戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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168話

「来たかナスターシャ」

 

「ええ、少々遅れてしまいましたね」

 

「るる、問題ない遅れたと言っても誤差の範囲気にする必要ない」

 

翌日、俺は学校が終わって直ぐに空港に向かいナスターシャを出迎えに行った

 

「では行きましょうか」

 

「ああ、何だ風鳴司令」

 

『敵襲だ!現在響君が対処に当たって居るが未だ歌が歌えない状況下にある至急応援に向かってくれ!』

 

「分かった、ルナお前はナスターシャを連れて本部に迎え」

 

「るる、了解」

 

〜Girar desig sandalphon tron〜

 

俺はそう言って聖詠を行い響の通信機の反応を元に現場に向かう

 

「彼処か」

 

「今邪魔されるのは困るのよね」

 

俺が降りて響達の所に向かおうとすると物影からそんな声が聞こえる

 

「ガリィか」

 

「ガリィだけじゃなくて私も居るよ」

 

そこにはガリィとルミアが居た

 

「何のつもりだ」

 

「私はただ君と遊びたいだけだよガリィの目的は知らないけど、私の遊ぶ時間は邪魔しないでね」

 

「はいは〜い、貴方と違ってガリィちゃんにはちゃんとお仕事があるからね」

 

そう言ってガリィは響達の居る場所に向かって行った

 

「俺はお前と遊んでる暇なんてないんだよ!」

 

「だ〜め、貴方は私と遊ぶの。その為に私は此処に来た訳だから」

 

「遊ぶなら別の時にしてくれ」

 

俺がそう言ってルミアの横を通り過ぎようとすると突然レイピアを向けられる

 

「あらら、避けられちゃった」

 

「テメェ何のつもりだ」

 

俺は後ろに飛んでそう言う

 

「だめだよガリィのお仕事の邪魔しちゃ」

 

「仕方ないだったらお前を倒して行くだけだ」

 

《雷斬》

 

ルミアは俺の攻撃を受け流す

 

「だったら此奴でどうだ‼︎」

 

《雷鳴》

 

俺は無数の雷を纏った剣を具現化させて飛ばす

 

「この程度じゃ私は倒せないよ、早くしないと向こうの2人ともやられちゃうんじゃないかな」

 

「チッ!目的は時間稼ぎか」

 

「それもあるよでもただ私が貴方と遊びたいだけ」

 

仕方ないまだ未完成だが使うしかない

 

「セイクリッドモジュール抜剣‼︎」

 

俺はその掛け声と共にペンダントにその部品を装填した

 

「へ〜、そんな事も出来るんだシンフォギアも侮れないね」

 

「お遊びは此処までだ」

 

《雷鳥天翔斬》

 

俺は後ろに飛んで両手に携えた大剣のアームドギアから雷を放出し自身を雷を纏う鳥と化させルミアに突進する

 

「まだマスターに倒れられる訳にはいきません」

 

「あ〜あ、何で来ちゃうかな」

 

俺の攻撃がルミアに当たる直前に誰かに阻まれる

 

「誰だ!」

 

「お初にお目に掛かりますね、私はオートスコアラーのセラと申します今後何かとお会いする事もありましょうからどうぞお見知り置きを」

 

セラと名乗った少女はそう言って姿を消した

 

「何だったんだ…ヤベェ響‼︎」

 

俺は急いで響の所に向かう

 

「響!響‼︎」

 

「未来‼︎」

 

「湊…響が…響が‼︎」

 

そこにはギアが解除された状態で倒れる響と未来が居た

 

「間に合わなかったか、悪い未来足止めを喰らってた」

 

「響は無事なの?」

 

俺は未来にそう聞かれて響の脈を測る

 

「大丈夫だ、だがこの格好はどうにかならないか?」

 

「ごめん湊、今私別の服持ってないんだ」

 

響が今身に付けているのは未来の鞄の中にあったタオルだけ

 

「向こうで待ってるから一先ずこれを着せろ」

 

俺はそう言って通信機から1枚のコートを取り出す

 

「分かった」

 

未来は俺からコートを受け取ると気を失ってる響にコートを着せる

 

「もう大丈夫だよ湊」

 

「そうか、一先ず響を本部に運ぶぞ」

 

「うん」

 

俺は気を失った響を抱えた未来を連れて雷鳥に乗って本部に向かって飛んだ




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