戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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176話

「「はぁはぁ…」」

 

「やっと戻って来たか」

 

暫くすると姉さんと翼にまとわりついてた暴走のエネルギーは消え元のギアの色になった

 

「済まない湊…」

 

「悪いな、今のあたし達にはまだ身が重いみたいだ」

 

「そうか、ならそこで見てろ」

 

俺はそう言ってキャロルと戦うルナとエルザの元に向かう

 

「待たせたな」

 

「ふん、漸く来たか」

 

俺がキャロルの前まで行くとエルザとルナも俺の隣に並ぶ

 

「ご主人彼奴かなり強い」

 

「わたくし達の攻撃では致命傷は難しいであります」

 

だろうな、その気になれば俺の全力の攻撃でも耐えられるんだエルザとルナでは話にならないだろう

 

「貴様だけと言う事はあの2人の力は尽きたのかそれとも折れたのか、何方にせよ立ち上がる力くらいは俺がくれてやる」

 

そう言ってキャロルは上空にアルカノイズを出現させる

 

「お前達が俺をくだしアルカノイズの倒すのが先か、それとも俺がお前達を倒すのが先か此処からはそう言う時間だ」

 

「エルザ、ルナお前達は街に向かったアルカノイズに徹底しろキャロルは俺がやる」

 

「るる、分かった」

 

「油断は禁物でありますよ」

 

そう言ってルナとエルザは街のアルカノイズを撃破しに向かった

 

「お前1人で俺を倒せるとでも思っているのか」

 

「倒せる倒せないじゃない倒すんだ」

 

「ふ、その威勢だけは褒めてやろう」

 

俺は両手で大剣構えてキャロルに向かって行く

 

「はあ!」

 

「ふっ」

 

「チッ!はあああ!」

 

俺がキャロルの伸ばした弦を両断するとキャロルは数を増やして俺に弦を伸ばす

 

「所詮はその程度か、ん?漸く揃うか」

 

キャロルは弦で俺を拘束すると俺を自分と後ろの建物にぶつけようとすると上空に居たアルカノイズが撃破される

 

「やあ!」

 

《紅蓮の銃口》

 

降下して来たセレナがキャロルに向けて無数の浮遊する小型銃を一点集中さてた炎を避ける為に後ろに下がる際に拘束を緩めた隙を見て脱出する

 

「大丈夫湊君!」

 

「ああ、大丈夫だだからさっさと決めて来い」

 

「うん」

 

響はそう言って翼と姉さんの元に向かった

 

「助かったセレナ」

 

「うん、私も戦わなくちゃ駄目だから」

 

「そうだな、お前も俺が渡してるのを使え」

 

「うん、セイクリッドモジュール抜剣!」

 

セレナはその掛け声と共にペンダントに部品を装填する

 

「セレナお前は後方からの支援を頼む響達が来るまで俺達だけで耐えるぞ」

 

「うん」

 

俺はそう言ってキャロルに向かって行く

 

〜響side〜

 

「翼さん!クリスちゃん!」

 

「すまない、お陰で助かった」

 

「とんだ醜態を見せちまったけどよ」

 

私が翼さんとクリスちゃんの所に向かうと2人は私にそう言う

 

「イグナイトモジュール、もう一度試してみましょう!」

 

「だが、今の私達では」

 

「未来が教えてくれたんです。自分はシンフォギアの力に救われたって、この力が本当に誰かを救う力なら、身に纏った私達の事もきっと救ってくれる筈!だから信じるんです!ダインスレイフの呪いを破るのは私達とシンフォギアだって!!」

 

「何時も一緒だった天羽々斬」

 

「私を変えてくれたイチイバル」

 

「そしてガングニール!信じよう!胸の歌を!シンフォギアを!」

 

「は、このバカに乗せられたみたいでカッコつかないが、それに何時迄も弟に任せっぱなしじゃ姉として失格だかんな」

 

「もう1度行くぞ!」

 

翼さんの言葉に私とクリスちゃんも頷く

 

『イグナイトモジュール、抜剣!』

 

私達はイグナイトモードを起動させる

 

「「「ぐあああ!」」」

 

苦しい、暴走の時の破壊衝動が私をクリスちゃんを翼さんを塗り潰そうとする

 

(未来が教えてくれたんだ、力の因果を背負う覚悟を!だからこの衝動に塗りつぶされてなる物か!!)

 

〜響side out〜




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