戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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161話

「そう言やエルザの奴遅いな、確認の連絡を入れてみるか」

 

少しして起きた俺はエルザの帰りが遅い事を疑問に思いエルザの通信機に連絡を取る

 

「どうしてお前が出るんだ翼」

 

『済まない湊、エルザは今気を失って居るんだ。セレナが付きっきりで看病をして居る』

 

「何かあったのか?」

 

俺が翼にそう聞くと翼は昨夜の事を話し始めた

 

〜翼side〜

 

「翼これは何なの?あの子の持ち物の様なのだけどさっきから鳴ってるの」

 

「これは…恐らく湊からの通信だろう私が出よう」

 

日本に向かう飛行機内のプライベートルームに居た私はマリアからエルザの通信機を受け取り通信を繋げる

 

『どうしてお前が出るんだ翼』

 

「済まない湊、エルザは今気を失って居るんだ。セレナが付きっきりで看病をして居る」

 

『何かあったのか?』

 

「ああ、全ては私の不手際が原因だ」

 

私はそう言って昨夜の事を湊に話す

 

「くっ…」

 

「翼‼︎」

 

「大丈夫だマリア、しかしこれは一体」

 

突然ギアが分解された私は戸惑いのあまりそれ以外の言葉が出て来なかった

 

「システムの破壊を確認、これでお仕事は一段落ね」

 

「そこの貴方!どいて欲しいであります‼︎」

 

その声と共に上空から弦が降りて来てノイズを倒した後に1人の獣人が降りて来た

 

「エルザどうして此処に…」

 

「湊からの出撃の指示であります。言われて来てみればこの状況、説明は後でして貰うでありますよ翼。一先ずこれを着てるであります」

 

エルザはそう言って服を一着私に掛ける

 

「済まない」

 

「貴方は何者でありますか、目的は何でありますか」

 

「私の目的は既に達成されて居るわ、此処は見逃して欲しい所ね」

 

「生憎友人をこんな目に遭わされて引ける程わたくしは大人では無いであります」

 

「そう、なら仕方ないわね」

 

そう言って女性は新たなノイズを出現させる

 

「気をつけろエルザ!そのノイズの攻撃に触れてしまったらギアが分解されるぞ!」

 

エルザは頷くとノイズに向かって行った

 

「翼、彼女は何者なの?」

 

「エルザ・ベート、湊の仲間だ」

 

「彼の?」

 

「ああ「「翼さん(マリア姉さん)‼︎」」緒川さん」

 

「セレナ‼︎」

 

私がマリアに説明をして居ると車に乗った緒川さんとセレナが来た

 

「何とも無いとは言えませんがご無事で何よりです」

 

「ありがとうございます緒川さん」

 

「マリア姉さんも無事で良かった、彼処に居るのってエルザちゃん?」

 

「ああ、我々の助っ人に来てくれたらしい」

 

私はエルザの居る事に疑問を覚えたセレナにそう伝える

 

「そっなんだ、エルザちゃん避けて‼︎」

 

「は!」

 

敵の攻撃にいち早く気付いたセレナがそう言うが既に遅くエルザは尻尾を切られてしまった

 

「くっ…ノイズに気を取られて油断したであります」

 

「分かりました、ではその様に」

 

女性はそう言ってエルザにとどめを刺さずに姿を消した

 

「エルザちゃん‼︎」

 

「セレナでありますか…随分と情けない姿を見せてしまったで…ありますね…」

 

「エルザちゃん!「落ち着きなさいセレナ」マリア姉さん」

 

取り乱すセレナにマリアが近づき落ち着かせる

 

「大丈夫よセレナ気を失ってるだけよ」

 

「良かった…」

 

マリアの言葉を聞いてセレナは心底安心した声を上げる

 

「一先ず応急処置を済ませて安静にさせてあげましょう」

 

「そうだね」

 

「皆さん此方です」

 

私達は緒川さんに呼ばれそのまま日本に向かうつもりだった

 

「状況報告は聞いている、だがマリア・カデンツァヴナ・イヴ君の行動制限は解除されていない「その事ですが少し宜しいでしょうか」何だ君は」

 

「日本のエージェントをして居る緒川慎次と言います、失礼ながら見て頂きたい物がございまして」

 

そう言うと緒川さんは1枚の紙を取り出して銃を向ける相手に見せる

 

「これは…偽りのものでは無いだろうな」

 

「ええ、事実これは彼女が持って来てくれた物です」

 

そう言って緒川さんの乗って来た車からはシャルロットが出て来た

 

「貴方は‼︎確認を取る為少し時間を貰うぞ」

 

そう言うと男性は何処かに連絡を取り始めた

 

「かしこまりました、確認が取れました。確かにマリア・カデンツァヴナ・イヴ彼女の行動制限は先程解除されている。時間を取らせてしまい済まなかった」

 

そう言うと男性達は謝罪をした後に頭を下げて戻って行った

 

「緒川さんそれは一体」

 

「湊さんがセレナさんがいつでもマリアさんに会える様にと手を回してくれた様です」

 

「湊君が…ありがとう湊君」

 

セレナは涙を流し感謝していた

 

「話は後にしましょう今はその子の応急処置をするのが先よ」

 

「そうだな」

 

私達は緒川さんの運転の元日本に向かう為の飛行機に乗った

 

「これが昨夜あった事だ」

 

『そうか、分かったエルザが目を覚まし次第連絡をくれ』

 

「ああ「待って翼」マリア?一体どうしたんだ?」

 

私が通信を切ろうとするとマリアがそれを止める

 

「私の行動制限の解除、貴方が手を回してくれたそうね」

 

『ああ、緒川から聞いたんだろ』

 

「ええ、あの子の為にありがとう今此処にいないセレナの代わりにお礼を言うわ」

 

『気にするな、俺がしたくてした事だ』

 

そう言うと湊は通信を切った

 

〜翼side out〜




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