進撃の巨人 RTA Titan Slayer   作:オールF

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描きたくなったんだ……。完結してから書けよって? ネタは鮮度が命ってね! RTAの没ルートを実況無しでゲーム中のテキストを垂れ流しとして見るか、ホライゾンという男が加わった進撃の巨人世界として見るかは、彼らに任せよう……

前置き
ベルトルトを総力戦で倒した直後に車力にジークたちを奪われたというifストーリー。


if:シガンシナ区奪還作戦①

 

 

 壁上にて、ライナーとベルトルト、ジークは突如として現れた四足歩行型の巨人によって奪われた。戦果という名の人質を失った調査兵団は、トロスト区へと帰還することを余儀なくされた。

 しかし、壁の中に潜む超大型巨人の存在が明らかになり、調査兵団は壁外に逃げた敵のことではなく、壁内に隠された謎を解き明かすことを優先とした。その結果、リヴァイ班、ハンジ班とホライゾンを隊長としたホライゾン班の活躍によって多くの真実が世間に公表されることになった。

 真の王、レイス家や壁に潜む巨人の正体に、エレンの中に眠る始祖の巨人。調査兵団が壁の中の巨人を見なければ、王政は動かなかった。中央憲兵はエレンとヒストリアを狙わなかった。1つのきっかけが、調査兵団をさらに躍進させた。遂にはエレンは硬質化の能力を手に入れて、ヒストリアは巨人化した父親をその手で討ち名実共に真の壁の王となった。

 壁の中の敵は消え去り、ウォールマリアに空いた穴を塞ぐ目処も立った。ならば、調査兵団が次にやることはただ1つ。人類の領地の奪還である。

 

 

 ###

 

 

 ウォールマリア領は人類に残された領土の3分の1にあたる。5年前にこの領土を失った人類は多大な財産と人命を失った。それらの損失は始まりでしかなく、残された2枚の壁の中で誰もが悟った。私たちはもう生きてはいけないのだと。人類が明日も生きられるか、それを決めるのは人類ではない。

 全ては巨人に委ねられる。なぜなら人類は巨人に勝てないのだから。

 

 

『駆逐してやる!! この世から……1匹……残らず!!』

 

 

 だが、ある少年の心に抱いた小さな刃が巨人を突き殺し、その巨大な頭を大地に踏みつけた。それを見た人類は何を思ったのだろう。

 ある者は誇りを。ある者は希望を。ある者は怒りを叫び出した。

 では、ウォールマリアを奪還したなら人類は何を叫ぶだろう。人類はまだ生きていいのだと信じることができるのだろうか。自らの運命は自らで決定できると信じさせることが出来るだろうか。ウォールマリアさえ、奪還すれば───────。

 

 

 アルミンの発案により、エレンの硬質化を用いて壁の穴を塞ぐのなら資材は不要で、夜に駆け足でウォールマリアを目指せば被害を出さずに領地の奪還を行うという作戦が行われた。しかし、そこには確実に壁内人類の敵、ラガコ村の住民たちを巨人にしたジークや壁を破壊したライナーとベルトルトが待っている。

 

 

「奴らは俺たちの敵だ。確実に殺せ」

 

 

 リヴァイがそう言うと、ライナーとベルトルトと共に同じ屋根の下で衣食住を過ごし、同じ土の上で訓練を行ってきた104期生達の顔が強ばる。友を殺すことはできない。しかし、殺さなければ死ぬのは自分たちだ。壁内のいざこざを解決するのに、すでに手を汚したリヴァイ班、ホライゾン班に所属する104期生達はしばしの逡巡の後、頷いた。

 

 

「ということで、私はこれからライナーとベルトルト、それとジークを殺すことになる」

 

 

「……そう」

 

 

 シガンシナ奪還作戦決行の前日、ホライゾンは地下室に囚われたアニの独房で彼女に食事を与えながら明日からしばらくここには来れないかもしれないと前置きしてから理由を語った。その理由を聞いて、アニは淡白な表情を浮かべていた。

 

 

「……さも当然にアンタが勝つみたいに言ってるけど、あの2人はともかく、ジーク戦士長は甘く見ない方がいいよ」

 

 

「問題ない。1度勝っているからな。だが、あの四足歩行型の巨人はどうしたものか」

 

 

 ベルトルトを引き上げた後に強襲してきた四足歩行型の巨人は、ホライゾンとリヴァイにうなじを削がれても、瞬時に巨人の身体を精製してその場を切り抜けた。おまけにだるまにして捕らえた3人も連れ去られてしまった。まさに全てはあの巨人によってひっくり返されてしまった。

 

 

 

「……ごめん。私は、何も言えない」

 

 

「あぁ、別に君からあの巨人について聞きたいわけではないんだ。ライナーやベルトルトに伝えることがあればという話だ」

 

