戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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255話

「ん…此処は…」

 

「漸く起きたか翼」

 

「湊…」

 

数時間後、漸く気を失って居た翼が目を覚ました

 

「雪音と立花は」

 

「お前の隣に居るだろ、2人共目は覚ましてない」

 

「そうか、済まなかった湊」

 

すると突然翼に謝罪される

 

「何の事でだ」

 

「先程の事だ、お前は敵の様子が可笑しい事にいち早く気付き私を引き止めてくれたにも関わらず私は敵に向かっていきあまつさえ醜態を晒してしまった」

 

「ちゃんと分かってんじゃねえか、風鳴司令達を呼ぶ」

 

俺がそう言うと翼は頷く

 

「目が覚めたか翼」

 

「ご心配をおかけしました叔父様」

 

「でも良かったわ、貴方がこの調子なら2人も大丈夫でしょう」

 

「そうデスね」

 

「うん」

 

俺が風鳴司令を呼ぶと一緒に居たマリア達も来た

 

「それで湊君、君に聞きたい事があったんだが」

 

「ああ、ラピス・フィロソフィカスの事だろ」

 

俺の言葉に風鳴司令は頷く

 

「ラピス・フィロソフィカス、今の人間に分かる様に言うと賢者の石だな」

 

「賢者の石それは古来より錬金術師たちが追い求めてきた技術体系の到達点であり同時にその中間地点でもあります」

 

「そのラピス・フィロソフィカス聖遺物と同じで高質量のエネルギーソースになるかもしれないんだがラピス・フィロソフィカスは聖遺物じゃなく現代の錬金術師が有する最新叡智の結晶体だったんだ。しかも1番厄介なのが物質の変成を促す作用以外にも万能薬としての一面も備えてて病を初めとするあらゆる不浄を焼き尽くすとか言う言い伝えもあるんだが恐らく事実だろう」

 

「はい、翼さん達のイグナイトモジュールが解除された理由も恐らくそこだと思います。ですのでラピス・フィロソフィカスはイグナイトモジュールにとって1番の天敵と言えるでしょう」

 

彼奴はラピス・フィロソフィカスが魔剣ダインスレイフに対して強力に作用し強制的に引き剥がす事が出来ることを恐らく理解できて居たんだろう。そしてそれによる負荷でダメージを与えられることも少なからず考えれて居ただろう

 

「幸いなのが湊君が作り出したセイクリッドモジュール、あれはダインスレイフの様に呪われた剣ではなく聖剣エクスカリバーによる大いなる天災をも切り裂くとされている剣だ。イグナイトモジュールの様にラピス・フィロソフィカスの力で無力化されることもないだろう」

 

「ああ、だが前にも話した通りエクスカリバーの欠片がもう用意出来ないから新しいのを作り出すのが無理な所が厄介だ。鳩木と神奈月を前線に連れて来る必要があるが鳩木の方は兎も角神奈月にはまだ早いかもしれない」

 

「そうね、鳩木佳奈子の方は貴方とも多少なりとも渡り合えて居たのだから前線に連れて来ても問題はないでしょうけど問題はもう1人の神奈月春香でしょうね」

 

俺と鳩木の模擬戦を見た事のあるマリアがそう言って鳩木の前線への参加を肯定する

 

「そうか、切歌君、調君、明日の放課後2人を本部まで連れて来てくれ」

 

「「はい」」

 

風鳴司令の言葉に切歌と調はそう返した




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