戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜 作:saint shine
〜クリスside〜
『クリス君、状況に変化はないか?』
「ああ、昨日よりデカくなってるくらいだ」
1日が経ったあのバカと湊のさなぎは日を追うごとに成長している
『そうか、状況に変化があり次第報告を頼む』
「分かった」
あたしはそう言っておっさんとの通信を切る
「クソが、何たって彼奴ばっかり」
「すみません、私が1番近くに居たと言うのに何も出来ず…」
「別にお前を責めてるわけじゃねえよ」
あたしはそう言ってミーシャの頭に手を置く
「此方でも打開策を試したがどれも失敗に終わっているワケダ。最悪神殺しの力を使えば破壊も可能だろうがその場合、立花響は助かる可能性はまだあるだが、雪音湊彼奴は神をその身に宿している故に迂闊に手を出せば彼奴自身を殺しかねないワケダ」
「ああ、お前達が彼奴らを助ける為に手を尽くしてくれてるのは知ってる」
錬金術師共はあたし達が動き始める前から湊をあのバカを助けようとしてた。今更敵だなんてあたしは思ってねえ
「だが彼奴だからこそ米国も最後のカードを切る事が未だに出来ない状況下にあるワケダ」
「ああ、だがそれも時間の問題だ」
ナスターシャの話だとF.I.Sは湊に関する事で問題を起こさない事を徹底させているらしい。だから米国も反応兵器は使って居ないそれにこの前世話になったアリア・ツーヴェルクの父親が待ったを掛けてるのも効いてんだろ
(でも米国以外は違う、その内米国だけでは抑えきれなくなるかも知んねえ、その前に何としてでも湊をあのバカを助ける必要がある)
あたしがそう考えて居ると頭上から欠片が落ちて来る
「これは…「チッ!随分と早い目覚めなワケダ」おい!おっさん‼︎」
『此方でも確認した、君達は直ぐにそこから離れろ!中から高エネルギー反応が検知されて居る‼︎』
「分かった!聞いただろ錬金術師‼︎」
「ああ、分かって居るワケダ」
あたし達がさなぎから離れる中ミーシャだけがその場に佇み何かを見て居る
「おい!何やってんだ!さっさと離れんぞ!」
「誰か降りて来てるんです」
「は⁉︎こんな状況で何バカな事言ってやがる!」
あたしはミーシャの所まで戻り無理矢理引っ張って行く
「間に合え‼︎」
あたしはさなぎの下から放出れる光から走って距離を取る
「はぁはぁ、間に合ったのか…」
「あれが雪音湊の中に眠る神」
錬金術の見る方には確かに槍と盾を持った人の姿をした何かが居た
「下がってろ」
~Killter Ichaival tron~
あたしはミーシャを後ろに下がらせて聖詠を行う
「暫く見ないうちに随分と変わってしまいましたね」
そいつは辺りを見渡してそう言う
「貴方は…」
あたし達に気付くとあろう事かあたし達の方に向かって来た
「待て!テメェ何もんだ‼︎どっから来やがった‼︎」
「混乱するのも無理はありません、ですが少し私の話を聞いて頂けないでしょうか?」
「は、話すまでもねえ!」
《MEGA DETH FUGA》
あたしは背部に形成した固定式射出器の左右に1基づつ、計2基の大型ミサイルを発射する
「話もさせてくれないのですね」
そう言ってそいつが槍を振るうとたった一振りで大型ミサイルが2つとも破壊された
「ちっ、らあ‼︎」
《MEGA DETH PARTY》
あたしは左右の腰部アーマーを展開し、内蔵の多連装射出器から追尾式小型ミサイルを一斉に発射する
「クソ、化け物が」
そいつはあたしの発射した小型ミサイルを全て槍で破壊して見せた
「もう良い、奴の正体も分かった」
「あ?何言ってやがる錬金術師‼︎」
錬金術はそう言うとそいつに近づき地面に膝を付いた
「これまでの御無礼を許して欲しいワケダ」
「少しは話の分かる子が来てくれた様ですね」
そいつはそう言って槍を地面に向ける
「我が名はアテネ、輪廻転生を繰り返す神です」
そいつはあたし達に向けてそう言い放った
〜クリスside out〜
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