戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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309話

「大型船舶に偽造したS.O.N.G.の研究施設にて事故が発生した」

 

「海上の研究施設デスか?」

 

切歌の質問に風鳴司令は頷く

 

「あの…海上って事は地上では扱えない様な代物を扱っていたって事なんですよね?」

 

「ああ、そこでは先端で回収したオートスコアラーの残骸を調査して居たんだ」

 

風鳴司令の言葉を聞いて俺は1つの考えに至った

 

「オートスコアラー…先端でって事はティキか」

 

「ああ、知っていたか」

 

風鳴司令の言葉に俺は頷く

 

「破壊されたアンティキティラの歯車とオートスコアラーの構造物からパヴァリア光明結社ひいてはアダム・ヴァイスハウプトの目的を探る為の解析が行われていたの」

 

「先程の機密に眠る最深部に触れたが為のセーフティーとも考えられますが」

 

「湊さんはオートスコアラーティキの情報はご存知ですか?」

 

俺はエルフナインにプレラーティに聞いた事を全て話した

 

「成る程、湊さんの仰った通りティキと呼ばれたあのオートスコアラーには惑星の運行を観測し、記録したデータを元に様々な現象を割り出す機能があったようです」

 

「これは南極大陸でありますか?」

 

エルフナインの映し出した大陸は南極大陸だった

 

「爆発の直前最後にサルベージしたデータは南極の位置指定を示す座標でした」

 

「此処は南極大陸でも有数の湖ヴォストーク湖、付近に位置するのはロシアの観測基地となります」

 

「お兄ちゃん、湖なんて何処にあるデスか?」

 

友里の湖と言う言葉を疑問に思った切歌が俺に聞いてくる

 

「今お前が見てる雪景色の殆どがヴォストーク湖だ。要するにあの氷の下に湖があるって感じだな」

 

「ほえ〜、あの氷の下に湖デスか。とても信じられないデス」

 

切歌は信じられないと言う表情でモニターを見る

 

「地球の環境は一定じゃないからな」

 

「そうですね、キャロルの言う通り地球の環境は一定ではなく度々大きな変化を見せてきました。特に近年はその変動は著しく極間の氷の多くが失われています」

 

「まさか氷の下から何かが出てきたって訳じゃ無いよな?」

 

「そのまさかよ」

 

友里は姉さんの言葉を肯定する

 

「先日ヴォストーク観測基地の近くで発見されたのがこの氷漬けのサソリです」

 

「照合の結果数千年前の中東周辺に存在していた種と判明」

 

「何故そんなものが南極に」

 

「額面通りに受け止めるとすれば正史文明期に何らかの方法で中東より持ち込まれたのではないでしょうか?」

 

額面通りに受け止めるとそうなる。それより俺はもう一つの話が気になる所だがな

 

「気になるのはこれだけではありません。情報部は堕胎後に湊さんの指示で動いてくれたミミ・エルガルムさん、ルカ・エルガルムさん2人の錬金術師と共に地下へと潜った残党摘発に努めさらなる調査を進めて来ました」

 

「得られた情報によるとアダムは占有した神の力によって遂げようとした目的があったようだな」

 

「その目的とは一体」

 

翼は息を飲んで風鳴司令にそう聞く

 

「この星の支配者になる為、時の彼方より浮上する棺を破壊」

 

「待ってくれ、南極のサソリに時の彼方より浮上する棺付合する点があっていかにも罠って感じがするんだが」

 

「ああ、次の作戦は南極での調査活動だ。出所に結社残党が絡む以上湊君の言うようにこの情報自体が罠という可能性は十分にある作戦開始までの1週間各員は準備を怠らないで欲しい」

 

『了解(デス)』

 

風鳴司令の言葉で今日は解散となった




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