ごめんなさいね。
こういう役回りには順番があるRTA、は、じ、ま、る、よ〜!
前回は車力の巨人の討伐までで終わっていました。もうトロフィー獲得まで半分とか、あの、下品なんですが……おっと、ここで次の目的が出ましたね! 壁の中の巨人について調べろとの事です。つまりはホモくんはハンジ班に回されたのかな?
「さぁ隊長、指示くれよ」
……なんでジャンがいるの? コニーとサシャもいますね。
ステータス確認中……。
ホライゾン班ってなんだ……? 今回の目的から察するに、リヴァイ班のように対巨人用の班ではないようですが。
まぁ、なんでもいいや! とりあえず、壁のことに詳しいおっさん拉致るぞお前らー! 今まで1人での行動が多かったのに後ろにジャンとかが着いてきてるよ。ちなみに急に立ち止まったり、ぶつかったりするとジャンから「気をつけろよ」とか「なんだよ」などのボイスが聞けたりします。サシャやコニーも似たようなことを言うので試してみてね!
なお、RTAなのでそんなガバはない。
壁のことは、壁について知る奴に聞くのが1番ってことでウォール教の司祭様に聞いてみましょう。奥歯ガタガタ言わせてでも聞いてやるよ!
ニック司祭は女型との戦いがなかったおかげで壊れていない教会に居ますので、張り込んで1人になったタイミングで拉致りましょう。え? なんだよ、コニー。本当にやるのかって? 当たり前だろ。アイツからクリスタの本名を聞き出すんだよ! なお、言ったら司祭は死ぬ模様。RTAのための尊い犠牲だ。今度は良い奴に生まれ変われよ……!
「……ッ!? な、なんだ君たちは!?」
今年デビュー、4年後に解散予定の新バンド『悪魔の末裔』でーす。オッス! よろしくお願いしまーす! はーい、
と こ ろ で ぇ 〜! ウォールマリアかシーナかローゼかどっか忘れたんですけどぉ〜、壁の中にぃ〜、な〜ん〜か〜巨人みたいなのがいるのが見えるらしいんですけどぉ〜?
「な! なんだと!? どこだそれは!?」
ここで言っちゃうと、この人来ちゃってタイムロスになるので答える必要はありません。適当にあしらって、クリスタの本名を聞き出しましょう。
「とぼけるな! ……あぁ、なるほど、私をからかってるのか! まったくバカバカしいッ! 貴様のような税金泥棒に構っている暇はない!」
じゃあなんでさっき血眼になって聞き出そうとしたんですかねぇ。少しでもこっちに耳を傾けた時点で、私は知っているぞって言ったのと同じなんですよね。まぁ、こっちは全部知ってるんですけど。胸ぐら掴んで壁にドーン!
「き、貴様ッ!! 何をするッ!?」
もしあなたが話せないのならば話せる人を紹介して欲しい。1人くらいいるんでしょ〜? さぁ! さぁ! さぁ! さぁさぁさぁさ! あくしろ! (声だけ迫真)
「だ、ダメだっ! わ、私の口からは、とても!」
ちっ、やっぱり絶望に満ちた町の人々を見ないと揺れないか。実力行使は後ろ3人からの評価がダダ下がりしちゃうので控えたかったんだけど、仕方ねぇなぁ……?
「……私の口からは言えないが、1人、1人だけ。言えるかもしれない人物には心当たりがある」
へぇ、なんで言う気になったんですかね。あ、言わなくていいです。聞きたいのはその人物の名前と特徴だけなので。
「……ヒストリア・レイス。名前を変えてはいるが、開拓地から移って、今年兵士になったと聞いている。た、確か、君と同じ……調査兵団の所属だ」
おーけ。教えてくれてサンキュな。これで君は自由だ。調査兵団に協力したという事実もなければ、ホモくんと話した記録もない。いいね?
「っ、わ、私が話したのは、壁の中に巨人が現れたと聞いたからだ! エレン・イェーガーだけでは無いのだろう!? 彼らが来たということは……ッ!」
長いから割愛しまーす(無慈悲)。まぁ、壁の外から敵が来たら、迎え撃つことなく敗北を受け入れるっていうのが不戦の契りですからね。
こいつ全部知ってるんだよなぁ……。でも言えないってのは辛いでしょうね。でも、全部知ってるから話してしまう前に中央憲兵に殺されてしまったんでしょう。王の記憶の改竄が及んでないか、ウォール教の司祭には代々伝えられてきたのかはゲーム内でも明かされていませんが、前者なら貴族出身だから、生きてたら芸術品になれるかもな。やっぱり今度は良い奴に生まれ変わった方がいいぞ!
