戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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215話

〜クリスside〜

 

「おっさん、ちょっと良いか」

 

『どうかしたかクリス君』

 

あたし達は場所を移動しておっさん達にさっきの事を話すために通信を行って居る

 

「さっきの戦いでチビの内の1人が重症を負った」

 

『調君の事か』

 

「はい、今だに目を覚さない上に骨が折れているそうデス」

 

『そうか、直ぐに此方に連れて来て貰いたい所だが難しいな』

 

此処深淵の竜宮があるのは海の底の奥深くそんな所からおっさん達の居る潜水艦まで向かうには少し時間が掛かる

 

「へ〜、この人が生身でシンフォギアと互角に戦えちゃう人なんだ」

 

『クリス君彼女は』

 

「初めましてルミア・エルスティア、訳あってキャロル側から貴方達側に移った錬金術師です」

 

『錬金術師だと⁉︎』

 

あたし達の通信に急に入って来た相手におっさんは驚きを隠せていない

 

「今そんな事やってる場合じゃねえだろ、それと此奴に聞いて今までキャロル側があたし達の行く先々に現れた原因も掴めた」

 

『詳しく聞かせてくれ』

 

おっさんがそう言うのであたしは錬金術師から聞いた事をおっさん達に話す

 

〜クリスside out〜

 

〜エルフナインside〜

 

「本当なのかその話は」

 

『本当だよ、エルフナインの視聴覚情報は全部キャロルに筒抜けになってるよ』

 

「そんな…僕のせいで…『ああ、そうだお前だとも』キャロル…」

 

キャロルの声と共にそこにはキャロルの姿が映像の様に映し出されていた

 

『全くルミアお前は本当に余計な事をしてくれる』

 

『いつかはこうなると思ってたからね』

 

『ふっ、それは俺も同じだ』

 

映像越しにキャロルはルミアさんと話す

 

「本当何ですかキャロル、僕の視聴覚情報が全て筒抜けだったと言うのは」

 

『ああ、お前自身は無自覚だろうがな。何故ならお前の目を耳を感覚器官を俺が一方的にジャックして来たのだからな』

 

「そんな…僕の感覚器官が勝手に…」

 

『同じ躯体から作り出されたホムンクルス躯体だからこそ出来る事だ。お前には感謝してるぞ、お陰であの男が治癒の錬金術を使える事も分かったのだからな』

 

湊さんも僕のせいで…

 

「お願いです弦十郎さん、僕を拘束して下さい。誰も接触できない様独房にでも閉じ込めて…いえ、キャロルの企みを知らしめると言う僕の役目は既に果たされていますだからいっそ‼︎「そんな事はしない」弦十郎さん」

 

「何よりその事については少し前に湊君が既に勘付いて居た。我々を翻弄するかの様に現れるオートスコアラー、それを可能とするには此方の行動を常時観察でもする必要がある。そうしたのであればそれが出来るのはキャロルと同じ躯体から作られたエルフナイン君ただ1人だろうと、そしてそれをエルフナイン君自身が理解した時1番に自身を殺す様要望するであろうとも、だがエルフナイン君は知らない内にキャロルの良い様に利用されただけでエルフナイン君自身に悪気はないだろうとそう言っていた」

 

「湊さん…」

 

「そして何より君のしている事は全て善意から来ている。悪意なんて全くと言って良い程ない事は我々もよく理解しているつもりだ」

 

弦十郎さんはそう言って僕の頭に手を置く

 

「でも良かったエルフナインちゃんが悪い子じゃなくて」

 

「湊君の言う通り良い様に利用されて居ただけだもんな」

 

「友里さん藤尭さん…」

 

「君の目的はキャロルの企みを止める事、そいつを最後まで見届ける事、だから此処に居ろ誰に覗き見されようと構うものか」

 

「弦十郎さん…はい!」

 

『チッ!使われるだけの分際が』

 

そう言ってキャロルは姿を消した

 

〜エルフナインside out〜

 

〜クリスside〜

 

『それで湊君の事だが』

 

「ああ、何時もならあんま気にしないが流石に1人抜けた状態で湊と戦うのは骨が折れる」

 

「だったら多分次の目的地はチフォージュ・シャトーだと思うよ」

 

