戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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354話

「全ての調査聞き取りは完了した。現時刻を待って行動制限は解除となる」

 

「調査と聞き取りだけ?あの…アマルガムの不許可使用についての商談は…」

 

「お前が使う直前に使用許可が降りたらしい」

 

俺がそう言うと翼は驚いた顔をする

 

「私が使用する直前に?」

 

「ええ、八紘氏が兼ねてより進めて来られていたのです」

 

「お父様が⁉︎」

 

「ま、本命はそこじゃないんだろうがな」

 

「如何言う事だ?」

 

俺がそう聞くと風鳴司令がおおよその予想を話す

 

「湊君の名前を出すと渋々ながらも了承してくれたそうだ。恐らくは湊君に対する米国政府の広木防衛大臣の暗殺阻止とデュランダルの解析データの報酬そして君とは敵対したくないと言う日本政府の意思表示だろう」

 

「成る程な、つうか本当に俺の預かり知らない所で俺の名前を出すのは辞めてくれないか?」

 

「すみません、ですがこれも全て湊さんのフランス最強の装者と言う肩書きがあるからなんです。我々情報部でお手伝い出来る事が有れば何時でも協力致します」

 

緒川は申し訳ない顔でそう言う

 

「本当にありがとう湊」

 

翼はそう言って俺を抱きしめる

 

「翼…」

 

「お前が私の攻撃を止めてくれたお陰で私はお祖父様の様に護国の鬼と落ちずに済んだ。本当に感謝して居る」

 

「俺からも礼を言わせてくれ、ありがとう湊君」

 

「別に…俺は俺のしたい事をしただけだ」

 

俺がそう言うと翼は俺から離れる

 

「翼さん‼︎」

 

「立花…私は…「全部聞きました、セレナさんの事、正直言って今は頭の中がぐちゃぐちゃで混乱しています。だけど1つだけはっきりして居る事は翼さんが翼さんが帰って来てくれて本当に良かった、嬉しかった」立花」

 

「分からない事はこれから考えて行きたいですだから明日や明後日その先のこれからをまた一緒に」

 

そう言って響は翼に手を差し出す

 

「貴方と私また一緒に」

 

「翼先輩」

 

「翼さん」

 

「翼さん」

 

「翼」

 

「あたしら全員このバカと手を繋いで来たんだ。先輩だけ無しなんて許さねえからな」

 

切歌達にそう言われて戸惑う翼の手を響が握る

 

「おかえりなさい翼さん」

 

「それで話をノーブルレッドとシェムハの方に移しても良いか?」

 

俺がそう聞くと全員が頷く

 

「ああ、君がシェムハと戦ってみた手応えは如何だった」

 

「正直言ってまだ何ともだが彼奴は俺が話していないにも関わらず俺の中にアテネが居る事を見抜いた。もしかするとシェムハとアテネは生前何処かで知り合って居るのかも知れない。ノーブルレッドの連中も多少は出来る様になってるがアマルガムを使えばメア以外はお前らでも対応出来る」

 

昨日のミラアルクであれだ、ヴァネッサの方もそこまで大きく力は付けてないだろう

 

「湊のホムンクルス、彼女にはまだ太刀打ち出来ないのか?」

 

「翼のアマルガムのでギリギリと言った所だろうな、通常のギアじゃ確実に負けるだろう」

 

まあメアは俺が相手をすれば良い話だけどな

 

「それで湊、彼奴らの残存メモリーのデータをお前の通信機に移した理由は何なんだ」

 

「残存メモリー?何の話だ?」

 

その場に居なかった風鳴司令達が疑問符を浮かべる

 

『あたし達の事だぞ!』

 

「この声聞き覚えがあるデス!」

 

俺の通信機から出るミカの声を聞いた切歌がそう言う

 

「此奴らはホムンクルス作成の為に回収したんだ」

 

『ホムンクルス⁉︎』

 

俺の言葉に響達が驚いた声を上げた




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