仮面ライダーと戦隊シリーズとプリキュアがごちゃ混ぜになったものと考えてください(内二つは未履修)。
魔法少女
ワケの分からないイキモノに『魔法少女になってよ!』と言われそこからあれよあれよと怪物と戦ったり悪の組織と戦ったり大きなお友達と戦うアニメだから許される存在である。それを現実にあてはめたなら労働基準法抵触待ったなしのブラック企業も真っ青なクソッタレ職業である。
なんで俺『
「うああああああああああああこっちくんなああああああああああああああああああああああああ!!」
「おいソウマ! だから俺を使えって言ってるだろ! 今なら狙うチャンスだって!」
「無理無理怖い怖い怖い! お前一人で行ってこい! 大丈夫だ! 俺がいなくてもやっていけるさ!」
「ふざけんな! お前がいなきゃ俺はただのマスコットだっての! お前もただの凡人になるぞ!」
「うるせえ人はその何でもないを求めて生きていくんだよ! 特別じゃなくて何でもない今を生きたいんだよ!」
「良い感じに言ってるが結局は逃げたいだけじゃねえかふざけんな! 戦えタコ!」
こうなってるのには理由がある。まあ話すとなると長くなるし
「お前がやるって覚悟決めたんだろうが! あン時の覚悟はどこ行ったんだ!」
「うるせえ! あの時は死ぬかもしれなかったってのに覚悟もクソもあったもんじゃねえだろ! 今になると本当にムカつく!」
でも後ろのファンタミアはそんな事は知らないし、知っていた所で加減もしないし何なら知性すらない。俺達の言い争いの中でもファンタミアは追いかけてくる。
【ギュギャロロロロロロロロロロロロロロァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!】
「ひぃいいいいいいいいいいい!!」
ファンタミアの名前の由来はギリシャ語の魔物『ファンタズマ』とおとぎ話『パラミシア』を組み合わせた造語だという。メルヘンチックな名前を持ってはいるが容姿は醜悪そのもの。黒っぽい紫の全身に口からは舌と涎をダラダラ垂らしながら四つん這いになって走ってる。犬の方がマシな走り方するぞ…
「このままじゃどっちみちお陀仏だぞ! いいからやれ!!」
「ああハイハイ分かったよ! ティエリ!!」
「始めからそう言え! さあ行くぞ!」
ファンタミアの突進を避けて向き直る。ティエリが俺に向けて投げてきた『コネクトパス』を左腕に取り付けている『ウィッカーコネクター』にスキャンした。
着ていた衣服が白を基調としたショートドレスにフリルが付いたものに変わり、ショートカットの黒髪が腰まで伸びる。体付きも男特有のゴツさが消え、華奢でありながらも各部位が強調される。身体から放出された光が形をつくり魔法銃『コスモシアー』が現出する。
そう、俺は世界に現れたファンタミアと魔法を使って戦う戦士。『ソーマ』となって俺は世を忍びながら悪と戦うのだ!
