進撃の巨人 RTA Titan Slayer   作:オールF

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今回からベルトルトとライナーへの精神的及び肉体的攻撃が過激になるので、2人のファンは気をつけてください


心臓を捧げよ -裏切り者を探せ-

 ジークきゅんを拉致ってウトガルド城跡までやって来ました。女型を壁外で倒したところから察してましたけど、原作と流れがかなり変わっているのでこのまま他の知性巨人も倒してしまいましょう。

 鎧と超大型を狙っていきたいですが、真っ先に倒すなら顎の巨人です。壁外に出られて巨大樹の森などの立体物が多いところだと、アッカーマンでも追い切れない機動力を手に入れてしまいます。なので、城以外はほぼ平地のここで倒すのがベターです。壁外にも平地あるけど、無垢の巨人と同時に相手するには機動力が高すぎるッピ! 

 けど、ダルマになったジーク戦士長を連れて行っても食いつくのは2人しかいない上に、その中に顎がいないじゃないか! (憤慨)

 いえいえ、いないのがいいんですよ。あの2人がいて、会話でアニが収容済みなのを考えれば、「じゃあ顎とマルセルどこいった?」となるのは自然の摂理です。「カンのいいガキは嫌いだよ」の対義語が「カンの悪いジジイは好きだよ」になるのですが、ジークはカンのいいジジイなので察してくれるでしょ。口に出せるかは別ですが。

 城にはミケ班の兵士が4人と104期生の一部が滞在しています。松明を持たずに四肢を切断されたおっさんを持って城内に入りましょう。

 城に入る前には警戒している兵士に見つからないように気をつけよう! まぁ、あちらは松明を持ってたり、巨人でなければ発見してこないのでウトガルド城に入る動作はスムーズに行いましょう。ドアを開けて階段を上がって上にいる同期たちにご挨拶に窺いましょう。タイミング的にはそばかすとゴリラが食糧を漁ってる辺りですかね。一番警戒心の強い2人が別のことに意識を向けてるのを祈って、コニーやクリスタのいる所へ行きましょう。室外から失礼するゾ〜! 

 

 

「え、わ、わぁ!?」

 

 

 クリスタの声可愛スギィ! 自分リツイートいいすか? (ノンケ)

 

 

「どうしたクリスタ!?」

 

 

 マーレのこと知ってそうだからマーレのリストにぶち込んでやるぜぇ! 

 

 

「お、おい、なんだよ、そのオッサン……」

 

 

 い、いきなりリプしてすみません! 許してください! (ジークが)何でもしますから! 

 

 

「ら、ライナー……」

 

 

「あ、あぁ」

 

 

 何でもするとは言ってない。さて、ご挨拶も済んだところでどっちのモードかイマイチわからないライナーがみんなを代表して近づいてきます。なんだこのオッサン!? っていうのがみんなのお気持ちでしょう。わかるよ(完全理解男色家)。

 

 

 

「よく無事に戻ったな。その様子だとミケ分隊長と一緒に上手いこと切り抜けたらしいな」

 

 

 開口一番に戦士長のことを訊かなかった +810ポイント

 真っ先にホモくんを心配することでみんなからの好感度をあげつつ、みんなの兄貴分であるライナー・ブラウンを演じていますね。これも死んだ男が原因だと思うと、な、涙が出ますよォ。

 

 

「で、その人はなんだ。いい身体をしてるが、兵士か? 見たことないが」

 

 

「いや、それよりも気にするのは手足だろうが。気持ち悪いもんクリスタに見せやがって」

 

 

 ウッホ♂ いい男♂ やらないか♂ ライナーが本題に入らないからそばかすが口を突っ込んできました。気持ち悪いって言われた戦士長可哀想。

 ジークのことを教えてあげるとシガンシナ区で「エレンの家がぁぁぁ!」というギャグを見せてくれたコニーが反応してくれますが、ジークがエレンの縁者だと察した人物はいなさそうですね。

 そんなことより、この辺にぃコニーの村があるらしいんだけど……どうだった? (語録無視)

 

 

「え? あ……わ、わかんね。でも、巨人が1人寝転んでたくらいで、死体とか血痕はなかったぜ」

 

 

 あっ……(察し) ……ふ〜ん(軽蔑) コレワァ……もうダメみたいですね(諦観)お前の家族まとめてご臨終だ! 葬式には呼ぶなよ!

