戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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24話

「ん…此処は…何で此奴が俺の足元で寝てんだよ…おい起きろ響」

 

俺が起きると知らない天井が広がって居て足元には響が寝て居た

 

「目が覚めたか湊君」

 

「風鳴司令、って事は此処はニ課本部か」

 

「ああ、響君が随分と心配して居たぞ。君にもしもの事があったらどうしようと」

 

「たく此奴は本当に…でも、ありがとな響」

 

そう言って俺は響の頭を撫でる

 

「さて君の容体だが特に目立った外傷はないが、もしもの事があってからでは遅い。しばらくの間はニ課の医療施設で安静にして居てくれ。病室は翼と同室になるが先に言っておこうか覚悟して置いた方が良いぞ湊君」

 

「何の覚悟だよ」

 

「病室に着けば分かる事だ」

 

これが昨日風鳴司令に言われた事、そして俺は現在風鳴司令に言われた覚悟して置いた方が良いと言われた原因の病室を目の当たりにして居る

 

「これはまた酷いもんだな」

 

「済まない湊…私は…その…片付けが苦手なの」

 

俺の目の前には服やズボン、包帯やその他もろもろのゴミ挙げ句の果てに下着と言った様々な物が散乱して居た

 

「これ掃除したのいつだよ」

 

「一昨日緒川さんが掃除をしてくれたばかりなんだがこの有様でな」

 

「一昨日掃除をしてこの有様って苦手の域を超えてるぞ翼」

 

本当にどうやったら2日で此処まで出来るんだよ。まあ、彼奴と同じだと思えば楽だな

 

「一先ず片付けるぞ翼、緒川にこのゴミ袋を渡された理由も分かったしな。先ずはゴミを纏めるぞ」

 

「ああ」

 

俺と翼は一先ずこの部屋を2人で使えるくらいにまで片付ける事にした

 

「これでゴミは片付いたな、後は衣類とかを片付けて終わりだな」

 

「そうね、何をして居るの?」

 

「翼さん!大丈夫なんですか⁉︎本当に無事何ですか⁉︎」

 

「無事じゃねえから入院してんだよ」

 

翼の隣から俺はそう言う

 

「湊君も本当にもう大丈夫なの?」

 

「ああ、昨日も言ったが外傷は一切ないし至って健康だ。念の為に一応検査入院してるだけだ」

 

だが響が来てくれたのは好都合だ

 

「貴方達に何があったの?広木防衛大臣の殺害を湊が阻止したとは緒川さんから聞いているのだけど」

 

「後の事任せたぞ響、俺は飲み物でも買って来る」

 

俺はそう言って自販機に飲み物を買いに行った

 

〜響side〜

 

「はい、終わりましたよ翼さん」

 

私はそう言って翼さんの最後の服を棚に入れる

 

「済まないわね、いつもは緒川さんがやってくれてるんだけど」

 

へ〜、いつもは緒川さんにってえ〜⁉︎

 

「男の人にですか⁉︎ってさっきも湊君が少しやってましたし」

 

「たっ確かに考えてみれば色々問題もあるだろうけどそれでも散らかしっぱなしにして居るのも良くないからつい、今はこんな状態だけど報告書は読ませてもらって居るわ。私が抜けた穴を貴方がよく埋めてくれて居ると言う事もね」

 

「そんな事ないです!いつもニ課の皆んなに助けられっぱなしです!それに私がもっと強かったら湊君が倒れる事も無かった訳ですし」

 

「聞かせて貴方の戦う理由を、ノイズとの戦いは遊びではないそれは今日まで死戦を超えて来た貴方なら分かるはず」

 

翼さんは真剣な表情で私にそう聞いて来る

 

「よく分かりません、私人助けが趣味みたいなものだからそれで」

 

「それで?それだけで?」

 

「だって勉強とかスポーツは誰かと競い合って結果を出すしかないけど人助けって誰かと競い合わなくて良いじゃないですか。私には特技とか人に誇れるものはないからせめて自分に出来る事でみんなの役に立てれば良いかなって、でもきっかけはやっぱりあの事件かも知れません。私を救うために奏さんが命を燃やした2年前のライブ、奏さんだけじゃありませんあの日たくさんの人がそこで亡くなりました。でも私は生き残って今日も笑ってご飯食べたりして居ます。だからせめて誰かの役に立ちたいんです。明日もまた笑ったりご飯食べたりしたいから、だから私は人助けがしたいんです」

 

私は笑って翼さんにそう言う

 

「貴方らしいポジティブな理由ね、だけどその想いは前向きな自殺衝動なのかも知れない。誰かの為に自分を犠牲にする事で古傷の痛みから攫われたいと言う自己断罪の表れなのかも」

 

「そうなんでしょうか、あのそれで昨日の事何ですが」

 

「昨日?貴方達が話して居る事があったのは昨日なの?」

 

「はい、あれ?でも報告書は読んでるって」

 

「昨日の分はまだ貰ってないのよ。教えて貰える?昨日何があったのか」

 

「はい、実は昨日」

 

私は昨日のあった事を翼さんに話した

 

「そう、湊とネフシュタンの鎧を纏った彼女に」

 

「はい、デュランダルに触れて暗闇に飲み込まれかけました。気がついたら湊君とあの子に向けてデュランダルを振るっていたんです。その場は湊君がインドラの槍でデュランダルを弾いた時に私の手から離れて起動を停止したらしいんですけどもし湊君がインドラの槍を使えなかったらと思うと今でも震えが止まらなくなるんです。私がアームドギアを使えて居ればあんな事にもならなかったかも知れないのに」

 

「力の使い方を知ると言うのはすなわち戦士になると言う事、それだけ人としての生き方から遠ざかるものなのよ。貴方にその覚悟はあるのかしら?」

 

そう言えば初めてガングニールを纏った時に湊君が言ってた私は私の守りたい物を守れば良いって、でもそれは私がそう思う様になったきっかけに過ぎない

 

「守りたいものがあるんです。それは何でもないただの日常、そんな日常を大切にしたいと強く思って居るんです。だけど思うばかりで空回りして」

 

「戦いの中貴方が思って居るものは?」

 

「ノイズに襲われて居る人がいるなら1秒でも早く救い出したいです。最速で最短で真っ直ぐに一直線に駆けつけたい。そしてもしも相手がノイズでは無く誰かならどうしても戦わなくちゃいけないのかって胸の疑問を私の思いを届けたいと考えて居ます」

 

「今貴方の胸にあるものをできるだけ強くはっきりと思い浮かべなさい。それが貴方の戦う力、立花響のアームドギアに他ならないわ」

 

翼さんは力強く私にそう言った

 

〜響side out〜

 

「入るタイミングが見つからない」

 

響と翼は何やら大事な話をして居るらしく中に入るタイミングを完全に失った俺は2人の飲み物だけ置いて病院を出る

 

「未来?どうしたんだ?」

 

「湊…うん、ちょっとあって…ねえ湊少し付き合って貰っても良いかな?」

 

「ああ、大丈夫だ」

 

俺はそう言って未来の目的地まで隣を歩いた




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