戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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325話

〜響side〜

 

「それで師匠あの子は一体」

 

本部に戻り湊君は回収したアタッシュケースの中身の確認を行うそうなので私とクリスちゃんは師匠に話を聞きに行く事にした

 

「彼女達の名前はミミ・エルガルム、ルカ・エルガルムと言う名前だそうだ」

 

あれ?確かその名前って…

 

「フランスの特異災害組織に所属しノイズやアルカノイズと戦って居た。そして既に気付いて居るだろうが以前より湊君の指示で緒川の捜査にも協力してくれて居た錬金術師だ」

 

やっぱり師匠や緒川さんの話で名前だけ出て来てた女の子だったんだ

 

「彼女達は君達も薄々察しては居るだろうがシンフォギアの軍事兵器化の被害者だ。被害者になった経由も全て湊君から話は聞いている。彼女達の住んでいた集落にノイズが出現、その際に彼女達以外の集落に住んでいた者は全て彼女達の目の前でノイズに炭素化されたらしい」

 

家族が大切な人達がノイズに炭素化されている中たった2人だけ助かってその直ぐ後にシンフォギア軍事兵器化実験、あの子達の辛さや悲しみは私には想像もできない

 

「司令、湊さんから通信です。アタッシュケースの中身の正体が判明したそうです」

 

「そうか、モニターに繋いでくれ」

 

師匠の言葉でモニターにアタッシュケースの中身が映し出された

 

〜響side out〜

 

「これがキャリーケースの中身だ」

 

『湊さんそれってケチャップ?』

 

『この時期にバーベキューパーティーでもするつもりデスか?』

 

彼奴らにはこれがケチャップに見えるのか

 

「これは全血清剤だ」

 

『全血清剤か、西部輸血昨今ではあまりお目に掛からなくなっている代物だな』

 

「ああ、だが俺がそれ以上に気になったのはその種類だな。RHソイル式140万人に1人の希血だと言う事がわかった。アジトに着いたか、後は資料を送るからそれを確認してくれ」

 

『待て湊…』

 

俺は風鳴司令が何かを言い切る前に通信を切り向こうからの一切の通信を遮断する

 

「行くぞミミ、ルカ」

 

「は〜い」

 

「分かりました」

 

俺達はそう言って発信機の反応を頼りにメア達のアジトを目指す

 

「彼処が彼奴らのアジト」

 

メア達のアジトがあったのは山岳地帯の奥地だった

 

「間違いないと思います。あの中から昼間の2人の反応があります」

 

「よし、それじゃあ早速やろう!」

 

ルカはそう言ってイフリートのファウストローブを纏い剣に炎を纏わせ飛ばすと施設が爆発しメアが出て来る

 

「マスター、どうして此処に」

 

「悪いがもう1人の方に発信機を着けさせて貰った」

 

「行かせない、せめてバネッサが来るまでは持ち堪える」

 

〜Girar desig sandalphon tron〜

 

そう言って突っ込んで来るメアの攻撃を大剣で受け流す

 

「ミミ、今の内に行け」

 

「分かった」

 

「行かせない!「ミミちゃんの邪魔はさせないよ」退いて‼︎」

 

そう言ってメアは標的をルカに変える

 

「湊、姉さん回収完了」

 

そう言ったミミは此処に来なかったミラアルクを連れて来た

 

「ミラアルクちゃん‼︎」

 

「メア…うちに構わずメアだけでも逃げるんだぜ」

 

「マスター、私が…私がミラアルクちゃんの代わりに人質になる。だから…だからミラアルクちゃんは見逃してあげて」

 

「…ミラアルクだったか?お前にチャンスをやる。明日の19時までにお前達の輸血を行なっているRHソイル式を全て俺に渡せ。そうすれば今回は見逃しでメアも返してやろう。ただしその際に少しでも変な動きをしてみろ…メアの命は無いと思え。行くぞミミ、ルカ」

 

「分かりました」

 

「は〜い」

 

「待ち…やがれ…」

 

俺は後ろから微かに聞こえるミラアルクの声を無視して来た道を戻った




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