ホロ学園の「俺」君物語   作:零円

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登場ライバー
星街すいせい
紫咲シオン
角巻わため



転校初日、講堂にて

 久しぶりに入った講堂は、空気が籠っていたからか、少し埃っぽい。

 とはいえ、盗み聞きも乱入も嫌だから、窓を開けて換気するという訳にもいかない。

 振り返れば、口元にハンカチを当てたすいちゃんが、きょろきょろと辺りを見まわしていた。

 そこまでせんでもと一瞬思うも、俺とすいちゃんでは喉の価値が違う。いくら気にしても、気にし過ぎるという事は無いのだろう。

 

「大丈夫?」

「大丈夫よ。一応やっているだけだから。此処で話すの?」

「もうちょっと奥」

 

 講堂は扉を抜けて直ぐは玄関だ。

 此処でスリッパや上靴に履き替えて、中に入る。

 本来なら自分の上靴を持ってこないといけない所だが、今日くらいはいいだろう。

 貸出用のスリッパを2つ用意して、片方をすいちゃんへ差し出す。

 

「これ使って」

「はーい」

 

 すいちゃんがローファーを脱いだ。その隣で俺もスリッパへ履き替える。

 靴は──そのままでいいか。玄関に置いたまま、廊下を抜け、奥の扉へ。

 そこを開けながら、すいちゃんを招く。

 

「おー」

 

 中を覗き込んだすいちゃんから、感嘆の声。

 それもそのはず。ホロ学の講堂は、総座席数は2000を超え、音響設備もしっかり整った、コンサートホールとして考えれば、大型とはいかずとも、中の上位の規模がある。

 とはいえ、普段使いするのかと言われるとそんな事は無く、たまの全校集会や、声楽部や吹奏楽部といった音楽関連の文化部が使ったり、雨天時に応援団が声出しに使ったりするくらいだったりする。

 貸出とかすればいい気もするのだが、まあ色々あるのだろう。

 電気のスイッチ何処だっけと、俺が悩んでいる間に、すいちゃんがさっさと座席の間を抜けて、一目散にステージへ向かう。

 その背を見て、気にしないのならいいかと、スイッチ探しを諦め、俺も続いた。

 歩きながら、思う。果たして何を話したものか。

 本当は正門で待っている間に話をまとめるつもりだったのだが、生憎寝落ちというか気絶というか。取り敢えず、意識を失ってしまったから、何も考えられなかった。気持ちをそのまま話すのは流石に恥ずかしいが、このままでは行き当たりばったりになってしまう。当たって砕けるのは正直ごめんなのだが。

 

「何してんのー?」

 

 いつの間にか、足が止まっていたらしい。

 ステージに腰を下ろすすいちゃんに、声をかけられて気が付いた。

 手招きをする彼女を見て、なるようにしかならんかと、歩を進める。

 そして、何時もの様にというか、かつての様にというか。すいちゃんの対面、最前列の座席へ腰を下ろそうとして、すいちゃんに呼び止められる。

 

「こっちに座りなさい」

 

 自分の隣を叩くすいちゃん。その姿に、俺は首を傾げる。

 

「なんで?」

「そこからだと、見えるかもしれないでしょ」

 

 その言葉に逡巡。その後、すいちゃんの体をざっっと見まわし、言いたい事が分かって、俺は視線を逸らした。

 

「見ないし」

「見えるかもしれないからって言っているでしょ。いいからこっちに来なさい」

「……」

 

 よもやすいちゃんへ、ステージを降りてこちらに座れなどと言えよう筈も無く。俺は素直に席を立つと、すいちゃんの隣へ移動した。

 ステージへ上がり、座席の方を見る。

 普段座席からしか見ない講堂の風景は、ステージから見るとひどく新鮮だ。

 ステージを軸に、座席が扇状に広がっている。どこの座席に座っても、その人の視線はステージの方へと向けられる。仮に2000を超えるこれらの席全てが埋まり、視線がこちらに集中する事を考えてみると、正直恐怖すら感じた。

 

「すいちゃんは凄いね」

「当たり前でしょ」

 

 俺の考えを読んでいたのか、すいちゃんは俺の言葉に一切の戸惑いを見せる事無くそう答える。

 やっぱり俺の幼馴染は凄い。そう思うと、なんか笑えた。

 

「早く座りなさいよ」

「はーい」

 

 すいちゃんの隣に腰を下ろした。ステージから足を投げ出し、ぶらぶらと。

 ちらりと、すいちゃんの様子を横目で窺えば、すいちゃんも似たような感じだった。

 双方無言のまま、暫し、時が流れ。

 待っていてくれているのと悟り、俺はようやっと腹を決める。

 