チフォージュ・シャトー確かエルフナインが言うには世界をバラバラにする為の装置だったな

 

「完成してたのか」

 

「ううん、でも確かあの変な人の左腕ってネフィリムなんだよね?」

 

「ああ、そうだ」

 

「私も記録程度でしか見てないけどあの左腕で触れた聖遺物は思うがままに動かせるみたいだよ」

 

あのネフィリムの左腕にそんな力まであったのか

 

「クリスさん、私調を安全な場所に運んであげたいデスよ」

 

「そうだな、湊の事もあるが先ずはそいつだな」

 

あたしは倒れて居たチビを連れて来たチビにそう言う

 

「だったら私と貴方の2人で行って残りは出口付近で待機して貰うって言うのはどう?」

 

「そうするか、お前達は出口付近で待ってろ危険だと思ったら直ぐに戻る」

 

「分かったデス、クリスさん達が無事に戻って来るのを待って居るデス」

 

そう言ってチビは3人目のチビが居る出口付近に向かった

 

『脱出経路は既に春香君に送信済みだ君達も無理をせず頃合いを見て脱出してくれ』

 

「「了解(は〜い)」」

 

あたしと錬金術師はそう言って湊達を追いかけた

 

〜クリスside out〜

 

「そこまでだお前ら‼︎」

 

さっきの赤いギアを纏う女性が来たので臨戦態勢を取るとマスターに止められる

 

「湊お前は出るなレイア」

 

「はい」

 

レイアは前に出て赤いギアを纏う女性の相手をしに向かう

 

「後は私と間もなく到着する妹で対処します」

 

「オートスコアラーの務めを」

 

「派手に果たして見せましょう」

 

レイアがそう言うとマスターはアルカノイズの時と違う小さな結晶を地面に落とす

 

「バハハイ」

 

「逃がさないよ‼︎」

 

突っ込んで来るルミアをレイアが対処して居る内に何処かに転移させられた

 

「此処は…「チフォージュ・シャトーの内部だ」此処がチフォージュ・シャトーマスターそれで俺は何をすれば良いんだ?」

 

「お前の出番はもう少し先だ、ドクターウェル」

 

ウェルは中央の水晶のある装置にネフィリムの左腕を添える

 

「ワールドデストラクターシステムセットアップ、シャトーの全システムをオートドライブモードに固定。見たか!ネフィリムの左腕!僕と繋がった聖遺物は全て意のままに動くのだ!」

 

「オートスコアラーによって呪われた旋律は全て揃った、これで世界はバラバラに噛み砕かれる」

 

マスターがそう言うとウェルの動きが止まる 

 

「あ?世界を噛み砕く?」

 

「父親に託された名大だ…わかってるわ、だから世界をバラバラにするの!解剖し分析すれば万障の全てが理解できるわ」

 

マスターは子供の様な目をしてそう言う

 

「つまりは思考の英知、ならばレディはその地を持って何を求める?」

 

「何もしない、父親に託された名大とは世界を解き明かす事それ以上も以下もない」

 

「NO、レディーに夢はないのか?英雄とは悪なき夢を見、誰かに夢を見せる物!隠された物で満足してたらその天辺もたかがしれ「マスターの侮辱はそこまでにして貰おうかウェル」ぐっ!」

 

俺はサンダルフォンの大剣でウェルの腹部を突き刺す

 

「既にシャトーは起動し、世界分解のプログラムは自立制御されて居る。ご苦労だったなドクターウェル、世界の夜明けは俺と湊で出頭しよう」

 

そう言ってマスターがダウルダブラを振りかざすとそれが当たる前にウェルはチフォージュ・シャトーの下層に落ちていった

 

「うっ、「大丈夫かマスター?」ああ、立ち止まれる物か計画の障害は例外なく排除するのだ」

 

胸を押さえながらそう言ってマスターは1つのビジョンを映す

 

「此奴を潰すのか?」

 

「ああ、お前は装者共にチフォージュ・シャトーが破壊されないかその見張りをしろ計画の邪魔になる様なら殺しても構わん」

 

「分かった、俺の命に変えてもチフォージュ・シャトーは守ってみせるそれがマスターの為に俺が出来る事だからな」

 

「ああ、頼りにして居るぞ」

 

「任せてくれ」

 

俺がそう言うとマスターは何処かに転移した




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