戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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13話

「雪音君、響の事見てない?」

 

翌日の放課後、リディアンを出ようとすると小日向にそう聞かれる

 

「立花だったらノイズが出たから多分そこじゃないか?」

 

「そっか、それで響居なかったんだ」

 

小日向はそう言うと寂しそうな表情を浮かべる

 

「ほら行くぞ小日向」

 

「行くって何処に?」

 

「何処ってお前と立花が住んでる場所だよ」

 

俺がそう言うと小日向は後ろを着いて来た

 

「雪音君は行かなくて良いの?」

 

「俺はお前を送ってから来て欲しいって立花から頼まれたんだ」

 

「そっか響が、ありがとう雪音君もう大丈夫だよ。響にはあまり遅くならない様に言って置いて」

 

そう言って小日向は中に入って行く

 

「立花か?小日向は送ったぞ」

 

『ありがとう湊君』

 

「気にするな、それと小日向から伝言だ。あまり遅くなるなだとさ」

 

『うん、わかったよ』

 

俺は立花にそう伝えて立花の居る場所に向かおうとすると風鳴司令から通信が入る

 

「何だよ風鳴司令」

 

『湊君そこには翼が向かう君はもう1箇所に向かってくれ、響君では対処しきれない』

 

「分かった」

 

俺はそう言って立花とは別の場所に向かった

 

「あれは確かに立花じゃ対処しきれないかもな、あれは…」

 

風鳴司令に指示された場所に向かうと立花の向かった場所以上のノイズに加えノイズを増やす少女の姿が見えた

 

「丁度良い此処で始末する」

 

《雷鳴》

 

俺は無数の雷を纏った剣を具現化させ上空からノイズに向けて飛ばす

 

「ちっ!何処に居やがる‼︎」

 

「此処だ‼︎」

 

《雷斬》

 

その少女はギリギリの所で後ろに飛んで避ける

 

「ネフシュタンの鎧か」

 

森がの中が暗いのと顔の上半分がバイザーで隠れて居るがこのネフシュタンの鎧を使って居る奴に俺は見覚えがある

 

「…相手が悪いか…」

 

「待ちやがれ‼︎」

 

少女は小声で何かを言った後走って森の中を抜けて行く

 

『湊君!深追いはするな‼︎湊君‼︎』

 

風鳴司令からの通信が聞こえるが俺はそれよりも異様に少女の正体を知りたくなった

 

「そらよ‼︎」

 

「しまっ!」

 

少女は両肩部の無数のトゲを伸長させ鞭の様に巻き付け投げ飛ばす

 

「「湊(湊君)‼︎」」

 

「ああ、大丈夫だそれよりも来るぞ」

 

ネフシュタンの鎧を纏った少女が森から出て来ると同時に月の光が少女の姿を映す。

 

「ネフシュタンの鎧」

 

「へー、て事はそこの奴とは違ってあんたはこの鎧の失順を知ってんだ」

 

「2年前、私の不始末で奪われた物を忘れるものか、何より私の不手際で奪われた命を忘れるものか!」

 

翼が何か言って居る様だが今の俺にはその言葉は入って来ない

 

「湊君?どうしたの?」

 

「姉さん…」

 

知りたくなかった。ネフシュタンの鎧を纏って居たのは俺の姉さん雪音クリスだった

 

「何をして居る湊来るぞ‼︎」

 

風鳴の声で我に帰り伸長させた無数のトゲを避ける

 

「奏を失った事件の原因と奏の残したガングニールのシンフォギア、時を得て再び揃って現れると言う巡り合わせ…だがこの残酷は私にとって心地良い‼︎」

 

「辞めて下さい翼さん‼︎相手は人です‼︎同じ人間です‼︎」

 

「「戦さ場で何をバカな事を‼︎」」

 

立花の言葉に翼と姉さんの言葉が重なる。そして俺自身も思い出す此処が戦場である事を

 

「寧ろ貴方と気が合いそうね」

 

「だったら仲良く戯れ合うかい!」

 

そう言って伸長させた無数のトゲを防ぐ

 

「もう大丈夫だ翼」

 

「そうか、立花の援護に向かってくれ」

 

「ああ、分かった」

 

《雷斬》

 

俺はそう言って立花を追うノイズを両断する

 

「大丈夫か立花」

 

「うん、ありがとう湊君。そうだ翼さん!「彼奴なら大丈夫だ今は目の前の敵に集中しろ立花!」うん」

 

立花は姉さんの出現させたノイズに向かい合う

 

「避けろ立花‼︎」

 

「え?きゃっ!」

 

少し戦える様になって油断した立花を狙いノイズが粘液を飛ばし立花を拘束する

 

「立花!「私は大丈夫だから翼さんの所に!」んな訳に行くかよ」

 

《雷鳴》

 

俺は立花を拘束するノイズを倒す

 

「大丈夫か立花」

 

「うん、でもこのまま暫く動けそうに無いから湊君は翼さんの所に行って」

 

「分かった、この歌…まさか‼︎」

 

少し離れた所から聞こえる歌、それは最悪命さえも奪う歌だった

 

「絶唱…」

 

「くっ!」

 

姉さんはノイズを出現させるが翼はノイズを避け姉さんの目の前で止まる

 

《雷鳥》

 

「早く乗れ立花!このままじゃ巻き込まれるぞ‼︎」

 

「でも翼さんが!「ごちゃごちゃ言ってんじゃねえ!」翼さん!翼さ〜ん‼︎」

 

俺は立花を無理矢理掴みその場を離れる

 

「終わったか」

 

俺は姉さんが心配になりながらもそう呟くと何処かに飛んで行く姉さんが居た

 

「「翼(さ〜ん)‼︎」」

 

俺と立花は立って居る翼を見つける

 

「大丈夫か翼」

 

「私とて人類守護の務めを果たす防人だ。こんな所で折れる剣ではない」

 

そう言った翼は吐血に加え眼からの出血もあった

 

「捕まれ翼」

 

「ああ…済まない…湊…」

 

翼はそう言うと意識を失った

 

「立花救急車を呼べ‼︎」

 

「う…うん」

 

そう言って携帯を取り出す立花だが手元が震えて上手く操作出来ていない

 

「翼‼︎」

 

「風鳴司令、立花の代わりに救急車を呼んでくれ」

 

「分かった」

 

数分後、風鳴司令が呼んだ救急車で翼は病院に搬送された。




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