「ねえ、すいちゃん」

「何?」

「何で怒っているの?」

「……は?」

 

 すいちゃんの方を見れば、すいちゃんもこちらを見ていた。

 何を言っているんだと言わんばかりの表情。

 俺も似た気分だ。平謝りして謝り通そうと思っていたのだけど。違う気がしたのだ。

 

「適当に謝っても、すいちゃん怒るだろうし……だから、ちゃんと聞いたうえで、反省しようかと……」

「……その言葉で私が怒るとは思わないの?」

「分からない事は、聞いておいた方がいいかなぁって」

「……心当たりは?」

「えーと、生徒会室?」

 

 通学中も微妙になることは何度かあったが、少なくとも、すいちゃんの機嫌が悪くなったのが生徒会室から、というのは把握している。

 ただ、職員室に行くすいちゃんと別れた時は普通だった。悪くなったのは、生徒会室で合流してからだ。

 嫌な事でもあったのかと思っていたが、教室での言動を顧みるに、怒らせてしまったと考えるのが筋だと思う。

 俺の言葉に、「んー」とうなり声。

 

「タイミングは間違っちゃないのよねぇ」

「どや」

「で、原因は?」

 

 目を逸らす。ため息が聞こえてきた。

 

「察しがいいのか悪いのか。まったく、何時から──ああいや。昔からこんな気はあったわね」

 

 すいちゃんの独り言が聞こえる。

 

「こっち見なさい」

「……」

 

 言われて、大人しくすいちゃんの方を見る。

 足を組んで、頬杖をつくすいちゃん。顔には笑みが浮かんでいて。どこか呆れた様子だ。

 やれやれと、そんな言葉が、良く似合う。

 

「昔から私の事、大好きだったものね」

 

 ぽんぽんと、すいちゃんに頭を撫でられる。なんか変な感じだ。

 弟扱いされている気分。おかしい、誕生日的には俺の方が年上なのだが。

 

「すいちゃん?」

「アンタ、自分が生徒会室でなんて言っていたか覚えている?」

「生徒会室で?」

 

 すいちゃんの言葉に、頭をひねる。つい数時間程前なのに、1年半程昔のような気もする。

 あの時百鬼としていた会話を頑張って思い出し、すいちゃんの引っ掛かりそうな所を考える。

 

「──散れ?」

「いや、まあそこも気になったけど。てかよく気が付いたわね、扉も空いていなかったのに」

「守護霊に教えて貰った」

 

 俺の言葉に、タロが元気に一鳴き。ただすいちゃんには聞こえていないので、訝しげな顔をする。

 

「てっきりすいちゃんのファンに酷い対応とったから、怒ったのかと」

「それもそう。自治厨……は少し違うか。百鬼さんに頼まれてたし。けどあの態度は嫌われるわよ」

「……うす」

 

 百鬼に頼まれる事無くやろうとしていたから、立派な自治厨だ。そこは反省。

 

「それに、その前」

「前っていうと……え? どこから聞いていたの?」

「『暫くこんな感じかな?』」

「ほぼ最初!」

 

 さっさと入ってくれば良かったのに! 

 

「よくも私を盥回しにしたわね」

「あれは友人間ジョークでして」

 

 ちなみにあそこで百鬼に、じゃあ他の人に頼むかとなっていたら、多分泣いて謝ったと思う。

 

「まあだから、アンタと百鬼さんの話は大体聞いていたの」

「なるほど」

「そのうえで、私がアンタに対して──」

 

 何か気が付いた様子で、首を傾げるすいちゃん。

 どうしたのかと思いながらすいちゃんの言葉を待っていると、「ねぇ」と口を開く。

 

「もしかして、わざと自分にヘイト向けさせた?」

「……」

 

 顔を逸らそうとして、掴まれ、引き戻される。

 すいちゃんが怖い。般若の様だ。

 

「そ、そんな事は無く……ただ」

「ただ?」

「すいちゃんに、かっこいい所を、魅せたいなぁ……なんて」

「……」

 

 そう。ヘイトコントロール、という意味合いも無い訳ではなく。ああいうときに直ぐに手を出してくるような相手を炙り出す為の態度、というのも否定はしないのだが。

 それ以外に──というか。それ以上に──というか。

 

「かっこいい所? ……あれが?」

「保育園時代にいつも守って貰っていたから、大丈夫アピールもしたいなぁ……なんて」

「……」

 

 無言のすいちゃん。圧倒的目力で訴えてくる。

 唖然。侮蔑。憤慨。なんかこう、負の感情の闇鍋みたいな表情。

 

「……解釈違い」

 

 最終的に出てきたのは強火オタクみたいな発言だった。

 多分、色々と考慮した上で、包めるだけのオブラートに包んだ上での言葉だろう。

 

