戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜 作:saint shine
「それで結局どうしたんだよ姉さん」
姉さんに言われるがままに外に出て浜辺を歩く
「なあ湊」
「何だよ姉さん」
「お前さ、フィーネの言いなりだったあたしと戦ってる時どう思った」
フィーネに従って居た自分と戦ってどう思ったか…
「正直に言えば最初に思ったのは嬉しいそれだけだった。生きててくれた事が、また会えた事が、でも嬉しい反面辛くもあった。姉さんと最初に戦うってなった時、俺は刃を向ける事を躊躇った。敵勢力に姉さんがいるなんて思ってもみなかったしな。それでも信じてた姉さんがこんな事をするのには何か理由があるってそれを聞き出すには姉さんと戦って勝ってそれを聞きたいって思った」
今言った言葉に嘘はない、事実俺は姉さんと分かりあいたいと思って居た
「でもそれで良いのかとも思った。姉さんと最初に会った時から夢に見た姉さんに殺される夢を何度も何度も」
「湊…「それでも」何だ?」
「それでも、また姉さんと同じ時間を過ごせると思うと姉さんが生きてるって知った時以上に嬉しかった。姉さんとバラバラになってからまた一緒にご飯食べたり、話したり、笑いあったりするのがずっと夢だったから」
「そうか」
姉さんは照れ臭そうにそっぽ向いてそう言う
「多分あたしも同じなんだと思う、心の何処かでお前が生きてた事を凄え喜んでた、あんな最悪の環境の中でも生き残れたのはお前の存在があったからだ。ただでさえパパもママも死んじまってんのに此処であたしまで死んじまったらきっとお前の心が壊れちまうってそう思ったんだ。そんな事があって良い筈がない生き残ってもう一度お前に…湊に会うんだって、あたしはあの時持ってたあたし以外に力を持つ奴は全部あたしがぶちのめすって言う目的以上のあたしが生きる理由にしたんだ」
確かに姉さんは言っていた戦争を無くしたいなら戦う意思と力を持つ奴らを片っ端から潰して行けば良い、それが1番合理的で現実的だとだが姉さんはそれ以上に俺の事を思っててくれたんだ
「だからそこお前とまた戦うってのが怖い、あの時あたしは直ぐに部屋に戻ったけど内心は多分あの2人よりも酷えもんだったって分かる」
「姉さん…ありがとな姉さん、だったら尚の事キャロルに操られたら姉さんが俺と戦ってくれ、そんでもって姉さんがバカな俺の目を覚まさせてくれよ」
「分かった、あたしも踏ん切りが付いたお前が彼奴に操られたらあたしも全力で戦う、そんでもってお前をあたしやあのバカ達の所に引きずってでも連れて帰る」
「ああ、頼りにしてるぜ姉さん」
「ああ、任せとけよ湊」
俺と姉さんはそう言って互いの手を合わせて朝陽を見た
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