戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜 作:saint shine
「そう言や葉月の奴見ないな」
「そう言えば確かに何時も湊君の隣に居るからてっきり湊君の隣に居ると思ってたんだけど」
部屋の前で待ってる様には言ったんだがな、流石に退屈になって移動したのか?
「取り敢えず葉月は探すのは後にして風鳴司令達においてかれない様にするぞ」
「わあ!待って下さいよ師匠⁉︎」
響はそう言って走って風鳴司令達を追いかけて行った
「この中に誰か居るのか?」
「ああ、先日調君が連れ帰った少女だ」
ああ、調が抱えてた彼奴か
「待って下さい…さん」
「わ〜い!」
「なあ、調が連れ帰ったのって1人だったよな?明らかに2人分の声が聞こえたんだが、しかも物凄い聞き覚えのある声だっだんだが」
「奇遇だな湊あたしもだ」
姉さんだけじゃなく響達にも2人分の声が聞こえたらしい
「一先ず入るか、やっぱり此処に居たのか葉月」
「パパ!」
俺が中に入ると思った通り葉月が居た
「たく、勝手に居なくなんなよな」
「あの…もしかして湊さんですか?」
するとさっきまで葉月と遊んでいた少女が俺の名前を呼ぶ
「ああ、そうだが何で俺の名前知ってるんだ?俺とお前は初対面だろ?」
「あ…そう…でしたね、湊さんは覚えてないんでしたね」
その少女は残念そうにそう言う
「何だお前の知り合いなのか?」
「いや、初対面の筈なんだが」
「どうしてご主人が覚えてないのに貴方はご主人の事を覚えているの」
「返答によっては容赦はしないであります」
「わわ!おっ落ち着いて下さい‼︎」
「お前ら何やってんだよ」
俺はそう言ってエルザとルナに手刀を下ろす
「ご主人痛い」
「湊は気にならないでありますか」
「気になるならない以前の問題だっただろ」
本当にこの2人は
「一先ず俺の事は良い話を始めてくれ」
「はっはい」
少女は呆気に取られながらも話を始める
「僕の名前はエルフナインです。僕はキャロルに命じられるまま巨大装置の一部の開発に携わっていました。ある時アクセスしたデータベースよりこの装置が世界をバラバラにしてしまう物だと知ってしまい目論見を阻止するために逃げ出して来たのです」
「世界をバラバラにたぁ穏やかじゃねえな」
姉さんの言葉を聞いてエルフナインは頷く
「それを可能とするのが錬金術です」
「アルカノイズ、あれも世界をバラバラにするって目的で作られたのか?」
「はい、アルカノイズはノイズのレシピを元に作られました。アルカノイズを見たのでご存知でしょうがシンフォギアを始めとする万物を分解する力は既にありその力を世界規模に拡大するのが建造途中の巨大装置チフォージュ・シャトーになります」
エルフナインは俺の質問を肯定した後そう続けた
「装置の建造に携わって居たと言う事は君もまた錬金術なのか?」
「はい、ですがキャロルの様に全ての知識や能力を統括して居るのでは無く限定して作られたに過ぎません。それに僕は装置の建造に必要な最低限の錬金術の知識をインストールされただけなのです」
インストールってどう言う事だ?
「インストールと言ったわね?」
マリアも俺と同じ所が気になったのかエルフナインにその質問をする
「必要な情報を知識として脳に転送複写する事です。残念ながら僕にインストールされた中に作戦の詳細はありません。ですが、世界解剖の装置チフォージュ・シャトーが完成間近だと言う事はわかります。お願いです!力を貸してください!その為にドヴェルグ=ダインの遺産を持ってここまで来たのです!」
「ドヴェルグ=ダインの遺産?」
「聞いた事がある、確か魔剣ダインスレイフだったか?」
俺の言葉を聞いてエルフナインは頷く
「はい、アルカノイズに…錬金術師キャロルの力に対抗しうる聖遺物それが魔剣ダインスレイフこれがその欠片です」
エルフナインはそう言って箱から魔剣ダインスレイフの欠片を取り出す
「それに関しては分かった、あたしが気になってるのはお前が覚えてんのに湊の奴が覚えてなかった事だ」
「今から9年前、当時のキャロルは英国で行われて居たとある実験に目をつけました」
「9年前の英国…シンフォギアの軍事兵器化実験か」
「はい、そこで1番の成果を出して居たのが他でもない湊さんです」
シンフォギア軍事兵器化実験、確かに俺は1番の成果を出して居たのは事実だろうだがそれと俺の記憶がないのはどう繋がる?
「キャロルは僕を通して湊さんの信頼を得ようとしました。結果として僕と湊さんは友人となり短い間でしたが共に過ごしました。そしてこの先がキャロルの本当の目的だったんです。キャロルは貴方の体にとある聖遺物を埋め込み自分の思うがままに動き殺戮の限りを尽くす生物兵器に仕立て上げようとして居たんです」
「そのとある聖遺物ってなんなんだ?」
「すみません、そこは僕もキャロルに記憶を消されて居て覚えていないんです」
「記憶を消されて?どう言うことだ?」
「キャロルやオートスコアラー達はとある方法を使って他者の記憶を奪う事が出来るんです。それがその対象とキスをする事です」
エルフナインは淡々と話す
「つまりは俺の記憶もキャロルに奪われたって事か?」
「はい、それにどう言う意図があったのかは分かりませんが何か理由があったと思います」
俺の記憶を奪う理由か、俺に知られちゃいけない何かやらかしたか?
「分かった、今はそれで信じよう。エルザとルナも良いな」
「ガンス」
「るる、問題ない」
俺の問いかけにエルザとルナはそう返す
「一緒に遊ぼうエルフナイン!」
「わわ!はっ葉月さん何処に行くんですか」
エルフナインはそう言って葉月に連れて行かれた
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