戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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131話

〜響side〜

 

湊君達が日本に向かって数分後、私達はS.O.N.G.本部の潜水艦に集まって居た

 

「何だよおっさん湊達が日本に向かってからあたしらを集めて」

 

「この映像を見てくれ」

 

そう言って師匠が再生したのはこの間のシャトルを止める時に湊君と私がエクスドライブに至った時の映像だった

 

「この時響君と湊君のフォニックゲインが異常な程に急激に上昇していた。響君の話によればイギリスで生物兵器にされた際に新たな臓器を形成されたと湊君は言って居たそうだな」

 

「はい、確かにそう言っていましたけどそれがどうかしたんですか?」

 

「これが先日行った湊君のメディカルチェックの結果だ」

 

そこに映された湊君のメディカルチェックの結果に明らかにおかしな部分があった

 

「叔父様これは一体」

 

「気が付いたか翼、此処の臓器これは本来なら人間にはない臓器だそれが湊君の体内に存在している。そして此処から絶えずフォニックゲインが生成されている」

 

「絶えずって事は彼奴が寝てる時もフォニックゲインが生成されてんのか」

 

「ああ、しかし問題はそこじゃない。心臓にあるこれだ」

 

湊君の心臓には以前ガングニールの破片が埋まって居た私の時と同じ様に何かの欠片が埋まっていた

 

「ユノア氏の話だと湊君がフランスに来た時には既にこの欠片は湊君の心臓にあったそうだ。その事からイギリスで起きたシンフォギアの軍事兵器化実験の際に心臓に埋め込まれた物だとユノア氏は考えているそうだ。そして湊君本人はその時の事を一切覚えていないらしい」

 

「叔父様、湊の心臓にある欠片は一体」

 

「分からない、響君の時同様に複雑に組み込んでいて摘出するのは困難な為に手が出せないらしい。そして響君と違うのが侵食が一切ない事だ、つまりこの欠片は起動させて来た聖遺物や完全聖遺物ではいないと言う事だ。しかしこの欠片がいつ侵食を起こすか分からない以上安心は出来ない」

 

「そうだ!私の時みたいに未来が神獣鏡で取り除けば」

 

「残念な事に神獣鏡の修理がまだ終わっていない」

 

未来の使った神獣鏡は私を助けた後に光の放湿が止まりそれから光が出なくなったらしい

 

「現状では神獣鏡の修理が完了するまで湊君を助ける手立てはない。総員は湊君の状態に変化が見られた際は早急に俺かユノア氏に連絡を図るように」

 

『了解‼︎』

 

そう言ってその場は解散になった

 

「まさか湊が立花と同じ状況下にあったとはな」

 

「ああ、彼奴そう言う素振りとか全然見せなかったのによ」

 

「翼さん、私の時と同じ様にこのままだと湊君は死んじゃうんですか?」

 

私の質問に翼さんは首を横に振る

 

「いや、立花の時は侵食が進みすぎて極めて危険な状況下にあったが湊の場合は侵食が無いからまだ命に別状はないだろう。しかしどの聖遺物がきっかけで侵食が起こるか分からない以上最善の注意が必要だ。せめて湊の心臓に埋め込まれた聖遺物が何か分かりさえすればその聖遺物に近づけなければ済むんだが」

 

「それが何か分からないんですよね」

 

「たく…何で彼奴はあたしにも言ってくれなかったんだよ」

 

クリスちゃんは不貞腐れた顔でそう言う

 

「そう言うな雪音、湊には湊なりの考えがあるんだろう」

 

「分かってるよそんくらい」

 

クリスちゃんはそう言うけど何処か納得していない

 

「一先ずは叔父様の言う通り様子を見るしかない」

 

「ああ、そうだな」

 

「でも不思議ですね、湊君ってそう言うの覚えてそうなのに覚えてない何て」

 

私の言葉を聞いて翼さんとクリスちゃんは動きを止める

 

「確かに妙だ、湊がそんな重要な事を忘れるとは思えない」

 

「ああ、もしかするとその記憶が秘密裡に誰かに消されたってのも考えられる」

 

「でも湊君が忘れてるのってその時の事だけなんですよね?そんなピンポイントで消す事って可能なんですか?」

 

「わからない、しかし完全聖遺物の中にその様な事ができる様な物があるのだとするならば湊の心臓にある聖遺物は誰にも知られてはいけない物なのかも知れない」

 

考えれば考える程難しくなる

 

「とっ取り敢えず難しい話は後回しにしましょうよ」

 

「そうだな、今は湊がその聖遺物に近づかない様にするのが先決だな」

 

「ああ…そうだな」

 

話は終わった後もクリスちゃんはまだ納得のいかない顔をしていた

 

〜響side out〜




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