戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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277話

「ん〜、美味しいデス」

 

「お前、特訓の直後だってのに元気だな」

 

数時間後、俺達は埼玉県の調神社に向かっている

 

「えへへ、褒めても何も出ないデスよ。あ、お菓子ならあげられるデスお兄ちゃんも食べるデスよ」

 

「言っとくが褒めてないぞ」

 

「そうデス調も一緒に…あ、調はマリア達の方だったデス」

 

俺達は人数も多いので車2台で向かっているんだが切歌に先に乗る車を選ばせた調は同じ車に乗るのかと思ったがまさかの別の車に乗った

 

「どうかしたの切歌ちゃん?」

 

「それが…実は最近調の様子がおかしいんデス」

 

「調ちゃんの様子が?何かおかしな物食べたのかな?」

 

「そう言う事じゃないと思うよ春香ちゃん」

 

真剣な表情で言う神奈月に鳩木がそう言う

 

「晩御飯を残す事が多くなって、昨日何て殆ど食べずに自分の部屋に行っちゃったんデス。時々何か思い詰めてる表情をする事も増えてきてるデスし」

 

「何か悩み事でもあるのかな?」

 

「調ちゃんが切歌ちゃんに隠し事をするなんて思えないけど」

 

「お兄ちゃんは何か分かるデスか?」

 

切歌が俺にそう聞いてくる。調が気にしてるのは十中八九ユニゾンでの事だ。切歌と響のユニゾンが上手く行っているのに対して翼のリードにも合わせられない自分に焦りを感じているんだろう

 

「さあな、俺にも分からないな」

 

「さいデスか…」

 

切歌は落ち込みながらそう言う。実際の所、俺は知っているが調に切歌に聞かれても答えない様に口止めされて居る

 

「そう言えば今から向かうのって調神社なんですよね?」

 

「ああ、それがどうかしたのか?」

 

「そこって此処ですか?」

 

そう言って鳩木は通信端末から俺に1枚のホログラムの写真を送って来る

 

「そうだが知ってるのか?」

 

「はい、祖父が宮寺をしているんです」

 

成る程な、自分の祖父が宮寺をしてるのか知ってるのも頷ける

 

「ほえ〜、佳奈子のお爺ちゃんがそのお寺の宮寺さん何デスか」

 

「だったら鳩木お前何か言い伝えみたいなの聞いた事ないか?」

 

「そう言えば昔祖父から氷川神社郡と言うのを聞いた事があった気がします」

 

氷川神社郡か…確か今から向かう調神社も氷川神社郡の中の1つに入っている神社でその7つの氷川神社を上空から見ると鏡写のオリオン座になってるって言うあれか。でも確かあれって単なる噂話だった筈だが

 

「内容は覚えてるか?」

 

「すみません、小学生の頃に聞いた話なので内容までは…」

 

「別に気にすんな、ヒントになりそうなのがあっただけでも幸いだ」

 

「ありがとうございます、祖父に頼めばもう1度話して頂けると思います」

 

「ああ、そうさせて貰う」

 

「あ、セレナさんそこの角を曲がれば近道が出来ます」

 

「うん、分かったよ佳奈子ちゃん」

 

そう言ってセレナは鳩木に言われた通りの道を進んで行った




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