「あんたはもっとこう、マイペースでしょ」

「それは否定しないけど」

「それをなにさ、色気づいちゃって。あんたは食いしん坊キャラでしょ」

「そんな風に思っていたの⁉」

「うちに来た時、無限に食べ続けていたじゃない」

「くっ、否定出来ない」

 

 確かに、保育園時代は、すいちゃんの家に遊びに行った時は、出されたものはしっかり頂いていた。

 無表情なのに一定間隔で効率的に食べ続けるのがよほど面白かったのか、暫くは無限に食べ物が出続けたものだ。

 流石に途中から遠慮を学んだのだけど。あの頃命を繋いだ一端は、間違い無く星街家である。

 

「だって……いつ食べられなくなるか分からなかったから、食い溜めしないとって思っていたし」

「ごめん」

 

 俺の言葉に、すいちゃんが珍しく即謝罪する。

 少し気まずい空気が流れ、誤魔化す様にすいちゃんが咳ばらいを1つ。

 

「兎も角。あんたはそう思われていたんだから、無理しなくていいのよ」

「成程……?」

 

 納得していいものか悩むが、まあ、すいちゃんがそういうのなら、そうなのだろう。

 それに、保健室での会話を経て、今回の件には私情が挟まりすぎて──いや、ほぼ私情だった自覚もあるし、冷静になった今なら、あの時のいきりムーブをもう一度と言われても、正直恥ずかしい。

 

「じゃあ、いつも通りで」

「よろしい。それなら、側に控える事を許そう」

「殿様かな?」

 

 とはいえ、確かに。言われてみれば、俺とすいちゃんの関係は、そんな感じだった。

 マイペースに1人の世界に居た俺を見つけて、物理的に引っ張り回したすいちゃん。

 先に行くすいちゃんに付いて行ったり連れて行かれたりする姿は、従者といっても差し支えないだろう。

 満足そうなすいちゃんに、俺も気が抜ける。

 

「──────⁉」

 

 激痛が走る。痛み止めを飲んだ上で、更に意識外へ追いやり我慢していたツケか。

 痛み止めは、いつの間にか切れていたらしい。気を抜いて油断したせいで、痛みが自己主張を始めた。

 声は上げなかったが、表情はどうだろう。すいちゃんの様子を探る。こんな話をした手前、流石に心配かけたく無いのだが。

 

「ん?」

 

 目が合ったすいちゃんが、首を傾げる。多分……ばれていないか。一安心。

 すいちゃんには悪いが、ここは解散させて貰って、保健室か部室にでも避難しよう。先ずは、落ち着かないといけない。

 言葉を切り出そうとする俺を先んじて、すいちゃんがステージから飛び降りた。

 猫の様にしなやかな、静か着地。今あれをやったら傷に響きそうだなと、そんな事を考えた。

 

「ねえ」

 

 だから、俺が口火を切るよりも、すいちゃんがそうする方が早かった。

 

「卒園式の日、どうしたの?」

 

 唐突な質問に、少し戸惑う。

 すいちゃんは向こうを向いたまま。こちらへ視線を向けてはこない。

 すいちゃんの言葉の意図がつかめぬまま、聞かれるままに答える。

 

「言ったじゃない。引っ越すって」

「逃げ出しちゃえば良かったのに」

「寝ている間に連れ出されたからさ。起きたら知らない土地だったよ」

 

 思い出す。あの日は、柄にもなく泣き喚いた。すいちゃんやいじめっ子達に幾らケガさせられても、真っ暗な一人きりの家で延々留守番させられても、絶対に泣かなかった俺が。

 年子の様に、喚いて喚いて。そして、どうにもならなくて、諦めた。

 

「すいちゃんは? ちゃんと卒園した?」

「……今日のアンタみたいに、ずっと門の前で待っていたって言ったら信じる?」

「信じる」

「そこまで重くないわよ。卒園式も1人で参加したし、卒園パーティーもしたわ」

 

 ひらひら振られるすいちゃんの手を、視界に捉える。

 実際、約束していた。保育園の前で、一緒に写真を撮ろうと。

 その後は卒園式に参加して、終わったらすいちゃんの家でパーティーして。

 きっと、写真も、パーティーも。かなりギリギリまで、待っていてくれたのだと思う。

 

「ごめんね、約束破って」

「何で連絡しなかったのよ」

「すいちゃんちの連絡先、知らなかったからなぁ。すいちゃんも知らなかったでしょ?」

「それはそうだけど」

 

 家の場所を知っていれば、住所が分からなくても遊びに行けて。

 保育園で会った時に約束すればいいから、連絡先も必要無い。

 

「……俺も一緒に卒園したかったし、パーティーしたかった」

「……」

「もっと、一緒に居たかった」

「……なら良し」

 

 すいちゃんが振り返る。満面の笑みだ。満足そうで何より。

 俺はといえば、ぼちぼち限界が近い。

 かつてを思い出し、ノスタルジーに浸ったからか、このまま気絶しそうな勢い。

 

 ──フンッ! 