『だから
「だからなんで
宙坂壮馬、十六歳の男子高校生兼
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まずなんで魔法少女に男の俺が選ばれたのかを知っておくべきじゃないかと思うからその説明からいく事にする。俺自身本来は普通の高校生で友人とだべりながら勉強するだけの毎日だった。その日も変わらない。ただ一日が過ぎる。いや、その日は友人の『
「壮馬知ってるか? 最近、身元不明の変死体とか多数の行方不明者が全国的に出てるって噂」
「直哉…お前またオカルトかよ。その内祟られても知らねえぞ」
これだけならただ事件があって怖い程度で終わる。だがこの男、オカルトの話を俺に振る時は裏どりとまではいかなくても確信があるものを俺に話すし、前に聞いた殺人鬼の噂は実際に俺の目の前でそいつが逮捕されたのを見た。正直若干こいつの勘が怖い。
「大丈夫だって。俺の霊感知ってるだろ? 伊達に両親共に霊能力者名乗って無いって」
そう。直哉の一家は霊感が強く、霊能力者として本を出版してる。偶にテレビに出てるけど霊感の無い俺には何が凄いのか分からない。
「しっかし霊を感知するのが鼻とはな」
「それを言うなって…両親にだって爆笑されたんだからさ。まあでも、これのおかげで今まで危ない現場とか遠巻きで見てるだけで済んでたし」
「実際その廃墟だったり森やトンネルで肝試しした奴らが狂ったり死体がとんでもない顔で見つかったりしてるんだから質が悪いよな。ただ死ぬだけってなら凶悪犯とかの線もあるけど狂ったりとんでもない顔でってなるとな…」
そんな談笑をする。ここまではいつも通りだ。
「話を戻すけど、この変死体ってのが妙なんだって。その死体全て心臓が抉り取られてるんだ。行方不明者についても神隠しみたいに消えるんだって。何の痕跡も残されてないんだ! 凄くないか!?」
直哉は興奮気味に詰め寄って来る。中性的な顔立ちの上に声音も高いから最初はドキッとした。男って気づいてから気落ちしたなんて無いけどな。無いったら無いんだ。
「で? 何か尻尾でも掴んだのか?」
「その通り! 実は父さんの所に証言が一つ来てさ、『化け物…化け物…』って言うんだよ! 絶対に何かあったんだって!」
「でも本当に何かあったってんならお前マズいんじゃねえの? どうなっても知らねえぞ?」
「大丈夫だって。俺の勘は当たるんだから」
自信満々にそう言ってのける。今までの危機回避がそうさせるんだろうけど俺としては気が気じゃない。そうこうしているうちにそれぞれの帰路についたからそこで別れた。
「しっかしなんか…物騒だよなぁ」
行方不明者が増加しているのは俺自身知っていた。普段でもニュースで行方不明者の話題は出る事はあったが、件数が全国的というのは無かったし、少なくともこの町ではその話を聞いたことは無い。
「まあ関わらないように、って大丈夫…だよな…」
不安を抱えながらも家に着いた。暫くはおとなしくしとくか…
「おーおかえりー。でもお前ん
「そんなもんあるわけな……い……だろ……?」
俺の部屋の扉を開けて視界に映ったのは
熊を可愛くデフォルメしたぬいぐるみ(?)だった。
「……ふぁ?」
「全く客人をもてなす部屋じゃねえよ。せめてケーキの一つでも容易しろよ。俺ってば結構甘党な「ぅおおおおおおあああああああああああああああああああああああ!!」げぶぉはあっ!」
いきなり現れたこの熊(?)を鞄でぶっ飛ばした俺は悪くないだろう。
「お~いてて……加減というものを知らないのか」
「おおおおおおおお前何なんだよ! 俺の家に勝手に入り込んで、ま、まさかお前が行方不明者とか変死体の犯人!?」
「行方不明? 変死体? ああ、それは違うぞ。それは俺達が
追ってる? こいつは何を知ってるんだよ。そう思いながらも俺はホラー映画特有の好奇心と言うべきかその正体を確かめたくなった。
「そいつって……何なんだ? それになんでお前は俺の家に来たんだよ」
「なんだお前、気になってるのか。まあ俺という存在を知ったんだ。そうなるのも分かるぞ?」
そういうとそいつは一呼吸置いた後に喋り始める。
「俺の名前は『ティエリ』。ファンタミア対策組織『ウィッカ』の使い魔みたいなものさ」
「ティエ…リ? ウイッカ? 聞いたことねえんだけど」
「要するに今の行方不明事件や変死体の生産者をぶっ潰すお仕事。まあそれには条件があるんだが…ウィッカはそのまんま対策組織と覚えておいて構わないぞ。いや、関わらないなら忘れてもらって構わないな」
「忘れていいのか……」
「そりゃ本来は秘密組織だし? 一般人とか知る事すら普通無いし? そりゃあ忘れてもらった方が都合が良いっていうかね」
「じゃ、じゃあ…ファンタミアって何なんだよ?」
「そいつは……!」
説明をするという時にティエリの目が変わった。
「な、なんだ?」
「話は終わりだ。
そう言うとティエリは窓から飛び出した。あいつ飛べるの!?
