「んん…もうこんな時間か」
目を覚ますと朝の七時。
そうだ…昨日は聖良と理亞の家に泊まったんだ。
両隣に寝ていた2人はいない。
流石にもう起きてるか。
「永人、朝ご飯ですよー。」
「へーい。」
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「そう言えば永人。」
「ん?なんだ理亞。」
「あんた学校どこ通うの?」
「あー、そう言えば母さんに聞いてないや。」
飯を食ってると、理亞に忘れていた大事なことを聞かれた。
電話で聞くか。
『あら永人、どうしたの?』
「おはよう母さん。大事なこと聞くの忘れてたよ。俺、学校どこ通えばいいの?」
『あら、そう言えば忘れてたわね。函館聖泉高等学院ってところよ。一応編入の手続きとかは全部済ませてあるから、明日から通えるようにしてあるから大丈夫よ。』
「分かったありがとう。」
『あ、それより…』
「ん?」
『あんた2人に手出てないでしょうね?』
「ぶっ!!」
昨日の晩はその事を考えてしまって寝れなかったってのになんてこと聞いてくるんだよおい。
「んなことするかよ!」
『雪ちゃんは全然大丈夫って言ってるし、私は節度を守ってくれればいいから!』
「そういう問題じゃねぇよ!じゃ切るぞ。」
めんどくさいこと言われる前に電話を切った。
「今のはおば様ですか?」
「うん。俺が明日から通う学校を聞いときたかったんだ。」
「それで、どちらに通われるのですか?」
「ええっと、函館聖泉高等学院ってとこだな」
すると、2人の箸が止まる。
「理亞…」
「姉さま…」
なんだ?なんか不味いこと言ったか?
「聖良?理亞?」
「永人、学校案内してあげる」
「また3人とも同じ学校に通えますね!」
「え、てことは2人ともそこに通ってるのか?」
「はい!なのでまたよろしくお願いしますね永人!」
「よろしく永人。」
2人は微笑みながら言う。
また2人と同じ学校に通えるんだな。
「あぁ、よろしくな!」
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(聖良Side)
永人は家の片付けの為今日は帰りました。
明日から永人と通学できます。
また昔みたいに過ごせると思うと自然に笑みが零れてしまいます。
「姉さま、嬉しそうね。」
「あら、顔に出ていますか?そういう理亞。あなたも嬉しそうですが。」
理亞も永人が同じ学校に通うと聞いてから嬉しそうな顔をしている。
昔も永人が遊びに来る度に同じ顔をしていましたものね。
「なんか昔に戻ったみたいで、凄く嬉しい。また3人で過ごせるなんて。」
そして私はとあることを提案する。
「!そうだ、理亞、彼に例の件頼みましょうか?」
「!姉さま、それ名案!」
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鹿角家から帰宅し、荷物の片付けを終えたのは晩だった。
「ふぅ、終わった終わった。…にしてもまた2人と同じ学校かー。」
俺は2人と同じ学校に通えると分かったことで自然と笑みが零れていた。
えっと、俺が2年だから聖良は3年生、理亞は1年。
実質3人で学校にいられるのは1年か。
長いようであっという間になりそうだな。
「さ、明日も早いし飯食って寝るか。何食おうか…」
ピンポーン
インターホンが鳴る。
「はーいよっと」
ドアを開けると…。
「こんばんわ永人くん」
「あ、こんばんわです雪さん、昨日はありがとうございました。」
「いえいえ、2人も昨日楽しんでたみたいだからこちらこそありがとうね。そうだ、よかったらこれ食べて!」
雪さんは袋を俺に渡してきた。
「鹿角家特製ラザニアよ!聖良が好きだから今日張り切って作ったんだけど、思ったより余っちゃって」
「あ、ありがとうございます。ちょうど今日の晩飯悩んでたんですよ」
ラザニアか。
普段滅多に食わないから楽しみだな。
「それで永人くん?」
「はい?」
「本命は聖良か理亞どっち?」
「ぶっ!?雪さん!!??」
いきなり何言ってくれちゃってるんだこの人!?
「な、何を言ってるンデスカー??」
「女の子2人に囲まれて1晩過ごして何も思わないわけないじゃない?」
いや、思わないわけはなかったけど!全然寝れなかったけど!!
「特になにもなかったので…」
「ふーん?」
雪さんがジトーっと俺を見つめてくる。
「な、なんですか??」
「永人くん、私はいつでも娘達を嫁に出せるから大丈夫よ!」
「いやいやいや、あなた自分の娘達をなんだと思ってるんですか。」
雪さん、いい人なんだけどたまーに読めない時がある。
「冗談よ。じゃ、おやすみ♪♪」
雪さんはドアを閉めて帰って行った。
「…んなこと言われたら考えちまうじゃないの。」
俺だって何も思わないわけじゃないさ。
昔から2人と一緒にいたら殺意の視線感じてたからな。
「どうしたもんかねぇー…」
私生活で車の中をSaintSnowに染め、自分の部屋もSaintSnowに染めた。
やっぱり大好き。(特に聖良さん)