 と、ここでナナバさんとゲルガーが降りてきましたね。なんでゲルガーには敬称を付けないかって? んなの親友だからに決まってるだろ! 酒の趣味がつまらんやつはそいつもつまらん。なるべく同じ会話は省きたいので彼らの問いかけは無視して次の話にイソゲー! 

 ここで情報開示の時間です。名前の次は知性巨人であることを教えてあげましょう。オラァ! こいつはユミルの民と王家の血のハーフだぞ! だから、人を巨人化させたり、ある程度は操ることができるんですね〜(そこまでは言ってない) やっぱりハーフって父親よりすごい能力に目覚める宿命なんですかね。悟飯もしっかり修行してキレれば悟空より強かったって話もありますし。

 コニーやユミルの質問に答えながら、今回の襲撃で壁は破られてないことや巨人がウトガルド城周辺にいることを伝えれば、ナナバさんが夜明け前に討伐することを誓ってくれます。これで無垢の巨人との戦闘は避けられますね。良かったなコニー! 

 ようやく舞台が整ったので、裏切り者探しが始められます。この辺りでジークを喋れるようにしてあげてもいいんだけど……うるさいからしばらくこのままで! これからもっとうるさいのが増えるからね……!(暗黒微笑)

 

 

 

 ###

 

 

 クリスタの悲鳴を聞いて、ユミルとの会話を切り上げた俺は扉の開け放たれた部屋へと向かった。そこに居たのはホライゾン・モルガン。昼くらいに俺たちと同じく非武装で小屋に待機させられていた同期の兵士だ。

 

 

「どうしたクリスタ!?」

 

 

 入ってきたのが巨人じゃなくて、ホライゾンだとわかるとユミルと俺は胸を撫で下ろす。しかし、ホライゾンが引きずってきたおっさんの顔を見て、目が飛び出しそうになった。久しぶりだったもんだから、一瞬分からなかったが、この人は……。

 

 

「お、おい、なんだよ、そのオッサン……」

 

 

 金髪頭に丸いメガネ、髭を生やしたおっさんの顔は絶望に満ちていた。そりゃそうだ。恐らくは、壁内に入って初めて受けた洗礼だろう。切り落とされて四肢がなく、口にはブレードが突き刺さっているのを見るに、ホライゾンに負けたらしい。

 

 

「ら、ライナー……」

 

 

「あ、あぁ」

 

 

 俺と同じく立ち竦んでいたベルトルトも異様な光景を理解し難いのか、俺に頼ってきた。壁内に巨人がやってきた時にはこの人が来たことを察してはいたが、まさかこんな姿になって再会することになるとはな。俺はすぅと息を吸って気持ちを落ち着けると、1歩前に出た。

 

 

 

「よく無事に戻ったな。その様子だとミケ分隊長と一緒に上手いこと切り抜けたらしいな」

 

 

「あぁ、ミケ分隊長がいなければ私はこの世にいなかっただろう」

 

 

 やはり曲がりなりにも苦戦を強いられたらしい。そりゃ驚異の子って呼ばれるだけの力と能力がある人だ。あの辺りじゃ獣の真価を発揮できなかったみてぇだが。

 

 

「で、その人はなんだ。いい身体をしてるが、兵士か? 見たことないが」

 

 

「いや、それよりも気にするのは手足だろうが。気持ち悪いもんクリスタに見せやがって」

 

 

 遠回しに聞きすぎたか、ユミルが口を挟んできやがった。確かにユミルの言う通りおっさんのズタボロな姿は目に毒だろう。上半身は全部丸見えだが、幸いなことに下着のおかげでこれ以上クリスタの目が汚されることはねぇみてぇだ。

 

 

「この人の名前はジーク・イェーガー。エレンと同じ巨人になれる人間だ」

 

 

「い、イェーガー?」

 

 

 コニーが首を傾げた。確かにイェーガーって姓はエレンと同じものだ。あまり聞かない姓だが、ジークさんの顔とエレンの顔は目以外はあまり似ていないように思う。ついでに言えば、エレンの方がやや悪人面だろ。

 

 

「それはさておきだ。コニー、君の村は大丈夫だったのかな?」

 

 

「え? あ……わ、わかんね。でも、巨人が1人寝転んでたくらいで、死体とか血痕はなかったぜ」

 

 

「……そうか」

 

 

