戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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347話

「古来より人は世界のあり方に神を感じ、しばしば両者を同一の物と奉ってきた。その概念にメスを入れるチフォージュ・シャトーで有れば攻略も可能だ」

 

『これも一種の哲学兵装、ですが今のシャトーにそれだけの質力を賄う事は「無理であろうな」やはりそうですか』

 

「だがチフォージュ・シャトーは様々な聖遺物が複合するメガストラクチャー、で有れば他に動かす手段は想像に難くなかろう」

 

キャロルにそう言われた俺はそれが何を意味するのか直ぐに理解出来た

 

『フォニックゲインだな?』

 

「いいや、湊の力を使う」

 

「成る程な、やっぱりそれか」

 

俺は作業を一度中断してキャロルの元に向かう

 

『無事だったか湊君』

 

「ああ、それでキャロルお前の言う力ってのはあれで良いんだよな」

 

「ああ、お前の全ての聖遺物に適合する力、そして無限に生み出されるフォニックゲインその2つが鍵となる。お前達には湊がお前達全員をエクスドライブに出来るまでのフォニックゲインが溜まるまでの時間稼ぎをして貰う。それに神殺しの力があるのは何も立花響だけじゃ無い」

 

そう神殺しの力を持つ聖遺物を持って居るのは響だけじゃ無い翼のスルトの剣にミーシャのレーヴァテインのファウストローブだってある

 

『済まない湊…スルトの剣は使えない』

 

「どう言う事だ翼?」

 

『それについては俺から説明しよう』

 

風鳴司令はそう言うと俺達にスルトの剣が使えない理由を話した

 

「成る程な、つまりこの局面で翼のスルトの剣が以前のガングニールが応えなくなった響と同じ状況に陥ってるのか」

 

『ああ、何度も試したがそれでも適合係数の上昇が見られない』

 

俺の言葉に翼は悔しそうな顔でそう返す

 

「ミーシャの方はどうなんだ?」

 

『ミーシャ君は現在響君の療養に付き合ってくれて居る。未来君程ではないが此処に居る誰よりも彼女は響君の事を知り思っている。そんな彼女が側に居た方が良いだろう』

 

「分かった、今から未来を地上に向かわせる。戦う必要はない逃げ続けても良いし守りを固め続けても良い何が何でも時間を稼げ」

 

『ええ、分かったわ』

 

『やれる、やってみせる!』

 

『あの頃より強くなった私達を見せつけてやるデスよ』

 

「決まりだな、ではあのデカブツは任せたぞ」

 

キャロルはそう言って通信を切った

 

「未来お前はチフォージュ・シャトーを出て翼達と合流しろ」

 

「でもどうやって?まださっきの人達が居るんだよね?」

 

「安心しろ」

 

俺は大剣でチフォージュ・シャトーの壁に穴を開ける

 

「此処から出ろ本気で持ちそうにないなら通信をくれ作戦を変更して俺も戦闘に加わる」

 

「うん、分かった」

 

未来はそう言って俺の開けた穴からチフォージュ・シャトーの外に出た




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