戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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111話

「ふぁ〜、朝か」

 

アリアの家での事から数週間が経って俺の周りで色々と変わった事がある。1つはナスターシャの病が治った事だ。ナスターシャの病は人ではあまり見かけないが獣人達の中では稀に見る病だった為割とすんなり治った。2つ目はイガリマの所有権が正式に切歌に譲渡された事と2人の呼び方だ。俺自身は特に気にした事は無かったが2人曰く何時迄も苗字で呼ぶのはおかしいらしく名前で呼ぶ事になった。そして最後

 

「おはようパパ…」

 

「ふぁ〜、おはようデスお兄ちゃん…」

 

切歌の俺の呼び方だ。2人を名前で呼ぶようになって暫くすると調はこれまで通り呼んで居たが切歌が俺の事をお兄ちゃんと呼ぶようになった。切歌からの話によると切歌はF.I.S.に引き取られる前のことは何も覚えておらず、自分の本当の誕生日も知らず今の誕生日はF.I.S.に引き取られた日らしい。そんな中切歌が毎晩寝る前にしてた事が自分の両親がどんな人達なのか兄や姉、弟や妹は居るのかを想像して居たらしい、そして何の偶然か切歌の理想の兄が俺だったそうだ。俺もアリスが俺の事を兄に呼びだから別に気にしない為にそれを受け入れた

 

「つうか切歌お前また寝ぼけてこっちに来たのか」

 

「えへへ…お兄ちゃんの部屋が私と調の部屋と真正面だから眠い中起きた夜のトイレだとついつい間違えちゃうデスよ」

 

ルナはわざと来てるんだろうが切歌の場合わざとじゃなくて本当に分からずに来てるからな

 

「切ちゃん居るの?」

 

「調デスか?居るデスよ」

 

切歌がそう言うと調が入って来る

 

「やっぱり此処に居た。また寝ぼけて湊さんの部屋に入ってたんだ」

 

「実はそうなんデス「終わったぞ切歌」ありがとデス」

 

俺が切歌の髪を整えて終わりそう言うと切歌は俺の膝の上から降りる

 

「じ〜」

 

「何だよ調」

 

「どうかしたデスか調?あ!もしかして調もやって貰いたいデスか?」

 

「良いの切ちゃんは気にしないで」

 

調は切歌の前ではそう取り繕うが本心は

 

(私の切ちゃんをこれ以上取らないで)

 

こう言いたいに違いない

 

「パパ?」

 

「何でもない俺達も行くぞ葉月」

 

「うん‼︎」

 

俺と葉月はそう言ってキッチンに向かう

 

「おはようであります湊」

 

「起きてたかエルザ」

 

キッチンに着くと既にエルザが起きて居た

 

「パンとご飯どっちだ」

 

「ご飯‼︎」

 

「今日の朝ご飯は昨日のカレーの残りデスからね、私もご飯にするデス‼︎」

 

「私はパン」

 

「わたくしもパンを頂くであります」

 

「了解」

 

俺はそう言って切歌と葉月のご飯と調とエルザのパンを準備する

 

「ん〜、お兄ちゃんの作るご飯はやっぱり美味しいデス」

 

「湊さん今度は私も一緒に作ってみたい」

 

「ああ、今度な「おはようご主人」起きたかルナ今準備するからちょっと待ってろ」

 

「るる」

 

俺はそう言ってルナの朝ご飯の準備をする

 

「此処も賑やかになって来た」

 

「そうでありますね、最初はどうなる事かと思ったでありますがその心配は無用でありましたね」

 

「確かに最初よりもかなり賑やかになったな」

 

最初は俺達4人だけだったからな

 

「こう言う騒がしいのは嫌いだったんだけどな」

 

「ですが今はそうでも無さそうでありますよ」

 

「そうだな、多少嫌いでは無くなったのかもな」

 

そう言ってコーヒーを飲む俺を見てエルザとルナが笑みを溢して居た




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