戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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175話

「「ぐああ‼︎」」

 

「やっぱこうなったか」

 

セイクリッドモジュールを纏った俺は無事だったがイグナイトモジュールを纏おうとした翼と姉さんは破壊衝動に呑まれそうになっていた

 

「たく、世話の焼ける奴らだ」

 

俺はそう言って翼と姉さんの手を握る

 

「何をするつもりだ」

 

「悪いな、今お前の相手をしてる暇はないんだ。こいつらと遊んでろ」

 

俺がそう言うと背後から弦が伸びる

 

「遅れたであります」

 

「るる、ちょっと手間取った」

 

そう言ってルナとエルザが俺達の前に立つ

 

「ふん、まあ良いどうせお前らも纏めてしまつする予定なのだからな順序が早まるだけだ」

 

「そう簡単にやられはしないであります」

 

「るる、ご主人に良い所を見せるチャンス」

 

そう言ってルナはキャロルに向かって行く

 

(さて、さっさと終わらせるか)

 

俺はそう考えて2人の中を覗く

 

〜翼side〜

 

「剣である私では誰も抱きしめられない、夢を叶える事も出来る筈もない」

 

私の心は既に折れかけていた

 

「ならお前は夢を諦めるのか」

 

「湊…」

 

次に私の前に現れたのは立花や雪音でもなく湊だった

 

「ああ、剣である私の歌を聞いてくれるのは戦さ場に居る敵だけだ」

 

「そうか、ならこいつらは一体何を聞こうとしてるんだ」

 

湊の後ろには立花に雪音そして小日向が居た

 

「翼さん、私翼さんの歌大好きです!だがら翼さんの歌を聞いてくれるのが敵だけだなんて寂しい事言わないで下さい」

 

「このバカの言う通りだぜ先輩、それに先輩の歌を楽しみにしてるのは何もこのバカだけじゃ無いんだぜ」

 

「そうですよ、きっと響や私達以外にも翼さんの歌を聞くのを楽しみにしてる人は沢山います。あんなにも」

 

私が振り返るとそこには先程とは異なり多くの人達が集まっていた

 

「これは…」

 

「みんな翼さんの歌を聴きたくて集まったんです。翼さんの風鳴翼さんの歌を」

 

「私の歌を…」

 

そうか、こんなにも大勢の人達が私の歌を聞きに来てくれたのか

 

「翼さんの歌を沢山の人に届けるために今はもう少しだけ頑張りましょう」

 

「ああ、私の歌を待っている人達の為に」

 

私が立花達の手を取ると私の意識は浮上して行った

 

〜翼side out〜

 

〜クリスside〜

 

あたしが居ても良い所、ずっと欲しかった物なのにまだ違和感を覚えてしまう。それでもこの春から新しい後輩が出来た。なのにあたしが不甲斐なさで彼奴らがボロッカスになって

 

「ひとりぼっちのあたしが仲間とか友達とか家族とか先輩とか後輩とか求めちゃいけないんだ」

 

「誰が決めたんだよそんな事」

 

その声の方を振り返るとそこには湊が居た

 

「湊…でも、あたしが不甲斐ないばっかりにあの2人は‼︎」

 

「それは違うデスよ」

 

「クリスさんは考え過ぎ」

 

すると湊の後ろからあの2人が姿を現す

 

「お前ら…でもお前らはあたしのせいで」

 

「あれは私達がやりたくてやった事デスよ、クリスさんのせいなんかじゃ無いデス」

 

「私達は少しでも皆んなの役に立ちたかったただそれだけ」

 

「2人の言う通りだ、あれは2人がやりたくてやった事だ。姉さんが悪い訳じゃねえよ」

 

3人はそう言ってあたしに寄って来る

 

「でもひとりぼっちのあたしがそんなの望んじまったら残酷な世界が皆んなを殺しちまってあたしは今度こそ本当にひとりぼっちになっちまう」

 

「ひとりぼっちになんてさせねえよ」

 

あたしの言葉に被せる様にして湊はそう言う

 

「ひとりぼっちになんてさせるかよ、前にも言ったろもう姉さんをひとりぼっちになんてさせねえよ。姉さんがどれだけひとりぼっちの道に行こうとも絶対に皆んなの所に連れ戻す。今まで散々ひとりで頑張ってきたんだ。このくらいの贅沢したってバチは当たらねえよ」

 

「湊…」

 

「そうだよクリスちゃん」

 

その声のした方に振り返るとそこには先輩達が居た

 

「雪音はひとりじゃない、私達が付いている」

 

「先輩…」

 

「翼さんの言う通りだよクリス」

 

「姉さんはもうひとりぼっちなんかじゃないこんなにも姉さんの事を思ってくれてる人が沢山いる。だからあと少し頑張ろうぜ姉さん」

 

「ああ、そうだなあたしの帰る場所を守る為に」

 

あたしがそう言って湊の手を取るとあたしの意識は浮上して行った

 

〜クリスside out〜




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