「ちょ、ちょっと待てよ! 出たって、ファンタミアって奴か!」
俺の言葉を聞かずにティエリはすっ飛んでいく。方向は……
「あそこにあるのって…! 直哉!」
俺はティエリを追いかけて直哉の家の方角に全速力で走っていった。
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「あれか……」
「はあっはあっ……やっとついた……」
「は? お前なんでついてきてんだよ! 話聞いてたろ!」
「でも、こっちには直哉の家が!」
「ナオヤ? 友人か…面倒な場所にでたもんだ。しゃあなし、ついて来い!」
「ああ!」
俺たちは直哉を探して駆けまわった。町には火の手がまわり、家屋のいくつかが倒壊していた。
「こりゃ大分力の強いヤツだな。人を喰って力を増してる」
「ファンタミアってのは…人を喰うのか?」
「正確に言えば人の中にある『気』だな。プラスだろうがマイナスだろうがヤツらにとってはエネルギーなのさ。希望を持って明日を生きる人も、世の中に絶望して死に向かってる奴も等しく喰う対象でしかないんだよ」
「そんな…ファンタジーの世界じゃねえんだぞ」
「『事実は小説よりも奇なり』っていうだろ? その言葉の通り、小説で起こった事の数段ヤバイ事が現実では起きてるのさ。お前たちの知らない所でな。ファンタミアもそうだ。今回のこれは裏の事実が表に流れてきた。簡単に言えばそう言う事だ」
「……ファンタミアってどうやって倒すんだよ」
「俺たちは人々と契約してそいつに力を与える。それでファンタミアに戦ってもらうんだが、今は出払ってる。俺がこっちに来たのもおれと新たに契約してくれる奴を探していたからだった。まさかファンタミアの方が先に現れるとはな」
「契約…でもなんで俺の家に…!」
俺の家にいたんだ? そう言いかけた時見えた。
「直哉!」
「? ああ……壮馬か」
「無事だったんだな! さあ、はやい所逃げよう!」
「……無理だよ」
「なんで!」
「だって……ぅうあああああ!!」
急に直哉が苦しみだした。そしてよく見ると服の下で何かがうごめいているように見えた。
「直哉? おい、どうしたんだよ!」
「ソウマ近寄るな! 今のそいつは」
ティエリが言うよりもはやく直哉の身体に変化が訪れた。肉体は膨張し衣服は破れ、皮膚の色が青黒く変わっていく。既にそこにいたのは直哉とは全く別の存在になっていた。
【キャシャシャシャシャシャロロロロロロロロロロロロロロアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア】
「なお……や……?」
「遅かったか……逃げるぞ!」
「ちょ、待てよ! 直哉はどうするんだ!?」
「こうなった以上倒さない限り元には戻らねえ! 今は応援を待つのが最善だ!」
「そ、そうは言っても…! 危ない!」
「ソウマ!」
そこにいたのは、うずくまって動けないでいた女の子だった。その子を庇って前に出たらファンタミアが突撃。俺の脇腹を喰い千切った。
「あが……ぎぎ……」
「ソウマ! 何やってんだよこのバカ!」
「そりゃ…子供が危ないのに…見捨てられないだろ」
「何言ってんだ! こんな状況で一人見捨てても誰も責めやしねえさ!」
「俺が…責めるよ」
女の子はもう見えない。そりゃあんなの見えたら怖いのは当然だし、逃げるのは正解だよな。あーあ、直哉が心配になって来てみたらこれだ。ばあちゃん、人に手を差し伸べるって難しいよ。少し先に向こうに行くけど人の為だってことで許してくれるよな?
「なあ…ひとつ提案なんだが、乗るか?」
「てい……あん?」
「これに乗ればお前は俺たちとずっとファンタミアと戦っていくことになる。死ぬか天命を迎えるまでな。その覚悟があるなら、俺と契約しろ!」
「けい……やく…?」
「本当ならこれが何を意味するのか、メリットデメリットを説明した後にどうするか聞くもんだが、今は状況が状況だ。だから選べ! あの子を守ってここで死ぬか! 生きて俺と契約してファンタミアと戦うか!」
「……俺は」
あの化け物とこれから戦っていくことになる。瀕死の俺にどうこうできるものなのかよ。でもまあ
「やるよ…ファンタミアと……戦う」
考える時間もその気も無かった。このまま放置という事も無いだろうけど、いつになるかも分からない。なら俺が戦うのは、間違ってない!
