戦姫絶唱シンフォギア〜雷を纏いし装者〜   作:saint shine

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355話

「バカな!ホムンクルスの作成方法など存在する訳がない!」

 

「存在するからこそキャロルのホムンクルスであるエルフナインが、俺のホムンクルスであるメアが存在して居る」

 

サンジェルマン言葉に俺はそう返す

 

「確かに可能だ、エルフナインは俺の肉体のスペアとして創造したホムンクルスその技術を応用すればあるいは」

 

「それに俺の中にはあそこでメアが作り出された時の記憶も残って居る。その2つの不完全な部分を掛け合わせれば確実にホムンクルスを作り出せるだろう」

 

「成る程な、面白いお前の考えてる事は理解出来た」

 

キャロルはそう言って不敵な笑みを浮かべる

 

「それにオートスコアラー達にも利点はある」

 

『その利点は気になるわね』

 

俺の通信機から今度はガリィの声が聞こえる

 

「記憶の消費を抑える事が出来る」

 

「ホムンクルスとは人に近い存在、故に起動の度に記憶を消費するオートスコアラー達にとっては大きな利点となる」

 

キャロルの言葉に俺は頷く

 

「あの〜、話に全く付いていけないんですけど…」

 

「別に無理に話に付いて来る必要はない、エルフナインお前も手伝え」

 

「分かりました、僕のラボに向かいましょう」

 

俺達はエルフナインの言葉に頷き本部にあるエルフナインのラボに向かおうとすると風鳴司令がそれを止める

 

「君達にも知って置いて欲しい事があるんだ。現在本部は鹿児島県の種子島に向かって航行中」

 

「種子島だ!?」

 

「ああ、目的地は種子島宇宙センターになる」

 

目的地を聞いて俺達に1つの考えが浮かぶ

 

「先だって風鳴亭付近に出現した巨大構造物ユグドラシルと呼応するかの様に月遺跡からシグナルが発信されて居るのが確認できました」

 

「つまり私達に」

 

「月遺跡の調査に行けと言うのデスか!?」

 

「検討段階ではそう言った話もありました。ですが今回月に向かうのは特別に編成された米国特殊部隊となります」

 

切歌と調の質問に緒川がそう答える

 

「確かにあのユグドラシルを放っては置けないものね」

 

「だからってこうも簡単に都合をつけられる物なのか探査ロケットって」

 

(米国特殊部隊…まさかな)

 

俺の頭の中にはアリア達が思い浮かぶ

 

『Mr. 八紘が兼ねてより進めていたんだよ』

 

「お父様が?」

 

モニターに映し出されたオーグに翼がそう聞く

 

「判断と対応には感謝に耐えませんオーグ・ツゥーヴェルクさん」

 

『先の反応兵器発射による国際社会からの非難を交わせたのはMr.八紘が提案した日米の協調姿勢による所が大きいからね。その象徴である月ロケットを活用する事にどうもこうもあるものかと言うのが上の意見だからね』

 

オーグからの通信で俺の予想が的中する

 

「米国の特殊部隊って言ってたからある程度予想してたが、月に行くのはアリア達か」

 

『そうだよ湊君、アリア達Clover'sそしてミミちゃんとルカちゃんの合計5人で月に向かう事になってるんだ』

 

俺の言葉にオーグはそう返す

 

「んん!では警護の日時は手筈通りに」

 

『ああ、よろしく頼むよ』

 

そう言って通信は切れた

 

「諸君らの任務は1週間後に発射が迫る月遺跡探査ロケットの警護である。敵の襲撃は十分に予想される。各員準備を怠るなよ」

 

風鳴司令の言葉に全員が頷く

 

「話も終わったし俺達は早速ホムンクルスの作成に取り掛かるぞ」

 

「「はい(ああ)」」

 

そう言って俺達は今度こそエルフナインのラボに向かう




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