戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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187話

「ごめんね湊、晩ご飯作って貰ったのに朝ご飯まで」

 

「気にすんな、俺がしたくてやってるんだからな」

 

数時間後、起きて来た未来に俺はそう言う

 

「出来る事なら私も手伝いたかったのだが生憎と料理は苦手でな」

 

「先輩がやったらまた前みたくなるだろ」

 

翼の料理の腕は知らないが姉さんが止めるって事は上手くないって事だろう

 

「そう言えば昨日切ちゃんと響さんだけどうして湊さんが決めたの?」

 

「そう言えばそうだね、どうしてなの?」

 

「それはな、寝坊の常習犯を1つの部屋にしておく為だ」

 

俺の言葉を聞いて全員が納得の声を上げる

 

「パパ歯磨き終わった‼︎」

 

「そうか、悪い葉月まだ寝てる2人起こして来てくれ」

 

「うん!分かった‼︎」

 

葉月はそう言ってまだ寝てる響と切歌を起こしに行った

 

「葉月ちゃん凄く良い子だね」

 

「うん、普通の子だと彼処まで良い子中々いないよ」

 

「セレナと湊の苦労の賜だな」

 

「私は殆ど何も、勉強を教えているのは私ですけど躾は全部湊君がしましたから」

 

「るる、ご主人頑張ってた」

 

「ですが葉月は物分かりが良かったのでそこまで苦労をしている感じは無かったであります」

 

セレナの言う通り躾は全部俺がしたんだが彼処まで物分かりが良いのは葉月が初めてだ

 

「意外だわ、貴方ちゃんと父親らしい事してたのね」

 

「本当に今更だなマリア」

 

まあマリアは俺と殆ど行動を共にした事がないから知らないのも無理はないか

 

「ふぁ〜、おはようデス」

 

「ふぁ〜、おはようみんな早いね」

 

「パパ‼︎切歌お姉ちゃんと響お姉ちゃん起こせたよ‼︎」

 

そこに響と切歌そして2人を起こした葉月が来た

 

「偉いな葉月」

 

「えへへ」

 

俺が頭を撫でると葉月は嬉しそうに笑う

 

「今日は俺は一緒に遊んでやれないが未来とセレナの言う事ちゃんと聞いとけよ」

 

「うん‼︎」

 

「2人共、葉月の事は頼んだぞ」

 

「うん、洗い物と洗濯は私とセレナさんでしておくよ」

 

「湊君達は特訓に行っても良いよ」

 

「ならば此処は小日向とセレナの行為に甘えさせて貰うとしよう」

 

「そうだな、お前らも8時迄には浜辺近くの森の前に来いよ」

 

現在の時刻は6時50分、後1時間近くも有れば食べ終わるし着替えも済ませられるだろ

 

「それで特訓とは言っても何をするんだ?」

 

「それはあの2人が来てから説明する。やっと来たか」

 

あれから約1時間経ち漸く響と切歌が来た

 

「今からこの森の中で鬼ごっこをする」

 

『鬼ごっこ?』

 

俺の言葉に全員が疑問符を浮かべる

 

「それが特訓なのか?昨日の立花の物と変わらない気がするのだが」

 

「まあ名前だけ聞くとな」

 

俺はそう言って木に登る

 

「何をしているでありますか貴女達も登るであります」

 

「るる、早く来ないと始まらない」

 

そう言ってエルザとルナも木に登ると響達も木に登る

 

「さっきも言ったがこれから鬼ごっこをする。だが普通の鬼ごっことはルールが少し違う、相手を捕まえられるのは木の上限定とする」

 

「木の上限定?」

 

「成る程、そう言う事か」

 

「何か分かったのか先輩?」

 

この特訓の意味にいち早く気付いたのは翼だった

 

「この特訓で得られる物はバランス能力と判断力そして瞬発力だ。安易な木の枝を選べば上に乗った時点で折れてしまうが故に丈夫な木の枝を選ばなければならない、そして木の枝に着地するにはバランスが重要となる、枝から枝への距離も多少あるから瞬発力も必要だ。この3つを同時に鍛える事が出来るのが木の上での鬼ごっこと言う訳だ」

 

「翼の言う通りだ、逃げる側は俺とエルザそしてルナの3人、追いかける側は翼と姉さんと響、それから切歌と調とマリアの6人だ。何か聞いておきたい事はあるか?」

 

俺がそう聞くと全員が首を左右に振る

 

「それじゃあ始め‼︎」

 

俺がそう言うとエルザとルナは別々の方向に逃げたので俺も2人とは別の方向に向かって逃げた




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