向かった。

 

 

 

 

「んじゃ、俺もそろそろ帰るか。といっても隣だけど。」

「待って永人。」

理亞に呼び止められる。

「ん?なんだ理亞?」

「ちょっとだけここにいて。」

?なんだろう。走って出て行ったぞ?

と思ったらすぐに戻ってきた。

「・・・お母さんが今日は泊っていけばいいって。

姉さまにも買い出し追加の連絡してるみたい。」

「ま、まじ??」

こっちに帰ってきていきなり女子2人の家に泊まりってどういう状況だよ!?

まぁ、この2人と一緒なら退屈しないかもな。

 

 

 




2人と再会した永人君でした。
Saint Snow2人はやっぱり可愛い。
聖良さんに心は完全に支配されている主でございます。
しばらくは日常系の話が続く予定です。
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