戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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18話

立花の特訓が開始され数日が経った

 

「この匂い血か?」

 

少し歩いた先にトラックと黒いリムジンが止まっており数人が血を流し倒れて居た

 

「面白え事やってんじゃねえか、俺も混ぜやがれ‼︎」

 

そう言って俺は端末から木刀を取り出して銃を乱射する奴らの元に突っ込んで行く

 

「たく、準備運動にもなりゃしねえぜ。おーい、誰か居るか?」

 

俺はそう言って車の窓を叩く

 

「君は一体」

 

「ただの学生だ、でお前の名前は」

 

「広木威椎だ、日本の防衛大臣をして居る」

 

此奴、日本の防衛大臣だったか

 

「で、米国の特殊部隊が何の用だ?目的は広木防衛大臣の抹殺って所だろうが」

 

「……」

 

「あくまで答える気は無いって事か、さっさと失せろ」

 

俺がそう言うと男は頷き走って行った

 

「まさか日本の防衛大臣を狙うなんてな。あんた良く無事で居たな」

 

「ああ」

 

広木防衛大臣がそう言って頷くとサイレンの音が聞こえる

 

「警察か面倒だ」

 

「待つんだ君‼︎」

 

「待てと言われて待つ馬鹿が居るかよ」

 

俺はそう言ってその場を後にした

 

「それでそろそろ出て来たらどうだ?尾行がバレバレだ」

 

俺がそう言うと物陰から複数の男性が出て来た

 

「待て…」

 

俺に銃を向ける男性達を1人の男性が止める

 

「これはこれはお久しぶりです湊氏」

 

「FIS所属のお前が居るって事は米国が関係してるって俺の予想は当たってた訳だ」

 

「はい、我々の目的は先程貴方の仰った通り広木防衛大臣の抹殺です。ですが貴方が日本に居るとは予想外でした」

 

そいつは額に手を当ててそう言う

 

「狙いはサクリストDデュランダルか」

 

「お話が早くて助かります」

 

「あまり面倒事を起こしてくれるな、俺が日本に居る間はデュランダルは日本政府に預けてろ。その間はきっちり俺がデュランダルを破損しない様にしてやろう。その後お前らがどう動くかは自由だ」

 

俺がそう言うと今度は顎に手を当てる

 

「ちなみに滞在期間は?」

 

「10月半ば過ぎ位までを考えてる」

 

「成る程、わかりました。その間はデュランダルを狙った行動は控えましょう。貴方を敵に回すのは些か利口ではありませんからね」

 

男はそう言ってその場を去って行く

 

「今度は風鳴司令かよ、何だよ」

 

『湊君直ちにニ課本部まで来て欲しい』

 

嫌な予感しかしねぇ

 

「断ると言ったら?」

 

『その時は』

 

「その時は僕が連れて行きます」

 

《影縫い》

 

俺の後ろには緒川が立っており翼が姉さんを拘束した技で身動きが止められる

 

「分かったよ、何で呼ばれたかも大体予想付いてるしな」

 

「では行きましょうか」

 

俺は緒川に数ヶ月前に立花につけて居た手錠をつけられ本部に連れて行かれた

 

「やっぱお前か広木防衛大臣」

 

『警察のサイレンが聞こえた途端に逃げて行くものだから君が犯人ではないかと疑われて居たよ』

 

当たり前だ、あの場に血の付いた木刀を持って居たら犯人にしかねられないからな

 

「それで広木防衛大臣を襲ったのは」

 

「米国の特殊部隊だ、緒川と会う少し前まで尾行されてたしな」

 

「尾行って大丈夫だったの?」

 

立花が心配してそう聞く

 

「大丈夫だったから今此処に居るんだ。狙いはデュランダルだそうだ」

 

「やはり此処数ヶ月の間に数万回に及ぶ軍のコンピューターへのハッキングの痕跡は米国だったか」

 

「ああ、広木防衛大臣あんたは俺に貸しがあるその貸しを今返して貰う」

 

俺はモニター越しに広木防衛大臣にそう言う

 

「湊君もうちょっと言い方を選んだほうが良いんじゃないかな?」

 

「すみません広木防衛大臣、こう言った性格の者でして」

 

『構わないさ、さて貸し借りの件だな言ってみてくれ』

 

広木防衛大臣は何食わぬ顔でそう言う

 

「サクリストDデュランダルの所有権譲渡の偽情報を米国に流してくれ」

 

『所有権を譲渡するのではなく偽の情報を米国に流すのかい?』

 

「ああ、俺を尾行して来た奴らには日本政府に預けろって言ってあるからな。所有権が譲渡されたとなると米国側は多少なりとも動かざる得なくなり必ず尻尾を出すタイミングが出て来るだろうからそこを一気に叩く」

 

『成る程、こちらから打って出るのか勝算は?』

 

「五分五分と言った所だな、向こうが行動を起こしてくれなければそれまでだ」

 

そうこの作戦は米国側が行動を起こす事を前提としている。もし向こうが行動を起こして来なければ作戦自体が台無しになる

 

『良いだろう、しかしそれで万が一此方の作戦が米国にバレる様な事が有ればどうするんだい?』

 

「その為に此処でやってるんだ。此処でやって米国にバレてみろ内通者が居る事が確定する」

 

『これは居るかもしれない内通者を炙り出す作戦でもある訳か、分かった。今回の件を含めて明日にでも外務省に掛け合ってみよう。結果はニ課を通して後日知らせよう』

 

広木防衛大臣はそう言って通信を切った

 

「は〜、緊張した〜」

 

「だがこれで米国が動けば勝算が出て来る。動かなければ内通者が居る事が確定する」

 

「ああ、しかもデュランダル狙いで俺を狙ってみろ?フランスとの外交問題に繋がる」

 

「成る程ね、そんな狙いもあった何てあなた何者?とても普通の男子高校生の頭脳じゃない様だけど」

 

櫻井了子はそう言って俺に探る様な視線を向ける

 

「まあ普通では無いだろうな、なんせこの歳でホログラム通信機何て最先端技術を行く代物を作ってしまうんだからな」

 

「本当に凄いんですよ!未来に借りたんですけど今居る場所から1番近いシェルターに安全に向かうための案内までしてくれるんですから!」

 

「おまけにノイズの発生地点まで表示されるんだ。これが有れば避難誘導もこれまで以上により安全に素早く対応できるだろう」

 

風鳴司令と立花は俺の通信機がかなり気に入ったらしい

 

「今回の偽情報で確実に米国を釣る為にもニ課全員にも協力して欲しい」

 

「俺達にもか?」

 

「広木防衛大臣からの許可が降り次第デュランダルを渡して欲しい。勿論本部に帰還し次第デュランダルはアビスに戻す頼む」

 

俺はそう言って風鳴司令達に頭を下げる

 

「まさか君に頭を下げてまで頼まれるとはな、良いだろう俺達へのこの貸しは高く付くぞ」

 

「ああ、それは言われるまでもなく理解してる」

 

俺と風鳴司令はそう言って握手を交わした




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