戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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112話

「そろそろ本格的に始めるか」

 

「始めるって何をするの?」

 

「何って特訓だろ何もしないまま日本に行くわけにもいかねえからな」

 

来年の3月の初めから俺は日本に行くその際に切歌と調と葉月それからルナとエルザを連れて行く事になって居る

 

「うう…これだけ着込んでるのにまだ寒いデスよ」

 

「冬なんだから当たり前だろ。それに出る前に言っただろそれじゃ寒いって」

 

俺は出る前に切歌と調に厚めのコートとマフラーを着けて行く様に指示し調は俺に言われた通りの格好で来たが切歌はマフラーを着けて来なかった

 

「此処まで寒いのは予想外デス」

 

「はぁ…持って来て正解だったな」

 

俺はそう言ってマフラーを取り出す

 

「予備のマフラー何て持って来てくれてたデスか」

 

「これで風邪でもひかれたら俺が悪いみたいだからな」

 

俺はそう言って切歌にマフラーを巻く

 

「着いたぞ此処が特訓をする場所だ」

 

「特訓って言っても此処湖デスよね?氷も張ってるデスし」

 

「此処で特訓をするのは調だお前言ってたよな自分のヒールじゃ踏ん張りが効かないって」

 

「うん、私のヒールじゃ湊さんみたいな強い力を受け止める事は出来ないだから切ちゃんとアリスに手伝って貰った」

 

「それって受け止める必要あるのか?」

 

「あの時はその方が良いって思ったけど」

 

まあ悪くは無いが

 

「確か調のシュルシャガナのブーツの内部には小型の車輪が内蔵されてるんだよな?」

 

「うん、偶にそれを使って移動する事もあるけど」

 

「あの時お前はその車輪を使って後ろに下がってから攻撃する事もできたんじゃ無いか?」

 

「前に進むのは大丈夫だけど後ろ向きで進むのは苦手だから」

 

そう言う事か

 

「良いか?あの時お前が車輪を上手く使えて居たらもう少し戦えたんじゃ無いか?」

 

「確かにあの車輪を上手く使えて居たら状況が変わったって思う事は結構あった」

 

「だろ、その為の特訓だ調にはスケートをして貰う」

 

「スケート?此処で?」

 

「ああ、まあやるだけやってみろ」

 

「うん」

 

調はそう言ってスケート靴を履く

 

「どうデスか調?」

 

「何だろこの感じ、シュルシャガナの足に車輪が付いてる時の感覚に似てる」

 

「そのまま滑ってみろ」

 

「うん…」

 

調はおぼつかない足取りで氷の張った湖の上を歩く

 

「お兄ちゃん私もやってみたいデス‼︎」

 

「最初から1人でやらせるつもりなんて無いからな」

 

そう言って俺と切歌もスケート靴を履く

 

「大丈夫デスか調?」

 

「うん、何とか切ちゃん前‼︎」

 

「え?うわぁぁあ‼︎止まらないデス‼︎」

 

切歌はそのまま雪に突っ込んで行った

 

「大丈夫切ちゃん」

 

「あはは、雪がクッションになってくれて助かったデス。調は大丈夫そうデスね」

 

「そう言えば初めてするのに切ちゃんみたくなって無い。私はブーツに内蔵されてる車輪を使ってる感じでやってるんだけど」

 

「それで良いんだ、調少しそのまま少しバックしてみろ」

 

調はそれに言われた通り後ろに下がる

 

「これで良いの?」

 

「ああ、次はまあ手本を見せた方が良いか」

 

俺は調と同じ様にバックしてからまた前に進む

 

「湊さんこれって」

 

「相手の攻撃を避けつつ近づく戦法だ」

 

「やっぱり…でもこれが出来る様になれば湊さんくらい力がある人とも長時間戦える」

 

「ああ、頑張れよ」

 

俺はそう言って切歌の所に戻る

 

「お兄ちゃん私にも教えて欲しいデス」

 

「分かった見た感じ切歌もブレーキさえ出来れば何とかなるだろ」

 

「お兄ちゃん私も早く調みたく滑れる様になりたいデスよ」

 

「おい、あんま調子乗るとまた同じ目に遭うぞ」

 

「大丈夫デスよ、お兄ちゃんそう言えば私止まり方教えて貰ってなかったデス‼︎」

 

俺がそう言った途端に切歌は同じ目に遭いかけて居る

 

「おい切歌前みろ前‼︎」

 

「へ?うわぁあ調‼︎どいて欲しいデス‼︎」

 

「切ちゃん?」

 

切歌は声に反応してブレーキをかけた調とぶつかる

 

「あ痛たた…」

 

「ごめんデス調大丈夫デスか?」

 

「うん、大丈夫だよ切ちゃん。切ちゃんも怪我してない?」

 

「はい「大丈夫かお前ら」あ、お兄ちゃん大丈夫デス」

 

俺が2人に近づくと切歌がそう言う

 

「たく、だから言っただろ前みろって」

 

「ごめんなさいデス」

 

「でもまあ怪我がなくて良かったよ。調はそのまま続けろ俺と切歌は端の方で練習してる」

 

「うん、分かった」

 

調はそう言って再び滑り始める

 

「と…どうデスかお兄ちゃん‼︎」

 

「だいぶ慣れて来たみたいだな」

 

練習を開始して1時間くらいで切歌はブレーキを覚えた

 

「今度こそ行ってくるデス!調〜‼︎」

 

「また調子乗りすぎてブレーキ忘れんなよ」

 

俺は調の元に向かう切歌にそう言った




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