戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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220話

「彼処か」

 

俺がシャトーから出ると大きな爆発音と共に上がる土煙を発見する

 

「サンダルフォンのセイクリッドじゃ敵わない、だったらこのファウストローブに賭ける」

 

俺はインドラの槍のファウストローブを纏い土煙の上がる場所に向かう

 

「見つけた!はあ‼︎」

 

「チッ‼︎」

 

キャロルは俺の攻撃を避けて炎を放つ

 

「ふっ‼︎」

 

「湊君…」

 

「悪いな遅くなって」

 

俺は後ろで倒れ掠れた声で呼ぶ響にそう答える

 

「たく…本当に遅えぞ…」

 

「陣形を立て直せそれまでの時間くらいは俺1人で稼いでやる」

 

「出来るのか」

 

「俺じゃなきゃこの中で他に誰が出来んだよ」

 

俺の言葉に翼は答えない

 

「頼む」

 

「ああ」

 

そう言って俺はキャロルに向き直るとエルザとルナも俺の隣に並ぶ

 

「湊1人に戦わせる様な事はしないでありますよ」

 

「私達も一緒に戦う」

 

「お前ら、ありがとな」

 

「愚かな奴だ本当に貴様達3人で俺を止められると思っているのか」

 

「あの時は邪魔が入ったからな」

 

あの時は翼と姉さんの邪魔が入ったせいで時間が来たからな

 

「可笑しな事を言う、まるであの介入が無ければ俺を倒せていたかの様に聞こえるぞ」

 

「彼処で先に来たのがエルザとルナだったとしたらお前は倒せて居ただろうな」

 

「ほう、随分と大きく出た物だ。ならばそれを今此処で証明して見せろ‼︎」

 

そう言ってキャロルが炎と風を放つ

 

「わたくし達も出し惜しみはなしで行くでありますよルナ」

 

「るる」

 

そう言ってエルザは自身の尻尾にアタッチメントを接続する

 

「アタッチメント!打ち抜くであります‼︎」

 

「ふっ‼︎」

 

エルザの攻撃を障壁を展開して防ぐキャロルだがその障壁はみるみる押されていく

 

「くっ‼︎これ程までの力を一体何処に、はあ‼︎」

 

「る〜‼︎」

 

エルザの対処をしていると後ろからルナが攻撃を仕掛ける

 

「くっ!俺を甘く見てくれるな‼︎」

 

「甘いのはどっちだ」

 

「くっ!はあ‼︎」

 

エルザとルナの攻撃を凌いだキャロルに休む暇を与えずにインドラの槍をキャロルに向けて振るう

 

「如何したその程度の力で俺を止められると思ってはいないだろうな‼︎」

 

「勿論そんな事は微塵も思ってもない。これはほんの挨拶代わりだ」

 

《天地雷鳴》

 

俺はキャロルを包囲するかの様に周りに雷を纏った球体を出現させ一斉にキャロルに飛ばし俺は地面に着地する

 

「生物兵器の実験を受けて居たのは貴様だけではなかったのか」

 

「俺だけじゃないエルザもその他にも受けてる奴は数人いる」

 

「だがこれを避け切る事は出来まい‼︎」

 

キャロルはそう言って巨大な重力の球体を俺達に向けて飛ばす

 

「頼むぞエルザ」

 

「ガンス、了解であります」

 

「ルナも頼んだ」

 

「るる」

 

そう言ってエルザは別のアタッチメントを接続して起動させると黒い甲羅の様な物が俺とエルザを覆い錬金術を防ぐ

 

「何⁉︎俺の錬金術を防いだだと⁉︎ぐっ‼︎」

 

「今度は当たった」

 

姿を絡まして居たルナが大剣でキャロルを後ろから斬りつける

 

「いつの間に!だがこの至近距離では避けれまい」

 

そう言ってキャロルが錬金術を放とうとするとルナは再び姿を絡ませる

 

「如何なって居る…まさか‼︎「よそ見してて良いのか」くっ‼︎」

 

《雷帝終焉槍》

 

俺は巨大化させたインドラの槍を回転させると黒いプラズマを纏い突っ込んで行くインドラの槍をキャロルは以前の様に何重もの障壁を張る

 

「く…ぐあ‼︎」

 

キャロルの障壁はあの時と違い簡単に破られキャロルは地面に倒れる

 

「終わりだキャロル・マールス・ディーンハイム」

 

「ふ、だがタダでは終わらん彼奴らも道連れにしてくれる‼︎」

 

そう言ってキャロルは響達に向けて錬金術を放つ

 

「させるか‼︎」

 

俺はインドラの槍を地面に突き刺し高く飛びキャロルの錬金術を受け止める

 

「くっ‼︎」

 

「湊君‼︎」

 

錬金術を防ぐ俺の背中を響が支えその後ろをマリア達が支える

 

「響、一か八かだあのフォニックゲインを取り込め‼︎」

 

「何を言っている湊‼︎そんな事をすれば立花の体に掛かる負荷は‼︎」

 

「翼さん、私やってみます」

 

「分かった、無理はするな」

 

翼の言葉に頷き響はフォニックゲインの取り込みを始める

 

「S2CA ヘキサゴンバージョン‼︎今度こそガングニールで束ね‼︎」

 

「アガートラームで制御再配置する‼︎」

 

「チッ‼︎こんな時に‼︎」

 

そのタイミングでインドラの槍のファウストローブにヒビが入り始める如何やら限界が近いらしい

 

「頼むあと少し…持ってくれ」

 

俺はそう言ってインドラの槍に更に力を込める

 

「まさか貴様ら俺のぶっ放したフォニックゲインを利用して…させるか‼︎」

 

「エルザ‼︎ルナ‼︎」

 

俺達の考えに気付いたキャロルが止めを刺そうとするがそれをエルザとルナに止めさせる

 

「ジェネレート!」

 

「エクス…ドライブ‼︎」

 

そう言って響が上空に放った虹色の光と共に響達は遥か上空に登って行った




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