戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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312話

「やあ!」

 

「ふっ」

 

俺はアリスの剣での攻撃を大剣で受け流す

 

「はぁ…はぁ…」

 

「お前フィーネに居た頃より弱くなってるな」

 

「そんな事ない!」

 

《氷華》

 

アリスが具現化させて飛ばした無数の氷を大剣で防ぐ

 

「誰かの真似しか出来ない奴の力は所詮この程度何だよ」

 

《雷撃》

 

俺はそう言って大剣の先に溜めた雷を高出力のエネルギービームとして放つ

 

「こんなの!」

 

《氷雪一閃》

 

アリスは剣に氷を纏わせてエネルギービームを両断して俺に向かって来る

 

「やあ!」

 

「あまいな」

 

俺は隙だらけになったアリスに蹴りを入れる

 

「はあ!」

 

《雷精》

 

アリスは俺が放った雷をギリギリの所で避ける

 

「負けたくない…私だって弱いままじゃ嫌だ…切歌ちゃんや調ちゃんやマリアみたいに認めて貰いたい!強くなりたい‼︎」

 

「強くなりたいか…強さを求めるあまりに自分らしさを見失ってるお前には一生無理だろうな」

 

《雷鳥》

 

俺が大剣を上空に投げると大剣は雷鳥へと姿を変えてアリスに向かって行った

 

〜アリスside〜

 

兄にの雷鳥がどんどん私に近づいて来る

 

(兄にもマリアと同じ事を言う、自分らしさって何?)

 

私は今までずっと兄にの影を追って来た。でもどれだけ追っても追いつけなくて…いつの間にかマリア達にも置いて行かれて…

 

(私らしさ…そう言えば兄には言ってた。今の私はフィーネに居た頃よりも弱くなってるって)

 

あの時は兄にを超える為にがただただ夢中になってた。あの頃と変わった事と言えば私の戦い方だけ…そっか…私何で気づかなかったんだろ

 

(私は兄にの影を追って居るだけのつもりがいつの間にか兄に見たいじゃなくて兄にになろうとしてたんだ。マリアはその私にいち早く気付いて教えてくれてたんだ)

 

「ありがとうマリア…もう兄にになろうだなんて思わない私は私にあったやり方で強くなる!そしていつか兄にに認めて貰う‼︎」

 

私は地面に落ちた剣を強く握って振るった

 

〜アリスside out〜

 

「やっとか」

 

俺はアリスに向かって行った雷鳥が剣で弾かれたのを見てそう言う

 

「私はまだ戦えるよ兄に!」

 

「ああ、来いアリス」

 

俺がそう言うとアリスはフィーネの時の様な速さを生かした戦い方に戻って居た

 

(フィーネに居た頃よりもスピード速くなってるし正確さも増してる。やっぱこの戦い方がアリスには合ってんだろうな)

 

「やあ!」

 

《氷華》

 

「おっと」

 

アリスが具現化させて飛ばした無数の氷を俺は後ろに飛んで避ける

 

「この距離なら」

 

《氷獣天翔斬》

 

アリスがそう言って自身に冷気を纏わせ白い狼に姿を変えて突進して来る

 

「まあまあだな」

 

《雷鳥天翔斬》

 

俺は大剣のアームドギアから雷を放出し自身を雷を纏う鳥と化させアリスに突進する

 

「くっ!きゃあ!」

 

互いの技がぶつかり合い押し負けアリスは吹き飛ばされる

 

「ちょっとはやる様になったみたいだな」

 

「兄に…それじゃあ!」

 

「ああ、認めてやるよお前の事。強くなったなアリス」

 

俺はそう言ってアリスの頭に手を置く

 

「良かった…」

 

アリスは小さくそう言うと俺に向かって倒れて来た

 

「「「アリス‼︎」」」

 

暫くすると別室で見ていた切歌達が鍛錬場に入って来た

 

「お兄ちゃん、アリスはアリスは無事デスか⁉︎」

 

「大丈夫だ、今は疲れて寝てるだけだ」

 

「そう、よく頑張ったわねアリス。アリスは私が引き受けるわ」

 

「ああ、俺は先に出てる」

 

俺はマリア達にそう言って鍛錬場を出た




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