「君が、どう足掻いても、この壁の中は地獄になる。それだけは覚悟しておいたほうがいい」
覚悟はいいかだって? 俺はできてる。RTAを始めようとした時点でな。ヒストリア・レイスの現在の名前も聞いて、ニック司祭を解放してやりましょう。これでクリスタから彼女の出自と、真の王を聞いたら王政奪還作戦開始です。まぁ、その頃には中央憲兵が動き出して調査兵団が犯罪者集団にされてる頃でしょうか。それよりも早く真実にたどり着けばいいだけですしお寿司。ただ、クリスタとエレンを触れさせないようにしつつ、立ち回るのが難しいんですよねぇ。触れた瞬間に頭進撃になってしまいますからね(ただしホモ君というイレギュラーによって苦悩する模様)。
「話は終わったのか?」
ぱぱっと脅して終わり! ボーカルが前に立つのは当然なので、お前らは気にすんな! 次はクリスタ引っ張って事情聴取じゃ! 次の目的の欄から、《団長へ報告》ではなく《クリスタと話す》を選択します。他はゴミなので絶対選ぶなよ! ちなみに団長を選ぶと団長はエクストリーム絶頂して滅茶苦茶いい茶菓子を振る舞うだけでなく、次の団長に指名してくるので逃げましょう。
「クリスタ? クリスタならもう寮に戻ってましたよ?」
ナイスだ芋女! お前にはあとで体力回復用のお肉をやろう。移動中に王政奪還編の簡単なチャートを説明します。まぁ、今回は敵は中央憲兵とオッサンだけだし、ガバなんて起きんやろ。名前も東洋系にしなかったし、アッカーマン家とも初対面だったし、フラグビンビンチクッ! なんてさせねぇからなぁ?
ニック司祭からクリスタの本名を聞き出したので、次にクリスタへとコンタクトを取ります。壁上戦にてクリスタとの友好度は上がっているので、割と簡単に全部話してくれるでしょう。この時にユミルを連れ出すのを忘れてはいけません。クリスタとのコンタクトはジャンたちに任せて、ホモくんはユミルを連れてくるために別行動だ。
さて、チャートですがクリスタから真の王について聞いたら、その時にエルヴィン団長に報告に行きましょう。そうしたら、ピクシス司令と美の巨人と王政打破を画策してくれます。
その間に実働部隊は中央憲兵を蹴散らします。ホモくんはヨロイの瓶を回収して、ロッド・レイスっていうおっさんを巨人化させてそれをクリスタに殺させたらゲームセットじゃ。大体原作通りですね。
ホモくんは介入する予定はありませんでしたが、介入した方が早そうだったので介入しまーす。武力介入による世界平和! 俺が! 俺たちが! 調査兵団だ!
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ジーク戦士長がホライゾンに連れ出されてしばらくして、2人は戻ってきた。だが、五体満足で出ていったはずのジーク戦士長の手足は片方無くなり、身体にはいくつもの傷ができていた。さらに残酷なことに、ジーク戦士長のジーク戦士長が切り落とされていた。まともに動けなくなったジーク戦士長を引きずるのはもちろん、ホライゾンだ。
「せ、戦士長……!?」
「ホライゾンッ! 戦士長に何をしたァ!?」
「見ての通りだが?」
ベルトルトの問いかけに奴は冷ややかに答えた。この反応にはアニも「アンタ何したの?」と懐疑的な目を向けていた。
「硬質化ができる巨人は口も堅いようだったのでな、少し手荒なことをしてしまった」
再び牢屋に放り込まれたジーク戦士長を見下ろしながら、ホライゾンは「起きたら着るといい」と下着とシャツ、ズボンを投げ入れると檻を閉めた。繋ぐ手足に欠損があるため、今夜は自由にするといいと告げたホライゾンにジーク戦士長は「痛い、痛いよぉ……ちくしょぉ……痛いよぉ……」という声を漏らしているだけだった。
「身持ちが堅いと私はついやりすぎてしまう。悪い癖だ」
自嘲気味に呟いたホライゾンは俺たちに一瞥くれるとすぐに地下牢から離れていく。俺たちはやつの姿が消えて5分経ってからジーク戦士長へと声をかけた。
「大丈夫ですか、ジーク戦士長!?」
「ライナー……お前にはこれが大丈夫そうに見えるか……?」
言われて俺は言葉を詰まらせる。喋るために口と喉、呼吸器官は残されてるようだが、喋るのに必要のない下半身や腕はズタボロだ。眼球も片方抉り出されていたが、巨人の力なのか蒸気を立てて欠損部が治っていくのが見て取れた。しかし、身体は治せても身体に刻まれた恐怖は消えていないのだろう。治ったばかりの手で頭を抱え始めたジーク戦士長にピークさんが口を開く。
「ジーク。服を着て。じゃないと、私あなたのこと見れない」
「ごめんねぇ、ピークちゃん……でも、ちょっと待ってくれないかなぁ……」
