戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜 作:saint shine
「こんな時間に何処に行くつもりだ調」
「湊さん」
俺が外を見てると調の姿が見えたので声を掛ける
「飲み物を買いに行こうと思って…」
調の歯切れが悪い確実に何かを誤魔化そうとしてる
「誰にも声をかけなかったのか?」
「みんな古文書を読むのに集中してたから」
意外だ、響か切歌辺り直ぐに投げ出すと思ってた
「そうか、俺も一緒に行く。ついでだ奢ってやる」
「ありがとう」
俺と調はそう言って神社を抜けてコンビニに向かう
「んで、いつまで続けるつもりだ」
「何を?」
「何すっとぼけてやがる。分かってんだろ自分でも」
「……」
俺の言葉に調は何も答えない
「独りよがりな力を求めるだけじゃ自分を絞め殺すだけだぞ」
「それでも私は1人で強くならなきゃ」
「1人で強くか…」
本当に似てるなお前は昔の俺に
「こんな時に敵か、行くぞ調」
「うん」
そう言って俺と調はプレラーティが通る新川越バイパス道路を目指す
「見つけた」
「だな」
俺と調が新川越バイパス道路に入るとプレラーティが走って居た
「何処に行くつもりだ」
「チッ!お呼びで無いワケダ‼︎」
そう言って錬成する炎を避ける俺と調を見てプレラーティは隣の道路を逆走する
「チッ!どうなろうとお構いなしかよ。調、ユニゾンと言いたいんだが無理なんだろうな」
「はい…ユニゾンは出来ません。切ちゃんは…やれてる。誰と組んでも、でも私は切ちゃんとじゃなきゃ!人との接し方を知らない私は1人で強くなるしかないんです!」
「お前のその心の壁がユニゾンが上手くいかない原因なんだろうな」
「心の壁…」
俺がそう言うと調は小声でそう呟く
「本当に似てんなお前は昔の彼奴が死んだばかりの頃の心を閉ざして独りよがりな力を求めてた時の俺に」
「私と湊さんが似てる?」
「ああ、だがお前には俺と決定的に違う所がある」
俺がそう言うと同時にトンネルに入った
〜調side〜
「私と湊さん何似てる?」
私には湊さんの言っている事が分からなかった。だって湊さんはエルザやルナそれにセレナ皆んなと力を合わせられている
「ああ、だがお前には俺と決定的に違う所がある。それはお前の心の距離は相手を思っているからそこの距離感だと言う事だ」
「相手を思ってこその」
私の中にはキャロルとの戦いの中での切ちゃんと喧嘩した時の事が思い浮かぶ
「その距離が離れればそれだけ関係が悪化すること事もある。俺とアリスみたいにな」
「湊さんとのアリス…」
湊さんとアリスの事はアリスから聞いてる。湊さんはアリスを守る為にアリスと距離を置いた。でもそれが原因でアリスは湊さんに見捨てられたと勘違いして蟠りが出来た
「そうなるかも知れないって事はお前も分かってたんだろ、それでもお前は切歌を傷つけない為にと思ってあの時お前は切歌と距離を置いた。それは簡単に見えてそうそう出来る事じゃない。そして何よりそれはお前の優しさなんだろうな」
「私の優しさ」
(そっか、これなんだね切ちゃん)
私は切ちゃんが湊さんをお兄ちゃんって呼ぶ理由が分からなかった。けど今それが少し分かった気がする。湊さんは私達の事をちゃんと見てくれて居て助けてくれる。私達が頑張ったら褒めてくれる。それに湊さんは私が切ちゃんを心配させたく無いから言わないで欲しいって言った事もちゃんと言わないでいてくれた。
「優しいのは私じゃ無く周りの皆です、だからこうして気遣ってくれて…私は皆んなの優しさに応えたい!」
「ごちゃつくな!いい加減付き纏うのは辞めるワケダ!!」
プレラーティはトンネル内で炎を放って私と湊さんはその爆風に巻き込まれる
「湊さん」
「何だ調」
私が呼ぶと湊さんは私を見る
(セレナ…切ちゃん…今は少しだけ湊さんの事借りるね)
「ユニゾンお願いします」
「その言葉を待ってた。やるぞ調!」
「はい!」
「「イグナイト(セイクリッド)モジュール、抜剣!」」
イグナイトモジュールとセイクリッドモジュールを起動させた私と湊さんは爆風の中トンネルの外を目指した
〜調side out〜
感想や評価お願いします
誤字や脱字の報告もあると幸いです