 

「……ベルトルトは特に。ライナーは……正直死んで欲しいくらい嫌いだから、言うことはない」

 

 

「そうか」

 

 

 アニの嘘偽りのない言葉にホライゾンは特に思うことはなく、2人は躊躇なく殺しても問題ないと判断した。食事も食べさせ終えたホライゾンは残りの世話をするため、また来れない間に不自由がないように用意を進めているとアニが口を開いた。

 

 

「もし仮に、ライナー達を倒したら、その後はどうするの?」

 

 

「……おそらくは君たちの故郷へと向かうことになるだろうな」

 

 

「その時、私も連れて行ってって言ったら……行けるかな」

 

 

「……どうだろうな。私は良くても、他が何を言うかは想像に容易い」

 

 

 ホライゾンの言葉に「そう」と頷くと、もし暴れてもホライゾンが取り抑えられるからと自由になったアニは下ろしていたベッドから立ち上がる。

 

 

「───────ねぇ、ホライゾン」

 

 

 

 

 ###

 

 

 シガンシナ区奪還作戦の前日の夜。ウォールマリアを取り返した前祝いだと上官たちが肉を奮発したせいで、1人の女兵士がテーブルの肉に丸ごと噛み付いて、それを同期で抑えつけることになったり、4ヶ月ぶりに食卓で2人の兵士が喧嘩したり、シガンシナ区出身の3人が語り合ったりと……様々なことがあり、ザックレーやピクシス、ナイル達に見送られ、トロスト区に集まった市民たちから激励を受けた調査兵団はシガンシナ区へと向けて走り出した。

 

 

 道中、アルミンの目論見通り巨人と出くわすことは少なかった。太陽がない状況ではまともに動くことの出来る巨人はおらず、1度も戦闘にならずにシガンシナ区まで辿り着くことが出来た。だが、僅かな月明かりを浴びて視線だけを動かす巨人に、不気味さを感じつつも兵士たちは進んでいく。

 

 

「麓が見えたぞ!」

 

 

 ミカサが薪を拾いに来た覚えのある場所へとやってきた時、先頭の班がシガンシナ区近くの麓を発見した。街道跡があり、そこを進んだ先にはエレンたちの故郷があった。5年ぶりにやってきた故郷は、5年前はただ破壊されるだけであったが、巨人と戦える力を手に入れたエレン達は自分達の故郷と自由を取り戻すために剣をとった。

 

 

 敵の目的はエレンを奪うこと。敵はエレンに壁を塞ぐ能力があると知っているかどうかはわからない。だが、調査兵団がここに来た時点で壁を塞ぎに来たと判断するのは間違いない。調査兵団の目的がウォールマリアの奪還と、シガンシナ区内のどこかにある「地下室」の調査だということはライナーとベルトルトが把握している。

 外門を塞いだ後、何の音沙汰もなければ内門を塞ぐことになるが、エルヴィンやリヴァイ、ハンジやミケは壁内どころか、壁外にすら巨人がいないことに違和感を覚えた。それでも作戦が続行できるのなら、動かなければならない。エレンがどれかを判別できないようにフードを深く被った150人の調査兵団達が一斉に立体機動装置で宙を舞う。

 その過程でアルミンは焚き火の跡を発見する。そして、エレンが内門を塞ごうとしている頃、ホライゾンだけは一見、何の変哲もない壁を凝視していた。

 

 

「この辺りだな……私が潜むなら」

 

 

 エレンへと雷が落ちたと同時に、1人の兵士と戦士の戦いが始まろうとしていた。

 

 

 ……To be continued? 

 

 

 

 





やりたいこと+原作との乖離点
調査兵団精鋭ほぼ全員生存状態でシガンシナ区決戦。
・リヴァイ班、ミケ班が生存している
・エルヴィンの腕の欠損がない

ライナーとベルトルト、ジーク戦が希薄だったのでもっとちゃんと書きたいなと思った。
・雷槍の他に変態3人(アルミンは巻き込まれた)の考案した兵装あり
・巨人化の薬は1つのみ(これは原作通り)
・エレンがカルライーター(ダイナ巨人態)と接触していない
・ユミルがヒストリア側にいる(本作戦にも参加)

予定
・ライナー→ホライゾン班+ハンジ班の予定(概ね原作通り)
・ベルトルト→ゲス2人(アルミンとホライゾン、略してアホ)による精神攻撃からの新兵装
・ジーク→野球しようぜ! お前大根な!(リヴァイ班+ミケ班+ホライゾン)
・ピークちゃん→君の相手は私がしよう……♂(ホライゾン+その他)

2は書くけど3はボックスガチャとウマ娘のイベントが終わってからになると思います!!! ごめんね!!!!!
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