戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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33話

「大丈夫かよ翼」

 

「大丈夫だ湊、2人はどうしてそんなに元気なんだ」

 

あの後色々と周り最後に公園に向かう為の階段を登って居る

 

「翼さんがへばり過ぎなんですよ」

 

「今日は慣れない事ばかりだったから」

 

「防人であるこの身は常に戦さ場にあったからな、だから本当に今日は知らない世界ばかりを見て来た気分だ」

 

「そんな事ありません」

 

響はそう言って翼の手を取り街を一望する

 

「彼処が待ち合わせした公園です。みんなで一緒に遊んだのも遊んでない所も全部翼さんの知って居る世界です。昨日に翼さんが戦ってくれたから今日に皆んなが暮らせて居た世界です。だから知らない何て言わないで下さい」

 

響が翼に言った言葉に俺は聞き覚えがあった

 

『見て湊!此処に見える全部が昨日私と湊が2人で戦って守った街だよ。そして街を守ったのと同時にたくさんの人を救えた』

 

『俺がこの街に住む人達を守ったのか?』

 

『そうだよ!湊が戦ったから皆んなが笑ったり時には泣いたりしてる。湊が戦ったから今日この街の人達は安心して暮らして居る。全部が全部私達が戦って守った物だよ。それに私好きなんだ此処から見る景色、此処から見れば私の守った物の大きさがわかるでしょ?だから次も頑張ろうって思うんだ』

 

『お人好しも大概にしろよ』

 

『は〜い』

 

本当に響の奴は何処まで彼奴に似てるんだか

 

「そうか、これが奏の見て来た世界なんだな」

 

「はい、湊君どうかしたの?」

 

俺が響を見て彼奴を思い出して居ると響にそう聞かれる

 

「何でもない」

 

「そう?なんだか寂しそうにしてる気がしたんだけど」

 

「そんな訳ないだろ、ほらさっさと帰るぞ」

 

「待ってくれないか?」

 

俺がそう言って帰ろうとすると翼が引き止める

 

「翼さんもしかしてこれ…復帰ステージのライブチケットですか!」

 

「ええ、アーティストフェスが10日後に開催されるのだがそこに急遽ねじ込んで貰ったんだ。倒れて中止になってしまったライブの変わりと言う訳だな」

 

「成る程、どうかしたの響?」

 

響が裏に書いてあるステージの場所を見て驚く

 

「翼さん此処って」

 

「立花にとっても辛い思い出のある会場だな」

 

「どう言う事だ未来?」

 

いまいち話についていけない俺は未来にどう言う事か聞く

 

「この会場2年前に響が怪我をした場所なんだ」

 

つまりそこは響にとってはガングニールの破片が心臓に複雑に入り組むきっかけとなった場所か、そして翼にとっては大事なパートナーである天羽奏が命を散らした場所でもある訳か

 

「ありがとうございます翼さん。いくら辛くても過去は絶対に乗り越えていけます。そうですよね翼さん!」

 

「そうありたいと私も思って居る」

 

過去を乗り越えるのは難し事だ。それが辛ければ辛いほどに、それでも難しくても決して乗り越えられない過去はないそれは俺自身が身をもって知って居る

 

「過去を乗り越えられるかどうかはそいつの努力次第だがな」

 

「そうだな、だがそれでも私は乗り越えられる過去であれば乗り越えたいと思って居る」

 

「きっと大丈夫ですよ翼さんなら」

 

「立花…ありがとう」

 

翼は響にそう言って帰って行った

 

「私達も帰ろっか」

 

「うん、バイバイ湊君!」

 

「また明日学校でね」

 

「ああ」

 

響と未来がそう言って帰るので俺もアパートに向かった




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