「分かった! じゃあ受け取れ!」
「……これは?」
ティエリから渡されたのはメカメカしいブレスレットとスキャンしそうなカードだった。変身アイテムっぽいなおい。俺はブレスレットを左腕に付けてカードを構えた。
「よし……」
「よく覚悟を決めたな。なら叫べ、『変身』とな!」
「……へ
カードをスキャンし、ティエリが光に変わり、俺を包んでいく。身体が変化し、喰い千切られた脇腹が元通りになっていた。そして
「こ、これは……」
俺の身体は
白を基調としたフリッフリのショートドレスを纏い、近未来的な銃を持った美少女になっていた。
「……」
『これが俺たちの契約の力だ。さあ、思いっきりぶっぱなs「うおおおああああああああああああああ!!!」ギャアアアアアアアアア!!!』
【ガアアアアアアアアアアアア!?】
喋った(?)銃を思い切りファンタミアにぶん投げた俺は悪く無い。無いったら無い。
『てめえ何しやがる! 変身したんだからはよ戦え!』
「うるせえなんだよこの姿! なんだよお前! なんで銃が浮いてるんだよ! てかティエリか? もう訳分かんねえよ!」
『言ったろ契約だって! 契約内容は〈魔法少女〉! 魔法少女になってファンタミアと戦うのが契約の内容なの!』
「うっそ……」
俺は自分の身体を見下ろす。するとそこには
あるはずの無い立派な
「これが……俺?」
『ほら分かっただろ? はやい所
「!」
ファンタミアも流石にお約束の時間が過ぎたのか、ティエリをこちらに弾き飛ばして咆哮をあげる。さっきぶん投げたのが余程気に入らなかったようだ……
「で? これのスペックは?」
『は?』
「だからスペックだよ。筋力が上がったとか、お前今銃なんだから威力はどれぐらいとか」
『……お前細かいこと聞くのな』
うるせえ! カタログスペックは聞いといて損はねえんだよ! 仮〇ライダーとかウルト〇マンはカタログスペック簡単に無視するけどリアルなんだから重要視するのは当然だろ!! ファンタミアの攻撃を回避しながらティエリが説明を始めた。
『基本的な能力は全部上がってるって考えていい。少なくともファンタミアの攻撃に何発か耐えられる程度にはな。俺はソウマの魔力量に依存するが、今のお前さんなら3発は撃てる』
「3発しか撃て無いの間違えじゃないのかそれ?……ファンタミアになった人を元に戻せたりするか?」
『……できなくは無いが、シビアだ。人は殺さずファンタミアは殺す。ファンタミアは要するにエネルギーが黒く具現化した結果だ。反対の力で削り切るしか無い。人の方が生きたいと願わない限り用意にはいかねえ』
「助けられはするんだな?」
『相手の意思次第、だな』
「なら大丈夫だ。あいつは人生楽しんでるからな」
意を決してファンタミアへ駆ける。大振りの攻撃は今じゃ隙にしかならず、軽々と避けられる。懐に潜り込んで最初の一撃として右ストレートをみまわせる。
【グギャアアアアアアアアア!!】
「すまん直哉…今だけ耐えてくれ」
すかさず足を払い体勢を崩させる。大きな隙となった背部に銃を向ける。
『魂の色を確認させろ! 場所は人のそれと同じだ! 白に近けりゃ助けられる可能性が高い!』
「分かった! いっけえ!」
引き金を引き、魔力のこもった弾丸がファンタミアの身体の三分の一を飛ばした。一気に脱力感に襲われたけど動けない程じゃない。
『……良し! 魂の色は白だ! これならファンタミアを消せば助けられる!』
「よっしゃ! 二発目行くぜ!」
狙いを定め、勢いよく引き金を引く
しかし弾丸は出なかった。
「……?」
【……クァ】
『バッキャロクールタイムだ! 銃身を冷やす必要がある!』
「先言えこの野郎…てうぉあああ!」
『お前がいきなりぶっ放すからだ! 初心者あるあるかましてんじゃねえ!』
「そんなあるある知るかっての! ああもう!!」
クールタイムが終わるまでステゴロでいくしかない。体を修復させたファンタミアの攻撃を躱しながらカウンター気味に攻撃を当てていく。通常の攻撃でも銃での攻撃程じゃないけどファンタミアの体を削ることが出来てる。でも決定打にはならないから銃に頼らないといけないのは変わらない。
「ティエリ! クールタイム終了まであとどれくらいだ!」
『三十秒だ! それまでふんばれ!』
「短いようで長え! ックソ! うだうだ言ってる場合でもねえか…」
回避を繰り返して隙を見て攻撃を繰り出す。ゲームでよくある攻略だけど、実際やるとキツイな!