 いつもながら穏やかな表情でならば良かったと呟いたホライゾンだったが、すぐに次の疑問にぶち当たったらしい。ブツブツと何かを考え始めたところで「なんの騒ぎだ」とナナバさんが降りてきた。そして、ホライゾンが引きずってきたおっさんの姿を確認すると説明を求めた。

 

 

「ホライゾン、その男は?」

 

 

「男に二言はない。よって、話を進めさせてもらう」

 

 

「はぁ? てめぇ何言ってやがる」

 

 

 ホライゾンの態度にナナバさんの後ろからゲルガーさんが声を飛ばす。これ以上雰囲気が悪くなるのを防ぐためか、クリスタが簡潔に説明を始めた。名前と巨人になれるということしか分かってないことが2人に伝わると、再びホライゾンに視線を戻してヤツの話を聞く体勢に移る。

 

 

「ジークの目的は不明だが、どうやら彼は人を巨人化させることができる能力があるらしい」

 

 

 オイオイ、そこまでバレてんのかよ。何やってんだ戦士長。いや、それもこれも母国に対して5年間も音沙汰も見せなかった俺たち戦士の責任か。しかし、厄介だ。さっきの話と続けて戦士長の能力が明かされた。そして、コニーの村の現状を照らし合わせれば、自ずと答えが出てきちまう。

 

 

「おい、まさか、それって……」

 

 

「なんだよ、じゃああの巨人は全員こいつが作ったって言うのかよ?」

 

 

 自分の村のことではないかと口に出そうとしたコニーの前にユミルがまた口を挟んだ。ナイスだユミル。

 

 

「それはない。無から巨人を作れるのなら私と戦っている時に行っているはずだ」

 

 

 やっぱり、頭が回るってのは面倒だな。アルミンといい、ホライゾンといい。アルミンは女型の中身が俺たちと同期だってことに気づいてる。時が経てば中身がアニだってことにも思い至るだろう。そして、ホライゾンはたった数分の邂逅だっただろうにジーク戦士長をここまで追い詰めている。アルミンの思考力にミカサの戦闘力が合わさったような男だ。アイツよりも先に消しておくべきだった……! 

 

 

「話を戻そう。そういうわけで、今回壁は破られていない。どこかの村の住人が巨人化させられた可能性の方が高い」

 

 

 その村の住人の数が分かれば残りの巨人の数もわかると続けたホライゾンにナナバさんが口を開いた。

 

 

「何体かは壁に向かったとして、夜で活動を停止しているやつも含めれば多くて50ってとこだろうね」

 

 

 壁付近にいる巨人は駐屯兵団が対処していると考えて、ホライゾンとミケ分隊長が倒したやつで10体程度と考えるとまだ10体くらいはこの近くに残ってそうな数だ。それもこれもあの人の喉や口が無事なら聞けたかもしれないってのに。

 

 

「おそらくはこの城付近に潜伏していると思われます。なので、日が昇る前に対処したいと考えているのですが」

 

 

「……わかった。動かないうちなら私たち4人でもなんとかなるだろう」

 

 

「おい、マジかよ」

 

 

 上の2人にも話してこようとナナバさんが一旦この場を離れてから、俺は戦士長をどうする気なのかを尋ねた。

 

 

「無論、地下室にとじこめる予定だ」

 

 

 その後に拷問か。地下に閉じ込められると手を出しづらくなる。こっちも巨人化できないしな。場所が分かれば上から壊してという手もあるが、牢屋の剛性によっては難しいだろう。ジーク戦士長もさすがに不味いと感じ取ったようだが、かなり疲弊している様子から自力で奴から離れるのは無理だろう。その苦悶に満ちた顔を見たホライゾンは「心配することは無い」と声をかけた。

 

 

「そこには君の仲間もいる。話すことは出来ないかもしれないが、顔くらいは合わさせよう」

 

 

 は? 今、こいつ何を。仲間、って言ったのか? 誰だ。アニか? いや、アニは捕まらなかったって。だが、壁外調査後にするはずだった報告会を出来ていない。でも、あの対人戦に優れたアニがやられるとは思えない。

 なら、マルセルを食べた巨人か? 十分に有り得る。俺たちが壁を壊した時に壁内に紛れたのかと思ったが、力尽きたところを捕まったって可能性もある。でも、それなら情報が出てるはずだ。エレンへの反応を見るに、壁内人類は奴が初めて巨人になれる人間であることを知った。つまりは、まだ顎は見つかってないってことだ。

