戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜 作:saint shine
「じ〜」
「何だよ切歌、言いたい事があるならさっさと言え」
「ふっふん、言わないといけない事があるのはお兄ちゃんデス!」
カリオストロ達が撤退して数分、ずっとこれが続いている
「別に俺から言う事何てないがな」
「む〜」
俺がそう言うと切歌は頬を膨らませる
『今日の作業は此処までだ。戻って来てくれ』
「分かった」
「戻ろう切ちゃん」
「む〜、了解デス!」
それから作業が終了した後もずっと切歌は俺を見て来た
「さて、帰るか」
「だがどうするんだ湊?此処から日本にあるお前の家までは距離が離れて居るぞ?」
「それくらいは考えてある、キャロル頼んだぞ」
「ああ、ゲート」
キャロルがそう言うと壁に俺の部屋が映し出される
「これは…」
「錬金術ゲートだ」
「ゲート、数少ない記憶の焼却無しで発動出来る錬金術の1つ一体どうやって」
キャロルがゲートを使える事に疑問を持ったエルフナインがキャロルにそう聞く
「以前夏休みと言う期間中に湊ととある遺跡に行ってな、そこにはゲートに関する事が綴られてあった」
「成る程、キャロルはそこからゲートを」
「ああ、ゲートは自身が一度行った事のある場所と今ある場所を繋げる錬金術だ。以前の俺はこれを転移の錬金術と勘違いしていたんだろう」
「そうだったんですか」
キャロルがエルフナインとゲートの事について話して居るとゲートが構築される
「じゃあな」
「待て湊君、作業の再開は明日の午前9時からだ遅れるなよ」
「ああ、分かったほら行くぞキャロル」
「ああ」
そう言って俺とキャロルがゲートを通るとゲートが収縮して行く
「とうっ!」
ゲートが収縮しきる寸前に誰がゲートに飛び込んで来た
「切歌お前何やってんだよ、キャロルもう一度ゲートを開いてくれ」
「ゲートを開けるのは1日1回だ。これ以上は無理だ」
マジかよ、取り敢えず調に連絡をするべきだな
「調『湊さん!切ちゃんは…切ちゃんは無事なの⁉︎』ああ、切歌は無事だどうしたんだよそんなに慌てて」
「ゲートの収縮中にゲートを通るとおかしな場所に出たり、出る前に収縮しきって亜空間に閉じ込められる事がある。此奴が俺達と同じ場所に出て来れたのは運が良かっただけだ」
「わっ私そんな事全然知らなかったデス」
本当に此奴は後先考えずに飛び出しやがって
「取り敢えずゲートを使えるのは1日1回だけらしいから明日此奴を連れて本部に行く」
『ありがとう湊さん、どうしたのマリア?』
調がそう言うと通信機にマリアが映し出される
『切歌の事なんだけど多分さっきの戦闘での事で思う所があるんじゃないかしら?』
「さっきの戦闘での事?あ、成る程そう言う事か」
切歌が俺に言ってた言わないといけない事、それは俺がインドラの槍を切歌のアームドギアに接続して投げた事に対する謝罪だろう
「何となく分かった」
『そう、迷惑をかけるかも知れないけど切歌の事宜しく頼むわ』
マリアはそう言って通信を切った
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