アニも同じ気持ちなのか、天井を仰いで戦士長から視線を逸らしていた。
「大変だねアンタらも。あー、良かった。敵に回さなくて」
ユミルは牢屋の位置的にジークさんの惨状が見えないから、お気楽そうだ。いや、アイツなら男の裸を見たとしても取り乱したりするところが想像できない。クリスタならきっと……こう、手で顔を覆いつつもその隙間からチラ見したり、いや、もしかしたら完全に目を背けて見ないようにするのかもしれない。ピークさんの言ったセリフをクリスタにも言って貰いたいな。
「それで、戦士長、ホライゾンには何を聞かれたんですか?」
「……さっきと一緒さ。巨人に対する興味を交えながら、俺たちのことを聞いてきたよ。目的とか、髭は生えてくるのかとか、知性巨人と無垢の巨人の違いとか、うなじ以外ならどこを切ってもいいのかとかな」
フツフツと怒りを込めて語るジーク戦士長に俺たちは息を呑んだ。肉体的、精神的にも拷問を受けたジーク戦士長に俺たちは同情の念を抱いた。
「あ、アニも、さ、されたのかい……?」
「私は……まぁ、聞かれたけど……手は出されてないよ」
ジーク戦士長みたいなことはされなかったとアニは物憂げな表情だ。アニは基本的に性別が判断できるような容姿ではない巨人の中でも、珍しい女型の巨人だ。色々聞かれたことは間違いない。ベルトルトもそれを察してか怒りに拳を震わせているのだろう。ヂャリヂャリと鎖の音が聞こえる。
「それで、戦士長は何か話したんですか?」
「いいや、話してないよ。話せるもんかよ。みんなが頑張ってるのにさ……」
さすがは俺たちの戦士長だ。あれだけの拷問を受けて何一つ話さなかったってのか。いや、それも当然か。調査兵団は俺たちから聞きたいことがたくさんあるはずだ。捕らえたのが5人もいるとはいえ、全員能力の違う巨人化能力の持ち主だ。何か役に立てられないかと考えて、暫くは殺しはしないだろう。それに、ジーク戦士長のようにうなじ以外ならどうされようと巨人の力でどうにでもなる。さすがに頭を狙われると再生に時間はかかるが。
「……そういえば、聞きたかったんだけど、そばかすの子はどうして巨人になれるの?」
まだまだ生きられるし、作戦も練られると考えていると唐突にピークさんがユミルに向かって質問を投げかけた。その質問に、俺とベルトルト、アニはユミルの檻の方を見た。
「……さぁな。言うにしても、それはあんた達じゃないんだ」
ユミルが巨人? そんな馬鹿な。
「ユミル……だっけ? 気の毒な名前じゃないか。でも、見たところ本物ってわけじゃなさそうだね」
「あぁ。私は所詮、祀り上げられた偽物さ」
確かにそれは俺達も初めてその名を聞いた時は思った。しかし、史実に伝えられている始祖ユミルやフリッツ王の子孫というには容姿がかけ離れている。金髪に白い肌、エメラルドのような瞳を持っていたと聞いたことがある。ユミルは黒髪に小麦色の肌だ。全く似通っていない。
詳しい話は先約があるからと、ユミルは語ろうとしなかった。けれど、あいつが巨人と聞いて、俺は1つの結論に行き着いた。
「なぁユミル、一つだけ聞かせてくれ」
「なんだよ」
「お前、壁の外にいた巨人か?」
尋ねて、ユミルの言葉が返ってくるのを待つ。無言は肯定と取って、次にいつ壁内にやってきたのかと聞こうとした時にジーク戦士長が「あー」と何か納得したように声を出した。
「そういう事ね。なんだよ、最悪じゃんか」
「……何がです」
「ずっと、気にはなってたんだよ。お前ら3人がいて、どうしてマルセルがいないのかって」
背中にぞわりと汗が伝う。
「ピークちゃん、ユミルちゃんの巨人ってどんなのだった?」
「……不細工で、身体の小さい、顎のない顎って感じの巨人」
それを聞いて戦士長は「はぁ」とため息をついた。
「じゃあ、マルセルが助けてくれるかもしれないっていう希望は潰えたわけか。あーあー!」
その怒号がやけに俺の心に刺さるのは何故だろうか。俺が、俺が悪いからか?
「せっかく、戦士になれたのにまさか壁の外で無垢の巨人に食われてたなんてな! 道理で見かけないわけだよ!」
それもこれもお前らが悪いんじゃないの! と、ジーク戦士長の怒りが2人に向けられた時、俺はもう口を開いていた。
「ちが、違うんです! お、俺が、俺がぁ!!」
この後のライナーのセリフはカットじゃ。いつホモくん男色家疑惑を投下するか悩むンゴねぇ……。ピークちゃんと周知の事実だと思って、どうでもいい一コマでポロッとしそうだし……バレるのはまだ先か? ライナーのせいで「アニ、あの変態のこと好きらしいけど、彼、男色家ぁよ」って言うタイミング見失ったしなぁ。あーあー全部ライナーのせいです。あーあー。