 もしかしたらブラフってことも有り得る。エレンや女型の巨人の例を考えれば、無垢にはない特殊な力や容姿を持つ巨人の中身が人間であると思い至るのは容易い。超大型巨人と鎧の巨人もそうであると考えたならば、嘘をつく価値は十分にある。けど、我らが戦士長は言葉を発せない。地下にいるその誰かについて問うことは出来ない。ここで俺やベルトルトが聞けば、疑われる確率が跳ね上がっちまう。

 

 

「仲間? 誰だよ。そんな話俺は聞いてねぇぞ」

 

 

 しめた。ゲルガーさんが聞いてくれた。

 

 

「それは言えません。団長から詳細を語ることは禁じられています」

 

 

「団長から? そんなヤバい情報をベテランの俺じゃなくて、なんでお前みたいな新兵が知ってんだよ」

 

 

 ゲルガーさんの問いにホライゾンは口を閉ざす。これ以上は聞いても無駄か。ベルトルトと目を合わせて、戦士長を救出するかの相談をしようとした時、ホライゾンの口から発せられた言葉にベルトルトの視線が奪われる。

 

 

「失礼、そろそろ檻にいる()()の食事の時間ですので」

 

 

 彼女? 俺が思いつくよりも先にベルトルトが食いついてしまった。コニーが「彼女?」と問いかけるとホライゾンは得意気に語り始める。

 

 

「あぁ、捕獲した知性巨人の中身は、巨人化を防ぐために手足を拘束していてね。食事や身の回りの世話を私が行っている」

 

 

「オイオイ、可哀想だなソイツは。よかったよ、私やクリスタは巨人じゃなくて」

 

 

「え、なんで?」

 

 

 心底良かったという顔で笑うユミルにクリスタが純粋な眼差しで問いかけると、分からないのかよとユミルは先程とは違う笑顔をうかべた。

 

 

「手足が動かないってことは下の方もあいつに見られるんだぜ? 私なら無理だね」

 

 

「えぇ!?」

 

 

 ユミルはどうでもいいが、クリスタのを見られるというのは俺も耐えられないな。しかも、クリスタは想像してしまったのか驚いて可愛い声を上げていた。なんだよ、結構可愛いじゃねぇか……! 結婚したい。

 

 

「僕も聞いていいかな」

 

 

 あっ、しまったとベルトルトが口を開いた時にはもう遅かった。

 

 

「それってアニの世話をしているってこと?」

 

 

 どうしてここでアニの名前が出てくるのかと全員が思った。俺と戦士長以外は。いや、これが狙いだった男は違うことを思ったに違いない。

 

 

「は? なんでアニがホライゾンに下の世話されてんだよ」

 

 

 コニーの言うことは正しい。表向きは俺たちと同じ104期生で今は憲兵団に所属しているただの女の兵士だ。これを言うのが実際に女型の巨人と会敵した俺やアルミン、コニーなら似ていたからとかの言い訳も使えたかもしれない。しかし、ベルトルトは女型の出現位置から離れた位置どころか1度も奴を見ることがなかったであろう配置場所にいたはずだ。

 

 

「うむ、私も女性というワードを滑らせてしまったが……どうしてアニの名前が出てくる?」

 

 

 不味い。これは本当にまずい。このままじゃ、ベルトルトが知性を持った巨人、超大型巨人の中身だってことがバレてしまう。アニが巨人であることを知っているということは、それを知っている人間も巨人であるとバラすようなものだ。

 詳細な情報は秘匿しなければならないと言いながらもわざわざ女性という情報を開示したのは、俺たちに捕まっているのがアニでは無いかという気持ちを募らせるため。そして、その情報を今ここで出した理由はもう1つ。俺が気付くくらいだ。他の何人かも気付いている。ベルトルトがアニのことを好きだってことは! 

 

 

 

「裏切り者は見つかったらしい」

 

 

 ホライゾンが刃を抜いたその時、また俺たちの長い一日が始まった。




戦闘と推理、さらには恋愛もできるなんていいゲームだよな。恋愛してないだろって? まぁやろうと思えば(王者の風格)。

感想欄で指摘されるホモ君をアニの目の前でボコるか、ホモ君をネタにおどせば話すのでは? みたいなやつ。まず考えてみてくれ。あの男をボコるのが難しい。次に脅しだけど、内容によるけどホモ君に何かあってもなんとかなるだろう感が強くてアニが屈する未来が見えない。
以上。
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