 

 口内を噛み、新たな痛みで意識を保つ。

 鉄の味を飲み込んで、すいちゃんに笑顔を返した。

 

「そろそろ行こうか」

 

 すいちゃんに声をかけながら、ステージから飛び降りる。

 着地、激痛。悶えそうになるのを、これまた気合で耐える。

 

「送るよ」

「当然でしょ」

 

 すいちゃんの言葉に、思わず笑いが漏れた。

 先に歩き出したすいちゃんを小走りに追い、隣に並ぶ。

 特に何も言われなかった。その事に、仲直り出来た事を自覚する。

 

「そうだ。帰る前に講堂の鍵を返しに行かないと」

「明日で良くない?」

「持ち帰るわけにも行かないから。さっさと行ってきちゃうから、正門とかで待っていてよ」

「付き合ってあげるわよ。1人になったら面倒くさそうだし」

「……確かに。じゃあ、一緒に行こうか」

 

 *****

 

 生徒会室で待っていた天音先輩へ鍵を返し、すいちゃんと共に帰路に就く。

 話題は尽きない。他愛のない思い出話。

 遠足、お泊り保育、職業体験のお兄さんお姉さん、後にラグナロクと称されるすいちゃんといじめっ子の最終決戦とその和解。

 昨日のことのようにというと、流石に少し大袈裟だけど。それでもセピア色ではなく、色鮮やかに思い出せる。

 

「見送りご苦労」

 

 すいちゃんの住む、マンション前にて。すいちゃんからのその言葉に、足を止めた。

 振り返るすいちゃんと目が合う。ニッっと歯を見せる力強い笑顔は、昔と変わらない。

 そんなすいちゃんへ、俺も笑って返した。

 

「お疲れ様」

「なによ、元気無いわね」

「流石に疲れちゃったよ」

「自業自得でしょ」

「おっしゃる通り」

 

 笑うしかない。苦笑い。

 

「じゃあ、すいちゃん、またね」

「ん。またね」

 

 ひらひらと、手を振れば、すいちゃんも同じように振り返してくる。

 すいちゃんの顔は、名残惜し気。俺も多分、同じ顔をしている。

 かつて、何も知らずにしたこの行為が、酷く長い物になってしまったから、猶更。このまたねが、10年後になっても、おかしくない。

 ゆえに切り時がつかめぬまま。時間は過ぎて。

 やがて、俺のスマホが着信を告げた。

 びっくりしてお互いの手が止まり、俺は慌てて、スマホを手に取る。シオンだった。

 

「シオンからだ」

「遅くなっちゃったから、心配しているんじゃない?」

「そんな殊勝な玉でも無いと思うけど」

 

 言いながら、一度通話を切る。

 

「出ないの?」

「帰りながらかけなおすよ」

 

 スマホをポケットにしまって。

 

「じゃあ、すいちゃん。改めて、また明日ね」

「──うん。また明日」

 

 少しだけ手を振って、すいちゃんは振り返って歩き出した。

 その姿がマンションに入るのを見送って、俺も歩き出しながら、シオンへ電話をかける。

 

「もしもし?」

『切るな』

「ごめんって」

 

 声色は、怒りというか飽きれというか。そんな様子。

 

「悪かった、心配かけて。それにありがとう」

「『気にしなくていいわよ』」

「ん?」

 

 声が電話とリアル、両方から聞こえた。

 首を傾げつつ角を曲がれば、丁度スマホを切るシオンと、半泣きのわため。

 

「わためがどうしてもって言うから来ただけ」

「本当に申し訳ない」

 

 土下座したいが、そろそろ限界。

 

「もー、心配したんだからね!」

「ごめん」

「大丈夫? 肩貸そうか?」

「いやー……本当にごめん」

「はえ?」

 

 不思議そうなわための顔を最後に、いよいよ限界を迎えた俺は、脱力感と共に意識を手放す。

 

「ちょっと!」

 

 シオンの声。最後の謝罪は、言葉になったか。

 とりあえず、これはまた怒られそうだななんて、そんなことを、最後に思った。

 

 




殴られたので復帰
5月前には終わらせます

文章の構成はどちらがいいですか

  • 全部詰める(全話までのやり方)
  • 地文と会話文の間に改行を入れる(今回)
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