戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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294話

「と、お前らサンキューな」

 

俺はそう言ってシンフォギアの展開を解除して聖遺物の欠片に戻す

 

「そこの少年そこを退きなさい」

 

「退かないと言ったら?」

 

俺がそう言うと上空に光が発せられる

 

「漸くお目覚めか、アテネ如何だ」

 

『あれは無理です。彼女の中に降りたのはただの破壊神、名もなき神です』

 

名もなき神、て事は戦うしかないのか

 

「念話であの中に居る響と会話は出来ないか?」

 

『やってみます』

 

アテネはそう言って響に念話を試みる

 

「たく、やべえな」

 

俺はアテネと話しながら攻撃を避けたが軍の戦車の大半は大破している

 

「湊‼︎」

 

「遅えぞお前ら」

 

「悪い、彼奴は」

 

俺は姉さんの言葉に首を左右に振る

 

「あれはただの破壊神、名もない神らしい」

 

「つまりは話の出来る神ではなかったのか」

 

翼がそう言うと怪物となった響は俺達に向けて光線を発射する

 

「たく面倒掛けさせんな‼︎」

 

俺は障壁を張ってその攻撃を防ぐ

 

「あのバカなんつうパワーしてんだよ」

 

「あの出鱈目な強さはなんだかとても響さんデスよ」

 

「この戦さ場はこちらで預かる、撤退されよ」

 

『国連直角の先遣隊か、我らは日本政府の指揮下にある、撤退命令は受けて居ない』

 

「くっ、この後に及んで」

 

「理由が必要だと言うのならくれてやるワケダ」

 

そう言ってサンジェルマン達が戦車の手法を破壊する

 

「力を貸してくれるのか」

 

「これは共闘では無い、私達の戦いだ」

 

翼の言葉にサンジェルマンはそう返す

 

「時間を稼げ、今アテネの奴に響本人との念話によるコンタクトを取ってもらってる」

 

「立花本人との?しかしそれでどうにかなるのか?」

 

「どれだけ姿が変わろうと響は響だ。未来が呼びかけりゃ止まるだろ」

 

「成る程な、確かにそうだな」

 

未来は彼奴にとって1番大事な存在だ。姿が変わろうと響が未来を傷つける事はほぼ無いだろ

 

「先ずは動きを封じる、行くぞ!」

 

俺達は翼の後に続く形で響に向かって行った

 

〜響side〜

 

「ん…此処って」

 

私が目を覚ますと真っ暗な場所に居た

 

「確か私と湊君の所に小さな光の粒が集まって来てそれから」

 

私がその先を思い出そうとしても何も思い出せない

 

「それにしても此処何処なんだろ、真っ暗で何にも見えないや」

 

『あの…何方…』

 

すると突然何処からか微かに声が聞こえる

 

「誰か居るんですか!居たら返事をして下さい‼︎」

 

『繋がった、聞こえますか?聞こえたら返事をして下さい』

 

「聞こえます!姿を見せて下さい‼︎」

 

姿は見えないでも声だけは確かに聞こえる

 

『名前を教えて頂けないでしょうか』

 

「立花響16歳です」

 

『ありがとうございます、姿を見せて差し上げたいのは山々なのですが生憎の念話なので声しか届ける事が出来ないんです』

 

「分かりました、貴方は誰何ですか?」

 

『少し待って下さい、今貴方のお知り合いに変わります』

 

私の知り合い?誰だろ?

 

『響‼︎』

 

「未来?」

 

その人の言う私の知り合いは私の親友小日向未来だった

 

〜響side out〜

 

「湊」

 

「ああ!分かってる‼︎」

 

《影縫い》

 

俺と翼は青と金のエネルギーを飛ばして響の動きを止めようと試みる

 

「ガアア‼︎」

 

「やはり対人戦技では、効果が望めぬか」

 

「エルザ!キャロル!お前達もやれ‼︎」

 

俺がそう言うとエルザとキャロルが弦を伸ばして響を拘束する

 

「手伝うデス」

 

「私も」

 

「ありがとうであります」

 

「ふん、余計な事をだが感謝しておいてやる」

 

「この隙を無駄にはしない‼︎」

 

その隙にマリアが空中に展開した複数の短剣によってそれを頂点にしたバリアーを展開をした後にそのバリアーを伸ばして響を拘束しようとする

 

『主人様、立花響さんとの念話成功しました』

 

「翼、響との念話が成功したらしい」

 

「そうか、湊は小日向を立花の元に連れて行け!」

 

「分かった!」

 

俺はそう言ってトラックに居る未来の所に向かった




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