「では二人とも模型部へようこそ。俺が部長の川添順矢だ。」
「オレは部員の旗森新ね。よろしく。」
「私は部員兼そこの燕ちゃんの姉の野坂翼で〜す!ヨロシク。」
3人の先輩達が各々の紹介を行う。しかし、俺には腑に落ちない事かあった。
「あの…自己紹介はいいんですけど…」
そう、これだけは絶対言っておかないといけない事だ。
「俺…いつまで縛られてるんですか?」
「「「…あ、…」」」
「お姉ちゃん達忘れてましたよね?」
「い、いや…そんな事ないよ?」
「あれだよ、部長の指示が無いのに勝手な事やるわけにはいかないだろ?」
「そう!私もそう言いたかったの。」
「お前ら全部俺のせいにしようとしてるだろ!?」
「だって元々順矢の指示でオレ達はそれに従っただけだろ?」
先輩達3人による醜い争いが始まった。しかし、俺の縄は縛られたままだった。
「俺、いつまで縛られてるんだろう…」
「あの、大丈夫ですか?」
「できるなら助けてほしいです…」
「ですよね。ちょっと待ってて下さい。」
女子生徒が机に置いてあるペン建てから布切りバサミを取ってきて縄を切ってくれた。
「ありがとうっと、えーと…」
「あ、まだ自己紹介してませんね。私は1年B組の野坂燕です。同じ模型部部員としてよろしくお願いします。」
「え、B組!?俺もB組だよ。あ、俺は春野空よろしく。……へ、模型部入るの決定事項なの?」
「そのためにここに来たんじゃないんですか?」
「最初はそのつもりだったけど…ねえ。」
「まぁ、ですよね…」
先輩達が争いをしてる間に同級生の女子生徒野坂燕と話をした。この場にいる人では1番話癖が強くなく話が通じそうだと思った。何せ先輩達はまだ言い争いをしていた。
「でもいいんですか?」
「まぁ、どうしても入部したいって訳ではなかったしね」
「いえ、そうではなくて」
「なくて?」
「さっき紹介されたように私はあの愚姉の妹です」
「愚姉って…」
「つまり私は逃げる事ができません。いいんですか私をこんな変態の巣窟に1人取り残して?先程私は貴方をたすけましたよね?」
先程の心境を撤回したい。この人も十分癖が強い。
「いや、それとこれとは話が別だと…」
「同じです」
「いやでも…」
「同じです」
「…はい」
……………………………………………………………………………
「何故か俺達がケn…ミーティングしてる間に入部を決めてくれて嬉しいよ2人共」
「ハハハ…」
部長の言葉に突っ込むのシンドイほどに疲れていた。まだ部室に来て30分も経っていないはずなのに。
「じゃあまず模型部の活動内容の説明をしよう。新よろしく」
「は?何でここでオレに振るの?そのまま順矢が言えはいいじゃん」
「えー、でもこの中なら旗森君が1番説明上手いし」
「オレが上手いんじゃなくて2人が下手なの。はぁ、しょうがないか…」
「部活ってプラモ作ってコンテストに出すとかですか?」
「あの、俺も最近作ってないので自信とかないんですけど…」
コンテスト。その発想はなかった。昔はプラモを作っていたとはいえここ数年は作っていない。そんな俺がコンテスト用のプラモを作るなんてハードルが高すぎる。
「いや、オレ達は特にコンテストとかには出してないな。個人で出すのは自由だから出してもいいぞ。」
「なら何をやるんですか?」
「それは、これだ」
先輩は鞄の中からダイバーギアを取り出した。
ダイバーギア
それはGBNにログインするための小型端末。を切り落とした三角形のプレート状で、所有するダイバーの情報が記録されているほか、中央部はガンプラのスキャニング装置を兼ねた台座となっている。
「って事はこの部活は…」
「そうだ、GBNで活動する部活だ」
キャラクター設定2
川添順矢(かわぞえ じゅんや)
家族構成 父 母 祖父 兄 姉 弟
食品大手の川添グループの御曹司。兄と姉は優秀だか自由奔放なせいで彼が後継ぎとなっている。3年生
旗森新(はたもり あらた)
家族構成 母 祖父 祖母
川添グループに昔から仕えている一族の出身。学校ではタメ口で話しているが家だと常に敬語で接している。敬語なだけで敬意はないが。3年生
野坂翼(のざか つばさ)
家族構成 父 母 妹
燕の姉。妹と違いテンションが高くいつもやる気に満ち溢れている。だか細かい事は苦手で集中が続かない。3年生