『後二十秒!』
体感時間が長い! もう過ぎたと思ってたのに十秒しか経ってないのかよ!
「クソがああああああああああああ!!」
全力でファンタミアの顎を殴りつけ、後ろに吹っ飛ばす。その間に息を整えて意識を集中させる。クールタイムが過ぎても手元がブレブレなら意味が無い。徐々に頭も冷静になってきた。
『後十秒! 今度は魂に直接当てろ! ちょっとまずくなった!』
「は? どういうことだよ」
『ファンタミアが宿主のエネルギーを吸い始めた! 基本は外部から得るものだがさっきの銃撃の他に肉弾戦によるエネルギー消費であいつ自体の体を保つことが難しくなっていやがる! 人のオートファジーみたいなものだ! このままだと宿主の存在が消える!!』
「!? お前なんで今までそれ言わなかったんだよ!」
そうなるとさっきの弾丸は本当に迂闊! 直哉を救うどころの話じゃなくなる!
『クールタイムは過ぎた。魂に直接当てるか、ファンタミアを完全に消し去るくらいの魔力で吹き飛ばさない限り再生するぞ。チャンスは実質一回だ!』
「……ふう」
ゆっくりと起き上がるファンタミアを睨み付ける。あの中にいる直哉、それに喰われたのであろう他の人たち、彼らを助ける為に俺は契約したんだ。絶対に
「諦めねえぞ!!」
銃に魔力を込め駆けだす。ファンタミアの攻撃をいなし、直上に跳んだ。そして
「見えた。
そこだああああああああああああ!!!」
ファンタミアの中心、人でいう所の心臓部を撃ち抜いた。狙いは見事に当たり、魂に命中。魂は魔力に反応して増大し、膨張を続ける。
「なあ……あれ、大丈夫なのか?」
『ああ、そろそろだな』
「? それってどういう」
瞬間、ファンタミアが苦しみ始めた。その場でうめき声をあげ、体が耐えられなくなって魂を残してはじけ飛んだ。魂は徐々に人の形を取り始める。
「直哉!」
『大丈夫、意識がはっきりするのはもう少し後だ。今の内にここを離れるぞ』
「そ、そうだな。よかった…よかったよぉ……」
直哉が無事かどうかは意識が戻ってからじゃないと分からない。でも今は、身体を取り戻せたことが何よりも嬉しかった。
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あの後元の姿に戻った俺は直哉を病院に運んで帰宅した。ティエリも当然だが一緒だ。聞きたいことしかない。
「それで、聞きたいことが色々あるだろうがまずはこれを言わせてもらおう」
「……お、おう」
「ようこそ、ウィッカへ! 俺たちはソラサカソウマ、お前を歓迎するぜ!!」
長くなったが、これは俺が魔法少女になって戦う物語だ。出会いと別れがあるかも分からない。もしかしたらバッドエンドが待っているかもしれない。でも俺は戦うことを選んだ。俺の選択が誰かを守ることに繋がるなら、ばあちゃんとの約束も果たせるかもしれない。俺は今日から魔法少女だ!
「でもやっぱり女体化するのなんとかならないか?」
「良い感じに終わると思ったのに台無しだよお前」
ちょっと中途半端に終わりましたがギャグの練習目的なんで仕方ないね。
次回で組織やら正体やらでてくると思います。応援コメントくれると頑張れます。