戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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348話

「如何やら場外のブサイクは巨大なエネルギーの塊でありそいつをこの依代に宿す事が儀式のあらましの様だな」

 

「この祭壇を破壊するってのはどうなんだ?」

 

俺の質問にエルフナインは首を振る

 

「祭壇から無理に引き剥がしてしまうとセレナさんを壊してしまいかねません」

 

「面倒だが手順に沿って儀式を中断させるより他になさそうだ。どうした」

 

キャロルは自身を見つめるエルフナインにそう聞く

 

「意外だなぁと思って、僕はまだキャロルの事を全然知らないんですね」

 

「そうじゃない、気に入らない連中に貸しを押し付けるチャンスなだけだ。それに…此奴には記憶を取り戻す前に世話になってるからな」

 

キャロルはそう言ってセレナを見つめる

 

「さて連中もおっとり刀で駆けつけて来た様だな、此方も取り掛かるぞ」

 

俺達が儀式の中断に取り掛かろうとすると後ろから爆発音がする

 

「こっちはこっちで」

 

「待てキャロル」

 

俺はヴァネッサ達に向かって行こうとするキャロルを止める

 

「何だ?」

 

「俺が行く、俺は儀式の中断の手順何て知らないなら知ってるお前がやるのが当然ってもんだろ」

 

「ふん、まあ良いだろうだが忘れるなお前の役目は他にある事を」

 

そう言ってキャロルは祭壇に向かい儀式の中断を試みる

 

「全く、そのまま逃げてれば良かったんだがな、そっちからやって来たと言う事は余程の理由があるのか、それとも何かこの短時間で戦う力でも手に入れたのか?」

 

「その両方よ‼︎」

 

ヴァネッサはそう言って俺に向けて乱射する銃を障壁を張って塞ぐ

 

「何をしてくるのかと思ったらそろそろ他の事もして来たらどうだ?いい加減飽きて来たぞ」

 

「うちらは強くない弱くちっぽけな怪物だぜ!」

 

「お前らの中のメア以外の奴は怪物とも呼べない欠陥品だ」

 

俺はミラアルクの後からの攻撃を大剣で塞ぐ

 

「捕まえたぜ」

 

ミラアルクがそう言うと上空に四角の立方体が出現して落ちて来る

 

「成る程な、無い頭で少しは考えたらしいな」

 

「神の力の完成は何人たりとも邪魔させな…」

 

「おいメアあれって何なんだぜ⁉︎彼奴はあんな事まで出来るのか⁉︎」

 

「私もマスターの力の全部を知ってる訳じゃ無いから、でもこれはちょっとまずいかな」

 

メアがそう言うとピラミッドは破壊され膨大なエネルギーが上空に放出される

 

「一足遅かったみたいだな」

 

「どうやって哲学の迷宮を…あれは‼︎」

 

ヴァネッサが俺の周りに数体のシンフォギアを確認する

 

「さっきの光は一気にシンフォギアを解放した光だったのか!」

 

如何やらミラアルク達はさっきの光はシンフォギアを一気に解放した時の光だと勘違いしてくれたらしい

 

(上手くいった様だな)

 

(ああ、今頃彼奴らもエクスドライブに到達してる頃だ)

 

俺はキャロルにそう視線を送るとヴァネッサ達に向き直る

 

「メア以外不完全なお前達で完成された怪物俺を倒せるか?」

 

「やって見せ…ガハ‼︎」

 

「ミラアルクちゃん‼︎「ゴホ‼︎」ヴァネッサ‼︎」

 

突然ヴァネッサとミラアルクが血液を嘔吐する

 

「この不調…「如何やら何か仕組まれていたみたいだな」何ですって…」

 

「やっぱりな血液に異物が入り込んでいる恐らく全血清剤に何か仕組まれていたんだろう」

 

「もしかしてミラアルクちゃんとヴァネッサの不調の原因はその異物なのマスター」

 

「だろうな」

 

「くっ!訃堂〜‼︎」

 

ヴァネッサはそう言って拳を地面に打ち付ける

 

「マスター、ヴァネッサとミラアルクちゃんはこのままなの」

 

「時間は掛かるだろうが動ける様にはなるだろう、それでお前1人でも戦うか?」

 

「ううん、私はヴァネッサとミラアルクちゃんを連れて逃げるよ。バイバイマスター」

 

メアはそう言ってヴァネッサとミラアルクを連れて何処かに飛んで行く

 

「そっちはどうだキャロル…これって…一体どうなってんだ」

 

俺がキャロル達の方を見るとセレナが光の粒子になっていた

 

「如何やら俺は思い違いをしていたらしい」

 

「思い違い…」

 

「依代となったセレナさんに力を宿しているのではなく、大きな力がセレナさんを取り込む事で…湊さん‼︎」

 

俺はエルフナインの話を途中で聞くのを辞めて未来が出た場所から俺も外に出る

 

(間に合え…間に合え‼︎)

 

俺は上空の怪物に向けて飛んで行く

 

「我が名はシェムハ、人が仰ぎぬるこの星の神が我と覚えよ」

 

そう言うとセレナは響を投げ捨てる

 

「大丈夫か響」

 

「うん…」

 

俺は響を受け止めて地上に降りる

 

「よきかな人の生き汚さ100万の夜を超えて尚地に満ち満ちて居ようとは」

 

「よしなさいセレナ!貴方にそんな物言い似合わない!!」

 

「後は忌々しき月の…ぐっ!」

 

するとセレナは突然苦しみ出した

 

「セレナ…何だ⁉︎」

 

俺がセレナに近づこうとすると後から翼がセレナを抱えて上空に飛ぶ

 

「先輩⁉︎」

 

「何で…翼さん?」

 

「全てはこの国の為に」

 

そう言って翼の目は何かに操られている様な目をしていた

 

「私はこの国の防人なのだ」

 

《乱れ影縫い》

 

そう言って翼は無数の青いエネルギーを飛ばす

 

「何のつもりかは知らねえが敵対するってなら容赦はしねえぞ翼‼︎」

 

「やはりお前は避けて来るか湊」

 

俺は翼の攻撃を上空に飛んで避ける

 

「待て、今攻撃すれば彼奴は如何でもいいがセレナまで傷つけかねない何心配せずとも後で助ければ良い」

 

「キャロル…そうだな、行くなら行ってくれ」

 

俺がそう言うと翼は何処かに向かって飛んで行った




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